YOUTRUST(ユートラスト)は、友人や知人のネットワークを介してスカウトを送ることができる日本発のキャリアSNSです。
若手社会人を中心に活用されており、転職エージェントでは出会えない優秀な人材にアプローチできる手段として、スタートアップやベンチャー企業からは特に注目を集めています。
本記事では、YOUTRUSTの基本情報から料金体系、採用に活用できる理由、競合サービスとの違いまで徹底解説します。
ヘッドハンターやエージェントを使わずに優秀人材に出会いたいと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
YOUTRUST(ユートラスト)とは?
YOUTRUST(ユートラスト)は、株式会社YOUTRUSTが運営するキャリアSNSです。
2018年にサービスが開始され、2025年現在では20代〜30代を中心に40万人が利用しています。
なお、YOUTRUSTは転職サイトではありません。
転職顕在層が集まる従来の求人媒体やエージェントサービスとは異なり、「いますぐ転職を考えているわけではない」転職潜在層が集います。
中長期的なキャリア形成を考えるデジタル・IT系若手人材に、「転職活動をする前から」早期アプローチをかけることができる点が特徴です。
ちなみに、スカウトを送れるのは「友達」か「友達の友達」のみ。
大手スカウトサービスのように膨大な量のスカウトを乱れ打ちすることはできません。
あくまで信頼できる「つながり」を重視したうえで、企業と候補者がマッチングできる仕組みとなっているため、「量」より「質」のスカウトが送れる媒体と言えるでしょう。
YOUTRUSTが採用に最適な4つの理由
YOUTRUSTは採用目的で活用されることの多いキャリアSNSです。
なぜ、求人サイトではないYOUTRUSTが採用活動に適しているのか、4つの理由を解説します。
転職潜在層の母集団形成ができるから
YOUTRUSTの強みは、他の転職サービスには登録していない転職潜在層にアプローチできる点にあります。
公式サイトによると、YOUTRUSTユーザーの約40%は他の転職サービスを利用していません。
つまり、一般的な求人サイトやエージェント経由では出会えない優秀人材にアプローチできる可能性が高いということになります。
ヘッドハンティングなどを活用せずに候補者の母集団を形成できる点は、採用予算を十分にかけることができない企業にとって大きなメリットになるでしょう。
なお、ユーザーは自身の転職・副業意欲を以下の4段階で設定できるようになっています。
無駄打ちを防ぐため、各ユーザーの意欲を確認しながら最適なタイミングでアプローチするとよいでしょう。
- 積極的に検討している
- 検討している
- よい案件があれば
- 全く考えていない
エージェントより採用単価が抑えられる可能性があるから
YOUTRUSTの料金は成果報酬型ではなく定額制です。
そのため、何名採用しても追加コストが発生せず、採用人数が増えれば増えるほど1人あたりの採用単価を抑えることができます。
エージェントの成果報酬額は年収の30~35%程度が一般的。
特にエンジニアなどのプロフェッショナル人材となると、ひとり採用するのに数百万円かかるということもザラにあります。
一方、YOUTRUSTは月額固定費用のみで運用できるため、大幅なコスト削減が期待できるでしょう。
公式サイトでは「他サービス対比約50%程度のコストで採用可能」と紹介されています。
ハイクラス層を採用したい企業ほどチャレンジする価値のある媒体と言えるかもしれません。
スカウト返信率が高く、無駄打ちがないから
YOUTRUSTのスカウト返信率は約30%と、他のダイレクトリクルーティングサービス(5〜10%程度)と比較して高い水準を誇ります。
関係値の高い「友達」か「友達の友達」にしか送れないYOUTRUSTならではのスカウトルールや、ユーザーが転職意欲を登録できる仕様などによって、そもそも温度感の高いユーザーにスカウトを送ることができるため、高い返信率になっていると考えられます。
また、有料プランではYOUTRUST専任チームによるスカウトメッセージの添削や、候補者レコメンドなどのサポートを受けられるため、返信率をさらに高めることが可能でしょう。
スカウトの無駄打ちを減らし、効率的に候補者とコミュニケーションを取れる点は、リソースが限られている採用担当者の方にとって大きなメリットになるはずです。
ダイレクトリクルーティングでマッチ度が高いから
YOUTRUSTでは、企業と候補者が直接コミュニケーションを取るダイレクトリクルーティングの仕組みを採用しています。
エージェントなどの第三者を介さないぶん、採用のミスマッチを防ぐことができるため、入社後の定着率向上が期待できるでしょう。
公式サイトによると、YOUTRUSTユーザーの約46%が「企業とのマッチ度」を重視して転職先を選んでいます。
給与や待遇だけでなく、企業のビジョンやカルチャーへの共感を大切にするユーザーが多いため、条件面だけでは測れない「相性の良い人材」と出会いやすい環境が整っているでしょう。
カジュアル面談などでの対話が相性診断の役割を果たします。
YOUTRUSTの料金・プランごとの違いは?
