【新卒採用】みん就スカウトとは? サービスの特長とメリット、費用の確認方法も解説

テクノロジーの発達や少子高齢化による人材獲得競争の激化によって、採用手法の多様化が進んでいます。
そうした中、新卒採用市場において注目を集めているのが“みん就スカウト”です。

みん就スカウトは、日本最大級の新卒採用クチコミサイト『みん就(みんなの就職活動日記)』が提供する、ダイレクトリクルーティングサービス。
企業はスカウトメールを使って、学生に直接アプローチすることができます。

「良い学生と出会えるのであれば、ダイレクトリクルーティングをやってみたい」と考える採用担当者は多いのではないでしょうか。

そこで今回は、ダイレクトリクルーティングによる新卒採用を検討中の担当者に向けて、『みん就』の特長とみん就スカウトを利用するメリットを解説します。

みん就スカウトを提供する『みん就』とは

みん就(日本最大級の新卒採用クチコミサイト) 画像出典:Rakuten みん就

みん就スカウトは、新卒採用クチコミサイト『みん就』が企業向けに提供しているサービスです。
サービスの利用を検討する前に、まずは『みん就』の特長について理解しておきましょう。

楽天グループ株式会社が運営する、口コミ就職情報サイト

『みん就』は楽天グループ株式会社が運営する、25年以上の歴史あるサービスです。
正式名称は、みんなの就職活動日記。
就職活動中の学生が利用する日本最大級の新卒採用クチコミサイトとして、就活生に広く認知されています。

大手企業が運営する安心のサービス

初めて利用するサービスの場合は、社内で慎重に検討されることが一般的です。
特に採用担当者が利用するサービスを決定できる権限を持たない場合は、稟議を通す必要があります。
大手企業が運営する安心感と信頼性のある『みん就』なら、上司や社長に対する提案もスムーズに行えるでしょう。

就活生の約7割が利用するサービス

『みん就』を利用する就活生は企業や選考に関する口コミだけでなく、内定者の志望動機やES(エントリーシート)の内容を閲覧することが可能です。

また自身の性格にマッチする職種に関するアドバイスを受けられる「業界タイプ別就職診断」をはじめ、就活生向けの各種コンテンツも充実しています。

そのため毎年数多くの就活生が利用しており、2020年3月時点の会員数(2020卒)は約30万人(※1)。就活生の約7割(※2)がこのサービスを利用しています。

※1、2出典:Rakuten みん就

みん就スカウトは、新卒専門のダイレクトリクルーティング

みん就スカウト 画像出典:Rakuten みん就スカウト

みん就スカウトは、公式サイトでは“逆求人型サービス”として紹介されています。

逆求人型とは、一般的な求人サイトのように企業の求人募集に対して求職者が応募するのではなく、サービスに登録する求職者に対して企業がアプローチを行うサービスのこと。

つまり、就活生に対して直接アプローチできるみん就スカウトは、新卒採用専門のダイレクトリクルーティングサービスということです。

新卒採用でみん就スカウトを利用するメリット

みん就スカウトを利用してダイレクトリクルーティングを行うメリットには、以下の3つが挙げられます。

  1. 就活生に対して確実にアプローチできる
  2. 採用ターゲットの学生を見つけやすい
  3. 少ない工数で学生にアプローチできる

それぞれについて詳しく解説します。

就活生に対して確実にアプローチできる

『みん就』の特長を企業の立場から見た場合には、とても魅力的な学生データベースと捉えることができます。
会員はすべて就活生で、会員数は日本最大級の規模。
その中から自社に合った学生を見つけ、直接アプローチ(スカウト)できるみん就スカウトなら、就活生に対する確実なアプローチはもちろん、採用目標を達成するために必要となる母集団を十分に形成することが可能です。

採用ターゲットの学生を見つけやすい

スカウトサービスを利用して採用の成果を高めるためには、配信対象者の絞り込みがとても重要です。
みん就スカウトは、100項目以上のセグメントから対象者を絞り込むことができるため、自社に合った学生を見つけやすい仕組みになっています。
また学生は一問一答形式の質問に回答してプロフィールを作成しており、その入力のしやすさからプロフィール情報が充実している点も特長です。
絞り込みによって配信対象者がいなくなるといった心配は不要でしょう。

セグメント例
属性 学校種別、大学・学部、入試方法 など
参加インターン 社名、業界 など
志望・希望 企業選びの軸、志望業界、志望職種、大手/ベンチャー志向 など
語学力・資格・ITスキル TOEICスコア、プログラミング言語、Web経験 など
課外活動 体育会、起業経験、リーダー経験、コンテスト など

少ない工数で学生にアプローチできる

配信セグメント(絞り込みの項目)が豊富にあることは、プロフィールの読み込みにかかる時間の短縮にもつながります。
採用ターゲットを発見するための工数を最小限に抑えられるため、忙しい採用担当者でも活用しやすいサービスといえるでしょう。

