- この記事を読むと、求人ボックスの料金体系について知ることができます。
- 求人ボックスは無料で求人掲載ができます。有料掲載の利用で検索結果の上位に表示される回数を増やすことも可能。
- まずは無料で求人掲載を始めてみましょう!応募が増えない場合は、有料掲載も検討してみましょう。
求人募集ができるサービスは世の中に多く存在しますが、Indeed(インディード)やCareerjet(キャリアジェット)と同様の求人検索エンジンの1つに「求人ボックス」があります。
今回は、求人ボックスについて、他サービスと比べて料金がどう異なるのか、無料掲載はできるのかについてご紹介していきます。
目次
そもそも求人ボックスとは?
求人ボックスとは、インターネット上のさまざまな求人情報が集約されたサイトです。
Googleのように、キーワードを入力して希望に合う求人を検索できるので、「求人検索エンジン」とも呼ばれます。
求人ボックスは2015年にリリースされ、それ以降、右肩上がりでユーザーが増えています。
2022年11月時点で月間訪問者数は800万人にものぼっており、今後も利用者が増えることが見込まれるサイトです。
運営しているのは、株式会社カカクコム。
インターネット関連の事業を展開しており、商品・サービスの価格比較サイト「価格.com」や、グルメサイト「食べログ」などの有名サイトを複数運営しています。
求人ボックスの仕組み・クローリングについて
求人ボックスに求人を掲載する方法は、大きく分けて下記の3つです。
・採用ボードによる直接掲載
・クローリングによる無料掲載
・リスティング広告による有料掲載
採用ボードは、求人ボックスに搭載されている求人作成・管理機能です。
フォーマットに沿って項目を入力するだけで、最短5分で求人掲載が完了します。
求人内容はいつでも編集できるうえに、採用ボード内で応募者とのやり取りも可能です。
クローリングとは、「クローラー」をいうプログラムによって、インターネット上の求人が自動的に収集・掲載される仕組みです。
例えば、自社採用ページを作成した場合、その内容が求人ボックスにも反映されます。
クローリングを待つだけでも問題ありませんが、掲載されるよう自社から働きかけることも可能です。
リスティング広告は、求人ボックス上での露出度を高めるための有料プランです。
求人が閲覧されたタイミングで料金が発生する「クリック課金型」なので、予算に応じた使い方ができます。
※下記記事では、求人ボックスの特徴やメリット・デメリット、活用事例など、知っておきたい情報を網羅的に解説しています
⇒求人ボックスとは?特徴、活用事例、料金体系から他求人サイトとの違いを紹介!
求人ボックスは本当に無料で求人掲載できるのか?
結論から言うと、求人ボックスもIndeedなどの求人検索エンジンと同様に無料で求人を掲載できます。
求人の掲載方法は、
- 求人媒体やハローワークなどに求人を掲載する
- 求人ボックスのトップページから直接求人を投稿する方法
の2種類があります。
無料で求人を掲載できますが、有料広告掲載で無料掲載よりも多くの求職者へアプローチすることも可能です。
求人ボックスに求人広告を掲載したい方へ
採用係長は、作成した採用サイトを求人ボックスをはじめとする最大6つの検索エンジンにワンクリックで連携できます。
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無料掲載は効果があるのか?
求人ボックスは無料でも有料でも掲載できるサービスですが、無料掲載では効果が薄いのでしょうか?
