Indeed(インディード)で露出を増やす方法は?仕組みとコツを徹底解説

疑問を浮かべる女性

3行でわかる!この記事の要約
  1. この記事を読むと、Indeedで露出を高める具体的なテクニックやアルゴリズムについて知ることができます。
  2. Indeedのアルゴリズムは明かされていませんが、勤務地・検索キーワード・閲覧傾向の3つの情報と関連性が高いと総合的に判断した求人情報を求職者に表示しています。
  3. 自社の求めている人物像を明確にして、求職者が検索するであろうキーワードを想定しながら、求人原稿を作成するのがオススメです。

テレビCMでもお馴染みのIndeedは、求人を無料から掲載でき、応募者を獲得できる求人サイトです。

Indeedは、毎週68万件以上もの求人案件が追加されるなど求人掲載数が圧倒的に多いので、他の求人と埋もれないよう、露出を増やすことが大切です。

今回は、Indeedの求人掲載におけるアルゴリズムとはどのようなものか、露出を増やすための具体的なテクニックをお伝えします。

※アルゴリズムとは問題解決における方法や手順のことを指します。

インディード(Indeed)とは?メリット・デメリット、効果を出す方法まで徹底解説!

Indeed(インディード)の検索表示順位の仕組みとは?

Indeedにおける表示順位の仕組みは、「全体に共通する仕組み」「有料掲載の仕組み」「無料掲載の仕組み」の大きく3つの観点から考えることができます。
ここでは、3つの観点について、どのような仕組みになっているのかを具体的に解説します。

Indeed(インディード)に共通する順位表示の仕組み

有料掲載・無料掲載の2つに共通している表示順位の仕組みは、「求職者の検索ワードに合致する求人の露出が増える」ことです。

例えば、ユーザーが「一般事務 アルバイト」と検索した場合、一般事務であっても正社員求人はマッチ度が低いため、露出は増えないのです。
当然ながら、飲食店スタッフやアパレル販売員など、一般事務以外の求人が表示されることもありません。

加えて、Indeedでは、過去の検索ワードや閲覧求人が記録されるため、それらの履歴をもとに、求職者一人ひとりにマッチする求人が表示されるようになっています。

Indeed(インディード)有料掲載の順位表示の仕組み

有料掲載は、「クリック単価」が表示順位に影響します。
1クリックあたりの単価は15円〜1,000円の範囲で設定ができ、単価を高く設定するほど露出が増えやすくなる仕組みです。

掲載企業同士のオークション形式となっているため、競争率が高い職種ほど高くなります。

また、有料掲載であっても、求職者のクリック数が少なければ、人気の低い求人だと判断されて露出されにくくなると言われています。
そのため、大前提として検索者のニーズに合致した求人の作成や、定期的な更新が大切です。

Indeed(インディード)無料掲載の順位表示の仕組み

無料掲載の場合にどのような仕組みで表示順位が決まるのか、Indeedから公開はされてはいません。

傾向として言われているのが、Indeedの無料掲載は、掲載開始日が最新であるほど露出が増えやすいです。
つまり、掲載からの期間が長くなるほど、検索順位は下がってしまうのです。

古い情報であればあるほど、求職者とのマッチ度は下がるため、これは妥当な傾向であるとも言えます。

※関連記事はこちら
インディード(Indeed)の掲載料、無料・有料プランを徹底比較!

Indeed(インディード)で露出を増やすためのポイント

Indeedのアルゴリズムは明かされていませんが、Indeedは下記の3つの情報から関連性が高いと総合的に判断した求人情報を求職者に表示しています。

1. 勤務地
2. 検索キーワード
3. 閲覧傾向

また、2019年の夏頃から、スマートフォンやアプリの検索画面で、より詳しい検索条件で検索できるようになりました。

・正社員、派遣、バイトなどの雇用形態
・給与
・掲載期間(全ての求人もしくは、新着求人)

これにより、求職者は自分の希望条件に見合った求人情報に、より簡単にたどり着きやすくなっています。

募集内容と関連性が低い求職者への表示は全く意味がない

有料広告での掲載であれば、求職者の目に留まりやすい位置に表示されるので、有料利用をすれば、求職者の検索意図を意識しなくてもいいと思う方もいるのではないでしょうか。