ダイレクトリクルーティングのメリット

みん就スカウトを検討している担当者であれば、ダイレクトリクルーティングについてはある程度把握している方がほとんどでしょう。

そのためここでは、新卒採用におけるダイレクトリクルーティングのメリットを簡単におさらいしておきます。

    • 学生との接点を増やせる

一般的な新卒採用媒体を利用する場合、知名度に課題のある企業は劣勢になりがちです。
一方、ダイレクトリクルーティングは企業側からアプローチできるため、企業規模や知名度にかかわらず学生との接点を設けることができます。

    • 採用業務の効率化が図れる

採用のターゲットとマッチしている(=採用の可能性が高い)学生に対して企業からアプローチするダイレクトリクルーティングでは、採用条件を満たしていない学生からの応募は基本的にありません。

そのためミスマッチがおきにくく、選考にかかる工数や時間の効率化が図れます。
選考辞退の防止や内定者のケアなど、空いた時間を有効に活用することで、採用成果の向上も期待できるでしょう。

    • 採用予算のムダを抑えられる

求人媒体で露出度を高めるためには、企業情報が上位表示されるプランでの掲載やオプションの活用など費用のかかる施策が求められます。

ところが、応募者は必ずしも自社の求める学生ばかりではありません。
選考に進んでほしい学生が集まらなければ、施策にかけた費用はムダになってしまいます。

それに対して、希望の人材のみにアプローチできるダイレクトリクルーティングでは、貴重な採用予算をムダにすることなく、採用ターゲットからの応募獲得が可能です。

さらに効果的なアプローチができれば、一人あたりの採用コストを大幅に抑えることもできるでしょう。

ダイレクトリクルーティングにはさまざまな手法がありますが、みん就スカウトでは、企業から学生に対して個別に「特別選考案内」や「説明会優先案内」などをスカウトメールという形で送ることができます。
個別メッセージによる特別感を演出できるため、自社と親和性の高い学生との接点を効率的に作ることが可能。
みん就スカウトのオファー承諾率は、17%(※3)です。
※3出典:Rakuten みん就

みん就スカウトの利用料金

みん就スカウトの利用料は、一般に公開されていません。
利用料金を確認したい場合は、以下の資料請求または問い合わせフォームからの確認が必要です。

みん就スカウトの利用方法(利用の流れ)

みん就スカウトを利用する際の流れについて解説します。

【STEP1】申し込み

まずはサービスの申し込みを行います。
管理システムのアカウントが発行されたら、スカウト配信の準備を行いましょう。

【STEP2】配信セグメントを指定する

配信対象者を絞り込むために、配信セグメント(絞り込み条件)を指定します。100項目以上のセグメントから選択が可能です。
大学・学部などの学校情報をはじめ、スキルや経験、資格、志望など、自社にマッチする学生を見つけましょう。

【STEP3】スカウト用の文面を登録する

スカウト用の文面を作成し、登録します。
スカウト対象者向けの選考案内や説明会への参加を促す文章です。採用ターゲットの興味を引けるよう、内容を工夫しましょう。

【STEP4】配信日時を指定し、審査を依頼する

スカウト配信の日時を設定し、事務局へ配信を依頼。事務局にて所定の審査(確認)が行われたのち、スカウト配信が実施されます。

【STEP5】学生とやりとりする

学生がスカウトを承諾をすると、企業は学生の個人情報を確認することが可能になります。
面接や説明会の詳細を伝えるなど、直接やりとりを行いましょう。

まとめ

楽天グループ株式会社が運営する『みん就』は、日本最大級の新卒採用クチコミサイトです。
就活生に高い認知度を誇るサービスで、公式サイトによると就活生の約7割が利用しています。
新卒採用を行うあらゆる企業の口コミやインターンの体験レポートをはじめ、就活に関するさまざまな情報が共有される『みん就』は、新卒採用を行う企業にとって決して無視することのできない存在といえますね。

そんな『みん就』が企業向けに提供しているみん就スカウトは、新卒採用専門のダイレクトリクルーティングサービス。

就活生に対して確実にアプローチできることはもちろん、100項目以上のセグメントから自社の採用条件に合った学生を絞り込んでアプローチできる点は、採用担当者にとって大きな魅力です。

また求人票作成などの手間がなく、配信対象者の絞り込みも簡単。
新卒採用サイトでの求人掲載と比べて少ない業務負担で利用できるサービスのため、これからダイレクトリクルーティングで新卒採用を行いたいと考えている採用担当者にとって、メリットの多いサービスといえるのではないでしょうか。

ただし、ダイレクトリクルーティングによって良い人材との接点がもてたとしても、「ここで仕事がしたい」と思ってもらえなければ意味がありません。

採用を成功させるためには、内定・入社に至るまでのプロセスで行う工夫に加え、自社の魅力を高め続ける努力が不可欠でしょう。

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この記事を書いた人
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馬嶋 亜衣子(samusillee)

採用・キャリア関連、医療分野を中心に執筆を行うフリーランスライター。 各種メディアの取材ライティングやSEOライティング、採用HPのライティングなどに携わっています。

監修者
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辻 惠次郎

ネットオン創業期に入社後、現在は取締役CTOとしてマーケティングからプロダクトまでを統括。
通算約200社のデジタルマーケティングコンサルタントを経験。特に難しいとされる、飲食や介護の正社員の応募単価を5万円台から1万円台に下げる実績を作り出した。
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