Indeedの管理画面から直接求人を出している場合、候補者を選んでアプローチを送ることはできません。求人がIndeedに表示されていても、送る相手を自分で選べるのは、Airワーク 採用管理(エアワーク採用管理)の手動アプローチです。
手動アプローチでは、職種の経験や希望勤務地などの条件で候補者を検索し、表示された一覧から送る相手を選びます。
Airワーク 採用管理には自動アプローチもあります。手動アプローチとの違いは、送る相手を人が決めるかどうかと、送る文面を編集できるかどうかです。
ただし、どの求人でも使えるわけではありません。使えるのは掲載中で、かつ有料広告を配信している求人だけです。無料の掲載だけでは使えません。
この記事では、管理画面で確認した内容をもとに、誰に送れるのか、文面はどこまで編集できるのか、送ったあとに何が確認できるのかを順に見ていきます。
目次
Airワーク 採用管理の手動アプローチとは?候補者を選んで送る機能です
手動アプローチは、条件で候補者を検索し、送る相手を自分で選んでメッセージを送る機能です。1件ずつ送ることも、選んだ複数人へまとめて送ることもできます。
候補者タブを開くと表示されるアプローチ可能求人一覧
送信までの流れは4ステップ
送信までの操作は次の4つです。
- 管理画面の上部にある「候補者」を開く
- アプローチしたい求人の行で「候補者を探す」を押す
- 条件で候補者を絞り込み、送りたい相手を選ぶ
- 件名と本文を確認・編集して送信する
候補者タブを開くと、最初に出てくるのはアプローチ可能求人一覧という画面です。求人ごとに、自動アプローチの状態と「候補者を探す」が同じ行に並びます。自動と手動の入口は同じ表にあります。どちらで声をかけるかは、この画面で求人を見ながら決めます。
自動アプローチとの違いは、送る相手を人が決めるかどうか
自動アプローチは、求人ごとに設定しておくと、条件に合う候補者へシステムが自動でメッセージを送る仕組みです。送られる文面は編集できません。
手動アプローチは、候補者を自分で検索して相手を選び、件名と本文の一部を書き換えてから送ります。誰に送るかを選ぶ手間はかかりますが、送る相手も、伝える内容も、こちらで決められます。
自動アプローチと手動アプローチの役割の違い
Indeedの管理画面から直接出している求人では、送る相手をこちらで決められません。経歴を見てから声をかけたいなら、Airワーク 採用管理の手動アプローチが使えます。Indeedに直接出す場合に公式に案内されているのは、条件に合う候補者へ自動で送るアプローチです。
Indeedの自動アプローチのしくみと設定については、Indeed自動アプローチ機能とはで詳しく解説しています。
使うには何が必要?法人番号の設定と、有料広告の配信が前提です
手動アプローチを使えるのは、掲載中で、かつ有料広告を配信している求人です。無料の掲載だけでは使えません。
「候補者を探す」が押せないときに確認する3つのこと
「候補者を探す」がグレーのまま押せないときは、次の3点を確認します。
- 法人番号が設定されているか
- 求人の雇用形態が対象のものか
- その求人が掲載中で、有料広告を配信しているか
公式のよくある質問では利用条件が4つ挙げられていますが、4つ目はアプローチ設定を「利用する」にしておくという自動アプローチ向けの条件です。手動で送るだけなら、確認するのは上の3つで足ります。
雇用形態は、公式ページの注記によると正社員、契約社員、アルバイト・パートの求人が対象です。
管理画面では、自動アプローチ欄が「停止中」になっている理由として、法人番号が未登録、求人が未掲載、広告が未配信の3点が案内されています。これは自動アプローチ欄の表示ですが、手動で送るときに必要な条件とほぼ重なるので、どこでつまずいているかの目安になります。
自動アプローチ欄の「停止中」に表示される案内
法人番号は、その他のメニューにある法人番号の設定画面から登録します。この画面には「アプローチ機能のご利用には、法人番号の設定が必要になります。法人番号は求職者の忌避のために使用されます。」と書かれています。同じ画面には、アプローチ機能を使っている間は法人番号を変更できないという案内もあります。変更したい場合は、アプローチ機能をすべて停止してからになります。
使えるかどうかは求人ごとに分かれます
手動アプローチが使えるかどうかは、アカウント単位ではなく求人ごとに決まります。管理画面で3件の求人を見たところ、「候補者を探す」が押せたのは1件だけで、残りの2件はグレーのままでした。押せた1件は掲載中で有料広告を配信しており、残りの2件は未掲載でした。
有料広告の配信が始まると使えるようになります。申し込んだ直後に一覧を開いても押せないことがあるので、押せないときは、まず広告の状態を見てください。
同じアカウントでも、押せる求人と押せない求人があります
有料広告の掲載先と、クリック課金の考え方
有料広告を設定した求人は、Indeed PLUS連携求人サイトに表示される可能性があります。公式のよくある質問では、主な掲載先としてIndeed、タウンワーク、リクナビNEXTなどが挙げられています。インターンシップ・キャリアと新卒採用の求人は、リクナビのみが掲載先です。
