最近、求職者が求人情報を見る媒体として利用者が急増している「Indeed」をご存知の方は多いかと思います。
実はこのIndeedは、一般的な求人媒体とは違い求人情報を集める求人情報専門の検索エンジンです。
そんな求人情報専門の検索エンジンは日本だけでも10個ほどサービス提供されているのはご存知でしょうか。
正直、Indeedしか知らないという方も多いかと思います。
日本でサービス提供している代表的な求人検索エンジンは「Indeed」「Career jet(キャリアジェット)」「求人ボックス」「スタンバイ」「Googleしごと検索」の5つがあります。
今回は、代表的な5つの求人検索エンジンについてご説明します。
目次
代表的な求人検索エンジン5社の特徴
Indeed(インディード)
言わずと知れた日本最大級の求人検索エンジンです。
Yahoo!やGoogleの検索エンジンからの流入も多く、求人数や利用者数ともに圧倒的に多いです。世界50か国以上、28言語でのサービス提供をしており、全世界での月間利用者数は2億5,000万人と言われています。
日本でも月間2,070万の総閲覧数があると言われており、採用業界の常識を根本から変えた会社といっても過言ではないでしょう。
元々はアメリカで誕生したサービスで、2011年にリクルート社が買収した後、日本でも爆発的に知名度が向上した求人検索エンジンです。
無料掲載 | あり |
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有料掲載 |
クリック課金型 |
日本人の利用者 | 非常に多い |
日本企業の求人掲載数 | 非常に多い |
Indeedのメリット
- 無料掲載ができる。
- 広告掲載が可能かつ、費用の管理が容易にできる。
- 利用者数が多いので、求人を見られる機会が増える。
- 採用支援ツールと連携している。
Indeedのデメリット
- 競合が多い。
- 新規求人数が多いため、無料掲載分が埋もれてしまう。
- 運用型広告なので、継続的な求人の編集が必要。
- 無料掲載は、期間が経つと募集を行っていないと判断され、非表示になることもある。
【公式サイト】
https://jp.indeed.com/
【無料掲載方法はこちら】
Indeedに求人情報を無料で掲載する方法!画像解説だから誰でも簡単
【有料掲載方法はこちら】
Indeed有料広告(スポンサー)の掲載方法を徹底解説
インディード(Indeed)とは?メリット・デメリット、効果を出す方法まで徹底解説!
Careerjet(キャリアジェット)
世界90カ国以上、28言語で利用されている求人検索エンジンです。
Careerjet(キャリアジェット)には、Indeedのように無料掲載枠がないため、求人情報を掲載する場合はお金が必ずかかります。
ちなみにCareerjetの会社はロンドンにしかない為、困ったことがあった場合などのやり取りに時間がかかることもあります。
無料掲載 | なし |
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有料掲載 | クリック課金型 10円~ |
日本人の利用者 | 少ない |
日本企業の求人掲載数 | 少ない |
Career jetのメリット
- 対応言語が豊富。
- Indeedよりも求人数が少ないので競合が少ない。
Career jetのデメリット
- 無料掲載が出来ない。
- 本社がロンドンの為、掲載のやり取りなどに時間がかかることもある。
【公式サイト】
https://www.careerjet.jp/
求人ボックス
日本の大手企業カカクコムが運営する求人検索エンジンです。
利用者数、求人掲載数ともにIndeedには劣るのもの、2015年のリリース以降、順調に利用者数を伸ばしており、Indeedに出稿している企業にとっては、無視できない求人検索エンジンです。
ちなみに一時期は新規掲載の受付を行っていませんでしたが、2019年3月より新規掲載の受付を再開しています。
無料掲載 | あり |
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有料掲載 | クリック課金型 50円~ |
日本人の利用者 | 多い |
求人掲載数 | 多い |
求人ボックスのメリット
- 国産サービスである為、日本人にも受け入れられやすいデザイン。
- 登録するクリック単価(CPC) が50~100円なので、費用の管理が楽にできる。
- 無料から掲載が可能。
求人ボックスのデメリット
- クリック単価が固定のため、運用面で改善策を打ちにくい。
