Indeedは無料から求人を掲載でき、人気も集めている求人サイトです。
Indeedは検索したキーワードに対して、求職者の求める情報とマッチしていると判断された求人情報から上位に表示されるため、マッチしていないと見なされた場合、ターゲットとなる求職者の目に触れることが難しいケースがあります。
そこで、自社の求人を求職者に見てもらうために「どのようなキーワードで検索された時に表示させるか」を考えることが重要になります。
今回は、Indeedで使用するキ ーワードについてお伝えします。
※Indeedについてはこちらで詳しく解説しています。
⇒Indeed(インディード)とは?仕組み・メリット・デメリット・効果を出す方法・成功事例まで徹底解説!
目次
Indeedで応募数が増えないのはキーワードが原因?
Indeedで応募数が増えないのは、応募してほしい求職者層に自社の求人広告が表示されていないことが原因となっている可能性があります。
そもそも、求職者が検索した際に、Indeedのシステムが、どの求人を表示させるか判断するのに、主に下記3つの要素があります。
- 検索するキーワード
- 検索する勤務地
- 求人情報の検索履歴
Indeedは、求職者の検索するキーワードや勤務地、求人情報の検索履歴などの情報から「求職者とマッチする求人」か判断し掲載順位が決まります。
つまり「検索するキーワード」も上位表示をするための重要な要素です。
求職者が求めているキーワードがタイトルや本文に入っていない求人は、「求職者の求める求人ではない」とみなされ表示されない可能性があります。
そうなればターゲットとしている求職者に自社の求人を認知してもらうことができず、応募が来ないといった事態を招いてしまいます。
Indeedを有料で利用すればキーワードは関係ない?
Indeedを利用している方の中には、有料で求人広告を掲載している事業者の方も多くいるかと思われます。
中には、「有料で掲載しているので検索キーワードや求人広告の内容は気にしなくていい」と認識している方もいるかもしれません。
Indeedの検索結果では無料掲載の求人も有料広告を利用した求人も混在して表示されます。
ですので、有料広告を掲載していても「ターゲットとしている求職者が検索するキーワード」を考えることは応募を効率よく集めるために、非常に重要です。
また、求人が上位表示されたとしても「ターゲットとしている求職者」に閲覧されていなければ意味がありません。
そもそも求職者が検索するキーワードを特定できていない場合、その求人はターゲットでない求職者に表示されている可能性が考えられます。
極端な例として「求人広告の新規営業」を募集しているのに、「アパレル販売員」の募集を探している求職者に求人が表示されても応募することは考えにくく、応募があったとしても求めている人材である可能性は低いでしょう。
有料・無料掲載に関わらず、Indeedに求人を掲載して効果を出したい場合、「ターゲットとしている求職者が使用するキーワードを特定しておく」ことが大切です。
⇒Indeedの仕組みをもっと詳しく知りたい方はコチラの記事へ
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求職者がよく検索するキーワードとは
それでは、求職者がよく検索するキーワードとはどのようなものでしょうか。
その中でも注意が必要なキーワードもあるので、合わせてお伝えします。
特に求職者が検索しやすいのは「職種名」
Indeedで、求職者が特に検索するキーワードは「職種名」です。
求職者に見てもらうためには、どのキーワードで検索したユーザーに求人広告を表示させたいか、狙いを定めて「職種名」を決定することか大切です。
職種名は求職者の注目を集めるために目を引くような名称にしがちですが、記号などを使うとIndeedに読み込まれない可能性があるので、注意が必要です。
また、社内用語や業界用語は使わず、できるだけシンプルかつ一般的にわかりやすい表現で「職種名」を表記することが重要です。
逆にシンプル過ぎると、今度は何の職種なのか求職者に伝わらないので、具体的な職種名を記載することが大切です。
実際の具体例として、下記のような表現がNG例・OK例となります。
