Indeedで2つのアナリティクスを活用して応募者数を増やす方法【使い方も詳しく解説】

Indeed 応募者数 アナリティクス

3行でわかる!この記事の要約
  1. この記事を読むと、Indeedで2種類のアナリティクスを活用する方法について知ることができます。
  2. Indeedには、「求人アナリティクス」と「Indeedアナリティクス」の2つのアナリティクスがあります。
  3. 求人アナリティクスとIndeedアナリティクスを活用し、問題点を把握・改善することで求めている人材からの応募数を増やすことができるでしょう。

Indeed(インディード)は、求人広告を無料から掲載することができ、広告のクリックに応じて課金される運用型広告のため、「低予算で採用できる」と人気を集めている求人媒体です。

ただ、Indeedは検索者が求める情報から順に広告が表示される検索エンジン型の仕組みをしており、低予算で広告を掲載できる分、求職者に応募してもらうにはテクニックが必要です。

そんなIndeedで、応募者数を増やすためにはIndeedで使用できる2つのアナリティクスを活用することをおすすめします。

今回は、Indeedのアナリティクスを使用する方法と、応募者を増やす活用方法について、お伝えします。

※Indeedについてはこちらで詳しく解説しています。
Indeed(インディード)とは?仕組み・メリット・デメリット・効果を出す方法・成功事例まで徹底解説!

Indeedにある2つのアナリティクスとは

Indeedには、「求人アナリティクス」「Indeedアナリティクス」の2つのアナリティクスがあります。

元から搭載されていた求人アナリティクスに加えて、もう少し細かく分析ができるIndeedアナリティクスも数年前から利用できるようになりました。

検索キーワードのトレンドが把握できる求人アナリティクス

求人アナリティクスでは、下記5つの項目について、1ヶ月ごとに集計された結果を閲覧できます。

  • Indeedで掲載されている求人件数(12ヶ月分)
  • 求人広告のクリック数(12ヶ月分)
  • 職種名のランキング(検索上位10件)
  • 検索ワードのランキング(検索上位10件)
  • 勤務地ランキング(検索上位10件)

Indeed求人アナリティクス

求人アナリティクスのデータで確認できる項目は、求人件数とクリック数の2つです。基本的に、求人アナリティクスは月末締めで月のデータが出てから確認するのに使用されます。

なぜ求人件数とクリック数はあまり使用されないかと言うと、まず求人件数は企業側で既に把握していることが多く、12か月間の推移も企業にとって確認する必要のない分析結果であるためです。

次に、クリック数は、Indeedに掲載されているすべての求人広告に対するクリック数であること、Indeedアナリティクスでより詳しく確認できるため、ここの数値も確認する必要がありません。

そのため、主に求人アナリティクスは、「検索者がどのようなキーワードで求人を検索しているのか理解する」ために使用されています。

Indeedを使用する上で、「求める人材層がIndeedで検索するキーワードを求人内容に落とし込んで盛り込む」ことが重要です。

また、Indeedには無料掲載と有料オプションの掲載があり、「求める人材の意図に沿った求人内容」でない場合は、欲しい人材に広告を掲載されていない可能性があります。

Indeedが判断する基準として、求職者の検索キーワードや閲覧履歴から「検索者の意図」を判断しており、求める人材に広告を見てもらうために、その人材が検索すると想定されるキーワードを求人広告に含めることが大切になります。

そのため、求人広告を効率的に見てもらいたいと考える担当者は、求人アナリティクスを使用して、何のキーワードで求人をクリックされているか確認するのです。

ただ注意してほしいのは、各種キーワードのランキングデータは、その企業がIndeedで掲載しているすべての求人広告のデータによって集計されている点です。

求人件数が少ない場合はよいのですが、複数の職種を募集し、求人件数が増えれば増えるほど、どの求人に対して検索されたキーワードなのか判断しづらくなります。

※求人アナリティクスについては2019年1月以降に更新が止まっており、最新データの確認が出来ない状況です。今後、機能のリニューアルや停止の可能性がございます。(2019年5月30日現在)

※関連記事はこちら
【Indeedの秘訣】応募数アップのコツはキーワード選定!検索されやすい求人票を作る方法

より細かい分析データが把握できるIndeedアナリティクス

一方、Indeedアナリティクスは、より詳しいデータを確認できます。

また、Indeedアナリティクスは機能が次々に追加されており、まだ実装されてないアイコンも存在します。

Indeedアナリティクスで表示される、2つのメニュー画面は下記の通りです。

  • ダッシュボード
  • パフォーマンスレポート

視覚的に動向を確認できるダッシュボード

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ダッシュボードでは、下記の内容が確認できます。

  1. 広告全体のパフォーマンス推移
  2. 求人広告のパフォーマンスランキング
  3. 検索者の理解に役立つグラフ

広告全体のパフォーマンス推移

推移表では自分で期間を設定して、下記項目について掲載されている全体の広告に対する数値が合算されて表示されます。

  • 合計タブ:求人広告のクリック数、応募数、費用
  • コンバージョン率タブ:クリック率、応募率
  • コストパフォーマンスタブ:平均CPC(クリック単価)、平均CPA(コンバージョン単価)

