【2026年度版】求人広告の書き方テンプレート|応募が増える例文・NG例・チェックリスト

求人広告は、多くの企業が活用する採用手法のひとつです。
ただし、求人広告は条件を並べるだけでは応募につながりません。求職者が「自分にもできそう」「長く働けそう」「安心して応募できそう」と感じられるよう、必要な情報をわかりやすく整理することが大切です。

この記事では、効果的な求人原稿をスムーズに作成できるよう、コピペで使える求人広告テンプレート項目別の例文業界別の仕事内容テンプレートNG表現公開前チェックリストまでまとめて解説します。

最初からすべてを一文ずつ考えるのではなく、まずはテンプレートを使って原稿の下書きを作り、あとから自社に合う表現に整えていく進め方がおすすめです。

「書き方はわかったけれど、作成後の掲載や応募管理までまとめて進めたい」という方は、採用係長の無料トライアルも活用してみてください。会社PR文自動作成、仕事内容自動生成、最低賃金チェック、1つの求人票で5つの求人検索エンジンに一括連携できる機能があり、無料で始められます。自動で有料プランに移行しないため、まずは使い勝手を確かめながら進められます。

目次

求人広告の書き方テンプレート【コピペ用】

最初に、求人広告全体の基本構成がわかる汎用テンプレートを紹介します。
職種や業種を問わず使いやすい内容なので、まずはこの構成に沿って下書きを作るとスムーズです。

【求人タイトル】
例:未経験歓迎の営業事務|土日祝休み|残業月10時間以内|駅近オフィス

【会社概要】
当社は〇〇業界で〇〇を手がける会社です。設立〇年、〇〇エリアを中心に事業を展開し、〇〇を強みに成長してきました。

【募集背景】
事業拡大に伴い、〇〇職を増員募集します。既存メンバーの負担軽減と、今後の体制強化を目的とした採用です。

【役割・ミッション】
入社後は〇〇業務を担当し、〇〇の実現を目指していただきます。まずは〇〇からスタートし、将来的には〇〇にも携わっていただく想定です。

【仕事内容】
主な業務は以下のとおりです。
・〇〇
・〇〇
・〇〇
単なる作業ではなく、〇〇を通じて〇〇に貢献する仕事です。

【応募資格(MUST)】
・〇〇の経験
・〇〇のスキル
・基本的なPC操作

【歓迎条件(WANT)】
・〇〇の経験
・〇〇の資格
・〇〇業界での勤務経験

【こんな方に向いています】
・周囲と連携しながら仕事を進めたい方
・相手に合わせた丁寧な対応ができる方
・新しい業務を前向きに学べる方

【カルチャー・働く雰囲気】
配属先は〇名体制で、〇代〜〇代のメンバーが活躍中です。わからないことはすぐ相談しやすい雰囲気です。

【給与】
月給〇円〜〇円
※経験・能力を考慮のうえ決定します
※固定残業代〇時間分・〇円を含む/超過分別途支給
または
※残業代は別途全額支給

【モデル年収】
年収例:入社1年目〇万円/入社3年目〇万円/リーダー職〇万円

【勤務地】
〇〇県〇〇市〇〇
※最寄駅:〇〇駅から徒歩〇分
※転勤の有無:
※就業場所の変更の範囲:

【勤務時間】
〇:〇〇〜〇:〇〇(実働〇時間/休憩〇分)
平均残業時間:月〇時間程度

【休日・休暇】
完全週休2日制(土日)/祝日
年末年始休暇/有給休暇/慶弔休暇
年間休日〇日

【待遇・福利厚生】
社会保険完備/交通費支給/昇給あり/賞与あり/〇〇手当/〇〇制度

【教育体制】
入社後は〇週間〜〇カ月の研修を実施します。未経験の方は〇〇からスタートし、先輩がOJTでフォローします。

【選考フロー】
書類選考 → 面接(〇回)→ 内定
応募から内定までは〇〜〇週間程度を予定しています。

求人広告で応募を集めるための3つのポイント

求人広告の内容によって、応募数や応募者の質は大きく変わります。
採用ターゲット(=採用したい人)に「この求人に応募したい」と思ってもらえる求人広告は、以下3つのポイントを押さえて作成しましょう。