費用の考え方で見落としやすいのは、アプローチ機能を通じた求人閲覧数もクリック課金の対象になる点です。公式ページの注記に、アプローチ機能を通じた求人閲覧数もクリック課金の対象として設定した予算から費消されると書かれています。送ったメッセージから求人を見てもらった分も、広告の予算から引かれると考えておくと計算が合います。
掲載の始め方や料金の全体像は、Airワーク 採用管理の基本と料金でまとめています。
誰に送れる?自社の求人に関心を示した候補者に絞り込めます
候補者は職種の経験や希望勤務地などの条件で絞り込めます。さらに、直近2週間以内に自社の求人を保存または閲覧した候補者だけに寄せることもできます。
「求人保存中」「求人閲覧あり」は、2週間以内の行動で絞るチェックボックスです
候補者一覧の上部に、求人への関心という絞り込みがあります。ここにある「求人保存中」と「求人閲覧あり」は、候補者の名前の横に付く印ではなく、チェックを入れて絞り込むための項目です。
画面の説明によると、「求人保存中」はその求人を2週間以内に保存リストに追加した候補者、「求人閲覧あり」はその求人を2週間以内に閲覧した候補者を指します。どちらも、こちらの求人をすでに見ている人です。まったく接点のない相手に声をかけるより、反応は期待できます。
求人への関心の絞り込みに表示される説明
絞り込んでも、条件に合う人が全員表示されるわけではありません
同じ説明の最後には、人数には上限があり一部の候補者のみ表示される場合がありますと書かれています。表示される人数には上限があるということです。
つまり、画面に出ている候補者は条件に合う人の全員ではありません。絞り込みを強くして人数が減っても、そこに全員が出そろっているとは限りません。
氏名は表示されませんが、勤務先や経歴は表示されます
候補者一覧に氏名は出てきません。表示されるのは年齢、現在の勤務先や職種、経歴の要約、レジュメ(求職者が登録している職務経歴)の更新日、最終ログイン日などです。
名前が分からない状態で相手を選ぶことになるので、判断材料は経歴と、こちらの求人を見ているかどうかに絞られます。
候補者一覧の表示項目
「非表示」にした候補者は元に戻せません
候補者ごとに「非表示」のボタンがあります。画面の注意書きには、「非表示」をした候補者は、ご覧の求人の候補者一覧では表示されなくなります。再表示はできませんと書かれています。
取り消せない操作なので、絞り込みで人数を減らす目的では使わないでください。今回は見送ると決めた相手にだけ使うのが無難です。
検索条件はどこまで指定できる?保存もできます
検索条件で必ず指定するのは職種の経験と希望勤務地の2つです。決めた条件は名前をつけて保存でき、次回以降そのまま呼び出せます。
必ず指定するのは職種の経験と希望勤務地
条件の設定画面で必須になっているのは、職種の経験と希望勤務地の2つです。希望勤務地は最大10か所まで設定できます。
そのほかに指定できるのは、現年収、最終学歴、最終学歴の卒業年、年齢、スキル、経験、保有資格、英会話レベルです。スキル・経験・保有資格はそれぞれ最大10個まで登録できます。
年齢の欄には、募集・採用にあたっては年齢にとらわれない人物本位、能力本位の判断をお願いしますという案内と、厚生労働省のリーフレットへのリンクが表示されます。
条件の設定画面。年齢の欄には厚生労働省のリーフレットへの案内が表示されます
特定の企業に在籍する候補者を、アプローチ対象から外せます
詳細条件を開くと、経験社数、マネジメント経験人数、就労状況(現職か離職か)、企業名、その他の語学、フリーワード、除外フリーワードを指定できます。
このうち企業名には、直近のみで絞るか、アプローチ対象から外すかを選ぶチェックボックスが付いています。声をかけたくない会社が決まっている場合は、ここで外しておけます。
保存した条件は上書きできません
条件を決めたら、この条件を保存するから名前をつけて保存できます。条件名は必須で、80文字まで入力できます。公式のよくある質問では、保存できるのは10件までとされています。
注意したいのは、保存した条件をあとから編集できないことです。保存済みの条件に付いているのは削除だけで、編集のボタンはありません。中身を直したいときは、いったん削除して作り直すことになります。条件名は「営業_東京_2026年8月」のように、あとで見分けられる形にしておくと楽です。
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文面は変えられる?件名と本文の一部だけ編集できます
手動アプローチでは、送信前に件名と本文の一部を編集できます。2026年4月に公式のよくある質問で告知された機能です。ただし、編集できるのはこの2か所だけです。
文面のカスタマイズはできないという説明を見かけることがありますが、手動アプローチについては編集できると公式に案内されています。なお、この編集は手動アプローチだけが対象で、自動アプローチで送信される文面は編集できません。
編集できるのは件名(100文字まで)とメッセージ欄(2000文字まで)
