【運送 × 求人】運送業の採用の始め方。ドライバー不足解消のために、最初にすべきこととは?

ドライバーの高齢化が進む運送業の人材採用は、年々難しい状況になっています。少子高齢社会を迎えた日本において、その状況が今後一層厳しくなることは、すでにお気づきの通りです。

だからこそ、今から人材確保に向けた対策が必要ですが、初めて採用活動をする際には、「何から始めたら良いのか分からない」という悩みを抱える採用担当者が少なくありません。

運送業の採用にはさまざまな手法があり、自社の状況や採用ターゲットに合わせて適切な採用手法を選択することが重要です。ところが、自社に合った採用手法の選択は、採用初心者にとってそう簡単なことではないですよね。

そこで今回は、運送業の採用に向いている6つの採用手法を紹介します。それぞれの具体的な説明はもちろん、ドライバー採用におすすめしたい、求人検索エンジン『Indeed』との組み合わせについても解説。さらに採用の成否を左右する、求人票の重要性にも触れています。運送会社だけでなく事業会社のドライバー募集にも適応できますので、ぜひ参考にしてください。

運送業に適した採用手法の選び方

人材採用は、採用手法の検討から始めることが一般的です。ところが、採用手法は意外と多く、何を選ぶべきか迷ってしまうことがあります。だからといって、「安いから」「簡単そうだから」と安易に選んでしまうことは、決して良くありません。

採用手法を検討する際は、まずは自社の“目指す採用”を整理することをおすすめします。運送業の採用では、以下の3つをそれぞれ選択して整理してみましょう。

1.「経験者」OR「未経験」 募集条件によって、優先すべき採用手法が変わります。特に経験者採用や、免許や資格などの必須要件が厳しい場合は、採用手法の選択が重要です。
2.「長距離」OR「長距離以外」 長距離ドライバーかそうでない(短・中距離)かは、採用手法を考えるうえで重要なポイントです。募集条件はもちろん、訴求すべき採用ターゲットも変わるため、それぞれにあった採用手法を選択しましょう。
3.「若手が欲しい」OR「こだわらない」 採用する人材の年齢層を明確にしておかなければ、ターゲットに対する適切なアプローチが難しくなります。
例えば「年齢はこだわらないけれど、若手だとうれしい」では、求人票の内容がブレてしまうため、希望の年齢層をあらかじめ決めておくことも大切です。

3つの項目をそれぞれ選択することで「未経験OKで、長距離ではない、若手ドライバーを採用したい」のように整理できたはずです。これで採用手法も選びやすくなるでしょう。

運送業の採用を成功させるためには、求人票作成が重要

一口にドライバーといっても、その仕事内容は多岐にわたります。トラックの種類はもちろん、運搬する荷物や配送先、距離なども異なるため、仕事内容をイメージしやすいよう、分かりやすく具体的に記載することが必要です。
また仕事内容に加えて、サポート体制や待遇面の特長もしっかりと訴求します。例えば自社で免許の取得支援をする場合は、研修内容や費用補助の説明など。フォークリフトなどの免許保持者を優遇する場合は、その内容(手当など)も省略せずに、アピールポイントとして盛り込みましょう。
「詳細は面接で説明しよう」と準備をしていても、そもそも応募がなければ意味がありません。求人票の中でしっかりと説明しておくことが採用競合との差別化につながり、求職者の応募を促します。

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運送業のドライバー採用に向いている6つの手法

運送業の人手不足を解消するための採用手法は、以下の6つです。

  1. 人材紹介、人材派遣
  2. 運送業界・ドライバー専門の求人媒体
  3. 総合求人媒体(運送業以外の求人媒体)
  4. ハローワーク(公共職業安定所)
  5. 求人検索エンジン(Indeed、スタンバイ、求人ボックスなど)
  6. 地方紙、折り込み広告(チラシ)

