保育士の求人掲載におすすめなサイト13選!料金や効果を出すポイントについて解説

「求人を出しても、まったく応募が来ない――」
そんなお悩みはありませんか?

保育士採用はいま、少子高齢化や労働環境の課題を背景に、ただ求人を出すだけでは埋もれてしまう「超売り手市場」に突入しています。
待ちの姿勢ではなく、園の魅力をどう伝え、どうアプローチするかが問われる時代です。

そこで本記事では、採用担当者のために「保育士採用に強い求人サイト13選」を料金体系・特徴とともに徹底解説。

さらに、単なる掲載に終わらせないための費用対効果を最大化する実践戦略もあわせて紹介します。

保育士採用の現状

保育士の採用は年々厳しさを増しており、求人を出しても思うように人が集まらない状況が続いています。
子ども家庭庁によると、2025年4月時点の保育士の有効求人倍率は2.58倍。これは全職種平均の約2倍であり、保育士1人を複数の施設が取り合っている状態を示しています。

さらに、施設数の増加に対して保育士の供給が追いついておらず、人手不足に拍車をかけています。
加えて、以下のような要因が採用の難しさを支えています。

  • 保育ニーズの増加:共働き世帯の増加や三世代同居の減少により、保育所の利用率が年々上昇
  • 都市部への人口集中:施設は増える一方で、保育士の確保が難しいエリアが増加
  • 潜在保育士の多さ:資格保有者のうち、保育業務に従事していない人が多い
  • 労働条件への不満:低賃金、休みの取りにくさ、責任の重さが離職理由として多く挙げられる

こういった要因が現場に与える影響は依然として大きく、特に小規模施設では深刻です。
求人掲載においては、こうした背景を正しく理解し、「どこに・どんな形で」掲載するかを戦略的に考える必要があります。

※保育士の人手不足について、その要因をより詳しく知りたい方はこちら
保育士の人手不足の原因と要因とは?|保育士採用のための対策を解説

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保育士求人サイトの料金形態

保育士の求人掲載を行う際、まず把握しておきたいのが「料金形態の違い」です。
求人サイトには大きく分けて以下の2つの課金方式があり、それぞれにメリット・デメリットがあります。

■1. 掲載課金型(求人広告型)

あらかじめ定められた期間と料金で、サイトに求人を掲載する形式です。
中長期的に複数人の採用を見込む場合には、戦略的に効果を発揮します。

【特徴】

  • 一定の料金を支払えば、期間中に何人採用しても追加費用は不要
  • 自社で求人原稿を作成・運用するケースが多い

【メリット】

  • 複数人の採用を見込む場合、1人あたりの採用単価を抑えられやすい
  • 応募数が多ければ費用対効果が非常に高くなる

【デメリット】

  • 応募がなかった場合でも費用が発生する
  • 原稿の訴求力が弱いと、反応が得られにくい

■2. 成功報酬型(人材紹介型)

採用が決定した時点で初めて費用が発生する成果報酬スタイルです。
「確実に人材を獲得したい」「専門家のサポートがほしい」といった場合には、有効な手段です。

【特徴】

  • 初期費用ゼロで始められる
  • 専属エージェントが候補者の選定から面接調整まで対応してくれることが多い

【メリット】

  • 採用に至らなければ費用がかからないため、リスクを抑えやすい
  • 忙しい人事担当者にとって、業務負担が軽減される

【デメリット】

  • 採用1件あたりの報酬額が高め(年収の20~30%が相場)
  • 採用数が増えると、結果的に費用がかさむ可能性がある

★選び方のポイント
掲載課金型と成功報酬型、どちらが優れているというものではなく、採用人数・予算・緊急度・内部リソースによって最適な手法は変わります。
例えば、月に1人だけを採用したい場合は成功報酬型、年間で複数名の採用を想定しているなら掲載課金型の方がコストパフォーマンスが高くなる傾向にあります。