求人ボックスでは無料で掲載できる「無料枠」と有料の「有料枠」があり、無料で掲載している場合には無料枠の中で求人が表示されます。
月間の訪問者数は800万人を超えており(※2022年11月時点)、求人情報提供しているプラットフォームとしては他の求人サイトの中でも訪問者数上位を占めているサイトです。
そのため、たとえ無料掲載でも効果はあると言えるでしょう。
無料枠の中でもどの求人が上位表示されるかは、求人ボックスの検索エンジンの仕組みによって決められていますが、そのアルゴリズムは公表されていません。
どうすれば上位表示されるかという答えはありませんが、品質が高いと判断された求人は上位表示されやすい傾向にあります。
なお、求人ボックスのヘルプページには以下の内容のような求人が推奨されていますので参考にしてみてください。
・職種や業務がわかるタイトルを付ける ・住所を掲載する ・給与や賃金条件を明記する ・仕事内容は誰でも理解できるようにする ・歓迎する資格などがあれば掲載し、資格の名称を略さない ・情報を更新する(古い情報をそのままにしない)
それでも応募が集まらない場合には、「有料枠」への掲載も検討してみましょう。
有料枠においては求人情報が検索結果の上位に表示されるため多くの求職者にアプローチできます。無料枠よりも応募が増える可能性が高いと言えます。
求人ボックス以外に無料で求人広告を出せるサイトは、下記の記事で紹介しています。
⇒無料で求人広告を出せる12種類のサイト | 効果の出し方について
無料掲載と有料掲載(リスティング広告)の違いは?
求人ボックスでは有料掲載にすることで検索結果の上位に表示され、求職者に自社の求人情報を見つけてもらいやすくなります。
次に、有料掲載の料金発生の仕組みと料金プランについて詳しく見ていきましょう。
クリック課金について
求人ボックスの有料掲載には、クリック課金が採用されています。クリック課金とは、求職者がクリックするごとに料金が発生する仕組みです。
過去にクリックしていない求職者の検索結果に求人が表示されることもあるので、「認知」という形でアプローチもできます。
クリックするごとに課金されていきますが、1日500円から予算の設定ができるので使いすぎを防げます。少額から有料掲載を始められることもメリットですので、魅力的な求人を作ることができれば、求人媒体よりも採用コストを抑えられる可能性もあります。
料金プラン
求人ボックスはクリック課金の中にもプランがあり、「スタンダードプラン」「プレミアムプラン」の2つから選択できます。
スタンダードプラン
スタンダードプランは、1クリック当たりの単価が50円と固定されています。
有料枠への掲載ができますので、無料枠よりも多くの求職者にアプローチできると言えるでしょう。
プレミアムプラン
プレミアムプランは、1クリック当たりの単価が50円~100円と変動しますが、スタンダードプランよりもさらに上位表示を狙えます。
有料枠内での表示順位アルゴリズムについては無料枠と同様に公開されていませんが、料金プランも表示順位決定要素のひとつとされています。
そのため、競合が多い業界や業種の場合では、スタンダードプランよりもプレミアムプランの方が上位表示を狙いやすいと言えるでしょう。
求人・転職サイトとの料金比較
求人ボックスは他の求人サイトや転職サイトと比べて料金は高いのでしょうか?それぞれ比較してみましょう。
無料掲載 | 有料掲載形態 | 費用感 | |
求人ボックス | 有 | クリック課金 | 1クリック50~100円 |
大手求人・転職媒体サイト(他社) | 無 | 掲載時費用発生 | アルバイト・パート:数万円~ 中途採用:数十万円~ |
大手求人・転職媒体サイトは基本的に掲載をする段階で費用が発生し、求人の閲覧数に関わらず固定の金額がかかります。
例えば大手求人・転職媒体サイトの掲載料が12万円とした場合、求人ボックスに同額の掲載料を使うとなると、スタンダードプランでは1クリックあたり50円となるため2,400クリックに相当します。
大手求人・転職媒体サイトのほうが効果が高い可能性もありますが、仮に1%の求職者が応募すると考えると、2,400クリックであれば24名の応募を集められるのです。
求人ボックスであれば費用をかけただけクリック数を確保できるため、応募数の予測を立てやすいのではないでしょうか。既に他の求人媒体を利用されており、自社の求人の閲覧数が見られる場合は、1クリック50円として求人ボックスで必要であろう費用を計算してみてください。
Indeedとの料金比較
次に、求人ボックスと同様に「求人専用の検索エンジン」の機能を持つIndeedと比較してみましょう。Indeedも同じクリック課金システムとなっています。