それぞれについて詳しく確認していきましょう。

運送業の採用方法1.人材紹介、人材派遣

人材確保の確実性を高めたい場合は、「人材紹介」または「人材派遣」サービスの利用が適しています。

人材紹介は、保有免許・資格をはじめとした各種条件面をクリアした人材の紹介を受けられるサービスで、基本的には正社員採用が前提です。書類選考の手間がかからず、よほど厳しい募集条件でなければ、公募で応募を待つよりもスピード感のある採用が期待できます。

運送業の場合は、業界特化型の人材紹介会社がおすすめでしょう。運送業専門の紹介サービスには、『ドライバーキャリア(X Mile株式会社)』や『JOB免許(株式会社キャリアコミュニケーションズ)』などがあります。

一方、人材派遣は、募集条件に合致する派遣スタッフの斡旋を受けられるサービスです。人材派遣の場合は、自社で従業員を雇用することなく、派遣スタッフとして業務に従事している期間のみ派遣会社に手数料を支払います。
運送業では、人材派遣を利用する場合においても業界特化型サービスがおすすめです。『フルキャストポーター(フルキャストグループ)』や『ドライバー派遣.com(株式会社エクスプレス・エージェント)』などが人材派遣サービスを提供しています。

メリット ・求める経験や業務に必要な免許を保有するドライバーの紹介を受けることができ、比較的短期間で確実性の高い採用が期待できる
デメリット ・人材確保にかかるコストが公募よりも高い
※人材紹介では、採用したドライバーの想定年収の30%程度が相場とされています。人材派遣の場合は、スタッフの賃金に派遣会社への手数料が加算されます(スタッフの賃金は、支払額の70%程度であるケースが多い)
こんなときに利用する ・短期間で即戦力を採用したいとき
・採用難易度の高いドライバーを採用したいとき(大型免許保有者など)
・自社で人材を育てる仕組みや余裕がないとき
・人材派遣は、繁忙期など期間限定のドライバー需要に対応したいとき

運送業の採用方法2.運送業界・ドライバー専門の求人媒体

運送業界・ドライバー専門求人サイトは、ドライバー経験者やドライバー志望の求職者が利用する求人サイト。経験者採用に向いている採用手法です。特に大型トラックの場合は、入社時に大型自動車免許がなければ業務に就くことができないため、経験者採用にならざるを得ません。そうしたケースでは特におすすめの採用手法といえるでしょう。
また未経験の場合もドライバー志望の求職者であれば、そうでない方に比べて業務への理解や意欲が期待できます。

一方で業界専門の求人サイトのため、他社でもドライバーを募集しており、差別化が欠かせません。採用競争力を高めるためには、待遇の見直しなども必要になる場合があるでしょう。
ドライバー専門求人サイトには、『ドラEVER(株式会社ドラEVER)』や『ブルル(物流企画サポート株式会社)』などがあります。

メリット ・ドライバー経験者やドライバーとして働きたい人からの応募が期待でき、応募があれば採用に至る可能性が高い
デメリット ・応募者を獲得できるかどうかは、求人広告を掲載するまで分からない
・同業他社との採用競争になるため、差別化できなければ応募獲得が難しい
・求職者の年齢層が高く、若手採用は競争がさらに激しい
・都市部に拠点を置くサイト運営会社が多く、地方採用に強いとは言い難い
こんなときに利用する ・経験者や運転免許保有者を採用したいとき
・採用難易度の高いドライバーを採用したいとき(大型免許保有者など)
・未経験者でも良いが、ドライバー志望の人材を採用したいとき

運送業の採用方法3.総合求人媒体(運送以外の求人媒体)

総合求人サイトは、業種、職種、雇用形態などを限定せず、さまざまな求人情報を掲載しているサイトです。知名度の高い転職サイトには、『リクナビNEXT』『マイナビ転職』『doda(デューダ)』『エンジャパン』などがあります。

一般的な総合求人サイトには、職種カテゴリに「ドライバー」がなく(※)、ドライバー経験者の登録者数もそれほど期待できません。そのため総合求人サイトを利用する場合は、職種を限定せずに就職先を探しているドライバー未経験者を狙います。未経験者を採用し、育成するための研修や免許取得支援制度などがあれば、良いアピールになるはずです。