しかし実は、求人が求職者の目に留まりやすい位置に表示されても、自社の求人に興味のない人に表示されていたら、全く意味がありません。

有料広告で掲載する場合も、求職者の求める情報を記載することが重要です。

求人広告を掲載したい方へ

採用係長は、作成した採用サイトを最大5つの検索エンジンにワンクリックで連携できます。
求人掲載が無料で始められる「採用係長」。ぜひ一度お試しくださいませ。

最短2分で登録完了!無料体験を始める

Indeed(インディード)で求人の露出を増やす3つの具体的なテクニック

それでは、具体的に求人票をどのように作成すれば、求職者の目に留まるよう露出を増やすことができるのでしょうか。

Indeedで求人の露出を増やすためのテクニックについて3つご紹介します。

 職種名がシンプルかつ具体的に表現してあること

職種名を具体的かつシンプルに記載するのが重要です。

職種名は、求職者から最も検索されやすいキーワードなので、特に注意して記載する必要があります。

まず、Indeedに正しく読み込んでもらうために、わかりやすくシンプルな記載にしましょう。

Indeed公式ホームページでも、下記の文言は避けるよう明記されているのでご参考ください。

▼職種名に避けるべき内容

■文章のような職種名
■感嘆符
■社内の用語、求人番号、略語など

引用:Indeed「効果的な求人票の書き方

職種名は、Indeedの検索結果画面で表示される求人タイトルになります。
求職者が見たときに、働くイメージを持ちやすい職種名を記載するとよいでしょう。

職種名の具体例:

介護施設の介護福祉士

介護施設の准看護師

機械製造エンジニア

たこ焼き屋の店長職

※関連記事はこちら
魅力が伝わる職種名の書き方 業種との違いやIndeedで目立つためのコツも解説

 検索キーワードを原稿に入れる

求職者が検索する際に使用されやすいキーワードを、求人原稿にも記載することが大切です。

Indeedでは、求職者が特定のキーワードを入力して検索をかけ、マッチ度が高い求人が表示されます。
逆に言うと、自社の求人が露出されない場合、そもそも検索キーワードが求職者のニーズと合致していない可能性があります。

自社が求める人材を獲得するために、検索キーワードの盛り込みは欠かせません。
よく検索されているキーワードについては後述しますが、「自社が求める人材がどのようなキーワードで検索するのか」を予測して、求人に反映させる必要があります。

キーワード対策による表示順位への効果

キーワードを適切に盛り込むことで、獲得したい人材の検索結果に自社の求人が表示されます。
マッチ度が高いほど露出が増えやすくなるため、おのずと募集増加につながるのです。

ただし、職種やエリア、ターゲットによって競合性は異なるため、キーワード対策の効果には差が出ます。
露出を増やすためには、求人ごとの表示回数を定期的に確認し、改善を図ることが重要です。

また、盛り込むキーワードを選定する際には、「~ではない」という表現に注意が必要です。

例えば、「※今回は業務委託の募集ではないのでご注意ください」「日払いではありません」と記載したとします。
この場合、「業務委託」「日払い」といった単純なキーワードのみをIndeeedのAIが拾ってしまい、業務委託や日払いを希望する求職者に表示されてしまう可能性があるのです。

求人の文言は、「今回は正社員の募集です」「給料は月払いです」など、できるだけ直接的な表現が望ましいといえます。
検索エンジンの仕組みを理解し、語弊のない求人票を作成しましょう。

検索されやすいキーワード一覧

検索されやすいキーワードは、職種や雇用形態などによって異なります。

例えば、工場の作業員を募集する場合、「日払いOK」「寮完備」「残業なし」などが検索される傾向にあります。

業界やターゲットの求職者にとってニーズが高い要素で、かつ自社がアピールできるものがあれば、求人原稿に盛り込んでいきましょう。

条件面で検索されやすいキーワードは、下記の通りなので、求人票を作成する際にご参考ください。

・残業なし
・シフト制
・平日◯時間以内OK
・週◯日からOK
・土日祝日休み
・年間休日〇〇日以上
・転勤なし
・離職率◯未満
・最寄駅から徒歩◯分
・有給休暇消化率◯%以上
・研修制度充実
・中途入社◯割以上
・〇〇代の多い職場
・平均年齢〇〇歳
・入社祝い金あり
・交通費支給あり
・高時給
・週払いOK
・残業代全額支給
・社宅・家賃補助制度

※関連記事はこちら
Indeed検索でヒットしやすいキーワードの見つけ方とは?

