「予算がない」「知名度がない」「同業界の大手に対峙できない」
上記は採用活動において、中小企業の多くが抱えている共通の課題ではないでしょうか。
しかし実は、しっかりと採用戦略を立てれば、知名度に関わらず中小企業でも「求める人材」を採用することが可能です。
今回は数ある採用手法の中でも、多額の費用をかけられない中小企業と相性の良い「Indeed(インディード)」をサービス活用事例とともに紹介します。
※Indeedについてはこちらで詳しく解説しています。
⇒Indeed(インディード)とは?仕組み・メリット・デメリット・効果を出す方法・成功事例まで徹底解説!
目次
多くの中小企業が抱える3つの採用課題
細かい採用課題は企業によって異なりますが、多くの中小企業が特に頭を抱えるのは以下の3点ではないでしょうか。
- 採用活動に割けるリソース(採用コスト)が足りない
- 知名度が低く、求職者から応募が来ない
- 採用競合に勝る魅力をアピールできず選考を辞退される
自社の存在を知られていない、知られてはいるけど自然と応募が来るほどの認知度はない、同じ業界の大手企業に候補者を取られてしまうなど、中小企業は総じて求職者に接点を持つことが難しいのです。
採用活動に割けるリソース(採用コスト)が足りない
中小企業やスタートアップの企業の大きな課題の1つは「採用活動にリソースを割くのが困難」であることです。
特に規模の小さい企業は、人事を専任で配置できず総務・経理・人事を1人で兼任しているところや、経営者1人で対応しているところも少なくありません。
また、採用活動にかける予算も十分に確保できているわけではありません。人材紹介サービスを利用できるほどの余裕はなく、小さめの求人広告枠に数か月の間のみ掲載するのが限界ということもあります。
一般的な求人広告は、広告枠の大きさや表示頻度が広告出稿額で決定することが多いため、中小企業が求人広告に少額を費やしても、採用予算が潤沢にある大手企業の求人に埋もれてしまうのです。
知名度が低く、求職者から応募が来ない
中小企業が転職サイトや求人広告を出しても、まず知名度の高い大手企業の影に隠れてしまいます。求人票を丁寧に作りこんでいたとしても、まずは見てもらえないことには求職者からの応募は来ません。
日常的に目に触れる商品やサービスを取り扱うBtoC企業は、自社のアピールがしやすく必然的に露出が多くなります。
それとは対照的にBtoB企業は、顧客向けと分けて求職者向けに仕事内容や職場をアピールする場を設ける必要があるため、認知を高めることが難しいです。
大手や他の有名企業に負けないような魅力が自社にあっても、多くの求職者に伝わりにくいのです。
採用競合に勝る魅力をアピールできず選考を辞退される
選考での対話を通じて、企業と求職者のお互いの求めるものがマッチせず、選考・内定を辞退されてしまうことは、どの企業でも一定数発生します。
さらに、知名度が低い中小企業の場合は、転職サイトなどで一括エントリーした企業群の1つに入っていて、「とりあえず応募した」存在になっている可能性もあります。
一般的に求職者は転職活動時に複数の企業に応募し、複数の内定企業で比較をするため、「とりあえず応募」の対象だった企業は脱落してしまうのです。
求職者の興味や志望度が低い状態で「とりあえず応募」の対象にされてしまうのは、求職者が魅力的に感じる情報を発信できていないとも捉えられます。
自社コーポレートサイトの採用ページが古くなっていたり、そもそも自社サイトや採用ページ自体が準備できていなかったり、といった課題を自覚している企業も多いです。しかし、現実問題としてそこに割くリソースを確保するのが困難であるというのが中小企業の大きな悩みでしょう。
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中小企業がIndeedを使う3つのメリット【求職者にリーチしやすい】
中小企業の採用には、予算・知名度・企業ブランドなどの様々な障壁がありますが、特に自社の課題を理解しつつも、コストをかけられない企業におすすめしたいのがIndeedです。
Indeedはしっかりと取り組めば「低コストで、自社にマッチする求職者にリーチしやすい」サービスであるためです。
中小企業がIndeedを活用するメリットは下記の3点です。
- 採用コストを削減できる
- 知名度に関係なく自社を見つけてもらえる
- 低予算で集客効果の高い求人票の作成が可能
1つずつ詳しく説明します。
Indeedは、採用コストを削減できる
Indeedには、検索結果により表示されやすくなる有料オプションもありますが、求人案件の掲載自体は無料で始めることができます。
無料では効果が薄く、表示される数が少ないのではないかと考える方もいるかもしれませんが、Indeedはユーザー(求職者)のニーズに合った求人案件を優先的に表示するようになっています。
つまり掲載の順位は有料広告の課金額だけで決定されるものではなく、求人票次第で自社とマッチしそうな求職者にリーチすることが可能です。
