- この記事を読むと、求人ボックスに求人掲載する方法を知ることができます。
- アカウント作成から求人公開まで、約10分で完了。4つのステップに分けて、画像付きで説明。
- まずは無料で求人掲載。その後は成果向上に向けて、求人票を良い内容にしていきましょう!
無料で掲載ができ、新着求人掲載数が多いことで注目を集めている『求人ボックス』。
どんどん知名度が高まっており、活用企業・ユーザーが増えている求人検索エンジンのひとつです。
今回はこの求人ボックスの使い方を解説します。会員登録から求人票の作成・掲載方法、そして有料広告の概要についてもご紹介。
「使ってみたいけど、よく分からない……」という方は、ぜひこの記事を読みながら、自社の求人票を作成してみてください。早ければ登録から公開まで、わずか10分。手軽に求人を掲載できます。
目次
求人ボックスとは
求人ボックスとは、価格比較サイトの『価格.com』や『食べログ』などを運営する株式会社カカクコム様が手掛ける求人検索エンジンです。
求人ボックスの特徴
- 新着求人の多さは国内最大級(24時間以内の新着求人は50万件以上/2023年1月時点)
- 求人の数に伴ってユーザー数も急増中(月間800万人以上の訪問者数/2022年11月時点)
- 企業側は無料で求人を掲載できる
- 有料広告の価格設定が安いため使いやすい(1クリック50円~)
求人数やユーザー数は伸び続けており、企業・求職者の両方から注目されているサービスだと分かります。
Indeed(インディード)同様に無料で求人を掲載できますし、有料広告も安価で始められるため、企業にとってはリスクを最小限に抑えられるというメリットもあります。
求人ボックスに求人広告を掲載したい方へ
採用係長は、作成した採用サイトを求人ボックスをはじめとする最大6つの検索エンジンにワンクリックで連携できます。
求人掲載が無料で始められる「採用係長」。ぜひ一度お試しくださいませ。
求人ボックスの掲載基準①求人情報に関する掲載ガイドライン
求人ボックスに求人掲載するにあたって、大前提として押さえておく必要があるのが、「掲載ガイドライン」です。
掲載ガイドラインには、絶対に満たしておく必要のある基準が記載されています。
ガイドラインのうち、「求人情報」に関して禁止されている内容は下記のとおりです。
・労働関係の各法令を遵守しないもの、また違反となる恐れがあると見なせるもの
以下の各法令を含みます。労働基準法、男女雇用機会均等法、最低賃金法、職業安定法、雇用対策法。
厚生労働省による「採用・選考時のルール」もご参照ください。
・反社会的行為、暴力、その他違法となる恐れがあるもの、また違法行為を助長する恐れのあるもの
・性風俗、性的サービス、性的コンテンツの提供に関わるもの、性的な印象を与えるもの、またそれらの恐れがあるもの(チャットや電話を利用した性風俗事業を含みます)
・風俗営業法のうち、店舗型性風俗特殊営業(1号、2号、3号、5号、6号)、無店舗型性風俗特殊営業、映像送信型性風俗特殊営業、電話異性紹介営業に関わるもの、またはその恐れがあるもの
・デートクラブ、出会い系サイト等不特定多数の異性紹介事業に関わるもの、またはその恐れがあるもの
・賭博行為に関わるもの、射幸心を煽るもの、またその恐れがあるもの(打ち子、麻雀の代打ちを含みます)
・業務開始にあたって金銭・負担金・役務等を要求するもの、またその恐れがあるもの(制服代などの装着品や食費など一部の名目を除く)
・業務提供誘引販売取引に相当するもの、またその恐れがあるもの(在宅のネットショップ運営委託を含みます)
・業務委託形態であるにも関わらず、委託主が業務全般にわたって指示、指導、コンサルティング等を行うもの、またその恐れがあるもの
・連鎖販売取引業(マルチ)、ねずみ講に相当するもの、またその恐れがあるもの
