採用管理システム(ATS)は、求人・応募者・選考状況など採用に必要な情報をまとめて管理し、抜け漏れや手作業を減らすための仕組みです。
この記事では「ATSでできること」→「16製品の比較表(料金/機能/連携/向き)」→「選び方7つ」→「導入ステップ(無料トライアル確認10項目)」→「FAQ」の順で、比較から無料トライアル登録まで迷わない構成にまとめます。
ATSの定義やメリット・デメリットを先に整理したい方は、関連記事もどうぞ:
ATS(採用管理システム)とは?機能とメリット・デメリット、導入費用まで解説
目次
ATSでできること(まずはここだけ押さえる)
ATSは製品によって強みが異なりますが、一般的には次のような領域をカバーします(※搭載状況はプランや製品で異なります)。
1)集客(応募を増やす)
- 採用サイト/求人ページの作成
- 求人検索エンジンや求人媒体への掲載・連携(例:求人検索エンジン、SNSなど)
- 応募導線の改善(応募フォーム最適化など)
2)応募〜選考(対応の抜け漏れを減らす)
- 応募者情報の一元管理(媒体ごとのバラバラ管理を減らす)
- 選考ステータス管理(書類→面接→内定など)
- テンプレ連絡・自動返信など(運用次第)
3)分析・改善(採用のPDCAを回す)
- 応募経路や通過率などの可視化(可能な範囲は製品による)
- 求人票/導線/対応スピードの改善点を見つける
ここから先は「比較表」で一気に候補を絞り、そのあと「選び方7つ」で最終判断できるようにします。
採用管理システム(ATS)16選 比較表(料金/機能/連携/向き)
まずは一覧で候補を絞り込みましょう。
注意:料金や機能はプラン変更・仕様変更があり得ます。ここでは“目安・一般的な傾向(例)”として整理し、最終判断は各社の最新情報で確認してください。
比較表の見方(失敗しやすいのはこの3つ)
- 料金:初期費用だけでなく「月額」「従量課金(応募数/ユーザー数など)」「オプション」を確認
- 連携:求人検索エンジン/媒体/SNS/LINE/適性検査/カレンダー等、必要な連携があるか
- 向き:新卒・中途・アルバイト、また「採用サイト重視」「選考管理重視」など目的の適合
| 製品名 | 料金イメージ(目安) | 主な機能の方向性(例) | 連携の方向性(例) | 向いているケース(例) |
|---|---|---|---|---|
| 採用係長 | 初期0円のプランがある場合/月額課金(例:1万円前後〜) ※最新は公式で要確認 |
採用サイト作成+求人作成+応募者管理など、採用業務を幅広く支援(例) | 求人検索エンジン/SNSなどと連携できるタイプ(例) | 自社採用を強化したい/まずは無料トライアルで試したい |
| ジョブカン | 初期0円の例あり/月額課金の例あり(要確認) | 応募者管理〜選考管理をバランスよく(例) | 他システム連携があるタイプ(例) | 運用を標準化したい/管理画面の分かりやすさ重視 |
| Jobギア採促 | 無料〜月額課金まで幅(要確認) | 採用サイト作成+応募データ管理(例) | 求人媒体連携が前提のタイプ(例) | 募集原稿作成など支援も含めて進めたい |
| engage | 無料プランの例あり(要確認) | 採用ページ作成+応募管理(例) | 求人検索エンジン/Indeed等との接続を意識するタイプ(例) | まずは低コストで始めたい |
| インタビューメーカー | 要問い合わせ〜(要確認) | 面接/オンライン選考の効率化に寄るタイプ(例) | 媒体効果測定などが可能な場合(要確認) | 面接業務の負担が重い |
| トルー | 初期費用+月額(例:数万円〜)(要確認) | 採用サイト制作+運用支援に寄るタイプ(例) | 求人検索エンジン連携を意識するタイプ(例) | 運用を外部に寄せつつ進めたい |
| リクナビHRTech | 無料〜(要確認) | 候補者情報の一元管理〜選考推移の把握(例) | 紹介会社/エージェントとの運用に寄る場合(要確認) | 紹介会社経由の候補者管理が煩雑 |