YOUTRUSTには無料プランと4種類の有料プランが用意されています。
有料プランはいずれも成果報酬型ではなく定額制のため、何名採用しても追加費用は発生しません。
まずは一覧表で無料プランと有料プランの違いを確認してみましょう。
| 機能 | 無料 | 有料 |
|---|---|---|
| スカウト範囲 | 直接の友達まで | 友達の友達まで |
| スカウト通数 | 無制限 | プランにより変動 |
| カジュアル面談(求人)募集 | 〇 | 〇 |
| 応募者管理 | 〇 | 〇 |
| 転職・副業意欲確認 | 〇(直接の友達まで) | 〇(友達の友達まで) |
| 専任チームのサポート | × | 〇 |
無料プラン
無料プランは、YOUTRUSTの基本機能を試したい企業向けのトライアルプランです。
費用をかけずにサービスの使用感を確認できるため、本格導入前の検証として最適でしょう。
無料プランは「直接の友達」にスカウトを「無制限」で送ることができることが特徴。
友達ユーザーの範囲内で優秀人材に出会えた場合、費用を一切かけることなく採用することができるかもしれません。
まずは登録してみて、どんな人材がいるかリサーチしてみましょう。
有料プラン
YOUTRUSTを採用目的で最大限活用したいと考える企業には、有料プランがおすすめです。
有料プランは無料プランの機能に加え、主に以下3つの特徴があります。
- 「友達の友達」へのアプローチができる
- 専任チームのサポートを受けることができる
- スカウト可能通数がプランによって変動する
各プランの料金および条件は以下の通りです。
| 項目 | プレミアム | アドバンス | スタンダードplus | スタンダード |
|---|---|---|---|---|
| 初期費用 | 10万円 | 10万円 | 10万円 | 10万円 |
| 月額料金 | 60万円 | 42万円 | 30万円 | 24万円 |
| スカウト通数 | 800通まで | 400通まで | 200通まで | 120通まで |
| 公式リクルーター数(アカウント数) | 50名まで | 30名まで | 15名まで | 10名まで |
| スカウト通数追加 | 20通10万円 | 20通10万円 | 20通10万円 | 20通10万円 |
※6ヶ月契約の場合(年間契約などでのボリュームディスカウントあり)
無料プランを活用したうえで、必要なスカウト通数やアカウント数を加味してプランを選択してみましょう。
なお、導入時にはYOUTRUSTへ直接問い合わせ、最新情報をご確認ください。
YOUTRUSTと競合サービスとの違い
YOUTRUSTのほかにも採用に強いSNSやプラットフォームサービスは存在します。
YOUTRUSTはそれらの競合サービスと比べて何が違うのか、5つのサービスとの比較と使い分けを紹介します。
Wantedlyとの違い
Wantedlyは「共感」を軸にした採用マッチングサービスとして広く知られています。
ブログ機能である「ストーリー」での発信を中心に、価値観に共感した人材と出会える点が強みです。
ただ、あくまで採用のためのプラットフォームであるため、YOUTRUSTよりは転職顕在層が多い傾向にあるでしょう。
Wantedly最大の特徴は、求人に給与や待遇を掲載してはいけないこと。
通常の求人媒体とは大きく異なる点です。
よって、転職意向は比較的高いものの、条件メインで選ぼうとしていない求職者に向いているサービスと言えるかもしれません。
LinkedInとの違い
LinkedInは世界最大級のビジネスSNS。
200以上の国と地域で世界10億人以上が利用しています。
日本でのユーザーは400万人と世界規模で見るとまだまだ小規模ですが、それでもYOUTRUSTの10倍のユーザーを有しているため、より広域で多彩な人材と出会える可能性はあるでしょう。
LinkedInはハイクラス人材や外資系企業に強く、YOUTRUSTはデジタル人材やスタートアップ企業に強い傾向があるため、採用したいターゲットに応じて使い分けるのもおすすめです。
Eightとの違い
名刺管理アプリとして有名なEightですが、採用目的のスカウトが送れる企業向けサービス「Eight Career Design」も展開しています。
Eightが抱える詳細な名刺情報をもとにしたスカウトが送れるため、YOUTRUSTより正確な職種や業種のターゲティングが期待できるでしょう。
ただ、つながりのないユーザーへもスカウトを送ることができる点は、メリットでもあり、デメリットでもあるでしょう。
YOUTRUSTのような「友達 or 友達の友達」限定配信ではないため、返信率は低いかもしれません。
Facebookとの違い
Facebookは言わずと知れた世界最大の実名登録制SNS。
国内月間アクティブユーザー数は2,600万人と大規模で、その他の主要SNSと肩を並べます。
採用特化型SNSではないものの、実名登録制であることから、ビジネス目的での利用は盛んです。
YOUTRUSTと比べて圧倒的な登録者数を誇るため、出会える人材の数も桁違いとなるでしょう。
しかし、昨今は若年層の利用率が低い傾向にあるため、若手採用にはYOUTRUSTが向いているかもしれません。
ターゲットの年齢や利用の有無に合わせて活用を考えてみましょう。
noteとの違い
noteは1,000万人以上の会員数を有するテキスト中心のメディアプラットフォームです。
閲覧のみであれば会員登録する必要はなく、だれでも気軽に記事を読むことができます。
採用ブランディングに活用する企業も多く、大手企業からスタートアップ企業まで、あらゆる組織が採用メッセージや社員インタビュー、オープン社内報などを日々発信しています。
一方で、YOUTRUSTのようなスカウト機能はないため、求職者へ能動的なアプローチをすることはできません。
「YOUTRUSTとnoteのどちらを使うか」ではなく、「noteで採用ブランディング→カジュアル面談を希望する場合はYOUTRUSTへ誘導」といったかたちで、併用するのが理想的でしょう。
YOUTRUSTで転職潜在層への早期アプローチを始めよう
本記事では、キャリアSNS「YOUTRUST」の概要から料金体系、競合サービスとの違いを紹介しました。
「若手IT系人材に向けて中長期的にアプローチしたい」「条件よりカルチャーフィットを重視する人材と出会いたい」と考える場合にYOUTRUSTはぴったりです。
一方で、「いますぐ即戦力人材が欲しい」と考える場合はYOUTRUSTだけでなく、転職顕在層向けサービスも検討してみましょう。
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顕在層・潜在層へのアプローチを使い分けて、効率的な採用を実現しましょう。
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