  1. 採用ターゲット(どんな人を採用したいのか)を明確にする
  2. 会社や仕事の魅力を伝える
  3. 魅力と一緒に、根拠も伝える

加えて、誰にでもわかりやすい言葉を使うこと写真や動画で職場の雰囲気を伝えることも、応募率を高めるうえで効果的です。

採用ターゲット(どんな人を採用したいのか)を明確にする

求人原稿を書き始める前に、採用ターゲットを明確にしましょう。
「誰に向けたメッセージなのか」を考えることで、伝えるべき内容や優先順位が決まります。採用ターゲットを明確にすることは、訴求力の高い求人広告を作成するために欠かせない重要なポイントです。

たとえば、未経験者を採用したいのか、経験者を採用したいのかで、伝えるべき内容は変わります。未経験採用なら教育体制や入社後の流れが重要ですし、経験者採用なら期待する水準や裁量、活かせる経験を前面に出した方が反応は高まりやすくなります。

会社や仕事の魅力を伝える

採用ターゲットに対して、会社や仕事の魅力を伝えることも大切です。単なる会社・仕事の紹介で終わらず、入社するメリットや働くメリットを盛り込み、魅力を伝えます。
現在だけでなく、将来的に目指せるキャリア、年収や待遇、教育体制、評価制度なども丁寧に説明できるとよいでしょう。

また、会社や仕事の魅力は、採用ターゲットの立場に立って考えることが重要です。

たとえば、経験者を採用したい場合、「未経験歓迎」「簡単な仕事」などの文言が並ぶ求人広告では、ミスマッチが起きてしまいます。採用ターゲットにとって魅力に感じやすい点を整理し、しっかり伝えられるようにしましょう。

さらに、文章だけでは伝わりにくい職場の空気感は、写真や動画を使うことで補えます。働いている人の表情や仕事中の様子、オフィスや店舗の雰囲気が見えると、求職者は自分が働く姿を想像しやすくなります。

魅力と一緒に、根拠も伝える

会社や仕事の魅力を伝える際は、その根拠となる情報やエピソードもあわせて示しましょう。

たとえば、「がんばりをしっかり評価します」と伝える場合には、評価の仕組みや、実際に評価された社員の例、昇給・昇格の基準なども書くと伝わりやすくなります。数字で示せる場合は、さらに説得力が高まります。

また、「子育てをしながらでも働きやすい」と伝えたい場合は、働く環境や支援制度に加え、子育て中の社員が何名いるのか、時短勤務の利用実績があるのかなど、具体的な事実を添えることが有効です。

仕事内容についても、業務名を並べるだけではなく、何を・どうやって・誰に対して・どんな価値を出す仕事なのかまで伝えると、入社後のイメージがぐっと明確になります。

抽象表現を具体表現に言い換える例

抽象表現 言い換え例 補足するとよい情報
アットホームな職場 配属先は5名体制で、入社3カ月までは先輩が横でフォローします チーム人数、年代、フォロー体制
やりがいのある仕事 お客様の要望を聞いて提案し、導入後の反応まで見届けられる仕事です 顧客との関わり方、成果が見える場面
しっかり稼げる 月給28万円以上+賞与年2回、入社3年目の年収例は420万円です 給与幅、年収例、賞与・昇給
未経験でも安心 入社後1カ月はOJTで基本業務を学び、マニュアルも用意しています 研修期間、教育担当、マニュアル有無
働きやすい職場 完全週休2日制で、平均残業は月8時間程度です 休日数、残業時間、有休取得状況

