- この記事を読むと、Indeedの運用代行を利用するメリット・運用代行を活用して効果を上げるためのポイントについて知ることができます。
- Indeedの運用代行を利用するメリットは2つ。「求職者の見極めに時間を費やせる」「Indeed運用のプロの知見を吸収できる」を引き出すことが可能です。
- Indeedの運用代行を利用する際には、「採用課題を運用代行業者が提供するサービスで解決できるか」に着眼点を置きましょう。
Indeed(インディード)の運用代行というサービスをご存じでしょうか?
一定期間の掲載料を支払う他の求人広告と違い、データに基づく効果改善が可能なIndeedには、費用対効果の向上に結び付ける「運用の要素」があります。
Indeedの運用代行サービスとは、Indeedの運用に関する業務の一部、もしくは全部を外部の企業が代わりに行うサービスのことです。
Indeed広告は誰でも手軽に始められる採用集客手法の1つですが、その一方で求人案件の露出や応募者数を増やすための適切な運用方法ができず、効果が出ていないことに悩む採用担当の方も多いのではないでしょうか。
今回は、そんなお悩みを解消する手立てとなる「Indeedの運用代行を利用するメリット」と「運用代行を活用して効果を上げるためのポイント」についてご説明します。
目次
そもそもインディード(Indeed)とは
Indeedは、インターネット上の求人が集約された求人サイトです。
掲載料金は基本的に無料で、サイト上に直接求人を掲載できるほか、自社サイトと連携させることも可能です。
求人数が膨大であるため、ユーザーが多い一方で求人競争は激しくなりやすいものの、必要に応じて有料オプションを利用して露出度を高められます。
※Indeedのサービス概要やメリット・デメリットなどの詳細は下記ページでご確認ください
⇒インディード(Indeed)とは?メリット・デメリット、効果を出す方法まで徹底解説!
インディード(Indeed)の掲載順位の仕組み
自社の求人が検索画面で上位に表示されれば、必然的に露出度は高まり、応募者は増えやすくなります。
では、どのような仕組みで掲載順位が決まるのでしょうか。
有料オプションを利用した場合は、クリック単価を高く設定すれば検索順位は上がります。
無料掲載の場合は、Indeed上で求人の検索順位が決まるアルゴリズムは公開されていませんが、下記3つの要素が、求職者の画面で表示される掲載順位に影響するといわれています。
・検索キーワード
・勤務地
・検索履歴
つまり、これらの要素を工夫することで、求める人材に自社の求人が届きやすくなるのです。
例えば、自社が求める人材が、どのようなキーワードを入力して求人検索するかを推測します。
そのワードを自社の求人内に可能な限り盛り込めば、求める人材の検索画面で表示されやすくなるでしょう。
求職者が検索画面で特に入力しやすいのが「職種名」です。
そのため、具体的かつシンプルに職種名を記載することが、応募率に大きく影響します。
長めの文章や略語は避け、「焼肉屋の店長」「放課後等デイサービスの介護福祉士」など、働くイメージがわきやすい内容を端的に記載してください。
他には、クリック率が高い求人や、新規掲載の求人なども、検索順位が上がりやすいといわれています。
【Indeedの仕組みについての関連記事はこちら】
⇒【Indeedの秘訣】応募数アップのコツはキーワード選定!検索されやすい求人票を作る方法
⇒【2022年最新版】Indeedのアルゴリズムとは?上位表示させる具体的なテクニックを3つ紹介
⇒Indeed検索でヒットしやすいキーワードの見つけ方とは?
インディード(Indeed)の運用代行サービスとは
「運用代行」といってもサービス内容はさまざまです。Indeed運用におけるどの業務をどこまで委託してもいいのでしょうか?
