最近のHR業界(採用業界)では求人媒体のほかに新たなサービスが次々と登場し、有名どころだと「Indeed(インディード)」や「求人ボックス」といった求人検索エンジンがあります。
2017年6月にアメリカでリリースされ、今では100カ国以上(アメリカ・カナダ・インドなど)に展開されている「Googleしごと検索(Google for Jobs)」も、話題を集めている求人サービスのひとつです。
今回は、そんなGoogleしごと検索(Google for Jobs)について、特徴やメリット、求人掲載の方法などを詳しくご説明します。
目次
Googleしごと検索(Google for Jobs)とはどんなサービス?
Googleしごと検索(Google for Jobs)は、求人情報を探していると想定されるクエリ(キーワード)で検索したユーザーに、検索エンジンの上部に求人情報が表示される新しいGoogleの機能のことです。
何か商品を探したりする際にキーワードを検索して購入品を見つけるのと同じように、「大阪 介護」といったキーワードで検索すると、求人情報が検索エンジン上の決まった位置に表示されます。
実際に、下記はGoogleしごと検索(Google for Jobs)により表示された求人です。
Googleしごと検索(Google for Jobs)の仕組み
Googleは全世界のあらゆるウェブサイトをクロールして、検索エンジン上に情報を表示していることをご存知の方は多いかと思います。
Googleしごと検索(Google for Jobs)は、このGoogleのクローラーを活用して求人情報を読み込み、人工知能(AI)やディープラーニング技術をもとに検索ユーザーに最適な求人情報を表示することができます。
もう少しわかりやすくすると、Googleの検索エンジン上でIndeed(インディード)と同じように求人情報を見ることができるのです。
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Googleしごと検索(Google for Jobs)が表示されやすい検索キーワードは?
Googleしごと検索(Google for Jobs)が、検索画面でかならず表示されるわけではありません。
検索画面でGoogleしごと検索(Google for Jobs)が表示されるためには、特定の検索キーワードを入れる必要があります。
表示されやすいのは、下記の形式でキーワードを検索した場合です。
形式1:「雇用形態」+「求人」または「採用」 【例】「アルバイト 求人」「正社員 採用」 形式2:「職種」+「求人」または「採用」 形式3:「地名」+「雇用形態」 形式4:「地名」+「職種」 |
なお、上記はあくまで「表示されやすい」キーワードなので、これ以外のキーワードで検索した際にGoogleしごと検索(Google for Jobs)が表示されることもあります。
Googleしごと検索(Google for Jobs)の特徴やメリット
Googleしごと検索(Google for Jobs)には、数多くのメリットがあります。
検索上位にいる必要はない(SEOの効果を受けない)
Googleでは検索上位に表示されなければユーザーに見てもらえません。
そのため多くの企業や求人媒体が、上位表示をさせるためにSEO対策を行っています。
しかし、Googleしごと検索(Google for Jobs)は、Googleのクローラーが読み取った求人情報が、検索ユーザーの検索意図に沿った順に、検索順位に影響しない上部の位置に表示されます。つまり、SEO対策を意識する必要がないのです。
下記は、検索画面におけるGoogleしごと検索(Google for Jobs)の表示イメージです。
既に上位表示している求人媒体や企業が脅かされ、そうでない求人媒体や企業にとっては多くの求職者に見てもらえるチャンスが増えます。
なお、Googleは検索結果を決めるために200以上の検索アルゴリズムを使用しており、検索結果がユーザーそれぞれに最適なものとなるよう、日々アップデートを行っていますが、アルゴリズムの具体的な内容は明らかにされていません。
職種や距離、更新日等で絞り込むことができる
これは検索結果に表示された求人情報を開いた画面ですが、左上に「距離、投稿日、形態、企業」などの項目があります。
この画面上では距離を選択しているので、検索した場所からの距離を絞ることができます。