項目別にわかる、求人広告の書き方テンプレートと例文

ここからは、求人広告を作成するときに迷いやすい項目ごとに、書き方のポイントとそのまま使いやすい文例を紹介します。
仕事内容だけでなく、タイトル、募集背景、応募資格、給与、勤務地、勤務時間まで全体を通して整えることで、応募の集まりやすさとミスマッチ防止の両方につながります。

1.会社概要

書き方のポイント
事業内容だけでなく、どのような強みがある会社なのかを短く伝えましょう。会社紹介が長すぎると読まれにくいため、求職者に関係のある情報を優先するのがコツです。

テンプレート
当社は〇〇を手がける会社です。〇〇を強みに、〇〇エリアで〇〇のお客様を支えています。

例文
当社は中小企業向けの業務システムを提供する会社です。導入後のサポート力を強みに、関西エリアを中心に多くのお客様の業務改善を支えています。

2.タイトル・職種名

書き方のポイント
タイトルは、職種名だけで終わらせず、求職者が気にする条件や魅力を1〜3個添えるのがおすすめです。
検索されやすい一般的な職種名を使い、社内だけで通じる言葉は避けましょう。

テンプレート
【〇〇】〇〇の職種名|〇〇|〇〇|〇〇

例文
【未経験歓迎】営業事務|土日祝休み|残業月10時間以内|駅徒歩5分
【経験者募集】Webデザイナー|自社サイト運用|年休125日|裁量大

3.募集背景

書き方のポイント
なぜ採用するのかがわかると、求職者は仕事の必要性や期待を理解しやすくなります。欠員補充だけでなく、事業拡大や新規部署立ち上げなど、背景を正直に伝えることが大切です。

テンプレート
〇〇の拡大に伴い、体制強化のため〇〇職を募集します。

例文
問い合わせ件数の増加に伴い、カスタマーサポート体制を強化するため、新たに正社員を募集します。

4.役割・ミッション

書き方のポイント
入社後に何を期待されているのか、どこまで任されるのかを書いておくと、仕事のイメージが伝わりやすくなります。特に経験者採用では重要な項目です。

テンプレート
入社後は〇〇を担当し、〇〇の実現を目指していただきます。将来的には〇〇にも挑戦できます。

例文
入社後は既存顧客への提案営業を担当し、継続利用率の向上を目指していただきます。将来的には後輩育成や提案フロー改善にも関わっていただく想定です。

5.仕事内容

書き方のポイント
仕事内容は、単なる作業の羅列ではなく、何を・どうやって・誰に対して・どんな価値を出すかが伝わるように書きます。未経験募集では一日の流れや教育体制を、経験者募集では裁量や期待水準を補うと効果的です。

テンプレート
〇〇のお客様に対して、〇〇業務を担当していただきます。具体的には、〇〇、〇〇、〇〇です。入社後は〇〇から始め、慣れてきたら〇〇もお任せします。

例文(未経験募集)
来店されたお客様への受付対応や予約管理、会計業務を担当していただきます。入社後は受付業務からスタートし、先輩と一緒に会計や電話対応を覚えていきます。マニュアルがあるため、未経験の方も仕事の流れをつかみやすい環境です。

例文(経験者募集)
法人顧客に向けたWeb広告の運用を担当していただきます。広告配信設定、数値分析、改善提案まで一貫して対応し、担当案件の成果最大化を目指します。経験に応じて、運用方針の設計や後輩育成もお任せします。

6.応募資格・求める人物像

書き方のポイント
応募資格は、MUST(必須条件)WANT(歓迎条件)を分けて書くと、応募の判断がしやすくなります。
また、「明るい性格」などの曖昧な人物指定ではなく、行動で表せる言葉に言い換えるのがポイントです。

テンプレート
必須条件:〇〇
歓迎条件:〇〇
こんな方に向いています:〇〇

項目 書き方の考え方
MUST(必須条件) 業務を進めるうえで本当に必要な経験・資格・スキルだけを書く
WANT(歓迎条件) あれば早く活躍しやすい経験・資格・志向性を書く
向いている人 性格を断定せず、仕事上の行動や姿勢で表現する

