【5分でわかる】ジモティーへの求人掲載の方法を解説!料金やトラブル対策も紹介

3行でわかる!この記事の要約
  1. この記事を読むと、ジモティーに無料で求人掲載する方法が理解できます。
  2. 求人内容をより多くの人に見てもらいたい場合は有料のオプションプランがありますが、基本的には無料で掲載可能です。
  3. 地域密着型のサービスであるため、地元の人材を採用したい事業者様にオススメです。

「ジモティーに求人掲載しようと思っているけど、どうやってやるのだろう?」
「無料で求人掲載できると聞いたけど、本当なの?」
このようにお考えの人事・採用担当者の方もいるのではないでしょうか。

今回の記事では、そんなジモティーへの求人掲載方法や応募者とのやり取りの方法などを詳しく解説していきます。
ジモティーの利用を検討されている企業の人事・採用担当者の方は、ぜひ参考にしてみてください。

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ジモティーとは?無料で求人掲載できる?

ジモティーとは、株式会社ジモティーが運営している地域密着型の情報掲示板サービスです。
2011年にサービスが開始し、2015年からCMも始まったので、ご存じの方も多いのではないでしょうか。

ジモティーでは、不用となった物を個人間で売買や譲り渡し、譲り受けができる他、正社員やアルバイトの求人を無料で掲載できる便利なWebサービスです。

求人掲載にあたっては審査に通る必要がありますが、わざわざ大手求人サイトに有料広告を掲載しなくても、ジモティーを活用することでお金をかけずに人材を獲得できる可能性があります。

現在の求人掲載数は正社員が368,195件、アルバイトが1,458,745件と大手求人サイトに引けを取らない規模のサービスです。(2023年2月14日時点)

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ジモティーの主な特徴(求人職種・広告料などについて)

「ジモティーで求人を掲載する」というイメージが湧かない人も多いでしょう。そこではじめに、ジモティーにおける求人掲載の特徴について解説します。

掲載される職種の幅が広い

ジモティーでは、下記のとおり幅広い職種のカテゴリが用意されています。

正社員
営業、土木、物流、ビル管理、サービス業、専門職、事務、企画、教育、医療、クリエイティブ、IT、技術、その他
アルバイト
飲食、建築、軽作業、物流、販売、接客、事務、教育、福祉、医療、アミューズメント、IT、美容、その他

ジモティーは業種・職種にかかわらず利用でき、基本的にはどのような企業でも採用活動を行えます。

また、正社員とアルバイトごとに複数職種の採用活動が行われているということは、その分、利用する求職者も多いはずです。

広告料・手数料がかからない

ジモティーでは、費用を一切かけずに求人を掲載できます。

通常、求人媒体を活用して採用活動をする場合、1日あたり数千円のコストが発生します。
それらのコストを節約できるのは、企業にとって大きなメリットとなるでしょう。

上位表示機能について

ジモティーに投稿した求人は、基本的に投稿日時順に表示されるため、時間が経つほど後ろのほうになり、応募が集まりにくくなります。

そんな欠点をカバーできるのが「上位表示機能(リフレッシュ機能)」。

一定の料金を支払うことで、求人が7日間にわたって上位表示されるようになり、求人力を維持できます。

ジモティーに無料で求人掲載する方法

ジモティーを利用して無料で求人掲載する方法について、流れを追って解説していきます。
やることは大きく分けて、「ジモティーへの登録」と「求人の登録」の2つです。

ジモティーへの登録

まずは、ジモティーに会員登録をする必要があります。

会員登録

ジモティー会員登録

ジモティーのトップページから新規会員登録をクリックすると、「dアカウントでの登録」「Facebookで会員登録」「メールアドレスで登録」の3つの登録方法が表示されます。