そのため求職者は、自分の要望に応じた求人情報を探すことができます。
企業レビューも表示される
Indeed(インディード)にもある企業レビューがGoogleしごと検索(Google for Jobs)にも表示されます。
日本で企業レビューが載っているサイトといえば、転職会議やカイシャの評判、Vorkersなどがありますが、今後このサイトの中に記載されている企業レビューをGoogleが読み込み、Googleしごと検索(Google for Jobs)で表示されるかもしれません。
※各レビューサイトのGoogleクローラーの情報の読み取り設定次第なので、表示されない可能性もあります。
少なくとも現時点では、Googleのクローラーが情報を読み取ることを制御していないので、これらのウェブサイトに表示されている口コミやレビューは表示される可能性があります。
コストをかけずに無料で求人情報を掲載できる
Googleしごと検索(Google for Jobs)は基本的にクローリングによって求人が自動掲載されるので、求人掲載にあたってコストは発生しません。
求人検索エンジンや求人サイトで自社求人を掲載する場合、上位表示させようと思うと一定の金額が必要になります。
有料・無料で集客性の違いはありますが、金額だけに目を向けた場合、無料で求人掲載できるのは大きな特徴です。
一般的な求人広告の費用相場
そもそも、求人広告をインターネットに出稿する場合にどのくらいの費用が必要かを整理しておきましょう。
株式会社マイナビが実施した中途採用状況調査2023年版(2022年実績)では、「職種ごとの採用者1人あたりの求人広告費」が公表されています。
職種にはよるものの、求人広告費用の相場は30万~60万円の範囲に集中しています。
「採用者」1人あたりなので、採用していない者も含めると、もう少し費用が下がることも考えられますが、目安として30万~60万円と年頭に置いておくと良いでしょう。
(出典:中途採用状況調査2023年版(2022年実績)|株式会社マイナビ)
正社員を一人採用するのにかかるコスト
さらに細かく、正社員を一人採用する場合の全コストについても整理します。
株式会社リクルートの「就職白書2020」によると、2019年度における中途採用1人あたりの平均採用コストは「103.3万円」です。
(出典:就職白書2020|株式会社リクルート 就職みらい研究所)
翌年の就職白書2021(2020年度分)からは採用コストについて公表されておらず、新型コロナウイルスの流行も相まってコストの増減があるかもしれませんが、大きな金額がかけられていることは間違いないですね。
採用コストは中小企業の方が高くつく可能性がある
採用市場全体で見たときに、大企業に比べて中小企業のほうが採用コストがかさむ可能性があります。
これは、中小企業は知名度や待遇の面で、大企業に劣りやすいからだと考えられます。
多くの中小企業が、有料広告などを活用しながら、求職者の興味を引くためにアプローチしているのです。
とはいえ、中小企業では、採用活動に予算をあまりかけられない場合もあると思います。
求人を作りこんだり、Googleしごと検索(Google for Jobs)のような無料機能をうまく使ったりすれば、中小企業であっても採用コストは抑えることが可能です。
これからどうなる?中小企業の採用活動にはGoogleしごと検索(Google for Jobs)の活用がおすすめ
少子高齢化が進み、これからさらに生産年齢人口が減少することは、すでに多くの方が認識していると思います。では近い将来、労働市場の人手不足はどういった状況になると見込まれているのでしょうか。
パーソル総合研究所では、2018年の段階で、「2030年に644万人の人手不足に達する」と予測しています。
下記は産業別に見た人手不足のグラフです。
このとおり、多くの業種が、激しい人手不足を経験することになるかもしれません。
労働市場の限られた人材を確保するためには、求人系サービスの利用や企業ごとの採用活動の工夫が欠かせません。
しかし、知名度や予算額で大企業に劣りやすい中小企業は、どうしても採用活動で不利になってしまいます。
そのため、Googleしごと検索(Google for Jobs)のように無料で求人掲載できるサイトをうまく活用して、自社求人を届けるためのアプローチを積極的に行う必要があるのです。
Googleしごと検索(Google for Jobs)の利用に向いている企業の特徴は?