例文
必須条件:基本的なPC操作ができる方、社内外とのやり取りに抵抗がない方
歓迎条件:営業事務または一般事務の経験、Excelでの集計経験
こんな方に向いています:周囲と連携しながら、正確に業務を進めたい方

7.カルチャー・働く雰囲気

書き方のポイント
「風通しが良い」「アットホーム」だけでは伝わりにくいため、人数・年代・コミュニケーションの取り方など、目に見える情報に置き換えましょう。

テンプレート
配属先は〇名体制で、〇代〜〇代のメンバーが活躍中です。〇〇な場面では相談しやすく、〇〇な働き方を大切にしています。

例文
配属先は6名体制で、20代〜40代のメンバーが活躍中です。日常的にチャットで相談しやすく、困ったことがあればすぐに声をかけられる環境です。

8.給与・年収例

書き方のポイント
給与は、金額だけでなく、何が含まれているのかをわかるように書くことが大切です。固定残業代がある場合は、時間数と金額、超過分の扱いも明記しましょう。モデル年収があると、入社後のイメージを持ってもらいやすくなります。

テンプレート
月給〇円〜〇円
※経験・能力を考慮のうえ決定します
※固定残業代〇時間分・〇円を含む/超過分別途支給
年収例:〇万円(入社〇年目)

例文
月給27万円〜35万円
※経験・能力を考慮のうえ決定します
※固定残業代20時間分・3万5,000円を含む/超過分別途支給
年収例:380万円(入社1年目)、450万円(入社3年目・主任)

9.勤務地

書き方のポイント
住所だけでなく、最寄駅や通勤のしやすさ、転勤の有無まで記載しましょう。複数拠点がある場合は、配属の可能性がある範囲を明確にしておくと安心感につながります。

テンプレート
〇〇県〇〇市〇〇
最寄駅:〇〇駅より徒歩〇分
転勤:〇〇
就業場所の変更の範囲:〇〇

例文
大阪府大阪市北区〇〇1-2-3
JR大阪駅より徒歩7分
転勤なし
就業場所の変更の範囲:会社の定める事業所(本人希望を考慮)

10.勤務時間

書き方のポイント
勤務時間は、始業・終業時刻だけでなく、実働時間、休憩、残業の目安まで書くと、求職者の不安を減らしやすくなります。

テンプレート
〇:〇〇〜〇:〇〇(実働〇時間/休憩〇分)
平均残業時間:月〇時間程度

例文
9:00〜18:00(実働8時間/休憩60分)
平均残業時間:月10時間程度

11.休日・休暇

書き方のポイント
休日数は求職者が特に気にするポイントです。週休制なのか完全週休2日制なのか、祝日の扱い、年間休日数までできるだけ具体的に記載しましょう。

テンプレート
完全週休2日制(〇〇)/祝日/年末年始休暇/有給休暇/年間休日〇日

例文
完全週休2日制(土日祝)/夏季休暇/年末年始休暇/有給休暇/慶弔休暇/年間休日123日

12.教育体制・入社後の流れ

書き方のポイント
未経験者募集では特に重要です。「未経験歓迎」と書くだけでなく、どのように教えるのか、ひとり立ちまでどのくらいかを添えましょう。

テンプレート
入社後は〇週間〜〇カ月の研修を実施します。はじめは〇〇からスタートし、先輩が〇〇をフォローします。

例文
入社後1カ月は先輩との同行研修を実施します。まずは商品知識と基本対応を覚え、2カ月目以降から少しずつ担当を持っていただきます。

求人広告の基本的な書き方を詳しく見る
求人広告で魅力を伝えるコツを見る
求人広告タイトルに入れたいキーワードの考え方を見る

【業界別】求人広告テンプレート

求人広告では、仕事内容をしっかり伝えることも重要です。入社後に携わる業務がイメージできるよう、具体的に記入しましょう。

ここでは、「仕事内容(業務内容)」欄を記入する際に活用できるテンプレートの一例を紹介します。
汎用テンプレートで全体を整えたうえで、以下の業界別例文を仕事内容欄のたたき台として使うと、実務でも使いやすくなります。

