アルバイト・パートの求人を出すとき、掲載先の候補によく挙がるのが「タウンワーク」です。ただ、タウンワークは2025年に掲載の仕組みが大きく変わりました。紙のフリーペーパーが休刊し、料金も従来の掲載課金からクリック課金へ移っています。「掲載課金はいつまで?」「いまいくらで出せるの?」と気になっている方も多いはずです。
この記事では、タウンワークの料金と掲載方法を、2025年の変更点と、2026年10月1日に公式ページで確認した内容をもとに企業向けに整理します。費用を抑える考え方や、どんな採用に向くかまで確認できます。
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目次
タウンワークとは?まず特徴を整理
タウンワークは、アルバイト・パート向けの求人媒体です。長くリクルートが運営してきましたが、2025年4月1日からはIndeed Japan株式会社が提供しています。1998年の創刊以来、「バイトするならタウンワーク」のテレビCMでも知られ、勤務地で仕事を探す求職者に長く使われてきました。
媒体としての要点をまとめると、次のとおりです。
| 運営会社 | Indeed Japan株式会社(2025年4月1日から。それまでは株式会社リクルート) |
| 種類 | アルバイト・パート向けの求人媒体(有料) |
| 掲載の場 | Web版「タウンワークネット」。紙のフリーペーパーは2025年3月末で休刊 |
| 料金 | Indeed PLUS経由のクリック課金(有料掲載は3,000円〜、予算の上限を設定可能) |
アルバイト・パート専門で知名度が高い
タウンワークは、アルバイト・パートに絞った求人媒体です。仕事探しのときに「まずタウンワークを見る」という求職者も少なくありません。求人サービスが増えるなかで、知名度の高さは応募を集めるうえで一つの強みになります。
エリア単位で地元の求職者に届けやすい
タウンワークは、都道府県や市区町村から仕事を探せるつくりです。地元の応募が集まりにくいと感じている店舗や中小企業にとっては、タウンワークに載れば近くで仕事を探している人の目に入りやすい点がメリットです。ただし、後で説明するとおり、いまはタウンワークに載るかどうかを自分では決められません。
専門職には不向きだが、幅広いアルバイト採用に向く
利用者の職種や年代にかたよりが少ないため、飲食や販売、軽作業など、はばひろいアルバイト・パートの募集に向いています。一方で、専門スキルや資格を持つ人材をねらった採用には向きません。専門職を採りたい場合は、ほかの媒体との併用も検討するとよいでしょう。
2025年に大きく変わったタウンワークの掲載方法
タウンワークでいま求人を出すなら、まず2025年の変更を押さえておく必要があります。変わったのは「紙の有無」と「料金の仕組み」の2点です。
紙のフリーペーパーは2025年3月末で休刊した
長く親しまれてきた紙のフリーペーパー版は、全国の全版が2025年3月末で休刊しました。駅やコンビニ、スーパーで配布されていた冊子はもう発行されておらず、現在はWeb版「タウンワークネット」に一本化されています。「紙に載せたい」という前提で検討していた方は、いまはWebが基本になる点に注意してください。
紙版の休刊の経緯や、紙で求人を配っていた事業者の次の一手については、こちらでくわしく整理しています。
⇒タウンワークの紙版(フリーペーパー)休刊後、どう求人を出す?
掲載は「Indeed PLUS」経由のクリック課金になった
もう一つの変更が料金の仕組みです。従来の「掲載枠を買って一定期間載せる」掲載課金型は2025年3月末で終了し、現在はIndeed PLUSという配信のしくみを通したクリック課金型に切り替わりました。求人がクリックされた分だけ費用が発生し、予算の上限を自分で決められる形です。
Indeed PLUSは、Indeedと「連携求人サイト」(タウンワークやリクナビNEXT、はたらいくなど)をつなぐ求人配信のしくみです。Indeedに直接投稿するか、Indeed PLUSに対応した採用管理ツール(Airワーク 採用管理など)で求人を投稿し、有料掲載を設定すると、その求人が連携求人サイトに載る候補になります。どのサイトに載せるかはIndeedが求人ごとに判断し、1つのサイトだけになることもあります。
どのサイトに載るかはIndeedが求人ごとに判断します
Indeed PLUSのしくみや使い方は、こちらでくわしく解説しています。
⇒Indeed PLUS(インディードプラス)の特徴と費用、掲載方法
タウンワークの掲載料金はいくら?