| i-web | 要問い合わせ(要確認) | 新卒採用の大量処理・イベント管理に寄るタイプ(例) | 新卒媒体/適性検査など連携がある場合(要確認) | 新卒採用中心で母集団が多い |
| 採用一括かんりくん | 要問い合わせ(要確認) | 新卒向けのエントリー管理・フォローに寄るタイプ(例) | 新卒媒体/検査連携がある場合(要確認) | 内定フォローまで手厚く回したい |
| Reworks cloud | 月額課金(例:数万円〜)(要確認) | コミュニケーション(LINE等)重視の運用に寄るタイプ(例) | LINE等の連携を重視するタイプ(例) | 連絡スピードで辞退が増えている |
| HRMOS採用 | 要問い合わせ(要確認) | 採用業務一元化+分析に寄るタイプ(例) | 社内人事系ツール連携がある場合(要確認) | 中途採用でデータを見ながら改善したい |
| GoQ採用管理 | 初期費用+月額課金(例:数万円〜)(要確認) | 採用サイト作成+求人掲載+応募管理(例) | 求人検索エンジン連携を意識するタイプ(例) | 採用サイトを持っていない/これから作る |
| MyRefer | 要問い合わせ(要確認) | リファラル採用に特化した運用支援に寄るタイプ(例) | 社内共有・紹介運用の設計を支援する場合(要確認) | 紹介採用を仕組み化したい |
| リクオプ | 要問い合わせ(要確認) | アルバイト/パート採用の集客・応募管理に寄るタイプ(例) | 求人検索エンジン連携を前提とする場合(要確認) | アルバイト採用の母集団形成が最優先 |
| ハイソル | 要問い合わせ(要確認) | 採用〜入社後フォローまで含む運用に寄るタイプ(例) | コールセンター等の支援がある場合(要確認) | 入社手続き/定着まで負担が大きい |
| EntryPocket(エントリーポケット) | 要問い合わせ(要確認) | アルバイト採用向けの応募管理に寄るタイプ(例) | 複数媒体の応募取り込みが可能な場合(要確認) | 複数媒体運用で応募管理が破綻している |
比較で候補が絞れたら、次は「無料トライアルで相性確認」が最短です。
- 運用イメージ(応募受付〜選考〜共有)が回るか
- 媒体/求人検索エンジン/SNSなど、必要な連携の方向性が合うか
- 担当者の手間が本当に減るか(抜け漏れが減るか)
※無料トライアルの内容・期間・対象機能は変更される場合があります。最新は申込画面でご確認ください。
ATSの選び方7つ(比較で迷ったらここで決める)
同じATSでも、目的がズレると「便利そうなのに定着しない」になりがちです。以下7つでチェックすると選定がラクになります。
1)採用の主目的は「集客」か「管理」か
- 集客寄り:採用サイト作成/求人検索エンジン連携/SNS連携などが重要になりやすい
- 管理寄り:選考フロー/評価/権限/共有などが重要になりやすい
2)採用区分(新卒・中途・アルバイト)の比率
新卒はイベント・母集団、中途はスピードと評価、アルバイトは応募数と対応速度など、詰まりやすいポイントが変わります。
3)連携要件(必須のものを3つに絞る)
「全部ほしい」は失敗しやすいので、まずは必須を3つに絞ります(例:求人検索エンジン/LINE/カレンダー)。
4)現場巻き込みのしやすさ(面接官・店舗・部署)
面接官や各部署が触る場合、入力の手間が増えるほど形骸化しやすいので、操作性や共有のしやすさを重視します。
5)応募〜連絡のスピードを上げられるか
辞退や機会損失の原因になりやすいのが「連絡遅れ」。テンプレ連絡や通知、担当割り当てなどで詰まりを減らせるかを見ます。
6)データで改善できるか(最初は最低限でOK)
最初から高度な分析がなくても、まずは「応募経路」「通過率」「対応時間」など最低限が見られると改善が回りやすいです。
7)導入後に“運用が続く”設計か
導入直後は熱量がありますが、忙しくなるとルールが崩れます。運用ルールがシンプルに作れるか(例:ステータスの数、担当者の役割)を確認しましょう。