飲食業の求人広告(仕事内容)テンプレート

店長・店長候補

  • 店舗の売上目標計画の策定、売上管理
  • 販売促進企画の立案、実行
  • アルバイトやパートスタッフの採用業務(面接、入社手続きなど)
  • 人材育成とスタッフ管理
  • シフト表作成
  • レジ対応、予約管理

ホールスタッフ

  • 開店・閉店作業
  • レジ対応
  • 接客・配膳業務
  • ドリンク作成、簡単な調理補助、洗い物

以下の記事では、さらに多くのテンプレートを紹介しています。

【Indeed×飲食店】Indeedの求人票作成に使える仕事内容テンプレート

Indeedに限らず、さまざまな媒体で活用していただけます

医療業界の求人広告(仕事内容)テンプレート

看護師

  • 医師の診察の補助
  • 点滴、注射、採血
  • カルテへの記録
  • 看護師間、または他部門とのミーティング

医療事務

  • 受付、会計業務
  • 新患のカルテや診察券作成
  • 電話応対
  • 検査データやカルテの準備
  • 患者の手術、検査などのスケジュール管理
  • レセプト業務
  • 備品の管理、発注など

以下の記事では、さらに多くのテンプレートを紹介。より詳細な仕事紹介文のテンプレートもあります。

【Indeed×医療業界】Indeedの求人票作成に使える仕事内容テンプレート|看護師・医療事務など

※Indeedに限らず、さまざまな媒体で活用していただけます

介護業界の求人広告(仕事内容)テンプレート

介護スタッフ/介護福祉士(デイサービス)

  • 食事介助
  • 入浴介助
  • 排せつ介助
  • イベントやレクリエーションの実施
  • 送迎、乗車・降車介助

ケアマネージャー/介護支援専門員

  • ケアプランの作成
  • 介護相談への対応、利用者・家族との面談
  • 介護認定調査、申請代行業務
  • 関係各所との連絡および調整業務
  • 介護報酬の給付管理

以下の記事では、さらに多くのテンプレートを紹介しています。

【介護業界×Indeed】Indeedの求人票作成に使える仕事内容テンプレート厳選9種

※Indeedに限らず、さまざまな媒体で活用していただけます

製造業の求人広告(仕事内容)テンプレート

生産管理

  • 資材や原材料の購買・調達・在庫管理
  • 製品の在庫・入出荷管理
  • 生産計画の作成
  • 生産工程の管理(納期管理)
  • 製品の品質管理
  • 原価管理・改善
  • 開発計画の策定
  • 製造スタッフの配置・管理
  • 生産ラインのトラブル対応

製造スタッフ

  • 製品または部品の組み立て
  • 切削加工(マシニングセンタ・NCフライス盤など)
  • 図面作成(CAD)
  • プログラム作成(CAM)
  • 成型加工
  • 検品作業
  • 生産設備や工具の清掃・点検

以下の記事では、さらに多くのテンプレートを紹介。より詳細な仕事紹介文のテンプレートもあります。

Indeedの求人票作成に使える仕事内容テンプレート|製造スタッフ・生産管理など

※Indeedに限らず、さまざまな媒体で活用していただけます

応募効果の高い求人広告を作成するための3つの準備

求人広告は、事前準備を行うことでスムーズに書き進めやすくなります。また、以下の準備をしてから書き始めると、訴求力の高い原稿を作りやすくなります。

  1. 採用ターゲットを決める
  2. 会社の強みや仕事の特長を書き出す
  3. アピールポイント(採用ターゲットにとっての魅力)を選定する

Step1.採用ターゲットを決める

募集職種が決まったら、どんな人を採用したいかを考えます。採用ターゲットを設定する際は、保有スキルや経験だけでなく、人物像も細かく決めておきましょう。

ターゲット設定で考える項目

  • 現在の仕事でどんな役割を担っているか
  • どの程度の経験・スキルがあるか
  • 転職理由として何を重視していそうか
  • 転職先に求めていることは何か
  • 自社のどの魅力が伝わりやすいか