求職者の立場に立って、具体的な内容を記載する

自社が求めている人物に求人票を見てもらうためには、募集背景や仕事内容、職場環境や労働条件など、求職者が想像できるようにわかりやすく具体的に書きましょう。

ただ、どのような求人内容が露出されやすいかは、実際に掲載してみないとわからない部分もあります。

掲載後、修正した求人票の閲覧数やクリック数の変化をみて、反応が良い求人票を他の求人票にも取り入れていくなどの改善が大切です。

Indeeed(インディード)の有料掲載で露出を増やすコツ

有料掲載で露出を増やすには、「クリック単価」についても意識する必要があります。
クリック単価は、1クリックに対して支払う単価の上限を各企業が設定し、入札制で表示順が決まります。
そのため、クリック単価を高く設定するほど、露出が増えるのです。

とはいえ、むやみにクリック単価を高くすると、莫大な採用コストが発生します。
Indeedの有料掲載を効率的に進めるには、管理画面で「1日あたりの上限予算」を設定することがおすすめです。

例えば、短期間で多くの採用を集めたいのであれば、上限単価と1日の上限予算を高めに設定するのが効果的であるかもしれません。
予算が少ないものの、採用自体を急いでないのであれば、1日の上限予算を低めに設定するとよいでしょう。

自社の予算や採用の緊急度などを踏まえて、金額を設定することが重要です。

Indeedのアルゴリズム対策として何をすればいいのか?

Indeedのアルゴリズムといっても、明確に開示されている訳ではありませんので、まずは根底の考え方の部分からアルゴリズムについて追究していきたいと思います。

Indeedは企業理念として「Help People Get Jobs」を掲げており「求職者に関連性が高く、品質の高い最新の情報を提供すること」を明言しています。

そのため、Indeedでなるべく求職者の目に留まる位置に表示させたいのであれば、「求職者が求める情報を提供できるか」を踏まえて、求人票を作成することが重要です。

Indeed(インディード)の求人情報でクリック率が上がらない理由

Indeedには膨大な量の求人が掲載されているので、自分たちなりに対策をしても、クリック率が上がらないケースもあります。

クリック率が上がっていない場合、考えられる要因は下記のとおりです。

①そもそも表示されていない

求職者の求人検索画面に、そもそも自社の求人が表示されていない可能性があります。
多くの場合、これはキーワード対策に失敗していることが理由です。

Indeedの管理画面には、「Indeedアナリティクス」と呼ばれる、掲載求人のパフォーマンスを分析する機能が搭載されています。
アナリティクスでは、検索画面での「表示回数」を確認できるので、まずはこの数値をチェックしてみてください。

表示回数が少ない場合は、キーワード対策を改善するとよいでしょう。

②ターゲットに沿って配信できていない

検索画面に表示されていても、ターゲットに興味のある求人でなければ、クリックにはつながりません。

例えば、「飲食店 スタッフ」とだけ求人に書いても、「ホールスタッフ」なのか「キッチンスタッフ」なのかは判断できません。
そのため、有料掲載や効果的なキーワード対策でいくら露出を増やしても、求職者は他の具体的な求人に流れてしまうでしょう。

まずは自社が「どんな人材を求めているのか」を明確にしたうえで、ターゲットに沿った求人を作成しましょう。

③表示される情報が少なすぎる

blank

検索画面では、上の画像のように、検索キーワードに対応した求人内容の一部が表示され、クリック後に求人全体を閲覧できるようになっています。
そのため、検索結果に表示される情報が少なすぎると、何の求人なのかが伝わらず、見逃されるケースが増えるのです。