次は、導入の現実的な進め方と、無料トライアルで必ず確認したい項目をまとめます。
導入ステップ(無料トライアルで確認する10項目)
ATSは「契約前に気づけば防げた」失敗が起きやすい領域です。無料トライアルで、最低限ここだけは確認するのがおすすめです。
無料トライアル確認チェックリスト(10項目)
- 採用サイト/求人ページを作れる場合:自社の募集職種で無理なく作成できるか
- 応募者情報の取り込み:媒体/フォームから情報がスムーズに入るか(想定運用で確認)
- 選考フロー:自社のステータス(書類→一次→最終など)が作れるか
- 担当割り当て:誰が何をするか(通知/タスク)が回るか
- 連絡機能:テンプレ/一括送信/返信管理など、現状の手間が減りそうか
- 面接官共有:候補者情報・評価が共有しやすいか(現場が迷わないか)
- 検索・絞り込み:候補者をすぐ探せるか(職種/ステータス/担当など)
- レポート:最低限、応募経路や通過率など改善に必要な項目が見られるか
- 権限:見せたい情報だけ見せられるか(部署/面接官/店舗など)
- サポート:困ったときの問い合わせ手段・初期設定の支援があるか(範囲は要確認)
チェック項目を見ながら試すと、導入の失敗をかなり減らせます。
「まずは自社の募集職種で作れるか」「応募〜選考が回るか」を確認してみてください。
※実際に確認できる範囲はプラン/設定/運用条件で変わる場合があります。
採用を強くするなら「集客導線」もセットで見直す
ATS導入はゴールではなく、採用の成果(応募・面接・入社)を上げるための手段です。
特に「応募が足りない」場合は、ATSだけでなく採用導線(求人の出し方・無料枠の活用など)も合わせて見直すと改善が進みやすいです。
あわせて読みたい:
無料で求人掲載する方法|求人票の作り方と集客の基本
よくある質問(FAQ)
Q1. ATS(採用管理システム)って結局なにが一番便利?
会社によりますが、多くの場合は「応募者情報の一元管理」と「選考の進捗管理」で、連絡漏れ・タスク漏れ・二重管理を減らせる点が効きやすいです。
Q2. ATSの料金相場はどれくらい?
一般的に、無料〜月額数万円〜数十万円など幅があります。採用人数・ユーザー数・オプションで変わることが多いので、「自社で必要な範囲」を先に決めるのが安全です。
Q3. 無料トライアルは何を見ればいい?
本記事のチェックリスト(10項目)をおすすめします。特に採用フローが回るか/連携が足りるか/現場が使えるかの3点は優先して確認してください。
Q4. 新卒・中途・アルバイトで選び方は変わる?
変わります。新卒は母集団・イベント、中途はスピードと評価、アルバイトは応募数と対応速度など、ボトルネックが異なりやすいです。比率が高い区分に合わせて「向き」を重視すると失敗しにくいです。
Q5. 連携はどこまで必要?
最初は「必須3つ」だけでOKです(例:求人検索エンジン、連絡手段、カレンダー)。増やしすぎると運用が複雑になり、定着の障害になることがあります。
Q6. 乗り換え(Excel/スプレッドシート運用)からでもいける?
多くの企業は段階的に移行します。最初は「応募者管理+進捗管理」だけATSに寄せ、慣れたら分析や連携を増やす、という進め方が現実的です。
まとめ:比較→要件→トライアルの順が最短
ATS選びは、機能の多さよりも「自社の採用課題に合うか」で決まります。
まずは比較表で候補を絞り、選び方7つで要件を固め、無料トライアルでチェックリストを埋めながら相性を確認するのが最短ルートです。
「抜け漏れを減らして、採用業務の手間を減らしたい」なら、まずは試すのが早いです。
採用係長の無料トライアルで、あなたの運用(職種・フロー・連携)に合うか確認してみてください。
※機能・料金・連携は変更される場合があります。最新情報は申込画面/公式情報でご確認ください。
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