「メールアドレスで登録」する場合、「ニックネーム」「メールアドレス」「パスワード」を入力し、本人情報入力画面へ進んでください。

なお、デフォルトで「ジモティーメルマガを受け取る」にチェックが入っていますが、必要なければチェックを外しても大丈夫です。

本人情報入力

ジモティー会員登録 本人情報の入力

会員登録が終わると、登録したメールアドレス宛に認証案内メールが届くので、そのメール内に記載されているURLをクリックし、認証ページを開きます。
もし認証案内メールが届いていないようであれば、一度迷惑メールフォルダーを確認してみてください。

そして、認証ページにある【さっそく使ってみる】をクリックします。
そうすると、ジモティーのサイトトップページに遷移するので、投稿をクリックします。
そしてここでは、「生年月日」と「性別」を入力し、【本人情報を設定】をクリックします。

マイページ-投稿管理

会員登録が完了すると、管理画面から新規求人の掲載や停止、応募者とのやり取りなど、あらゆることができるようになります。
実際に管理画面をご覧いただくと、お分かりいただけるかと思います。
求人掲載するには、「投稿掲載へ(無料)」をクリックして次の画面に進むとできます。

ジモティーマイページ

マイページ-投稿管理

投稿画面から求人情報を入力していきますが、投稿方法は至ってシンプルです。

ジモティー求人掲載の投稿管理 他の求人媒体の場合、事前に会社概要や事業内容などを詳しく登録する必要があり、少々手間がかかります。

しかし、ジモティーでは求人掲載時に「カテゴリー」で正社員かアルバイト、「地域」を選択し、あとは以下の項目を入力するだけです。

  • 内容
  • 会社名
  • 給与
  • 勤務地
  • 画像
  • 電話番号

したがって、気構える必要もなく、初めてジモティーを利用する方でも心配いりません。
画面をご覧いただくと分かりますが、複雑な内容は一切ありません。

求人内容の掲載が終わったら、事務局の確認が入り、問題がなければ早くて会員登録から1時間以内で求人掲載ができます。
内容に不備があった場合は修正後、再度申請し承認を待ちます。

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ジモティー求人掲載のメリット・デメリット【企業側】

ジモティーでの求人掲載は、企業にとって下記のメリット・デメリットがあります。

メリット
・求職者と直接やり取りできるので入社意欲を高めやすい
・採用コストを抑えられる
デメリット
・求職者と直接やり取りできる分、負担が増える
・人材専門のサービスではないので、専門家によるフォローがない

応募者とのやり取りについて

応募者とのやり取りは、求人募集している企業側と応募者側で直接できます。
基本的には他の求人媒体サービスと同じように、求人に応募があったら、ジモティー上の管理画面でチャットやメールを介してやり取りを行い、面接の日程調整や合否の連絡をします。
求人掲載も簡単ですが、応募者とのやり取りも管理画面上で簡単にできます。

ジモティーは無料で利用できるメリットがある一方で、残念ながら中には面接当日にドタキャンや直前にキャンセルするユーザーも一定数います。
企業側も無料で利用できますが、それはユーザー側も同じで、軽い気持ちで応募して連絡が来なくなることもあるようです。
悪質なユーザーは一部ではありますが、そのようなユーザーもいることを念頭に置いて利用しましょう。

なお、応募者がドタキャンや度重なるキャンセルが続くのであれば、管理画面から「ドタキャンや違法を通報」をクリックすると、悪質なユーザーを除外できます。

有料オプションについて

ジモティーには有料オプションがあり、「PR枠」「リフレッシュ機能」「ハイライト機能」という3つの機能があります。

PR枠

まず「PR枠」は、投稿をリスト上部に表示できる機能になります。
PR表示させたい大カテゴリ・中カテゴリ・都道府県エリアを選択、期間を1日単位から指定して枠を購入することができます。
一部のカテゴリに至っては、入札によって翌月分の枠を先に購入できます。

リフレッシュ機能

通常は日数が経過すると、投稿の掲載位置が徐々に下がりますが、リフレッシュ機能を使うと、投稿が新着投稿として更新され、最新のリストに表示させることができます。
これにより自社求人の上位表示を保ち、目に留まる機会を増やせます。