・架空の求人、応募者・問合せ者を別求人に誘導する求人(おとり求人)、またはこれらの恐れがある求人と判断されるもの
・同盟罷業(ストライキ)又は作業所閉鎖(ロックアウト)が行われている事業所に関するもの
・事実と異なるもの、異なると判断されるもの
・募集が終了しているにも関わらず募集を継続しているもの
・求人内容を最新に更新していないと判断されるもの
・自社または採用業務受託先が雇用・契約する求人でないもの(求人媒体による他社求人の掲載を含みます。人材紹介は掲載可)
・記載された雇用主との関係性が確認できないもの
・人材紹介に当たるもののうち、人材派遣スタッフを紹介するもの
・法人・協力会社、フランチャイズ加盟店、またそれらのオーナー・経営者の募集を行っているもの、またはそのように見なせるもの
・国籍・性別・年齢・門地・身体的特徴等に関わる差別的な表現を含むもの
・著作権・肖像権・その他知的財産権を侵害する恐れのあるもの
・業務内容・事業内容が不明なもの
・不快感を与える表現を含むもの
・募集主体・仕事内容・勤務条件について具体的に記載されていないもの
・外部サイトのみで応募を受け付ける趣旨の記載を含むもの
・既に投稿された求人と実質的に同じと見なせるもの
・求人募集情報と見なせないもの(転職説明会・派遣登録会を含みます)
・業務例を中心に構成されており、個別の具体的な求人と認められないもの
・求人と無関係な情報、誤解を招く情報を含むもの
・個人情報収集目的と見なせるもの
・不鮮明・欠けている・極端な余白がある等、品質が低い画像を投稿しているもの
・内容が類似した画像を複数投稿しているもの
・外部サイトへの誘導要素を含む画像を投稿しているもの
・ボタン・フォーム等、サイトの操作デザインと紛らわしい要素を含む画像を投稿しているもの
・人物を含む画像について、業務外と判断される画像のみを投稿しているもの
・求人ボックスまたはカカクコムが関与・推奨しているかのような表現を含むもの
(引用:掲載ガイドライン「求人掲載における禁止事項」|求人ボックス)
求人ボックスに限らず、求人掲載にあたって押さえておくべき内容が中心です。
とはいえ、「仕事内容や勤務条件が具体的でない」「画像の品質が低い」など、つい見落としてしまいがちな基準もあります。
これらの基準をクリアすることは、募集を集めることにもつながるため、1つずつチェックしましょう。
求人ボックスの掲載基準②掲載主に関する掲載ガイドライン
求人内容に加えて、「掲載主」に対して設けられている基準もあります。
下記の事項に該当する場合、求人ボックスの求人掲載主としては認められません。
・個人事業主でない個人
・応募者への対応を行わない掲載主
・応募者への対応が悪質なもの、悪質と判断される掲載主
・短期的に投稿を繰り返す掲載主
・掲載主・雇用主の実在または事業活動が確認できない掲載主
・架空の求人、応募者・問合せ者を別求人に誘導する求人(おとり求人)、またはこれらの恐れがある求人と判断される求人を投稿する掲載主
・労働者派遣事業主のうち、労働者派遣法に則った許可・届出を行っていない掲載主、および事業許可番号を明記していない掲載主
・職業紹介事業主のうち、職業安定法に則った許可・届出を行っていない掲載主、および事業許可番号を明記していない掲載主
・性風俗特殊営業などの成人向け商品・サービスを取り扱う掲載主
・企業ロゴに、人物、商品等のロゴ以外の要素を含むもの
・「求人掲載における禁止事項」に触れるおそれのある投稿を行う掲載主
(引用:掲載ガイドライン「求人情報掲載における禁止事項」|求人ボックス)
「応募者への対応を行わない」「応募者への対応が悪質と判断される」など、掲載主としての在り方を問われる基準もあります。
応募者への丁寧な対応は、イメージアップや入社意欲向上につながり、結果的に企業にメリットをもたらします。
「自分たちの対応が、応募者にとって心地よいものか」を再確認する意味でも、掲載主に関する基準を確認してくださいね。