無料掲載 | 料金システム | 1クリックあたり | |
求人ボックス | 有 | クリック課金 | 50~100円 |
Indeed | 有 | クリック課金 | 15~999円 |
求人ボックスが50~100円であるのに対してIndeedは最低15円と安い場合もありますが、職種や業種によっては最高で1,000円近くになる場合があります。
Indeedのクリック単価は2つの料金プランから選択できる求人ボックスとは違って、1円単位で上限のクリック単価を設定できます。しかし、競合が設定している上限クリック単価の金額によっては、なかなか求人が上位表示がされないこともあります。
そのため、上限クリック単価をこまめに調整していかなければ表示もクリックもされずに費用も発生していなかったということも起こりえるのです。
シンプルに2つの料金プランから選択できる求人ボックスと、1円単位でクリック単価を調整して運用できるIndeedはどちらも一長一短です。
Indeedの利用者数は日本でも最大級で1,000万人以上の方が毎月利用しています。有料掲載する競合企業も多いため、「Indeedを利用している企業でなかなか効果が現れない」という場合には、求人ボックスの利用も合わせて検討してみましょう。
Indeedの詳しい掲載料は以下記事で解説しています。
⇒Indeedの料金ガイド | Indeedに出すための様々な費用が分かる
スタンバイとの料金比較
求人ボックスと同じく最近人気を集めている求人検索エンジンのひとつが「スタンバイ」です。
求人ボックスとスタンバイの料金は、下記のとおりです。
無料掲載 | 料金システム | 1クリックあたり | |
求人ボックス | 有 | クリック課金 | 50~100円 |
スタンバイ | 有 | クリック課金 | 20~1,000円 |
スタンバイの料金体系は、全体的に求人ボックスと似ています。
有料掲載を始める際には、「1クリックあたりの上限金額」「1日の予算上限」「1か月の予算上限」を設定します。
なお、クリック単価の下限は雇用形態などによって異なるため、詳細は事前に確認することがおすすめです。
※スタンバイの仕組みや特徴、掲載方法などの基本情報は、下記の記事で網羅的に解説しています
⇒スタンバイとは?仕組みや強み・特徴・掲載方法・利用料金などを徹底解説!
※下記の記事では、求人ボックスとスタンバイの違いについて、機能面やユーザー層などに焦点を当てて解説しています
⇒国産の求人検索エンジン「スタンバイ」と「求人ボックス」の違いを解説
Careerjetとの料金比較
次にCareerjetと求人ボックスの料金を比較してみましょう。Careerjetは、2003年6月にイギリスのロンドンで発足した求人専用の検索エンジンです。
無料掲載 | 料金システム | 1クリックあたり | |
求人ボックス | 有 | クリック課金 | 50~100円 |
Careerjet | 無 | クリック課金 | 10円~ |
Careerjetは1クリック当たりの単価は10円からと低価格からはじめられますが、無料掲載ができません。
求人検索エンジンへの求人掲載をまずは試してみたいといった場合は、CareerjetよりもIndeedや求人ボックスから始めると良いでしょう。
求人ボックスの掲載基準・ガイドラインについて
求人ボックスに求人を掲載するにあたっては、「掲載ガイドライン」を押さえておく必要があります。
掲載ガイドラインとは、掲載が認められる基準のようなもので、これを守っていないと、求人の停止をはじめとしたペナルティが課せられる可能性があります。
求人ボックスが公表しているガイドラインは、大きく下記の2つです。
求人情報に関する掲載ガイドライン | 求人内容についての基準です。求人ボックスに限らず、採用活動にあたって必ず守るべき基準ばかりなので、自社の在り方を確認する意味でもチェックしてみてください。 |
掲載主に関する掲載ガイドライン | 「求人を掲載できない者」について記載されたガイドラインです。「応募者への対応を行わない掲載主」「短期的に投稿を繰り返す掲載主」をはじめ、複数の事項があるため、必ずご確認ください。 |
求人ボックスの掲載期間は?
求人ボックスでの求人掲載に、掲載期間の決まりはありません。
応募者の状況に合わせて掲載・停止を調整したり、随時募集するために長期的に掲載したり、柔軟な使い方が可能です。
まとめ
これまで、求人ボックスの無料掲載は効果があるのか、有料掲載の費用、IndeedやCareerjetと比べて料金はどのように違うのかについてご紹介してきました。
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