現在のタウンワークは、有料の掲載で3,000円から始められます。求人がクリックされた分だけ費用がかかるクリック課金で、予算の上限を自分で設定できるため、想定以上にコストがふくらむ心配はありません。
出典:タウンワーク公式「料金の仕組み」(2026年10月1日に撮影)
Airワーク 採用管理の料金ページによると、クリック1回あたりの単価は変動し、決まった金額はありません。総額は、設定した予算の上限と期間の中で、求人がどれだけクリックされたかで決まります。固定の料金表があるわけではないので、具体的な見積もりは公式の問い合わせ窓口や、取り扱いのある代理店で確認するのが確実です。
「首都圏は1週間19,000円〜」といったエリア別の固定料金表は、掲載課金型だった2024年以前の情報です。2025年3月末でこの仕組みは終了しているため、古い料金表を見かけても現在の金額とは異なります。
費用を抑えるための考え方
クリック課金では、やみくもに掲載するより、限られた予算を効かせる工夫が大切です。次のような点を押さえておくと、ムダな費用を減らしやすくなります。
- 予算の上限を設定し、想定の範囲で運用する
- 仕事内容や条件をわかりやすく書き、クリックから応募につながる求人票にする
- 自社の採用ページもあわせて用意し、求人媒体だけに頼らない流入をつくる
なお、以前あった「つど割」「全国共通割」といったポイント先払いの割引は、掲載課金型を前提にした制度でした。仕組みが変わった現在は、これらの割引を前提に費用を見積もらないほうが安全です。利用できる割引があるかどうかは、相談先の窓口や代理店で確認してください。
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タウンワークはどんな採用に向いている?
タウンワークは、幅広い年代のアルバイト・パート求職者が利用する媒体です。リクルートが公表した利用者の構成比(2021年時点)では、Web版の年代分布は次のようになっていました。
| 10代 | 20代 | 30代 | 40代 | 50代 | |
| Web版 | 13% | 43% | 14% | 13% | 17% |
20代が中心ですが、各年代がまんべんなく使っているのが特徴です(数値は2021年時点の公表値で、最新の構成比は変わっている場合があります)。学生から主婦や主夫、シニアまで幅広い層に届くため、職種を限定しないアルバイト採用と相性がよい媒体だといえます。
反対に、勤務地よりも専門性で人材を探したい採用には、あまり向きません。応募者の多くは「家の近くで働きたい」という基準で求人を選ぶため、エリアで探せるタウンワークの強みが活きる一方、ニッチな職種では母集団が集まりにくいことがあります。
タウンワークとIndeed・求人ボックスの使い分け
アルバイト採用では、タウンワークのほかにIndeedや求人ボックスといった求人検索エンジンもよく使われます。性格が違うので、ざっくり整理しておきましょう。
- タウンワーク:アルバイト・パートに特化し、エリア単位で地元の求職者に届けやすい
- Indeedや求人ボックス:掲載求人数が多く、無料掲載から始めて必要に応じて有料で露出を増やせる
「まずは費用をかけずに試したい」ならIndeedや求人ボックスから、「地元のアルバイト採用に予算をかけて届けたい」ならタウンワーク(いまはIndeed PLUSの有料掲載が入口です)、というのが一つの目安です。タウンワークとIndeedのより細かい比較は、こちらでまとめています。
⇒タウンワークとIndeedを比較|どっちが向く?2025年以降の違いと使い分け
タウンワークに求人を掲載するには?