下記の企業には、Googleしごと検索(Google for Jobs)の利用が特におすすめできます。
・採用にかかるコストを抑えたい企業 ・求人の露出度を高めたい企業 ・複数の求人を掲載したい企業 |
それぞれの特徴について詳しく解説します。
採用にかかるコストを抑えたい企業
Googleしごと検索(Google for Jobs)への求人掲載は無料なので、採用コストをできるだけ抑えたい企業におすすめです。
有料の求人サービスに比べて集客力はどうしても劣りますが、無料であれば利用するに越したことはないでしょう。特に予算面で悩んでいる企業には嬉しいですね。
求人の露出度を高めたい企業
詳しくは次の「Googleしごと検索(Google for Jobs)とIndeed(インディード)の違い」で解説しますが、Googleしごと検索(Google for Jobs)の求人情報はIndeed(インディード)よりも上位表示される傾向にあります。
そのため、自社求人の露出を増やしたいと考えている企業にもおすすめです。
複数の求人を掲載したい企業
Googleしごと検索(Google for Jobs)は、求人をいくつ掲載しても費用がかかりません。
一般的な求人サービスでは、ひとつの求人に対して料金が発生するため、複数求人を掲載する場合、数十万~数百万円がかかることは珍しくありません。
無料で複数求人を掲載できることは大きなメリットになりますね。
Googleしごと検索(Google for Jobs)とIndeed(インディード)の違いは?
Indeed(インディード)と比べた場合のGoogleしごと検索(Google for Jobs)の特徴は、下記の5点です。
- Indeed(インディード)よりも上位に表示されることが多い
- 求人情報を直接作成することはできない
- Googleに応募者管理画面があるわけではない
- Indeed(インディード)には有料プランの「スポンサー広告」枠がある
- 求人に直接応募できない
※Indeedの仕組みやメリット・デメリットは下記の記事で詳しく確認できます
⇒Indeed(インディード)とは?仕組み・メリット・デメリット・効果を出す方法・成功事例まで徹底解説!
Indeed(インディード)よりも上位に表示されることが多い
Googleしごと検索(Google for Jobs)の表示される位置は、リスティング広告エリアと自然検索エリアの間、もしくは自然検索エリアの上位となることが多いです。
Indeed(インディード)が表示されるのは基本的に自然検索エリアです。
よって、Googleしごと検索(Google for Jobs)はIndeed(インディード)よりも先に表示される可能性が高く、非常に多くのアクセスを集める可能性があります。
裏を返せば、Indeed(インディード)にとっては大きな脅威となり、Indeed(インディード)へのアクセスが減少する可能性が非常に高いです。
これはIndeed(インディード)だけでなく、他の求人媒体も同様です。
Indeed(インディード)には有料プランの「スポンサー広告」枠がある
Indeed(インディード)には、求人の露出度を高めるための有料オプション「スポンサー広告」が用意されています。
スポンサー広告を利用すれば、求人の検索結果において、自社求人が目立つ位置に表示されます。膨大な企業がIndeed(インディード)に求人を掲載していますが、スポンサー広告を利用すれば、その中でもしっかりと自社求人をアピールできるのです。
Indeed(インディード)のスポンサー広告は、求人が閲覧されたタイミングで料金が発生する「クリック課金型」で、職種やエリアなどを基にAIによってクリック単価が自動調整されます。
※下記の記事では、Indeed(インディード)の有料掲載と無料掲載の違いについて詳しく解説しています
→インディード(Indeed)に求人を掲載する方法と注意点とは?有料掲載と無料掲載の違いまで徹底解説!