ただし、掲載費用は専門求人サイトよりも高額になるケースが多く、低価格のプランでも10万円以上はするものと考えておいてください。未経験採用にかける費用として適切かどうかは、自社の採用予算を踏まえて検討が必要でしょう。

※総合求人サイトでは、設備や技能関連の職種と一緒のカテゴリにまとめられているケースが多い

メリット ・知名度の高い総合転職サイトは登録者数が多い
・募集したい雇用形態(正社員・アルバイト・派遣など)の募集に合わせて求人募集ができる
・求人票はプロの求人ライターが作成してくれる
デメリット ・ドライバー経験者の登録者数はあまり期待できない
・求人情報が多数掲載されているため、自社の求人情報が埋もれてしまう可能性がある
・未経験者を採用ターゲットにする場合、他業種の求人も採用競合になるため、人材を取り合うライバルが非常に多い
・ドライバー専門の求人サイトに比べて、掲載費用が高い
こんなときに利用する ・求人票をプロに作成してもらいたいとき
・費用をかけても良いから採用活動を楽に進めたいとき

運送業の採用方法4.ハローワーク(公共職業安定所)

行政機関のハローワーク(公共職業安定所)での求人は、完全無料で利用することができます。全国に544カ所(2021年4月1日時点)の拠点があり、地方などで地元の人材を採用したい場合に最適です。さらに全国にネットワークがあるハローワークでは、首都圏からのIターン希望者の紹介も期待することができます。

また掲載期間の更新ができるため、長期的な求人掲載が可能。有料求人サイトとは異なり、応募がないまま掲載が終了してしまう心配もありません。反面、求職者へ応募を促す機能などはなく、応募のスピード感は期待できないでしょう。

メリット ・無料で求人募集を行える
・長期的に求人情報を掲載できる
・地方採用に強い
デメリット ・人材の質が保証されない
・求人票を自分で作成する必要がある
こんなときに利用する ・時間的にゆとりがあり、費用をかけずに地元の人材を採用したいとき

運送業の採用方法5.求人検索エンジン(Indeed、スタンバイ、求人ボックスなど)

インターネット上に公開されている求人情報を横断的に検索することができる、求人検索エンジンです。その名称を知らない方も、『Indeed』『スタンバイ』『求人ボックス』などのサービス名なら、テレビCMや交通広告などで目にしたことがあるかもしれません。

求人検索エンジンの求人掲載費用は無料で、求人票がクリック(求職者に閲覧)された場合にのみ課金が行われます。中でも『Indeed』では求職者の検索履歴に応じて、より親和性の高い求人票が優先的に表示される機能を搭載。採用ターゲットに求人情報を届けやすい仕組みのため、応募者獲得を効率的に行うことができます。
さらに、求人検索エンジンを利用する全国の求職者へのリーチが可能。地方採用との相性の良さも求人検索エンジンの特長です。

求人票作成から掲載までは簡単な操作で行えます。ただし、高い効果を出すためには、求人検索エンジンの仕組みの理解が欠かせないでしょう。

メリット ・無料掲載ができる
・地方の求職者にもリーチできる
・業種や職種の人気・不人気の影響を受けにくい
デメリット: ・求人媒体と同じで、確実に採用できるわけではない
・求人票は自社で作成する必要がある
こんなときに利用する ・常時募集など求人票を長期的に掲載しておきたいとき

運送業の採用方法6.地方紙、折り込み広告(チラシ)

地方紙(地方新聞)と折り込み広告は、紙媒体の求人広告です。いずれも地域密着型の媒体のため、地方の求職者にも求人情報を届けることができます。

配布エリアの指定が可能で細かいリーチができる反面、配布部数に対して求職者がどの程度いるかは分かりません。また読者の年齢層は高めであると考えられます。

メリット ・比較的低いコストで配布できる
・地方でも応募効果が期待できる
・配布エリアをピンポイントで設定できる
デメリット ・若手の採用には向いていない
・掲載できる情報量が少なく、印刷後は修正できない
・直接配布はできるが、実際に閲覧されたかどうかは分からない(効果検証が難しい)
こんなときに利用する ・年齢層が高めでも構わない場合
・採用担当者自身がインターネットの使い方に自信がないとき