2026年10月1日に、Indeedとタウンワーク、Airワーク 採用管理の公式ページとヘルプを確認しました。いまタウンワークに求人を出すには、Indeed PLUSを使います。
Indeed PLUSで有料掲載を始めるまでの3ステップ
Indeed公式は「Indeed PLUS連携ATSから求人を投稿し、有料オプションを選択いただくことで、Indeed PLUSをご利用いただけます」と案内しています。ATSは採用管理ツールのことですが、Indeed公式のよくある質問には「Indeed PLUS連携ATS(IndeedまたはATS)」とあり、Indeedへの直接投稿もここに入ります。手順は次の3つです。
- Indeedに直接投稿するか、Indeed PLUSに対応した採用管理ツール(Airワーク 採用管理など)を選んで、アカウントを作る
- 企業情報と求人の項目をすべて入力して、求人を投稿する
- 予算を設定して、求人の有料掲載を始める
Indeedのヘルプによると、Indeed PLUSの対象になるのは、Indeedに直接投稿したスポンサー求人(有料掲載の求人)か、連携した採用管理ツールから有料掲載を設定した求人です。雇用形態や求人票の書き方などの条件もあり、すべてを満たした求人がタウンワークを含む連携求人サイトに載る候補になります。連携求人サイトに載ること自体に別の掲載料はかからず、費用はクリック課金のままだそうです。タウンワーク公式の料金ページでは、有料での掲載は3,000円からと案内されています。
Airワーク 採用管理の場合、有料広告の設定はWeb上でできるため、窓口への申し込みや問い合わせはいりません(支払いは請求書払いのみ)。
タウンワーク公式の掲載相談フォームから相談する
自分で設定するのが不安な場合は、タウンワークのトップページ下部にある企業向けの掲載相談のリンクから公式の案内ページに進むと、24時間受け付けの問い合わせフォームがあります。案内されている流れは「お問い合わせ→ヒアリング→求人作成・公開→応募管理・採用」の4段階で、求人の作成と公開は担当者がサポートします。案内ページには「求人作成から応募者管理・採用までAirワーク 採用管理ひとつで完結します」とあり、掲載はIndeed PLUSを使う前提です。求人は審査を通ったものだけが公開される、とも書かれています。
なお、過去にタウンワークへ掲載したことがある企業は、担当の代理店に問い合わせるよう案内されています。フォームから相談した場合も、担当の代理店とは別の代理店から連絡が来ることがあると書かれています。
同じ料金ページの下部にある注記(2026年10月1日に撮影)
どの方法でも、掲載先を自分で選ぶ仕組みにはなっていません。タウンワーク公式の注記には「複数ではなく単一の連携求人サイトにのみ掲載される場合があります」「タウンワークに必ず掲載されるとは限りません」とあり、Indeedのヘルプにも単一サイトについて同じ注記があります。タウンワークに載せることだけを目当てに予算を組むと、ほかのサイトにだけ載ることもあります。
Airワーク 採用管理の使い方は、こちらでくわしく紹介しています。
⇒Airワーク(エアワーク)とは?使い方・料金・Indeed連携・掲載先を解説
掲載に関するよくある疑問
掲載前に気になりやすい点をまとめました。
- 掲載期間は?……以前のような「1週間単位の掲載枠」はありません。Airワーク 採用管理の場合、有料広告は求人ごとに配信する期間と予算の上限を決めて出します。配信が終わった広告は再開できないので、続けるときは広告を設定し直します。
- 掲載エリアは選べる?……以前のように地域ごとに料金が分かれた掲載プランはありません。勤務地は求人ごとに入力しますが、タウンワークに載るかどうかはIndeedが判断します。
- 無料で載せられる?……タウンワーク自体に無料掲載の枠はありません。Indeedのヘルプでも、Indeed PLUSの対象は有料掲載の求人(Indeedに直接投稿したスポンサー求人か、連携した採用管理ツールから有料掲載を設定した求人)に限られています。無料で求人を出したい場合は、後述の自社採用ページや無料の求人サービスを併用する方法があります。
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タウンワークのような求人媒体とあわせて、自社の採用ページを持っておくと、媒体だけに頼らない応募の入口をつくれます。求人票の作成から、求人検索エンジンへの連携、応募者の管理までまとめて行うなら、「採用係長」が便利です。
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「まずは費用をかけずに求人を出したい」という方は、無料で求人広告を出せるサービスもあわせてご検討ください。
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まとめ
タウンワークは、アルバイト・パートに特化した知名度の高い求人媒体です。エリア単位で地元の求職者に届けやすく、職種を限定しない採用と相性がよい一方、専門職の採用には向きません。
2025年には紙のフリーペーパーが休刊し、掲載はIndeed PLUS経由のクリック課金へと切り替わりました。有料掲載は3,000円から、予算の上限を決めて運用できます。ただし掲載先は選べず、タウンワークに必ず載るとは限りません。古い固定料金表は現在の金額とは異なるため、見積もりは公式や代理店で確認するのが確実です。タウンワークの特徴と現在のしくみを踏まえ、自社の採用に合うかどうかを見きわめてみてください。
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