保育士求人におすすめの求人サイト13選

ヒトシア保育

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スカウトメール機能や画像による訴求が可能な、運用自由度の高い求人広告サービスです。
掲載できる職種や雇用形態に制限がなく、「パート・正社員・調理スタッフなど複数名を一括で採用したい」という施設に特に向いています。運営側による求職者へのアプローチもあるため、反応率が高まりやすいのも利点です。

料金 掲載課金型(定額制)
※料金の詳細は問い合わせ
運営会社 株式会社ネオキャリア
リンク https://hitoshia-hoiku.com/

ヒトシア保育エージェント

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人材紹介に特化した成功報酬型サービス。毎月4,000人以上の保育士が新規登録しており、ほとんどが有資格者という質の高さが魅力です。
専任コンサルタントが各地域に常駐し、施設とのミスマッチを防ぐ提案型の紹介を行ってくれます。

採用までに時間をかけられない急募案件や、求職者との接点を効率化したい場合に強い味方になります。

料金 成功報酬型
※料金の詳細は問い合わせ
運営会社 株式会社ネオキャリア
リンク https://hitoshia-hoiku.com/agent/home

保育パートナーズ

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職種や雇用形態に応じて報酬額が分かれており、パート・アルバイトであれば費用を抑えた採用も可能。
専任のコンサルタントがいるので、申し込みから掲載開始までが最短当日というスピード感も魅力です。

特に地方での募集や、採用競合が多い都市部では「登録者に直接届く求人」は反応率が高い傾向にあります。

料金 成功報酬型
正社員・契約社員:11万円~
パート・アルバイト:5.5万円~
運営会社 キャリア・パートナーズ株式会社
リンク https://www.hoiku-partners.com/

保育士バンク!

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累計登録者数は40万人以上にのぼり、累計取引者数も15,000社以上。
求人広告・人材紹介・就職フェアなど複数の採用手法を併用できるハイブリッド型の求人メディアです。

特に、就職・転職イベントはリアルな場で直接アピールできる機会として好評で、新卒保育士の獲得にも強みを持ちます。
広告出稿だけでなく、採用戦略設計や面接設定の代行なども行っており、運用の負担を減らしたい施設におすすめです。

料金 掲載課金型+成功報酬型(両方に対応)
※料金の詳細は要問合せ
運営会社 株式会社ネクストビート
リンク https://www.hoikushibank.com/

ジョブメドレー

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ジョブメドレーは、医療・介護・福祉・保育業界で利用求職者数No.1(※自社調べ)を誇る求人サービスです。
2025年7月時点で272万人以上が登録、さらに月間5万人が新規登録しており、多様な条件に合う人材と出会える確率が圧倒的に高いのが最大の強みです。

掲載費用は無料で、期間の制限もありません。採用が決まるまでコストはかからず、実際に入職が確定した時点で7.2万円からの料金が発生する完全成功報酬型。
採用コストが見えやすいため、無駄な出費を抑えられます。

料金 成功報酬型
※7.2万円~
運営会社 株式会社メドレー
リンク https://job-medley.com/

※ジョブメドレーについてさらに詳しく知りたい方はこちら
ジョブメドレーとは? 求人サイトの特長や費用比較、求職者の口コミを紹介

マイナビ保育士

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マイナビ保育士は、首都圏を中心に実績を持つ採用支援サービスです。
40年以上の人材支援で培ったノウハウを活かし、求人広告と人材紹介の両方に対応。

紹介サービスでは、希望条件に合う人材を厳選し、面接日程調整やキャリアシートの提供まで代行します。
料金は完全成功報酬型で、採用が成立するまで費用は不要。早期退職時の返金制度もあり、安心して利用できるのが魅力です。

料金 完全成功報酬型
理論年収の20~35%
運営会社 株式会社マイナビ
リンク https://hoiku.mynavi.jp/

保育のお仕事

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「保育のお仕事」は、保育士・幼稚園教諭を中心とした人材紹介とダイレクトリクルーティングを提供する求人サービスです。
採用が決定するまで費用は一切不要の完全成功報酬型で、早期退職時には返金制度もあり、リスクを最小限に抑えて採用できます。