対策したキーワードの前後に詳しい情報を盛り込むことで、検索画面に表示される一部分だけでも、求職者に求人の魅力を伝えられるようになります。

④タグを活用できていない 

blank

「タグ」とは、上の画像の赤枠部分のように、求人名の下に表示される注目情報のことです。
求人情報の目立つ位置にあり、求職者の目に自然と入るため、クリック率にも影響します。

タグはIndeed内で求人を直接投稿する場合、3つまで選んで設定できます。
選べるタグは、下記のとおりです。

・シニア応援
・社員登用あり
・昇給・昇格あり
・残業なし
・週1日からOK
・週2〜3日からOK
・シフト自由
・高収入
・交通費支給
・即日勤務OK
・急募
・駅から5分以内

また、新型コロナウイルス蔓延に伴い、新型コロナウイルス関連のタグも設定できる様になりました。「在宅OK」「時差出勤」など、アピールできる項目があれば、設定した方が良いです。

自社のターゲットに合わせて、最適なタグを設定してください。

※関連記事はこちら
Indeedのジョブラベルで求職者へアピール!効果アップのためにできる2つのこと

Indeed(インディード)の求人アナリティクスも活用しよう

先ほど、Indeedには「Indeedアナリティクス」という機能が搭載されていることを解説しましたが、「求人アナリティクス」と呼ばれる機能も備わっています。

求人アナリティクスでは、掲載している全求人のクリック数や検索キーワードランキングなどの集計結果を、1か月単位で確認できます。
分析結果を求人の改善に生かせば、表示回数やクリック率の向上が可能です。

例えば、検索キーワードランキングを確認すれば、自社の求人がどのようなキーワードで検索されているのかが分かります。
クリック数が多い求人の傾向を把握できれば、クリック数が少ない他の求人の改善もしやすいでしょう。

定期的に求人アナリティクスを活用して、求人の改善を図ることが大切です。

※関連記事はこちら
Indeedで2つのアナリティクスを活用して応募者数を増やす方法【使い方も詳しく解説】

求職者の求める情報に基づいて、ニーズに合った求人内容を作成しよう!

Indeedのアルゴリズムの仕組みは公表されていませんが、根底にある「求職者の求める情報」を正しく提供することで、自社に合う人材に求人票を見えてもらえる可能性が高まります。

自社の求めている人物像を明確にして、求職者が検索するであろうキーワードを想定しながら、求人原稿を作成しましょう。

また、掲載にあたり、Indeedの掲載ガイドラインを守ることも忘れないようにしましょう。

意図せず差別的な用語などを記載していたために、求人情報がIndeedで掲載されないこともあります。

上記のようなテクニックを含め、運用ノウハウのある代理店に任せるのも1つの有効的な手段です。

Indeedでの効果が上がらずお困りの方は、ぜひ一度、ネットオンまでご相談ください

また、採用サイトをお持ちでない企業の方は、ぜひ簡単2分で作成できる「採用係長」をおすすめします。

もし、求人票作成にあたり不安がある場合は、サポートスタッフが相談にも対応するので、安心してIndeedに掲載する求人情報を作成できます。

採用係長については、下記の記事で詳しく解説しています。
採用係長とは? 採用係長でできることを詳しく解説。導入事例や評判も紹介します

インディードの概要についてはこちら

同じカテゴリ内の人気記事

この記事を書いた人
blank
コンノ

公務員として4年間、人事労務の実務経験あり。 これまで100名以上の事業者をインタビューしており、「企業や個人事業主が本当に悩んでいること」を解決できる記事を執筆します。

監修者
監修者
辻 惠次郎

ネットオン創業期に入社後、現在は取締役CTOとしてマーケティングからプロダクトまでを統括。
通算約200社のデジタルマーケティングコンサルタントを経験。特に難しいとされる、飲食や介護の正社員の応募単価を5万円台から1万円台に下げる実績を作り出した。
Indeedはもちろん、インターネット広告やDSP広告を組み合わせた効率的な集客や、Google Analytics等の解析ツールを利用した効果分析、サイト改善を強みとしている。

お電話でのお問い合わせ・ご相談はこちら。
電話番号03-6692-9628

【受付時間】平日9:00〜18:00

【 定休日 】土・日・祝日

まずは無料ではじめる