運送業の採用は、Indeedなどの求人検索エンジンがおすすめ

運送業の採用活動で特におすすめの手法は、Indeedなどの求人検索エンジンです。ここではIndeedをおすすめする理由について解説します。

国内最大級の利用者数

Indeedの最大の強みは、圧倒的な利用者数です。月間訪問者数は約4,000万人(※)に上り、大手総合求人サイトの利用者数を大きく突き放しています。これだけ多くの求職者が利用するサービスであれば、求職者との出会いは十分に期待できるでしょう。採用の可能性もそれだけ高くなるということです。

※similarwebによる2021年11月のレポートより(37.78M/2021年12月20日時点)

地方採用に強い

Indeedには、地方求人が豊富に掲載されています。

例えば、キーワード「運送会社」、勤務地「奈良県 奈良市」の求人検索結果は、5,769件(2021年12月20日時点)。地方求人がほとんど掲載されていない求人サイトもある中で、Indeedではこれだけの地方求人が表示されます。地方求人が多数掲載されているからこそ、全国の求職者が集まるのです。

また近年、インターネットでの求人検索では、GoogleやYahoo!の検索窓に直接キーワードを入力するユーザーが増加しています。そのため検索結果に上位表示されることは、求人サービスにとって非常に重要なポイントです。

そこで実際に「奈良市 運送会社 求人」を検索してみました。その結果を確認しましょう。
Indeed「奈良市 運送会社 求人」検索結果※Googleしごと検索(Google for Jobs)を除いた検索結果

1位に表示されているのはIndeedですね(2021年12月20日時点)。地方採用との相性の良さがお分かりいただけたのではないでしょうか。

運送業が不人気業種にならない

Indeedの求人検索では、「キーワード」と「勤務地」の2つを用います。「キーワード」は自由に入力できるため、検索結果に表示される求人票も多種多様。つまり、業種や職種を絞らずに就職先を探している求職者に対しても、自社の求人情報を届けられる仕組みです。

「学歴不問」「未経験」「中高年」などさまざまなキーワードがありますが、仕事内容よりも自身の条件を重視して仕事を探している求職者にとって、その業種の人気・不人気はあまり関係ありません。そのため他業種と競合する場合においても、求職者の条件を満たしていれば選ばれる可能性があるのです。

これらの理由から、Indeedは運送業の採用手法として推奨できるサービスといえます。
よりおすすめの方法を挙げると、今回紹介した他の採用手法との組み合わせです。Indeedだけで採用に取り組むことも可能ではありますが、併用することでそれぞれの弱みを補い、より高い応募効果を狙いたいですね。

まとめ

採用活動で良い結果を出すためには、採用ターゲットや自社の条件に適した採用手法を選択することが大切です。運送業の人材はすでに取り合いの状況のため、採用活動の際には必ずといって良いほどライバルが存在します。その中で応募獲得のポイントとなるのは、求人票の作り込み。他社との差別化を図るために、ターゲットを明確にしてアピールポイントをしっかりと訴求してくださいね。
さらに人材確保のためには、労働時間や休日などの待遇面の見直し、免許や資格取得支援制度の導入など、より踏み込んだ取り組みの検討も必要でしょう。

今回は運送業の採用手法としてIndeedをおすすめしましたが、Indeedの掲載手続きを簡単に済ませたい場合は、採用業務クラウド『採用係長』が便利です。求人票作成は、最短2分。Indeedをはじめとした6つの求人検索エンジンへの掲載もワンクリックで完了。『採用係長』なら、求人票作成サポートも1万円からの依頼が可能です。これからドライバー採用にチャレンジする運送業の採用担当者はぜひ、無料プランから試してみてください。

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