即戦力人材の紹介や急な欠員対応にも強く、定着率が高い点も評価されています。

さらに、自社データベースからスカウトを直接送れるため、転職潜在層へのアプローチも可能。スピード感ある採用活動を実現できます。

料金 成功報酬型
※詳細は要問合せ
運営会社 株式会社トライトキャリア
リンク https://hoiku-shigoto.com/

保育士WORKER

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業界最大級の情報量を誇り、地方から都市部まで幅広いエリアをカバーしているのが強みです。
保育士専門のアドバイザーがつき、採用ニーズに合った人材をスピーディーにマッチング。

特に地方採用や保育士不足が深刻なエリアで実績が豊富です。対応の柔軟さと手厚さに定評があり、初めて紹介サービスを使う企業でも安心して相談できます。

料金 成功報酬型
※詳細は要問合せ
運営会社 株式会社トライトキャリア
リンク https://hoikushi-worker.com/

キララサポート保育

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キララサポート保育は、直営保育園の運営経験を活かした人材紹介・派遣サービスです。
単なる求人支援にとどまらず、園のニーズに合った人材を厳選して紹介し、採用担当者の負担を大幅に軽減します。

成功報酬型で、早期退職時には返金規定や再紹介制度があり、リスクを抑えた採用が可能です。
紹介予定派遣では、勤務を通じて適性を見極めてから採用できるため、定着率の高い人材確保につながります。

料金 成功報酬型
※詳細は要問合せ
運営会社 株式会社モード・プランニング・ジャパン
リンク https://kirara-support.jp/

ほいくジョブ

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ほいくジョブは、年間4万人以上が登録する業界トップクラスの転職支援サービスです。
人材サービス18年の実績を持ち、保育士・幼稚園教諭に精通したコンサルタントが採用要件を丁寧にヒアリングし、理念や教育方針に沿った人材をスピーディーに紹介します。

求人原稿作成や面接調整もすべて代行するため、採用担当者の負担を大幅に軽減。早期退職時の返金規定もあり、安心して利用できる仕組みが整っています。

料金 成功報酬型
理論年収の35%前後
運営会社 株式会社プレアデス
リンク https://hoiku-job.net/

保育士Fine!

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スマホフレンドリーな設計で、若年層の求職者から高い支持を得ているサイトです。
UI/UXに優れており、保育士デビューを目指す層や、カジュアル志向の求職者にも効果的にアプローチできます。
デジタルネイティブ世代の採用には、ぜひ検討したいメディアです。

料金 成功報酬型
※詳細は要問合せ
運営会社 株式会社ネオキャリア
リンク https://hoiku.fine.me/jobs

保育士ひろば

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保育士ひろばは、低コストで求人掲載ができる成功報酬型サイトです。
求人の「見つけやすさ」を重視し、登録制で求職者に直接求人を届けられるため、非公開求人も安心して掲載可能。
豊富な求人数が集まることで利用価値が高まり、求職者の選択肢も広がります。

さらに「スカウト機能」により、待つだけでなく積極的なアプローチが可能。潜在層やハイキャリア人材にもアプローチでき、採用の幅を広げたい園に最適なサービスです。

料金 成功報酬型
※詳細は要問合せ
運営会社 株式会社S&Aキャリア
リンク https://hoikushi-hiroba.com/

保育士ネット

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保育士ネットは、完全成功報酬型で採用が決定するまで一切費用がかからない人材紹介サービスです。求人原稿の作成や更新も無料で、採用担当者の負担を大幅に軽減。
10年以上の実績を持ち、上京希望者や地方人材の紹介にも強みがあります。

面接調整や候補者との連絡も代行し、担当者が面接に同行するなどサポートは手厚いのが魅力。
園長や主任など管理職クラスの紹介事例もあり、安心して即戦力人材を確保できるサービスです。