※下記の記事では、Indeed(インディード)の業界別のクリック単価について解説しているので、運用コストを想定する際の参考にしてください。
→Indeedの業界別クリック単価相場について
求人情報を直接作成することはできない
Indeed(インディード)はウェブサイトを持っていなくても、Indeed(インディード)内で求人情報を作成できるため、そのまま直接求人を出すことができます。
しかし、Googleしごと検索(Google for Jobs)は検索エンジンとして求人情報を集めて表示する機能に特化しており、求人情報を作成することができません。
求人に直接応募できない
Googleしごと検索(Google for Jobs)に自社求人を掲載させるには、自社で作成されたサイト・ページをリンクさせる必要があります。
そのため、Googleしごと検索(Google for Jobs)には求職者が直接応募するための機能がありません。
Googleしごと検索(Google for Jobs)は、「求人情報を集めて表示すること」に特化したサービスだと認識しておくと良いでしょう。
Googleに応募者管理画面があるわけではない
Indeed(インディード)にはサイト連携用と直接投稿用の2種類の応募者管理画面があります。
しかし、Googleしごと検索(Google for Jobs)は、求人情報を集めて表示するだけで求人情報の詳細を見る場合は、その求人情報が掲載されている企業サイトや求人媒体サイトにリンクしています。
そのため、応募する機能自体がなく、応募者を管理する必要がないので、応募者管理画面がありません。
Googleしごと検索(Google for Jobs)の正しい使い方
まずはGoogleの検索画面にキーワードを入れます。
そうすると、Googleしごと検索(Google for Jobs)に、下記のように上位3つの求人が表示されるため、いずれかの求人をクリックしてみてください。
求人情報をクリックすると、キーワードに一致する求人が下記のように羅列的に表示されます。
気になる求人をクリックすれば、右側に詳細が大きく表示される仕組みです。
表示された求人は、地域や投稿日、形態などによる並び替え・絞り込みが可能です。
Googleしごと検索(Google for Jobs)の求人掲載方法
では実際にGoogleしごと検索(Google for Jobs)に求人情報を表示させたい場合、どのような手順を踏む必要があるのでしょうか。
ここでは、主な3つのステップについて解説します。
※関連記事はこちら
⇒Googleしごと検索(Google for Jobs)の求人の無料掲載方法を徹底解説!
採用ページの作成
Googleしごと検索(Google for Jobs)に求人情報を表示させるには、大前提として自社の採用ページが必要です。
既存の企業サイトに採用ページを作成するか、別途採用サイトを作成する方法があります。
Googleしごと検索(Google for Jobs)で求人をクリックすると自社採用ページへと移行します。
そのため、採用ページには、仕事内容や労働条件などの基本情報はもちろん、その仕事の魅力についても具体的に記載しましょう。
社内の様子を写真や動画にして掲載したり、社員にインタビューした記事を載せたり、「この企業に応募したい」と思わせるような工夫が求められます。
なお、自社採用ページではなく、Googleしごと検索(Google for Jobs)と連携している求人媒体を利用した場合でも、求人が表示されることはあります。
ただし、自社の魅力を十分に伝えるためには、採用ページからの応募を促すことが大切です。
また、求人媒体を利用すると、その分の料金がかさんでしまいます。プラン内の掲載期間が終了したら、Googleしごと検索(Google for Jobs)の表示が終了する点も懸念点です。
Googleしごと検索(Google for Jobs)で継続的に求人掲載をするのであれば、自社採用ページとの連携がおすすめです。
構造化マークアップの実施
自社サイトに入っている求人情報をGoogleしごと検索(Google for Jobs)に掲載したい場合、構造化データマークアップを行う必要があります。
構造化データマークアップとは、Googleしごと検索(Google for Jobs)にクローリングされやすくするよう、ウェブサイトの求人情報ページのソースを修正する作業です。
<script type="application/ld+json"> {
"@context" : "http://schema.org/",
"@type" : "JobPosting",
"title" : "Webコンテンツ・求人広告のライター募集中",
"description" : "<p><業務内容></p>
<p>自社のオウンドメディアや顧客インタビュー、及び、クライアントの求人広告原稿のライティング業務です。</p>
<p>応募資格:学歴・経験不問・30歳くらいまでの方</p>
<p>勤務時間:09:00~18:00 (時間応相談/シフト制)</p>