- クリック単価を50円より安くすることができない。
【公式サイト】
https://xn--pckua2a7gp15o89zb.com/
【無料掲載方法はこちら】
【求人ボックスに無料掲載】10分で完了!『求人ボックス』への掲載方法まとめ
スタンバイ
ビジョナル株式会社の子会社である株式会社スタンバイが運営している求人検索エンジンです。
コンセプトは「採用費0円」で、求人作成・求人掲載・システム利用料・成約手数料など、すべて無料で利用できます。
無料掲載 | あり |
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有料掲載 | クリック課金型 20円~ |
日本人の利用者 | 増加中 |
求人掲載数 | 増加中 |
スタンバイのメリット
- 「Yahoo!しごと検索」にも、スタンバイに登録している求人が表示される。
※2020年12月1日をもって「Yahoo!しごと検索」はサービスの提供を終了し、求人検索機能は「スタンバイ」に移管されました。 - 無料掲載が可能。
- 掲載求人数は、国内最大級 。常時900万件超(2018年9月現在)
スタンバイのデメリット
- SEO(検索エンジン最適化)に弱い。
- Indeedや求人ボックスと比較すると、求職者の利用数が少ない。
【公式サイト】
https://jp.stanby.com/
【無料掲載方法はこちら】
スタンバイに無料で求人広告を掲載する方法とは|画像でわかりやすく解説
Googleしごと検索
Googleしごと検索(Google for Jobs)は、求人や転職などの求人情報を探しているユーザーの検索エンジンの上部にあらゆる求人情報が表示されるGoogleの求人検索エンジンです。
日本でのサービス提供開始より前に、アメリカでは既にサービスが提供されていましたが、ようやく日本でも2019年1月に開始されました。
Googleしごと検索に求人情報を掲載したい場合は、まず自社サイトを準備して、構造化データマークアップを行う必要があります。
無料掲載 | あり |
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有料掲載 | なし |
日本人の利用者 | 多い |
求人掲載数 | 多い |
Googleしごと検索のメリット
- Googleで検索した際に、求人専用の枠で表示され、目につきやすい。
- 構造化データのマークアップをおこなうことで無料掲載が可能。
Googleしごと検索のデメリット
- 求人情報を直接作成することはできない。
- 有料の掲載枠がない。(2019年7月現在)
【掲載方法はこちら】
【採用担当必見】Googleしごと検索(Google for Jobs)に求人情報を掲載するための方法
求人広告を掲載したい方へ
採用係長は6つの求人検索エンジン(Indeed、Googleしごと検索、求人ボックス、スタンバイ、Career jet、キュウサク)にワンクリックで連携できます。ぜひ一度お試しくださいませ。
まとめ
それぞれの求人検索エンジンの特徴やメリット・デメリットを紹介しました。
ただ現段階では、Indeedがさまざまな検索エンジンの上位に表示されることが多く、求職者のアクセスは他の求人検索エンジンとは比較になりません。
そのため、現時点で多くの求職者を集める求人検索エンジンとして最適なのは、Indeedといえます。
ただ多ければ良いというものでもありません。あくまでも目的は採用を行うためであり、募集をする職種に応じて掲載する媒体を選定することが重要になります。
Indeedでなかなかいい人材に巡り合えない場合
Indeedでは職種にもよりますが、多くの応募数を集めることができます。
しかし、なかなか求める人材に巡り合えていない企業も多かれ少なかれあるかと思います。
そんな時は、求人ボックスやスタンバイの利用を検討してみてください。
求人ボックスやスタンバイで求人情報を検索しているユーザーは、Indeedとは違った経路で入ってきている可能性があり、まったく違ったユーザー層の可能性もあります。
Indeedで出会えなかった層に出会える可能性も視野にいれ、ぜひ色々と試してみてください。
また、求人サイトをお持ちでない方は、上記ご紹介しました検索エンジンと連携している採用マーケティングツール「採用係長」をおすすめします。
※webマlabo編集部による2020年6月現在での調査情報です。
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