自社が募集している広告全体のクリック数や応募数、それにかかる費用など、パフォーマンスを確認しクリックの偏りがないか判断するのに使用します。

なお、コンバージョン率の低下など変化があった場合は、次の求人広告のパフォーマンスランキングやパフォーマンスレポートで何が原因なのかを特定します。

求人広告のパフォーマンスランキング

求人広告のパフォーマンスランキングでは下記の通り、ひとつの広告単体とキャンペーンごとで、ランキングが表示されます。

  • 求人パフォーマンスベスト5
  • 求人パフォーマンスワースト5
  • キャンペーンパフォーマンスベスト3
  • キャンペーンパフォーマンスワースト3

キャンペーンとは、企業が設定する広告のグループのことで、例えば複数の職種や都道府県、急募と一般募集など種類ごとで分けて設定されます。

これらのランキングでは、主にワーストランキングを確認することで、応募に至っていない求人を特定し改善対象を見つけることに使用されます。

また、ベストランキングで効果を出している求人が、なぜ効果が出るようになったのか把握する事にも役立ちます。

年間を通しての求人応募が集まりやすい時期も留意して活用しましょう。

検索者の把握に役立つグラフ

検索者 グラフ

こちらの棒グラフは、企業が掲載する全求人に対して、オーガニックのクリック数とスポンサーのクリック数を比較したものです。

また、円グラフは検索者がモバイルとPC(パソコン)どちらから流入しているのか把握できます。

それぞれのデバイスで見やすい求人になるよう最適化をどうするか考えるのに役立ちます。

求人広告の細かな数値を確認できるパフォーマンスレポート

求人パフォーマンス

パフォーマンスレポートでは、下記4つの項目が確認できます。

  • 求人パフォーマンス
  • キャンペーンパフォーマンス
  • ターゲット広告 – ITAアプライ
  • 履歴書検索パフォーマンス

しかし、ターゲット広告 – ITAアプライと、履歴書検索パフォーマンスはまだ、実際に使用できるアイコンではないため、求人とキャンペーンごとのパフォーマンスを確認するのに使用します。

パフォーマンスランキングなどで、応募に至っていない求人は何が原因でパフォーマンスを発揮できていないのか細かな原因を探ります。

原因によって、取るべき対策も変わるので、詳細に内容を確認できるパフォーマンスレポートは頻繁に活用しましょう。

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応募者数を増やすために2つのアナリティクスを活用する方法とは

求人アナリティクスとIndeedアナリティクスを活用して求人広告のパフォーマンスなどから応募数が少ない求人の何が原因になのか確認する方法をお伝えしました。

応募者数が増えない原因は、下記の4つが考えられます。

  • 求人広告が表示されていない
  • 求人広告が対象ではない求職者向けに掲載されている
  • 求人広告がクリックされていない
  • 求人広告を見ても応募されない広告になっている

特に、見てほしい人向けに掲載できていない、広告をクリックしてもらえないことが原因の場合は、求人内容を見てもらえていない状態なので、優先的に改善する必要があります。

2つのアナリティクスを活用して対策する方法は、下記の通りです。

検索キーワードランキングからミスマッチを防ぐ

求人アナリティクスの検索キーワードランキングから、ミスマッチなキーワードで検索されていないかを特定します。

ミスマッチなキーワードで検索されている場合、表示回数が少ない、クリック数が少ない、求めていない求職者からの応募が発生します。

また、キーワードのミスマッチは、思いもよらないキーワードから発生してしまう場合があります。

当社で実際にあった事例として、とある会社様で正社員の募集をされており、会社の魅力を説明する文章の中に「パートのみなさんも大活躍中!」との文言を入れたところパートの募集を探している検索者に求人が掲載されてしまい、パート希望の応募者が集まってしまったということがありました。

このようにミスマッチは、思いもよらないキーワードによって発生することがあるので、ランキングで特定してミスマッチなキーワードを削除しながら動向の変化を確認します。

求人広告のクリック率を改善する

求人広告のクリック率に問題がある場合は下記の結果が出ます。

  • 表示回数が少ない
  • 表示回数が多いのにクリック数が少ない

これらの求人広告のクリック率の問題を改善するためには、下記5つの対策が効果的です。

  1. 検索キーワードをタイトル・求人内容に盛り込む
  2. 検索者が求める仕事内容を具体的に伝える
  3. 有料オプションを利用して出稿する
  4. クリックしたくなるタイトル(職種名)を記載する
  5. 給与金額を正確に記載する

これら5つのクリック率を改善する方法を詳しく知りたい人は、Indeedのクリック率を上げる5つの方法|求人広告がクリックされない原因とはの記事をご確認ください。

まとめ

今回は、Indeedに搭載されている2つのアナリティクスの活用方法をお伝えしました。

Indeedは無料から掲載でき、広告のクリックごとに課金されるため、低コストで採用活動を行える便利な求人媒体ですが、運用方法が適切でないと、求める人材の応募を効率的に集めることはできません。

求人アナリティクスとIndeedアナリティクスを活用し、問題点を把握して改善することで求めている人材からの応募数を増やしましょう。

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この記事を書いた人
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採用Webマラボ編集部

採用に関するお悩みならお任せ!採用業界に精通しており、Indeedや求人ボックスなどの求人検索エンジンから、リスティング・ディスプレイ広告などまで幅広い知識を持った、採用Webマーケティングのコンサルタントなどが記事を執筆していますm(_ _)m

監修者
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辻 惠次郎

ネットオン創業期に入社後、現在は取締役CTOとしてマーケティングからプロダクトまでを統括。
通算約200社のデジタルマーケティングコンサルタントを経験。特に難しいとされる、飲食や介護の正社員の応募単価を5万円台から1万円台に下げる実績を作り出した。
Indeedはもちろん、インターネット広告やDSP広告を組み合わせた効率的な集客や、Google Analytics等の解析ツールを利用した効果分析、サイト改善を強みとしている。

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