<p>[加入保険]</p>
<p>法定に準ずる(厚生年金 健康保険 労災保険 雇用保険 )</p>",
"datePosted" : "2018-11-01",
"validThrough" : "2018-12-31T09:00",
"employmentType" : "正社員",
"hiringOrganization" : {
"@type" : "Organization",
"name" : "株式会社ネットオン",
"sameAs" : "https://neton.co.jp/"
},
"jobLocation" : {
"@type" : "Place",
"address" : {
"@type" : "PostalAddress",
"addressRegion" : "大阪府",
"addressLocality" : "大阪市",
"streetAddress" : "北区曾根崎新地1-1-49 梅田滋賀ビル4F",
"postalCode" : "530-0002",
"addressCountry": "JP"
}
},
"baseSalary": {
"@type": "MonetaryAmount",
"currency": "JPY",
"value": {
"@type": "QuantitativeValue",
"minValue": 220000,
"maxValue": 450000,
"unitText": "MONTH"
}
}
}
"workHours": "<p>09:00~18:00 (時間応相談/シフト制)</p>
<p>[休憩時間]</p>
<p>1時間(12時〜13時)</p>" ,
</script>
※これらの構造化データマークアップは求人サイトや求人情報により書き方が変わりますので、あくまでもイメージです。
上記のようなソースに編集することで、Googleしごと検索(Google for Jobs)が求人内容を認識するようになります。
しかし、自社にウェブサイトを構築する知識のない企業だと対応させるのは難しいので、制作会社などに依頼をする必要があります。
もし自社でトライしてみようとお考えの方は、下記ページを参考にしてください。
→【採用担当必見】Googleしごと検索(Google for jobs)に求人情報を掲載するための方法
構造化データの必須項目・推奨(任意)項目
必須項目 | |
項目 | 内容 |
datePosted | 求人情報を掲載した最初の日付のこと。 |
description | HTML形式での求人の詳細な説明のこと。職務・資格・スキル・業務時間・学歴に関する要件・経験に関する要件など。 |
hiringOrganization | 職位を提供する組織のことで、会社名をここで指定する。所在地は含めない。 |
jobLocation | 採用する従業員の職場となる場所。できるだけ複数のプロパティを指定すると、質の高い求人情報が届けられる。 |
title | 担当する業務の名称。例えば「Software Engineer」「Barista」のように指定する。 |
(出典:求人情報|Google検索セントラル)
推奨(任意)項目 | |
項目 | 内容 |
applicantLocationRequirements | 従業員が在宅勤務を行うために所在する必要のある地域。応募者がひとつ以上の地域に所在することを認めていて、仕事が完全リモートワークの場合には必須。 |
baseSalary | 雇用主から提示された実際の基本給。概算額ではない。 |
directApply | 求人情報に関連付けられたURLから、その求人に直接応募できるかどうか。 |
employmentType | 雇用形態について。 |
identifier | 求人に関する採用側組織の一意の識別子。 |
jobLocationType | 本人が指定した場所で常にリモートワークする求人の場合、TELECOMMUTEを設定。完全リモートワークでない場合は設定しない。 |
(出典:求人情報|Google検索セントラル)
採用ページのインデックス化
インデックスとは、Googleしごと検索(Google for Jobs)が採用ページの求人情報を把握したうえで、Googleのデータベースに登録する仕組みのことです。
構造化データマークアップでは、あくまで求人情報が読み取られやすくなったのみであり、インデックスされることで、Googleしごと検索(Google for Jobs)での表示につながります。
クローリングは自動的に完了するので、基本的にインデックスは待つだけのステップになります。
なお、インデックスされるまでの期間は決まっていません。
適宜自分たちで検索をかけるなどして、表示されているかを確認しましょう。
Googleしごと検索(Google for Jobs)に求人掲載する際の注意点
Googleしごと検索(Google for Jobs)のコンテンツポリシーに違反している場合、求人は掲載できません。
具体的には、下記の内容を違反としています。
