※Indeedについてはこちらで詳しく解説しています。
⇒Indeed(インディード)とは?仕組み・メリット・デメリット・効果を出す方法・成功事例まで徹底解説!
目次
Indeed広告のキャンペーンとは
Indeedのキャンペーンとは、Indeedスポンサー広告に掲載する求人情報のグループ分けができる機能のことを指します。
そもそもグループ分けのイメージができない方は、求人情報を種類ごとに分けた箱がいくつかあるイメージを想像してみてください。それぞれの箱がキャンペーンになります。
Indeed広告に掲載する求人情報のキャンペーン分けは下記の違いで分けます。
- 職種
- 地域
- 求人の種類
等々
そしてキャンペーンごとに、広告の配信や停止などができるため、予算調整を行いやすいなどのメリットがあります。
Indeedキャンペーンは効率よくIndeed広告の運用することにおいて欠かせない機能です。
キャンペーン設定はできない場合がある
Indeedのキャンペーン分けは、掲載方法によりできる場合とできない場合があります。
求人情報をIndeedに掲載する方法は、「Indeedに直接求人情報を作成する方法」と「求人情報をIndeedに連携する方法」の2つに分類されますが、それぞれの広告の管理画面が違います。
管理画面の違いにより、「求人情報をIndeedに連携する方法」のみが、Indeed広告のキャンペーン分けを行うことができ、「Indeedに直接求人情報を作成する方法」で掲載している場合は、キャンペーン分け機能を使えません。
そのため、ある程度の求人数があるのであれば、スポンサー広告運用をより効率よく行うために、求人情報をIndeedに連携する方法を取ることが推奨されます。
求人情報をIndeedに連携する方法は2種類あるので、詳しく知りたい方は下記ページをご覧ください。
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Indeed広告キャンペーンを分けて運用する3つの効果
Indeedのキャンペーン分けを行うことによって得られる効果は下記の3つです。
-
- キャンペーンごとの設定で予算調整と予算管理がしやすくなる
- キャンペーン活用で柔軟かつ効率的に応募を獲得できる
- 求人広告ごとにターゲットを絞りやすくなる
これらの効果は、求人広告の運用をする上で重要なことだと感じている方も多いと思います。
では、キャンペーン分けによってどのように効果を出せるのか見ていきましょう。
キャンペーンごとの設定で予算調整と予算管理がしやすくなる
Indeedキャンペーンは、職種や地域ごとに分けることができると最初にお伝えしましたが、この2つのキャンペーン分けを行うことで予算調整がしやすくなり、無駄クリックを大幅に削減できます。
その理由については、事務職と営業職を東京と大阪で1名ずつ採用したい場合に作成する求人を例に説明します。
例となる求人情報は、Indeedのガイドライン上、1求人1職種1地域の原則から4つの求人情報を作成することになるため、下記4つの求人情報ページを作成する必要があります。
- 東京の事務職の求人
- 東京の営業職の求人
- 大阪の事務職の求人
- 大阪の営業職の求人
そして、これら4つの求人情報は、3つのパターンでキャンペーン分けをすることが可能です。
※画像はイメージです。
【パターン1】1キャンペーンで4求人をまとめて掲載する場合
【パターン2】2キャンペーンで地域だけ分けて掲載する場合
【パターン3】4キャンペーンで地域と職種それぞれを分けて掲載する場合
キャンペーンごとに、予算調整(月額or日額)と広告配信or停止の設定ができ、求人情報ごとに予算調整ができません。
ではここで、4つの求人のうち大阪の事務職の求人を急いでいる場合、どのパターンが最も早く応募がたくさん来て、最も早く採用につながる可能性があるでしょうか。
結論を言うと、パターン3のそれぞれの求人をそれぞれのキャンペーンで分ける方法が、最も早く効率的に応募を集めることができると言えます。
なぜなら、東京と大阪は人口も違えば求職者数、求人を掲載している企業数も違うので、1クリック当たりの単価も当然異なります。企業数も多い東京の方がクリック単価も高くなる傾向がありますし、クリック数も人口を考慮すると東京の方が多いです。