社内で整理する際は、必須条件と歓迎条件を分けて考えると、求人広告にも落とし込みやすくなります。

Step2.会社の強みや仕事の特長を書き出す

採用ターゲットに対するアピールポイントを見つけるために、会社と仕事内容の特長を書き出します。

会社の特長

歴史、業績、規模、社風、働く環境、人事・評価制度、待遇・福利厚生 など

仕事の特長

業務内容、仕事の進め方、期待する役割、配属部署の雰囲気、上司や同僚、教育体制、キャリアパス など

Step3.アピールポイント(採用ターゲットにとっての魅力)を選定する

書き出した特長の中から、採用ターゲットにとって魅力となりそうなものを選びます。アピールポイントが多い場合には、優先順位を決めておくとよいでしょう。

ここまでの準備を丁寧に行えば、訴求力の高い求人広告をスムーズに作成できるはずです。

応募が集まらない求人広告の見直しポイント

求人広告を出しても応募が伸びないときは、媒体だけでなく原稿の中身を見直すことが重要です。よくある原因と対処を整理しておくと、改善しやすくなります。

よくある原因 起きやすい状態 見直しの方向性
タイトルが弱い 職種名だけで特徴が伝わらない 職種名に加え、休日・残業・未経験可などの訴求を追加する
仕事内容が抽象的 作業名だけで、働く姿が想像できない 一日の流れ、担当範囲、顧客との関わり方を補足する
条件面の不安が大きい 給与・残業・休日・転勤の情報が不足している 金額、時間、日数、転勤の有無などを具体的に書く
応募要件が厳しすぎる 歓迎条件まで必須扱いになっている MUSTとWANTを分け、本当に必要な条件だけを必須にする
職場の雰囲気が見えない 文章だけで人や現場の情報が少ない 写真や動画、社員紹介、配属先情報を追加する
応募が来ない求人広告の見直しポイントを詳しく見る

求人広告の効果を高めるための差別化ポイント

求人サイトには、採用競合となる他社の求人広告が数多く掲載されています。その中でより多くの応募を獲得するためには、求人広告の差別化が欠かせません。

ここでは2つの差別化ポイントを紹介します。ぜひ実践してみてください。

写真や動画を活用する

求人広告で会社や仕事の魅力をわかりやすく伝えるには、写真や動画が有効です。
文章だけで伝えるよりも、アピール力を大きく高めることができます。

仕事の様子や社内の雰囲気を写真で伝えられれば、求職者は自身が働く姿をイメージしやすくなります。特に、以下のような内容は応募前の不安を減らしやすい情報です。

  • 実際に働いている人の表情が見える写真
  • 仕事中の様子がわかる写真
  • 休憩スペースや店舗・オフィスの雰囲気が伝わる写真
  • 教育の様子やチームで動く場面が見える写真

さらに、動画であれば短い時間でより多くの情報を伝えることが可能です。

何らかの理由で社内での撮影が難しい場合には、フリー素材を活用してイメージを伝える方法もあります。求人広告で使用できるフリー素材は、以下の記事を参考にしてください。

求人票作成に役立つ写真フリー素材サイトを紹介!写真を掲載する理由とは?