求人ボックスへの掲載方法と流れ
実際に求人を掲載するにあたって、どのような流れで進めていくのかを解説します。
最低限の必須項目だけ入力して掲載するのであれば、新規登録から公開まで10分程度でOK。
簡単に作成・公開ができますので、ぜひ下記の流れを読みながら、自社の求人票を作成してみてください。
まずは新規登録
求人ボックスを利用するために、まずは新規会員登録をしましょう。
登録方法は簡単で、メールアドレスとパスワード、企業・団体・店舗名を入れるだけ。これで登録は完了し、『採用ボード』という管理画面にログインできるようになります。
採用ボード画面で求人を管理
採用ボードでは、現在掲載している求人の数や閲覧数、応募数、広告の利用金額などが見られます。
またページ下部にある『新しい求人を無料で作成』をクリックすることで、求人投稿・編集の画面へと移ります。
求人を無料で作成
こちらが求人投稿の画面です。
投稿するために必要な項目は、以下の通り。これらを入力すれば、すぐに求人票を掲載できます。
≪必須項目≫
- 勤務先(雇用主の企業名)
- 求人タイトル(具体的な職種名)
- 雇用形態(正社員・アルバイトなど)
- 仕事内容(どんな業務に携わるか)
- 対象となる方(必要な資格や経験、歓迎スキルなど)
- 勤務地
- 給与
- 応募情報(応募時、基本情報のみで良いか、職務経歴が必要かを選択する)
≪任意項目≫
- 求人の特徴(アイコンを設定/未経験歓迎、シフト自由、制服ありなど)
- 職場情報(職場のメンバー構成や立地、研修内容などアピールすべきことを記入)
- 交通手段
- 手当・待遇・福利厚生など
- 勤務時間・休日
- 応募について(応募後の選考の流れや必要書類について)
必須項目を簡単に入力するだけなら、10分程度で作成可能です。
内容を作りこんで任意項目を充実させても、約30分~1時間で完成できると思います。
作成した求人票を公開
前述の必須項目を記入して『公開』ボタンを押せば、すぐに求人票が公開されます。
求人票の内容は公開後も修正ができますので、とりあえず作成したものを公開し、徐々に作り込む方法もあります。
効果アップのための有料広告
求人ボックスは、求人の掲載や応募者対応などの機能を無料で利用できますが、有料広告も用意されています。
このオプションを使うと求人を『広告枠』に表示でき、より多くの求職者にアプローチできます。
有料オプションは安価で利用可能
大手の求人サイトなどは、掲載に数万~十数万円、さらにオプションでプラス数万円という金額がかかることも少なくありません。
しかし求人ボックスは安価で広告を利用できるのが魅力です。 有料広告を開始すると、クリック数に応じて費用が発生するので、予算を無駄にする心配もありません。
求人ボックスは、2020年8月からIndeedと同じように広告表示には入札単価制度を導入しました。上限クリック単価を設定でき、自動運用の予算設定ができるので広告費を使いすぎず、気軽に有料広告を活用できます。
まとめ
求人ボックスへの求人掲載手続きは、事前に流れを理解しておくと、決して難しくはありません。
まずは「掲載ガイドライン」の内容を確認したうえで、本記事で紹介した流れに沿って実際に掲載手続きを進めてみてください。
なお、求人ボックスに登録した後の運用に困っている場合は、ぜひ「採用係長」の利用もご検討ください。
採用係長では、簡単なフォーマットを埋めるだけで、最短2分で自社採用サイトを作れます。
求人ボックスをはじめ、Indeedやスタンバイなど6つの求人検索エンジンと連携できることも特徴です。
求人ボックスに精通したプロが求人運用をサポートするので、まずは気軽にご相談ください。
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