こういった状況の中、仮に1日5,000円の予算に設定しているキャンペーンにすべての求人情報をまとめていると、東京の求人が大幅に予算を消化してしまい、大阪の求人情報があまりクリックされない状態で、予算が無くなり配信停止になってしまう可能性があります。
しかし、4つの求人情報を1キャンペーンごとに分ければ、1求人にしか費用を掛けないように設定ができるため、求人ごとに露出度の調整ができます。
その結果、採用ができた場合は求人情報が入っているキャンペーンの広告配信を停止できるので、無駄クリック削減および応募単価削減につながります。
キャンペーン活用で柔軟かつ効率的に応募を獲得できる
キャンペーンごと求人情報を分けることで、無駄クリックを削減できるメリットも生まれます。
従来の媒体では、掲載期間で費用が発生し、求人案件ごとに予算管理ができませんでしたが、Indeedは自由に予算や期間の設定が可能です。
採用したい案件に集中的に費用をかけることで、例えば急な欠員が出た職種でも、応募が集まり充足した事例もあります。
求人票を非掲載にすれば、費用が発生することはないため結果的に無駄クリックを削減し、効率的に応募を獲得できます。
求人広告ごとにターゲットを絞りやすくなる
キャンペーン分けを行うことで、狙っているターゲットへの露出を保った上で配信できます。
例えば、東京・神奈川・大阪・神戸などのさまざまな地域で募集をかける企業は、地域ごとにキャンペーンを分けることで、地域ごとの配信予算を保ち、その地域で働きたいと思っている方にクリックされるよう配信できます。
また、アルバイトと正社員といった雇用形態別にキャンペーンを分ければ、予算管理ができるだけでなく、データをより正確に取得できるため、分析もしやすく、求人原稿の改善にも活かせます。
Indeed広告キャンペーンの具体的な作成方法
Indeed広告キャンペーンは4つの手順で簡単に作成できます。
「スポンサー求人キャンペーンを追加」をクリックする
上記画像の通りに、「スポンサー求人キャンペーンを追加」をクリックしてください。
「求人広告を選択」にチェックを付けてキャンペーンに含める求人を抽出する
【抽出例】
キーワード入力は、” “(ダブルクォーテーション)でキーワードを挟むようにしてください。
また、キーワードの条件を含めたり、求人のセグメントをしたい場合は、ANDやORを活用することで、キャンペーンに含めたい求人情報を細かく選べます。
■キーワードの入力例
【”営業” AND “未経験”】
この場合は、営業で未経験を募集する求人情報のみが該当しています。
【”営業” OR “マーケティング”】
この場合は、営業かマーケティングのどちらかの文言を含む求人情報が該当しています。
また、無駄クリックを減らすために、キーワードには必ず「-exactcountry:JP」(日本全国からのアクセスを除外)と設定するようにしましょう。
ただ日本全国の人に見てほしい求人情報であれば、-exactcountry:JPはなくても大丈夫です。
トラッキングコードを設置し分析できるようにする
トラッキングコードとは、Googleアナリティクスなどで分析できるようにするためのコードなので、求人情報の成果を比較する為に必要です。
アナリティクスデータを踏まえて、改善に取り組めるため、運用による効果が上がります。
キャンペーンの予算設定を行う
予算設定には、「予算の管理設定」と「予算額設定」の2つがあり、それぞれ理解したうえで設定する必要があります。
まず「予算額設定」については、月単位や数ヶ月単位で予算を設定しますが、短期的には1日単位での予算設定も必要です。
1ヶ月の予算は決まっているものの、早めに予算を消化した場合は入金を前提に考えているのであれば、月額設定を多めに設定し1日の設定も多めに設定することで、露出する数を増やすことができます。
逆に予算が決まっている場合は、月単位や1日単位の予算設定を行い、データを見ながら少しづつ調整してみてください。
次に「予算の管理設定」についてです。こちらは自動調整とクリック単価(CPC)入札の2種類あり、自動調整は設定した期間と予算に応じてIndeedが最適に調整してくれる予算調整機能です。対して、クリック単価(CPC)入札は、1クリック当たりの単価設定を自分で設定し、予算を消化していく形です。