NG例
<一般的でない用語の使用例>
- オープニング募集!未経験OK
- 東証一部上場 部長代理
<シンプルすぎて内容が分からない例>
- ホールスタッフ
- エンジニア
- 看護師
- 介護スタッフ
OK例
- 中華料理店ホールスタッフ
- 機械製造エンジニア
- 介護施設の准看護師
- グループホームの介護スタッフ
参考:Indeed「効果的な求人広告の書き方」
※関連記事はこちら
⇒魅力が伝わる職種名の書き方 業種との違いやIndeedで目立つためのコツも解説
求人票に使われやすい人気キーワード一覧
職種名の他に、求職者がよく検索するキーワードは条件面に関するキーワードです。
下記のような条件面であてはまる項目がある場合は、記載して求職者にアピールしましょう。
- 残業なし
- シフト制
- 平日◯時間以内OK
- 週◯日からOK
- 土日祝日休み
- 年間休日〇〇日以上
- 転勤なし
- 離職率◯未満
- 最寄駅から徒歩◯分
- 有給休暇消化率◯%以上
- 研修制度充実
- 中途入社◯割以上
- 〇〇代の多い職場
- 平均年齢〇〇歳
- 入社祝い金あり
- 交通費支給あり
- 高時給
- 週払いOK
- 残業代全額支給
- 社宅・家賃補助制度
ただし、このような条件面はあくまでも、求職者にアピールするためのキーワードです。
これらのキーワードを含めることに注意がいき、本来、求職者が知りたい仕事内容や会社の雰囲気などが粗末な内容では、本末転倒です。
あくまでも求人を魅力的に見せるために含めた方がよいキーワードであることをご留意ください。
含めないキーワードも重要
次に、注意すべきなのは、含めない方がよいキーワードです。
Indeedの読み取りも完璧とは言い切れないので、打消しの意味で「~ではない」といった記載をしてしまうとターゲット層と異なる方に求人を表示してしまうことがあります。
例えば、「日払いではない」「業務委託での募集ではない」などの文言は注意が必要です。Indeedのシステムで、誤った認識をし、「日払いを希望している」「業務委託を希望している」人に広告が表示される可能性があります。
特に、人気の検索キーワードなどは、意図せず表示されてしまうこともあるので、そもそも「日払い」「業務委託」などの文言は記載しないようにしましょう。
求職者がIndeedで使っているキーワードを特定する際に活用したいツール・機能
求職者が検索しやすいキーワードや注意したいキーワードについて説明してきました。
実際には、現状の求人広告はどのような検索キーワードで閲覧されて、どのように変えれば表示されやすく、またクリックされやすい求人広告にできるのでしょうか?
ここでは、より具体的にキーワードを把握して改善していくために活用したいツールやIndeedの機能を紹介します。
現状が把握できる「検索キーワード・ランキング」
※求人アナリティクスについては2019年1月以降に更新が止まっており、最新データの確認が出来ない状況です。今後、機能のリニューアルや停止の可能性があります。(2019年8月30日現在)
Indeedの管理画面の中には、「求人アナリティクス」と呼ばれる分析ツールがあります。
求人アナリティクスの中の項目に、「検索キーワ ード・ランキング」欄があり、月間で検索されたキーワードが上位10件まで確認できます。
自社の求人募集が何のキーワードで検索されているのか把握するとよいでしょう。
⇒求人アナリティクスや、Indeedアナリティクスの使い方がもっと知りたい方はコチラの記事へ
競合を分析できる「労働市場分析」
労働市場分析は、Indeed社が定める求人数に対して、使用している広告費の基準を満たす企業にのみ、開示されている機能です。
求人広告で募集する勤務地と職種の情報から下記のデータを確認できます。
- 同じ職種と勤務地でクリックされた求人数
- 同じ職種と勤務地でクリックされた求職者数
- 使用デバイスの割合(モバイル)
- 競合の平均給与
- クリック数上位のキーワード10個
- クリック数上位の人気の企業10件
機能の中でも、クリック数上位のキーワード上位10個は、求職者が同職種の求人に求めているキーワードを把握できるので、求人内容改善の参考になります。