ハイライト機能

最後のハイライト機能ですが、こちらはリストの背景を黄色で表示させ、目立たせる機能です。
一度求人を掲載してみたけどあまり応募が来ないとき、募集を再開したいときに有効でしょう。

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ジモティーの求人掲載でよくあるトラブルと対処法

利便性の高いジモティーですが、その手軽さゆえに、企業と求職者の間でトラブルが発生することもあります。

そこで、採用活動を快適に進めるために、よくあるトラブルと対処法を紹介します。

求職者と連絡が取れなくなる

「求職者からの応募に返信したら音信不通になった……」「面接の日程調整の返信がこない……」。

このように、求職者とやり取りをしている途中で連絡が取れなくなるケースがあります。

求職者がジモティーで応募先を探す際、履歴書や職務経歴書などの登録はなく、お金もかかりません。
そのため、「気になるからとりあえず応募してみるか」というように、軽々しく応募する求職者もいるのです。

序盤のやり取りで応募者の本気度を確認したり、期間に余裕をもって募集したりすることが必要です。

面接日にドタキャンされる

スムーズにやり取りしていたのに、面接日にドタキャンされるトラブルもあります。

特に、応募してから面接日までに期間が空き、入社意欲が低下することが原因になりやすいので、面接日をできるだけ早めに設定すると良いでしょう。

また、面接日が近くなったらリマインドメールを送る方法も効果的です。

採用はできたが働き手としての質が良くなかった

採用まではスムーズに進んだものの、いざ入社したらあからさまにモチベーションが低かったり、軽率なミスが多かったり、働き手として物足りない場合があります。

ジモティーでは気軽に応募できる分、仕事に対しての意識が低い求職者がいることは否定できません。

事前に見分けるのは簡単ではありませんが、対処法として有効なのは、通常以上に念入りに採用面接をすることです。

仕事に対して軽率な考えを持っていれば、面接で深掘りするうちに、それが回答内容や態度に表れます。

個人情報の開示に関するトラブルが起きた

採用活動において、企業と求職者が個人情報を交わすケースは多々あります。

ジモティーでの個人情報の取り扱いは、普段以上に気をつけなければなりません。

というのも、事前審査などがなく気軽にやり取りができるジモティーでは、企業から情報を聞き出すために接触してくる人がいる危険性もあるためです。
そうではないとしても、チャット上で軽々しく個人情報を交わすのは、情報漏えいなどのトラブルに発展する可能性もあります。

対処するために大切なのは、大前提として「信頼できる求職者か」を見極めたうえで個人情報を交わすことです。
個人情報をやり取りする場合は、メールなど他のツールに移行することも効果的です。

求職者とのミスマッチが起きた

求職者の持つスキルや人柄を事前によく確認しておらず、ミスマッチが生じるケースがあります。

気軽に応募できるジモティーだからこそ、応募や面接の段階で、「求職者がどのようなスキルや経験を持っているのか」「自社の風土とマッチするのか」を念入りに確認しましょう。

また、企業側の情報を伝えずに応募を急かすと、詐欺だと勘違いされる可能性があります。
知らないうちに、「あの会社は詐欺をやっているかもしれない」という噂が出回るような、トラブルに発展する可能性もあるのです。

採用は、企業と求職者の双方の納得により決まるもの。自社の情報についても丁寧に伝えることが大切です。

ジモティーで求人掲載する際のトラブル対策

ジモティーで発生しうるトラブルは、対策をすることである程度事前に防止できます。

そこで、求職者とのトラブルを防ぐうえで効果的な対策を紹介します。

求人広告内容は丁寧に作りこむ

基本的なことではありますが、求人内容を丁寧に作りこむほど、自社に合った求職者の応募を集められます。

仕事内容や求めるスキル、雰囲気などを詳細に知れるほど、自分がその企業で働くイメージを具体化できるためです。

例えば、仕事内容に「事務作業」とだけ書いてあるより、「エクセルを使ったリスト作成」のように具体的に書いているほうが、自分ができる仕事かどうかを判断できます。

企業側の負担は増えるかもしれませんが、ミスマッチを防ぐうえで必須の対策です。

求職者の情報をしっかり確認する

気軽に利用できるジモティーだからこそ、求職者の情報確認を意外と忘れがちです。
応募した求職者の情報は、プロフィールなどからできるだけ念入りに確認しましょう。

また、応募者が過去にジモティー上で何かしらの取引をしているのであれば、取引相手からの評価が付いています。
あくまでジモティーにおける評価なので、高評価=良い人材というわけではありませんが、評価が低い場合やマイナスのコメントがある場合は要注意です。内容をよく確認して、どのような人物なのかを見極めるためのヒントにしましょう。