待遇を改善する

他社よりも待遇が著しく低い場合は、いくら求人広告に工夫を凝らしても、応募が集まらないことがあります。待遇以外の条件が同じであれば、求職者の多くは待遇が充実している会社を選ぶからです。

ここでいう待遇とは、給与や福利厚生のほか、勤務時間や残業の有無、休日などの労働条件全般を指します。他社と比較して自社の待遇が劣る場合は、人材確保の観点から改善が必要かもしれません。

たとえば福利厚生であれば、手当の見直し、休暇制度の整備、食事補助や資格取得支援の導入など、比較的早く見直せるものもあります。

待遇は入社後の定着率にも影響するため、必要があれば改善に向けて検討することをおすすめします。

知っておくべき、求人広告のルールと注意点

求人広告では、求職者に対して必ず明示しなければならない情報があります。

一方で、使用してはならない表現をはじめとした禁止事項もあり、それらは雇用に関わる法律やルールによって定められています。違反した場合は罰則や行政指導の対象となる可能性もあるため、採用担当者は企業の義務と禁止事項を把握しておくようにしましょう。

明示すべき労働条件がある

人材募集の際に、求職者に対して明示が必要な主な項目は以下のとおりです。媒体ごとに入力欄は異なりますが、少なくとも必要項目に漏れがないか確認しましょう。

  • 雇用形態
  • 契約期間
  • 試用期間
  • 従事すべき業務の内容
  • 就業場所
  • 始業・終業時刻、休憩時間、休日・休暇
  • 時間外労働の有無
  • 賃金
  • 加入保険
  • 受動喫煙防止措置
  • 募集者の氏名または名称

また、2024年4月以降は、以下の項目も現行ルールとして確認が必要です。

  • 従事すべき業務の変更の範囲
  • 就業場所の変更の範囲
  • 有期労働契約を更新する場合の基準(更新上限を含む)

厚生労働省(募集時などに明示すべき労働条件) 画像出典:厚生労働省(令和6年4月より、募集時等に明示すべき事項が追加されます

年齢・性別を限定した募集はできない(例外事由を除く)

求人広告において、年齢および性別を限定して募集を行うことは原則禁止です(例外事由あり)。また、年齢や性別に応じて応募要件を設けることも禁止されています。

求人広告内の表記にも気をつけましょう。年齢や性別を制限する表現は使用できません。

NG表記例 OK表記例
若手歓迎 学生歓迎/20代のメンバーが活躍しています
高齢者歓迎 60代も活躍中です
営業マン 営業職(営業担当/営業スタッフ)
主婦 主婦(夫)

参考:厚生労働省(募集・採用における年齢制限禁止について男女均等な採用選考ルール

年齢・性別の制限は、法律で許容された範囲であれば可能です。詳しい内容は、以下の記事で解説しています。

【求人票】年齢・性別は制限できない?求人で特定の層を集めたいときの注意点と書き方

差別につながる表現を使用しない

以下は、差別につながる表記の一例です。応募資格の欄に誤って記載するケースも多い内容のため、注意しましょう。

内容 NG表記例 OK表記例
性格 明るい性格の方 「明るい対応ができる方」「周囲の人とコミュニケーションを取ることが好きな方」など
※性格を指定する表現は使用しない
体形・容姿 痩せている方 身体的な特徴を指定する表現は使用しない
国籍・人種 外国人歓迎 語学力が必要な場合は「〇〇語が得意な方」「ビジネスレベルの〇〇語スキル」など
※国籍や人種を限定する表現は使用しない

※求人広告におけるNGワードや禁止表現は下記の記事で詳しく解説しています。
求人広告のNGワード・禁止表現まとめ|遵守すべき法律や罰則についても解説

虚偽・誤認につながる表現をしない

求人広告では、事実と異なる表現や、実態よりも良く見せる表現にも注意が必要です。応募を集めるために強い言葉を使いたくなることもありますが、入社後のギャップは早期離職やクレームの原因になります。

  • 「残業なし」と書いているのに、実際は恒常的に残業がある
  • 固定残業代があるのに、給与欄に内訳を書いていない
  • 「未経験歓迎」と書いているのに、実際は経験者しか通らない
  • 「リモート可」と書いているのに、実態は原則出社
  • 「高収入」とだけ書いて、給与条件や評価基準が不明確

