【採用】スカウトメールの送り方 (件名・文面)効果を出すために抑えておきたいポイントとは

PC作業を行う男性の写真

求人媒体等で利用できるスカウトメールですが、数年前からよく見るようになってきました。

ただ、書く時の大切な考え方や修正する際のポイントについてご紹介させていただきます。

スカウトメールとは?

求職者や求人サイトに登録している人材に対して、企業側から魅力を感じる人材に直接、自社のアピールをするためのメールのことです。

スカウトメールは、従来通りの待つだけの採用では応募が集まりにくいといった際に、「攻めの採用」を行うために用いられています。

何よりスカウトメールの最大のメリットは、求人情報には書けないような情報、求職者や人材に対してピンポイントな情報を個別に送ることができることです。

しかし最近では、スカウトメールを送る企業が増え、求職者にとっては当たり前になっているためか、何通送っても応募が来ず、反応が悪いとも言われています。

ただ、求職者が見ていない訳ではなく、そもそも送られてくるスカウトメールの数が多く、内容に特徴がないため、求職者もすべてをしっかり見ようという気が減少していることが考えられます。

そこで、こういった現状を踏まえたスカウトメールの送り方をお伝えしたいと思います。

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スカウトメールを送る時に4つの大切にしたいこと

  1. 興味を引くような件名を付ける
  2. アナタに向けたメッセージですよ!という内容にする(YOUメッセージ)
  3. 待遇面(給与・休日等)を書く
  4. スマホで読みやすくする

興味を引くような件名を付ける

最近のスカウトメールがいろんな企業から大量に届くことを考えると、インパクトがある・興味を引く件名を付けなければ開封すらしてもらえない可能性があります。
ただ、どういった件名に興味を持つのかは、求職者次第です。

もし、あなたが転職活動をするとき、どんな条件を気にしますか?
営業職であれば、「売上のつくりやすさ」「給与の高さ」「休みの取りやすさ」「キャリアアップ制度」「ベンチャー気質かどうか」などが気になる人が多いのではないでしょうか。
もし、現時点で残業が長いことに悩んでいる方は、残業時間の少なさと給与面のバランスに興味を持つかと思います。

このように悩みや興味があること、業界的なイメージを踏まえてメールの件名をつくれば、興味を引くことができ、開封率が向上する可能性があります。

アナタに向けたメッセージですよ!という内容にする(YOUメッセージ)

スカウトメールは、ランダムに送る企業もありますが、求職者の情報をしっかりと見てから送る企業もあります。

どちらにしても、求める人材にマッチしそうなキーワードで検索して出てきた人の中でもよさそうな人に送っているわけなので、どんなところにイイナと感じたのかが伝わらなければ、味気ないテンプレメールになります。

しっかりと履歴書や職務経歴書を見たうえで、具体的にアナタのスキル・こういった点、仕事に対する姿勢の●●な点に興味を持ったなど、自分の情報を見てくれたと確信できるような文章にすることが大切です。

そうすることで、人を大切にすることや採用にかける想いも伝わり、企業イメージの向上や面接率の増加など、メリットが多いです。
ただその反面、一人ひとりに対してのメールを作成する手間がかかるので、採用に時間をかけることになります。

しかし、求人を出す目的はあくまでも採用して活躍してもらうことです。
1通1通しっかりと求職者と向き合ったメールを送れば、ミスマッチを防ぐことになり、面接率が上がる可能性もあるので、力を入れる価値はあるといえます。

待遇面(給与・休日等)を書く

こればかりは魅力のある求人情報の作り方に対しての考え方と同じです。
仮に、給与が高いことに自信がある企業であれば、こういった情報を件名に入れることで注意を引くことができるでしょう。

しかし、大切なのは仕事内容と待遇面のバランスです。

給与は高いが休みが少なく残業が多い企業だと、興味を失う求職者もいるでしょう。
また、仕事内容や社風はすごく魅力的でも、給与が安ければ、この条件だったら働きたくないな…と興味を失います。

ただ、平均的であれば、どれだけ詳しく書かれているのかによって、他とどう違うか求職者が判断できます。

例えば、「賞与あり」の企業の場合、「賞与3ヶ月分」などの具体的な数字を入れることで、リアルさが増します。
休日ついては、「年間休日120日」等だけでなく、いつが休みなのか、またどういった特別休暇があるのかを書くことで興味を引くでしょう。
また残業については、「残業なし」や「残業月平均20時間」等の記載をする場合、なぜ残業がないのか、また残業20時間って何をやっているのか?等を具体的に記載できていれば、残業に対してネガティブなイメージを払拭できます。

スマホで読みやすくする

これが意外と意識していない企業が多い部分で、スマホとフリーメールが普及してからは、スマホでスカウトメールを読む人が多いのが現状です。

ただ、スカウトメールを作成する人は、ほとんどパソコンで作成していると思います。
しかし、パソコンとスマホでは画面の横幅のサイズが全然違うので、改行を入れる場所などを間違えると非常に読みづらいメールになります。

  • 一般的な文字サイズのメールであれば、スマホは20~22文字で1行
  • パソコンで見るウェブサイトなどは、一般的に1行50文字程度

このようにスマホとパソコンで表示される文字数には2.5倍の差があるため、パソコンで1行使うとなると、スマホで2.5行になります。
もし仮に熱を込めてパソコンで5行ぐらいの文章を書いた場合、10行以上となり小説でも呼んでいるような気分になります。

ここで知っていただきたいのは、スマホで読みやすい文章は3~4行と言われているので、パソコンで作成する際は1.5行以下の文章にしなければ、読みづらい文章になります。

スカウトメールを送る前に考えておくべき大切なこと

どんな人材が欲しいのか、競合他社と比べてどんな特徴があるのか等、スカウトメールを作成する前に把握しておくことが重要です。

この情報というのは、魅力的な求人情報を作成する際にも役立つ情報であり、魅力的な求人情報を書くことができる人であれば、スカウトメール自体も魅力的になるでしょう。
そして知っておくべきことというのは、下記の3つで十分です。

  1. 自社の足りてない人はどんな人かを知る
  2. 来てほしい人を決める(ターゲット・ペルソナ)
  3. ペルソナに対して自社のマッチするところを探す

まとめ

スカウトメールはただ求職者に知ってもらう目的で送るメールではありません。
場合によっては求人情報に代わるぐらい重要なメールです。
よくテンプレートのスカウトメールを見かけますが、思いのほか影響力があるので、できれば1通1通しっかりと送る人に向けた内容にしてみてください。
もしかしたら、応募が増え、採用数が増え、ミスマッチが減るといった好循環ができるかもしれません。

採用競争はまだまだ激化するでしょう。
だからこそ、ぜひ試してみてください。

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この記事を書いた人
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採用Webマラボ編集部

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監修者
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辻 惠次郎

ネットオン創業期に入社後、現在は取締役CTOとしてマーケティングからプロダクトまでを統括。
通算約200社のデジタルマーケティングコンサルタントを経験。特に難しいとされる、飲食や介護の正社員の応募単価を5万円台から1万円台に下げる実績を作り出した。
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