丁寧なやりとりを心がける

企業が「応募者はどのような人なんだろう」と慎重になるように、求職者も「どんな企業なんだろう」と不安を抱いています。

ジモティーで求職者とやり取りをする場合は、普段以上に丁寧な対応を心がけましょう。
あまりにラフなメッセージを送ったり、説明が不足していたりすると、入社意欲を下げる原因になります。

丁寧にやり取りをすれば、相手のモチベーションを高めることにもつながるので、音信不通やドタキャンを防止する効果も期待できます。

面接日時・場所は明確に指定する

面接日時や場所は、企業のほうからハッキリと指定することも大切です。

ジモティーではSNS感覚でのやり取りになり、「企業」と「応募者」という関係性があやふやになることがあります。
結果として、「近日中に面接しましょう」など、面接日時・場所を曖昧にしてしまうケースが考えられます。

しかし、採用活動の一環である以上、基本的には企業がスケジュールなどを明確にしないと、採用はスムーズに進みません。
自社の信頼性を高める意味でも、面接日時・場所はしっかりと提示して、求職者が選考のイメージを具体的に持てるようにしましょう。

採用時は業務委託契約書を取り交わす

ジモティーを通じてフリーランスなどに業務委託をする場合もあるかと思います。

採用後に音信不通になったり、業務を途中で投げ出されたりした場合の対策として、採用と同時に業務委託契約書を結ぶことがおすすめです。

トラブル発生時の責任の所在が明確になりますし、採用された人が中途半端な気持ちで業務に取り組むことを予防できます。

契約書と同時に免許証のコピーをもらう

ジモティーに登録するだけなら、本人確認は必要なく簡単な情報を入力するだけです。

採用した人材が業務上の大きなトラブルを起こした場合に、そのまま音信不通になるのを防ぐため、契約書を結ぶ際に免許証のコピーをもらうと良いでしょう。

免許証がない場合は、身分を証明できる書類のコピーをもらってください。

人事評価制度を確立させる

もし人事評価制度が確立されていない企業は、ジモティーで人材募集をする前に、制度を確立させることがおすすめです。

人事評価制度があることで、採用後のモチベーションを維持させたり、怠惰な姿勢を防止したりできます。

採用時にあたって、人事評価制度が待遇にどのように影響するのかも丁寧に伝えておきましょう。

まとめ

ジモティーは基本的に無料で利用できる、掲示板サービスです。
地域密着型のサービスという特性上、地元の人材を採用したい、すぐに人材を採用したいとお考えの企業様におすすめできます。
何より無料で求人掲載できるのが最大のメリットで、その上利用期間の制限もありません。
また、ジモティーへの登録は簡単で、誰でもすぐに始められる気軽さがあります。

一部の有料オプションを使えば、より効果的に人材を採用できる可能性が高まります。
まずは一度試してみて、合うかどうか判断してみてください。

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この記事を書いた人
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コンノ

公務員として4年間、人事労務の実務経験あり。 これまで100名以上の事業者をインタビューしており、「企業や個人事業主が本当に悩んでいること」を解決できる記事を執筆します。

監修者
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辻 惠次郎

ネットオン創業期に入社後、現在は取締役CTOとしてマーケティングからプロダクトまでを統括。
通算約200社のデジタルマーケティングコンサルタントを経験。特に難しいとされる、飲食や介護の正社員の応募単価を5万円台から1万円台に下げる実績を作り出した。
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