件名には、あらかじめ会社名と求人タイトルを差し込んだ文が入っています。ここは書き換えられて、100文字まで入力できます。
本文には、候補者へのメッセージを入力する欄があります。2000文字まで入力でき、任意入力なので、空のままでも送信はできます。
編集できるのは件名とメッセージ欄の2か所です
宛名・書き出し・求人詳細のリンク・末尾の但し書きは固定です
本文には、編集できない部分もあります。冒頭の宛名、その次の書き出しの1文、求人詳細として自動で入る求人のリンク、そして末尾の但し書きは、こちらでは触れません。
末尾には次の3つの但し書きが入ります。求人の募集内容に近いレジュメを登録している方に届けていること、匿名で公開されているレジュメ情報をもとに届けているため企業は個人を特定できないこと、応募後は通常の選考と同じように書類選考・面接があることの3点です。
自由に一から書ける機能ではありません。決まった型のなかに、件名と自分のメッセージを差し込む形です。それでも、なぜこの人に声をかけたのかを自分の言葉で添える余地は残っています。
なお、国籍・人種・思想・宗教・身体条件・家族・出身地・性別・年齢などに触れる差別的な記載は禁止されています。
宛名・書き出し・求人詳細・末尾の但し書きは編集できません
内容を確認して送信する
件名と本文を整えたら、内容を確認して送信します。候補者を複数選んでいる場合は、「まとめてアプローチ」から一度に送ることもできます。
ただし、まとめて送る場合も文面は共通です。1人ずつ書き分けたいなら、相手ごとに送ることになります。
送ったあとは確認できる?送付履歴は確認できません
手動アプローチの送付履歴は確認できません。送った通数も、残りの数も、管理画面には表示されません。
送付履歴に当たるメニューが管理画面にありません
公式のよくある質問には、アプローチの送付履歴は確認できませんと1文だけ書かれています。管理画面を見ても、ホーム、候補者、応募者、求人、有料広告、その他という6つのメニューのどこにも、送付履歴に当たる項目はありませんでした。その他の配下にある11項目にもありません。
誰にいつ送ったかを残したいなら、管理画面の外に自分で記録をつくることになります。
候補者一覧が0件になることがあります
候補者一覧が突然0件になり、次のメッセージが表示されることがあります。
条件に合致する候補者がいないか手動アプローチの上限に達したため、候補者を表示できませんでした。
このメッセージは、候補者がいないのか、上限に達したのかを区別しません。どちらなのかは画面からは判断できず、送った数も残りも表示されないため、上限に近づいていることに事前に気づく方法もありません。
候補者が表示されなくなったときのメッセージ
同じアカウントを複数人で使うなら、送信記録は自分たちで残す
この0件の表示は、自社の管理画面を確認しているときに実際に出ました。少し前まで2,000件を超える候補者が並んでいたのに、しばらく操作しているあいだに0件になっていたのです。原因は、同じアカウントで別の担当者が採用活動としてアプローチを送っていたことでした。
送った通数も残りも表示されないので、自分が送っていなくても、ある日いきなり候補者が出てこなくなることがあります。複数人で1つのアカウントを使うなら、次の2つを決めておくと迷いません。
- 誰が、いつ、どの求人で送るか
- 送った相手と日付を、どこに記録するか
スプレッドシート1枚で足ります。管理画面が覚えていてくれない前提で運用を組むほうが、あとで困りません。
結局どんなときに使う?狙って送りたいときに使います
手動アプローチを使うかどうかは、送る相手を自分で決めたいか、そしてその求人で有料広告を配信しているか、の2点で決まります。
手動アプローチが向く場面
次のような場面では、条件を設定して待つより、こちらから選んで声をかけるほうが早く進みます。
- 採用したい人物像がはっきりしていて、経歴を見て判断したい
- 自社の求人をすでに見ている人に、あらためて声をかけたい
- なぜあなたに声をかけたのかを、自分の言葉で伝えたい
反対に、条件に合う人へ広く声をかけたいなら、Airワーク 採用管理の自動アプローチのほうが手間はかかりません。
Indeedに直接求人を出しているだけでは、送る相手を自分で選べません。相手を決めて声をかけたいなら、Airワーク 採用管理の手動アプローチが向いています。
使う前に決めておくこと
送り始める前に、この4つを決めておくと後から慌てずに済みます。
- 送る担当者を決める(複数人で送るなら、担当と時期を分ける)
- 絞り込み条件を決めて保存する(あとで直せないので、名前を分かりやすく)
- メッセージの型を用意する(毎回一から書かない)
- 送った相手と日付の記録先を決める
まず掲載と有料広告の状態を確認する
ここまで見てきたとおり、手動アプローチは掲載中で有料広告を配信している求人から使う機能です。使ってみたい場合は、まず自社の求人が掲載中になっているか、有料広告を配信しているかを確認してください。
できることとできないことが分かっていれば、記録の残し方を先に決めておくだけで運用できます。
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