おおよそのクリック単価を把握した後に、設定することで1クリック当たりの単価を抑えることができ、表示回数を増やすことができます。
キャンペーン設定終了
全ての操作が完了したら、「変更を保存」をクリックして、キャンペーン設定が完了となります。
キャンペーン分けを利用して効率よく採用をするための設定のコツ
Indeed広告のキャンペーン設定を効果的に利用するコツは2つです。
求人情報を作りこむ
会社の採用ニーズに応じてキャンペーン設定を考える
求人情報を作りこむ
まず、キャンペーン設定をする画面のキーワードによる抽出は、「求人原稿に入っている文章」を見て求人をピックアップします。
そのため、キャンペーン分けする際にターゲットとなる求職者に響くようなキーワードが入っていないと抽出できません。
よってキャンペーン分けの前に求人情報を作りこむことが大切です。
魅力的な求人原稿の作り方については、下記の記事でもご紹介しているので参考にして下さい。
→ 魅力的な求人原稿の具体的な作り方ページへ
※関連記事はこちら
⇒求人票に具体性を持たせる書き方5つのコツ|「応募したい」は作れる
会社の採用ニーズに応じてキャンペーン設計を考える
それぞれの求人を出す企業毎に目的や求める求職者のイメージがあるかと思います。
採用ニーズが明快になっているのであれば、その採用ニーズに合わせた設定を行うことが基本です。
職種×勤務地×雇用形態で分けるのが一般的ですが、あまり細かく分けすぎるとクリック単価が高騰し、コストがかかりすぎることもあるため、許容範囲を決めて調整していくことをおすすめします。
このキャンペーン分けに関しては、どの分け方がよいのかといった正解はないので、運用体制や自社の運用方針をベースに効果検証しながら調整していただく必要があります。
Indeed広告のキャンペーン設定の実例
実際のキャンペーン設定例を3つご紹介します。
事務と営業職をそれぞれキャンペーン分けした例
・比較的に低単価で応募が取れやすい事務職のキャンペーンについては投入予算を抑える。
・競合が多く、応募が取りにくい営業職については投入予算を増やす。
こういった施策を行うことで、事務職のキャンペーンで予算を無駄に消化することなく、限られた予算で営業職の採用にも成功。
医療事務/看護師/往診コーディネーターの3職種でキャンペーン分けをした例
・医療事務/看護師/往診コーディネーターのそれぞれの職種ごとにキャンペーン分けを実施。
・それぞれのキャンペーンごとに予算を投下。
結果的に、医療事務の応募及び採用が早くできたため、医療事務に投下していた残りの予算を看護師に割り当てることで看護師・往診コーディネーターともに応募が集まり充足。
2地域×2雇用形態でキャンペーン分けした例
・工場の仕分けスタッフの募集にあたり、2地域での募集のため、2地域×雇用形態(正社員orパートアルバイト)にてキャンペーン分けを実施。
その結果、先に1地域で応募が集まり目標採用人数に達したのでキャンペーンの広告出稿を停止し、募集中のキャンペーンの広告出稿に予算を集中的にかけることができ、効率よい採用に成功。
まとめ
Indeed広告のキャンペーン分けは、Indeedスポンサー広告を効果的に運用する上で重要な役割を持っています。
しかし、肝心の求人原稿が魅力的でなければ応募は集まりません。
効率よく運用していきたい方は、もう一度求人原稿の確認してみることをおすすめします。
そして、満足のいく求人原稿が作成できたのであれば、今回の記事を参考にキャンペーン分けを行ってみてください。
なお、当サイトを運営するネットオンが提供している採用マーケティングツール「採用係長」は、無料で求人原稿作成のアドバイスなどのフォローを行っています。もし求人サイトをお持ちでなければ、無料登録からはじめることをおすすめします。
また、Indeed運用でお悩みの方もお気軽に採用係長までご相談ください。
採用係長については、下記の記事で詳しく解説しています。
⇒採用係長とは? 採用係長でできることを詳しく解説。導入事例や評判も紹介します
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