ただ、先に挙げたように「労働市場分析」はある程度の広告費を投入している企業しか閲覧できない機能です。ご興味をお持ちの方は、Indeed広告代理店に問い合わせてみるのも手でしょう。
※関連記事はこちら
⇒Indeedの「労働市場分析」機能とは?採用効果アップに役立つのか?(活用事例付き)
合わせて検索されているキーワードがわかる「Indeedのサジェスト」
Indeedで、実際にキーワード検索する際に入力すると、キーワードが自動的に候補として表示されます。
これが、Indeedのサジェスト機能です。
サジェストキーワードは、求職者が検索する確率が高いキーワードなので、どのような情報を求めているのか把握できます。
実際に、自社の求人に応募する求職者を想定して検索し、サジェストを確認しておくことをおすすめします。
求職者の意図をくみ取れる「Googleキーワードプランナー」
Googleが提供するサービスに「キーワードプランナー」という分析ツールがあります。
これは、Googleで検索されているキーワードの検索数や関連キーワードを把握できるツールです。
ターゲットとする求職者が、Indeed以外でもどのような検索意図を持って求職活動をしているのかヒントになるので、求職者の意図をくみ取るのに活用するとよいでしょう。
ただし、こちらのツールは広告出稿者として事前に登録しなければ使用できないので、ご注意ください。
⇒Googleキーワードプランナーについて知りたい方はコチラ
狙ったキーワードでIndeed検索にヒットする求人広告を作るコツ
あらかた押さえておきたいキーワードについて把握できたところで、これまでの内容を参考に求人広告に記載していきましょう。
キーワードは、もちろん大切な要素のうちの1つなので入れ込んでいくことは重要なのですが、それだけでは求職者にクリックしてもらえる求人広告はでき上がりません。
なぜIndeedが求職者が検索するキーワードを重視するのかというと、「求職者の意図に合った最新の情報を提供する」ための方法として、キーワードのマッチングを判断材料の1つにしているからです。
そのため、ただ単にキーワードを入れるではなく、「求職者が求めるキーワードを使用して、いかに求職者の知りたい情報が伝わる内容にするか」が重要となります。
求める内容を入れた求人広告を作るために、下記の点を留意して求人原稿を作りましょう。
- 希望する人物像を把握する
- 仕事概要を具体的に記載する
- 応募要件は明確に記載する
※関連記事はこちら
⇒【Indeedの秘訣】応募数アップのコツはキーワード選定!検索されやすい求人票を作る方法
希望する人物像を把握する
まず、自社の求める人物像を明確にしてから原稿に着手しましょう。
経験年数や必要な技能、仕事の内容、人柄など具体的に想像します。
あらかじめ具体的な人物像を想像しておくと、求人原稿がより明確な内容になるので、求職者の応募意欲の喚起に役立ちます。
※関連記事はこちら
⇒応募が来ない時に試すことはペルソナ設定!求人票の書き方のコツをご紹介
仕事概要を具体的に記載する
仕事概要の項目は、求職者が最も知りたい内容です。
募集背景や職場環境、具体的な仕事内容や労働条件など、求職者が現実的に想像できるようわかりやすく具体的に書きましょう。
※関連記事はこちら
⇒求人票に具体性を持たせる書き方5つのコツ|「応募したい」は作れる
応募要件は明確に記載する
「応募要件が厳しすぎると人が集まらない」という理由からあいまいに記載している求人広告もあります。
ただ、必須スキルと推奨スキルをあいまいな書き方にしていると、求職者の検索意図を満たしている求人とは言えません。
必須スキルの有無がある場合、わかりやすく書くようにしましょう。
⇒Indeedの求人原稿の書き方についてもっと知りたい人はコチラ
求職者の検索意図を満たすキーワードを活用して応募者数を増やそう
求職者の検索意図をふまえ、キーワードを盛り込むことは大切ですが、「求職者が求める情報を適切に提供する」ことが大前提だと、認識ください。
キーワードを把握し、原稿に入れながら、求める人材に魅力的でわかりやすく、かつ具体的な内容が書かれた求人広告を目指しましょう。
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