料金 成功報酬型
※詳細は要問合せ
運営会社 株式会社プランドゥ
リンク https://www.e-hoikushi.net/

保育士求人掲載の費用対効果を高めるポイント

求人掲載は「出して終わり」ではありません。限られた採用予算の中で、いかに効果的な応募・採用につなげるかが重要です。ここでは、保育士採用における費用対効果(コストパフォーマンス)を最大限に高めるための3つの観点を解説します。

ターゲット層に合わせて求人サイトを選定する

すべての求人サイトが「誰にでも効く」わけではありません。採用したい人材像に合った媒体を選ぶことが、無駄な出費を防ぐ第一歩。
媒体ごとに「強み」と「届く層」が異なるため、自社の採用ターゲットを明確にしたうえで選ぶことが必須です。

【例】

若手や未経験者を狙うなら
→スマホ対応に優れた媒体が効果的。チャット応募やLINE対応で応募ハードルが低いサイトが望ましいです。

地方採用やミドル層向けなら
→地域密着型で地方エリアの登録者が多いサイトが適しています。

即戦力がほしい場合
→人材紹介型(成功報酬型)を使い、事前にスクリーニングされた保育士を紹介してもらうほうがミスマッチを減らせます。

求職者を惹きつける求人原稿を作成する

どんなに優れた求人サイトに掲載しても、原稿が弱ければ反応は鈍いままです。
以下のような観点で、求職者視点の伝わる求人内容を意識しましょう。

【チェックポイント】

園の雰囲気や人間関係が伝わるか?
→ 写真や動画、実際に働いている職員の声を掲載するだけでも印象が大きく変わります。

働き方に柔軟性があることを明記しているか?
→ 「週3日~OK」「残業ほぼなし」「持ち帰り仕事なし」など、具体的に書くことが重要です。

給与だけでなく“福利厚生”も訴求できているか?
→ 住宅補助や研修制度など、条件面以外の魅力もあれば明記しましょう。

求人票は「情報提供」ではなく「共感を呼ぶ広告」として捉えるべきです。実際に、動画つき求人で応募率が倍以上に増加した例もあります。

効果測定と改善サイクルを回す

1回出した求人がダメでも、そこで終わってはいけません。
掲載後のデータ分析 → 原稿修正 → 再掲載というPDCAを回すことで、反応率は格段に改善します。

【効果測定の基本項目】

  • 求人ページの閲覧数(PV)
  • 応募数/問い合わせ数
  • 面接設定率/内定率

これらを定期的にチェックし、次のような改善を施しましょう。

  • PVが低い → タイトル・画像の訴求力を強化
  • 応募数が低い → 原稿内容の見直し(条件、文言)
  • 面接率が低い → 応募後対応のスピードを改善

求人サイトによっては、管理画面上で数値を確認できるツールを提供している場合もあります。

これを活用し、「感覚」でなく「データ」で改善していく姿勢が、成功採用への鍵となります。

まとめ

保育士採用は依然として厳しく、求人を出しても「応募ゼロ」「早期離職」という課題を抱える園も少なくありません。
そこで大切なのは、ターゲットに合わせた媒体選定・魅力が伝わる求人原稿作成・効果測定と改善の継続です。

今回紹介した13の求人サイトは、それぞれに特徴があり、採用戦略の組み合わせ次第で成果は大きく変わります。

しかし、採用担当者が媒体ごとに求人を作成・運用し、さらに効果検証まで行うのは大きな負担です。

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この記事を書いた人
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コンノ

公務員として4年間、人事労務の実務経験あり。 これまで100名以上の事業者をインタビューしており、「企業や個人事業主が本当に悩んでいること」を解決できる記事を執筆します。

監修者
監修者
辻 惠次郎

ネットオン創業期に入社後、現在は取締役CTOとしてマーケティングからプロダクトまでを統括。
通算約200社のデジタルマーケティングコンサルタントを経験。特に難しいとされる、飲食や介護の正社員の応募単価を5万円台から1万円台に下げる実績を作り出した。
Indeedはもちろん、インターネット広告やDSP広告を組み合わせた効率的な集客や、Google Analytics等の解析ツールを利用した効果分析、サイト改善を強みとしている。