・求人内容に関係のないコンテンツ ・説明が不十分な求人情報 ・他の組織になりすます、求職者を欺くなど、誤解を与える求人情報 ・冒とく的な表現や下品な言葉が含まれた求人情報 ・求人情報を装った広告 ・法的に違反している求人内容 ・期限切れの求人情報 ・応募方法が示されていない求人情報 ・募集中でない求人情報 ・募集中の職種に関する説明がない求人情報 ・応募者からの金銭の支払いが発生する求人情報 ・閲覧を妨げる画像や動画など、付加価値を与えない要素を含むコンテンツ |
ポリシーに違反している求人は、予告なく削除される可能性があります。
また、何らかのペナルティが課せられるかもしれませんので、十分に注意してください。
採用ページのインデックスを早める方法
急いで人材を獲得したい場合など、Googleしごと検索(Google for Jobs)になるべく早く求人を掲載したい人もいるでしょう。
そんなときは、サイトマップを送信して自社側からインデックスをリクエストすることで、インデックスを早められます。
サイトマップとは、直訳すると「サイトの地図」で、Googleに「自社採用ページはここにあるよ」という情報を伝えるのです。
インデックスのリクエストにあたって有効なのが、「Google Search Console」の活用です。
「Google Search Console」では、フォームに採用ページのURLを入れて送信することでリクエストができるほか、インデックスされているかどうかの確認もできます。
※「Google Search Console」を使ってインデックスをリクエストする際の詳しい手順やポイントは、下記の記事で解説しています。
→Googleしごと検索に表示されない原因は?対応方法もあわせて徹底解説
Googleしごと検索(Google for Jobs)とIndeed(インディード)の両方に掲載する方法
Indeed(インディード)とGoogleしごと検索(Google for Jobs)、どちらもクローラーが検索上に表示している求人情報を集めて表示します。
しかし、表示しているだけでクローラーが読み取ってくれるわけではありません。
- Indeed(インディード)はガイドラインに沿った求人情報かつサイト連携を行う必要がある。
- Googleしごと検索(Google for Jobs)は構造化データマークアップを行う必要がある。
さらに、Indeed(インディード)はサイト連携をしても確実に読み込まれる保証はなく、表示をされない可能性も十分にあります。
そこで簡単にIndeed(インディード)とGoogleしごと検索(Google for Jobs)の双方に掲載できる方法があります。
それは「採用係長」という採用マーケティングツールを利用することです。
※無料トライアルあり。
採用係長は、Indeed(インディード)などの求人検索エンジンに掲載するデザイン性の高い自社求人サイトが作れること、応募者管理がしやすいことなどを強みとしていて、企業規模に問わず62,000以上の事業所に利用されています。
この採用係長は常に進化を続けており、「求人ボックス」や「スタンバイ」なども連携できます。
そして、2018年12月にはGoogleしごと検索(Google for Jobs)への対応を行い、Googleしごと検索(Google for Jobs)やIndeed(インディード)だけでなく、6つの有名求人検索エンジンにまとめて掲載できる採用マーケティングツールとなっています。
■詳しくはこちら
→採用係長の公式ホームページへ
※Googleしごと検索(Google for Jobs)とIndeed(インディード)の両方に求人を掲載する方法について、さらに詳しく知りたい方は、下記の記事をご覧ください。
→Googleしごと検索とIndeedの両方に求人を掲載する方法とは?
採用係長については、下記の記事で詳しく解説しています。
⇒採用係長とは? 採用係長でできることを詳しく解説。導入事例や評判も紹介します
まとめ
Googleしごと検索(Google for Jobs)は今後のHR業界(採用業界)を左右する大きな変化をもたらします。
採用活動を進めたい企業にとって、採用媒体を選ぶうえで考え直さなければならないことも増えてくるでしょう。
Googleしごと検索(Google for Jobs)はあくまでも求人情報専門の検索エンジンで、求人媒体ではないという認識は忘れずに持っておくことを推奨します。
この記事を、採用媒体や採用方法の見直しの参考にしてくださいね。
Googleしごと検索(Google for Jobs)に関するコラム
Googleしごと検索(Google for Jobs)の求人の無料掲載方法を徹底解説!
Googleしごと検索(Google for Jobs)について、特徴やメリット、求人情報を掲載する方法を解説しています。
Googleしごと検索(Google for Jobs)への掲載を検討されている方は、ぜひこちらのページも参考にしてください。
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