魅力的に見せることと、誤解を招かないことは両立できます。良く見せることよりも、正しく具体的に伝えることを優先しましょう。

公開前チェックリスト

求人広告を公開する前に、以下の項目を確認しておくと、応募率の改善とトラブル防止の両方に役立ちます。

  • □ タイトルに職種名と訴求ポイントが入っている
  • □ 仕事内容が、何を・どうやって・誰に対して行う仕事かまで伝わる
  • □ 未経験募集なら教育体制、経験者募集なら期待水準や裁量を書いている
  • □ 応募資格がMUSTとWANTに整理されている
  • □ 給与、残業、休日、勤務地、転勤の有無が具体的に書かれている
  • □ 固定残業代がある場合、時間数と金額、超過分の扱いを書いている
  • □ 業務内容・就業場所の変更の範囲、有期契約の更新基準など必要項目を確認した
  • □ 年齢・性別・国籍・容姿など差別につながる表現が入っていない
  • □ 抽象的な表現だけでなく、数字や事実、具体例が入っている
  • □ 写真や動画で職場の雰囲気が伝わるようにしている
  • □ 応募後の流れ(面接回数、選考期間)まで記載している

求人作成後の掲載・応募管理まで整える

求人広告は、原稿を書いて終わりではありません。公開後に、応募数や応募の質を見ながら改善していくことが大切です。

特に確認したいのは、以下のようなポイントです。

  • タイトルを変えたときに閲覧数がどう変わるか
  • 仕事内容や条件の書き方を調整したときに応募率がどう変わるか
  • 応募後の対応スピードが落ちていないか
  • 複数媒体に掲載しても、求人票の更新漏れが起きていないか

テンプレートを使って原稿を整えた後は、掲載・応募管理・改善まで一連の流れを無理なく進められる状態をつくると、採用実務はかなり進めやすくなります。

採用係長なら、会社PR文自動作成や仕事内容自動生成を使いながら求人票を作成でき、最低賃金チェックも可能です。さらに、1つの求人票で5つの求人検索エンジンに一括連携できるため、原稿作成後の掲載作業も効率化しやすくなります。

無料で始められ、自動で有料プランに移行しないため、まずは1求人だけ作って使い勝手を確認したい企業にも向いています。

採用係長を無料で試す
求人票作成に関する機能を見る

まとめ

求人広告は、採用活動を行う多くの企業が利用しています。

さまざまな求人サービスがありますが、どのサービスを利用する場合でも、掲載する原稿が重要であることは変わりません。応募効果を左右する重要な要素のひとつだからです。

応募獲得は、採用成功の第一歩です。採用ターゲットにしっかりアピールできるよう、まずはテンプレートで全体を整え、数字や具体例で情報のわかりやすさを高めていくことが大切です。

また、良い人材を採用するためには、企業と仕事の魅力そのものを高めることも欠かせません。どれだけ求人広告の作成に注力しても、企業に魅力がなければ成果を出すのは難しいでしょう。
求人広告への掲載を機に、社内制度や待遇の改善について、一度検討してみてもよいのではないでしょうか。

「書き方に迷う」「作成後の掲載や応募管理まで含めて効率化したい」という場合は、テンプレートだけで終わらせず、運用まで見据えて進め方を整えるのがおすすめです。

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この記事を書いた人
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馬嶋 亜衣子(samusillee)

採用・キャリア関連、医療分野を中心に執筆を行うフリーランスライター。 各種メディアの取材ライティングやSEOライティング、採用HPのライティングなどに携わっています。

監修者
監修者
辻 惠次郎

ネットオン創業期に入社後、現在は取締役CTOとしてマーケティングからプロダクトまでを統括。
通算約200社のデジタルマーケティングコンサルタントを経験し、Indeed・求人ボックス・スタンバイなどの求人検索エンジンを活用した採用支援を強みとする。特に難しいとされる、飲食や介護の正社員の応募単価を5万円台から1万円台に下げる実績を持つ。
求人検索エンジンを活用した採用集客や、Google Analytics等の解析ツールを用いた効果分析・サイト改善を強みとしている。