ただし費用面は削減できる一方で、求人票を作りこむための社内リソース(準備や労力)は必要になります。
Indeedは、知名度に関係なく自社を見つけてもらえる
前述した通り、Indeedはユーザーが検索したキーワードに近い求人案件から表示される仕組みになっているため、知名度に関係なく平等に、採用市場で自社を見つけてもらうチャンスがあります。
「話を聞いてくれさえすれば自社の良さをわかってもらえるはずのに、そのきっかけがない」という企業でも、求職者にアピールできるチャンスです。
一般的な求人媒体では求人が都市部に偏りがちですが、Indeedは「キーワード × 勤務地」と勤務地にも重点をおく検索導線を引いていることもあり、地方の中小企業でもマッチング率は高くなります。
Indeedは、低予算で集客効果の高い求人票の作成が可能
Indeedは無料で始められるものの、求人票作成が簡単で情報をたくさん掲載できるため、自社の採用情報を発信するのに適したサービスです。
中小企業は予算の関係上実施できる施策や利用するサービスに限りがありますが、Indeedはしっかりと取り組めば、自社の採用ページを新設するよりも低予算で高い集客効果を期待できます。
大手の採用競合に魅力負けしてしまって「とりあえず応募」の対象になりやすいという課題も、活用次第では自社への興味や働きたいという意欲を少しでも高めた状態で応募してもらえるようになるでしょう。
求人原稿の書き方については以下の記事で解説しています。
中小企業でIndeedを活用した採用成功事例
過去に弊社にご依頼いただいた企業様の中から、Indeedを効果的に活用して採用課題を解消した中小企業様の事例をご紹介します。
京都たこ壱(株式会社Next Stage Japan)様:応募数確保の難しい飲食店の幹部候補
応募を集めることが難しい飲食店での経営者候補ですが、独立志向の高い人材にターゲットを絞り、ターゲット像の思いや行動を分析し求人票に適切なメッセージを組み込むことで、2ヵ月で2名の採用(応募数は5件)が決定し、狙い通りの人材からの応募に繋げました。
求人票を作成する際には、ターゲットがどうすればこの求人案件にたどり着くか、何を魅力に感じるか、不安に感じそうなところはないか、どうすれば安心して応募してもらえるかなど、ターゲット像を軸にして考えると良いでしょう。
ターゲット設計を軸とした求人戦略の立て方や施策の詳細については、以下の記事をご参照ください。
⇒ ターゲット設計を軸にした採用成功事例をご紹介
京都たこ壱様には、弊社サービス「採用係長」をご利用いただきました。以下のページでお喜びの声もご覧いただけます。
⇒ デザインテンプレート利用でたこ焼き屋独立希望の幹部社員の採用に成功
株式会社千代田広告社様:自社にぴったりマッチする人材からの応募
求人広告代理店の千代田広告社様が探していたのは成長意欲の高い若手人材です。「広告業界での経験がなくても、勉強熱心な方であれば異業界・異職種からでもイチから育てます」という姿勢で採用活動に取り組んでおられました。
今回採用された方はGoogleで求人を検索した際にIndeedが目に留まって、そこから千代田広告社様の求人にたどり着いたとのことでした。
IndeedはSEO(※1)に強いため、GoogleやYahoo!の検索窓で直接求人を検索されている方に効果的にアピールができます。
(※1)SEOとは… Search Engine Optimization(検索エンジン最適化)の略。検索エンジンの広告枠ではないオーガニックな検索結果において、サイトが上位に表示されるようサイトの構成などを調整すること。
IndeedがSEOに強い理由は、以下の記事で解説しています。
⇒ IndeedがなぜSEOに強いのか?3つの理由から徹底解説
千代田広告社様には、弊社サービス「採用係長」をご利用いただきました。以下のページでお喜びの声もご覧いただけます。
⇒ 求人広告営業職スタッフの採用に成功!
まとめ
今回は、中小企業がIndeedを活用するメリットを採用成功事例とともにお伝えしました。
一点ご注意いただきたいのは、いくら中小企業とIndeedの相性が良いと言っても、「Indeedを使えば、低予算で欲しい人材を簡単に確保できる」というわけではありません。
まず自社の採用課題が何かを考え、それをもとに採用戦略を立て、設定したターゲット像を軸とした求人票を作成していく準備や労力が必要となります。
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職種名・仕事内容にキーワードをしっかりと盛り込み、応募数アップを目指したい方は、『採用係長』の利用を検討してみてはいかがでしょうか。
採用係長については、下記の記事で詳しく解説しています。
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