昨今、SNSを積極的に採用活動に取り入れている企業が増えていることはご存じでしょうか。
SNSは採用ブランディングと相性がとてもよく、企業のイメージアップや認知度の向上につなげられます。
その中でも今回はFacebookやTwitterに並び三大SNSの一つであるInstagramを利用した「Instagram採用」について紹介していきます。
目次
Instagram(インスタグラム)とは?
Instagram(インスタグラム)は、「写真投稿」をメインとしたソーシャルネットワークサービスです。
スマートフォンで写真や動画などを簡単に加工・編集でき、日常の一部を切り取りシェアできます。
年々アクティブユーザー数を伸ばし続けており、略して「insta(インスタ)」と呼ばれることもあります。
ハッシュタグと言われる「#(半角シャープ)」がついたキーワードを投稿内容に取り入れることで、キーワードに興味を持っているユーザーが検索をすると投稿を見てもらえます。
Instagram採用のメリット・デメリット
メリット
Instagram採用を行うことで生じるメリット・デメリットをご紹介します。
自社HPよりも簡単に更新できる
自社HPなどで記事を作成するよりも、Instagramでは簡単に投稿ができます。
誰でも写真をアップしたり編集したりできるため、工数の削減につながり効率的に採用活動を行えます。
身近な存在として認識してもらいやすい
自社HPでは、事業内容などの基本情報を確認できても、求職者が重視するポイントの一つである「職場の雰囲気」を伝えることは難しいといえます。
ところが、Instagramでは日常の一コマを投稿できるため「職場の雰囲気」をリアルスティックに伝えることができます。
また、投稿に対するコメントなどアカウント同士で気軽にやり取りができるため、交流を深め求職者に身近な存在として認識してもらえることもメリットの一つです。
企業の魅力を視覚的にアピールできる
Instagramは「採用ブランディング」として効果的といえます。社員の紹介や社内イベントなど企業の魅力を視覚的にアピールし、広報できるため、「この会社で働きたい」や「この会社なら上手くやっていけそう」など企業のファンを増やすことや認知度の向上が期待できます。
その結果、ミスマッチの減少につながり、マッチ度の高い応募者を募ることができます。
採用コストの削減を見込める
利用ユーザー数が多く、たくさんの方に企業の事を知ってもらえるInstagramは無料で利用できます。
もし仮にInstagram経由で採用が決まった場合、採用にかかる広告費は「0円」ということになり、運用の工夫によっては採用コストをかなり抑えられます。
デメリット
継続的に運用する必要性がある
写真の撮影や加工、投稿文の考案など投稿内容を企画する必要があるため手間がかかることがデメリットの一つです。
また、成果をあげるためには定期的に投稿をすることが重要になってくるため、継続できる運用体制の構築が必要です。
担当者一人での運用が難しい場合、方針をしっかりと固め、複数人の担当制にして更新することも一つの手段です。
Instagramに合う写真素材が用意できない
Instagramには、多くの「いいね!」をもらえるような、見栄えの良い写真を撮ることを指す「インスタ映え」と呼ばれる独自のカルチャーがあります。
「インスタ映え」をする写真でないとせっかく時間をかけて投稿をしてもスルーされてしまう可能性が高いです。
そのため、目にとまりやすい写真を投稿するためには、撮影段階でアングルを工夫したり、加工をしたりするセンスとスキルが必要です。知識のない担当者にはつまづきやすいステップのため、始めの内はInstagramに慣れた人材が担当することが良いでしょう。
運用方法や投稿内容によっては企業のイメージを下げる可能性
SNSで最も気を付けなければならないことは、炎上や誤解を生む可能性が潜んでいるということです。企業だけではなく、個人ユーザーが「投稿し炎上した」というケースは頻繁に見受けられます。
誰でも気軽に利用できるSNSだからこそ、投稿内容の文言や投稿写真などは内容をよく確認してから投稿することが必要です。
ターゲット層がずれると効果が薄れる
採用のターゲット層がユーザー層とあわなかったり、ハッシュタグが的外れなものを投稿してしまうと、どんなに時間をかけて良い写真を投稿をしても効果が出ず、時間を無駄にしてしまいます。
Instagramで採用を行う際のポイント
では、Instagramで採用を行う際は何から始めれば良いのか、何を意識して行えば良いのか?重要なポイントを2つご紹介します。
運用方針を明確に決め、慎重に運用する
活発で行動力のある若い人材が欲しい場合は、長々と会社の事業内容や理念ばかりを投稿するよりも社内行事や仕事内容、一緒に働く社員の紹介などを多く投稿する方が刺さりやすい。など、求める人物像によってアピールするための写真や投稿内容は異なってきます。
Instagramは、若者や女性ユーザーが多いという特性を理解したうえで、まずは明確にペルソナを決めることが重要になります。
そのうえでどんな投稿であればターゲット層に刺さりやすいのか?どんなハッシュタグであれば検索をかけてくれそうか?をよく考え慎重に運用を行うことが大切です。
どんな投稿をしたらいいのか、など悩んでしまった時は、他社の投稿を確認してみるのもオススメです。
企業本来の雰囲気をアピールする
大げさな内容を投稿したり、普段と違う企業の姿などを投稿してしまうと採用後のミスマッチが生じてしまいます。
マッチ度を高め、長く企業で働いてもらうためにも気取らずに職場の雰囲気や働く姿をありのままにアピールすることが大切です。
Instagram採用を行っている企業事例をご紹介
アダストリア採用担当
Instagramアカウント:@adastria_recruit
「アダストリア採用担当」は、東京都渋谷区に本社を置くカジュアル衣料品および雑貨を中心としたSPAブランドを展開している株式会社アダストリアが採用活動を行っているアカウントです。
Instagramはファッションとの相性が良いため、アパレル業界の企業がソーシャルリクルーティングを行うには最適のSNSといえます。
ミス・パリ・グループ
Instagramアカウント:@missparis__recruit
エステティックサロンなどを展開する美容と健康の総合サポートカンパニー、ミス・パリ・グループの採用チームのアカウントです。
内定式や表彰式の様子など、入社後のイメージを持ちやすい投稿が見受けられます。
また、就活生に向けた面接時のマナーや身だしなみについてなども紹介されています。
JAL(日本航空)
Instagramアカウント:@jalsky_saiyo
日本で最も長い国内線と国際線の歴史を持つ航空会社JAL(日本航空)のアカウントです。
実際に働く社員へのインタビューを行った動画や仕事風景などの投稿が多く、会社の雰囲気を知ることができます。
三井住友カード株式会社 新卒採用
新卒採用" width="877" height="353">
Instagramアカウント:@smcc_recruit|Instagram
「三井住友カード株式会社 新卒採用」は株式会社三井住友フィナンシャルグループ傘下でクレジットカード事業などを行う三井住友カード株式会社が採用活動を行っているInstagramアカウントです。
社風や雰囲気を求職者が把握しやすいように社員の素顔にフォーカスした内容の投稿が中心になっています。
Hilton Tokyo
Instagramアカウント:@insidehiltontokyo
世界的に有名なヒルトンホテルグループのヒルトン東京の採用アカウントです。
実際に働いているスタッフへのインタビューを行った動画や普段の仕事風景、交流会の様子などを投稿しています。
まとめ
今回はInstagram採用について紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。
採用係長を使えば、複数のテンプレートから好みのデザインを選ぶだけで、「最短2分」でオリジナルの採用サイトを作ることが可能。
また、求職者の関心を高めるためのコンテンツ作成など「採用ブランディング」から「採用プロモーション」まで採用業務全般をしっかりサポートします!
さらに、下記のように複数のメリットがあります。
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