提供できるサービスの種類や業務範囲は運用代行業者(Indeed代理店)によって異なりますが、例えば下記のようなものがあります。
- 求人案件の作成・掲載
- Indeed広告の運用、単価調整
- 採用サイト作成とIndeedとの連携
- Indeed運用のコンサルティング
Indeedを活用して自社の採用計画を実行・成功させるには、「Indeedの仕組み・使い方」「Web広告の運用スキル」「採用ノウハウ」「業界や経営の知見」など幅広い知識・経験が必要とされます。
Indeedの運用代行業者を探す際には、それぞれの業者が得意としているサービスは何か?ということを念頭に入れて選定しましょう。
Indeedの運用代行サービス・代理店の種類や選び方については、以下のページで詳しく解説しています。
⇒【2020年最新度版】Indeed代理店を強みから徹底比較|最適な代理店を選ぶ3つのポイント
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インディード(Indeed)の運用代行サービスの具体的な業務内容
Indeedの運用代行を利用するイメージを具体化させるために、各業務をどのように担ってくれるのかも知っておくと良いでしょう。
ここでは、Indeed運用代行が実施する4つの業務について、詳細を解説します。
1:求人広告の作成
求人広告の作成は、Indeed運用代行の代表的な業務です。
求人掲載にあたって最低限必要な基本情報だけでなく、自社が求める人材をヒアリングの上、求職者の興味を引くためのアピールポイントなども記載してもらえます。
2:データの分析
データ分析とは、求人の表示回数やクリック率など、掲載求人に対する求職者の動きを数値で明らかにする業務です。
分析したデータ内容は、求人の改善に生かすことができます。
3:改善の施策
分析データを元に、求人内容を改善する業務です。
例えば、クリック率が高い求人の特徴や流入経路を分析した上で、クリック率が低い求人を改善します。
4:レポートの報告
分析したデータ内容や実施した改善策の内容など、求人運用の過程をレポートで報告してもらう業務です。
報告の頻度やタイミングは代行サービスによって異なるので、事前に打合わせをして、認識をすり合わせることが必要です。
インディード(Indeed)運用代行を利用する2つのメリット
Indeedの運用代行の役割は、Indeedに関する自社のリソース(労力や予算、ノウハウ)のみでは解決できないことを代行し、採用活動をサポートしてくれるところにあります。
まずは自社にできること・できないことを整理しましょう。運用代行をうまく利用すれば、下記のような2つのメリットを引き出すことが可能です。
- 求職者の見極めに時間を費やせる
- Indeed運用のプロの知見を吸収できる
このように業務の一部もしくは全部をアウトソーシングすることで、削減できたリソースを注力するべき重要な業務に回せます。
求職者の見極めに時間を使える
採用活動において企業が注力したいのは下記のような「自社にマッチする人材の見極め」ではないでしょうか。
- 求職者の価値観や能力・スキルを見極める
- 求職者に自社の強みや魅力を知ってもらう
- 体験入社などにより実務や職場の雰囲気を現場で感じてもらう
上記のような、採用における中核の業務は外部委託が難しく、企業と求職者がお互いに納得のいく採用をするためにも、可能な限り自社の社員で行うことが望ましいでしょう。
Indeed運用の煩雑な作業の一部、もしくは全部を社外に委託してしまえば、面接や職場体験など「人材の見極め」にリソースを使うことができます。
インディード(Indeed)運用のプロの知見を吸収できる
Indeedを利用している企業やこれから使おうと検討中の企業にある課題はさまざまです。
- そもそも自社はIndeedを使うべきなのか?何を基準に判断すればいいのかわからない
- Indeedを使っているが求職者から全く応募が来ない
- 求人案件のどこを修正すればいいのかわからない
- Indeedの有料広告にしても効果が実感できていないが、どこを見れば効果測定できるのか
Indeed代理店はIndeed運用のプロであり、上記のようなIndeedに関する悩みや課題に対する的確な解消法を知っています。自社で気づいていなかった欠陥を見つけてくれることもあるかもしれません。
また、Indeedの運用代行をおこなう企業の中には、採用マーケティングや経営コンサルティングなどを主に行っており、そのサービスの一環としてIndeedの運用まで実施してくれるところがあります。
こういったコンサルティング会社は採用課題を抱える様々な業界の企業から相談を受け、それを解消するサポートを日々行っているため、経験によって蓄積された採用ノウハウが豊富にあります。
このように、代行サービスはリソースの削減だけでなく、代行サービスを通じてその採用ノウハウを自社に取り込むことも可能です。
インディード(Indeed)運用代行の費用相場
Indeedの求人運用を代行サービスに委託する場合の出稿費用は、数万円~10万円。
比較的安価なサービスもあれば、数十万円と高価に設定されている場合もあります。
代行サービスの対応範囲や実績によっても異なるので、コストパフォーマンスから判断すると良いでしょう。
運用管理費用は、広告費の20~30%に設定している代行サービスが多い傾向です。
自社運用・運用代行の判断基準
自社運用と運用代行、それぞれ良いところがあるので、Indeedの求人をどう運用すべきか悩む人は多いでしょう。
運用方法に迷った場合は、下記のポイントを基準にして判断することがおすすめです。
・これまで実施してきた採用方法で人材を確保できていたか
・採用人数を大幅に増やしたいか
・代行サービスに委託する予算を確保できるか
・求人を運用するための自社リソースが十分か
まず、これまで自社で実施してきた採用方法で人材を十分に確保できていたのであれば、Indeedにコストをかける必要はないと見込まれます。
Indeedを活用するとしても、今までの採用方法をベースにしつつ、プラスアルファでIndeedを自社運用するのが良いでしょう。
今後採用人数を増やしたい場合は、運用代行がおすすめです。
専門家に支援してもらった上で、求める人材を確実に確保しましょう。
求人運用にかけられる予算がどれくらいか、仮に自社で運用する場合にリソースは足りるかも、重要な判断基準となります。
以上のポイントを総合的に判断した上で、自社運用・運用代行を検討すると良いでしょう。
※関連記事はこちら
⇒自社に合ったIndeed(インディード)代理店の比較方法とおすすめ代理店5選!
インディード(Indeed)運用代行サービスを選定する際のポイントとは
一口にIndeed運用代行サービスといっても、求人効果がどれくらい高まるかは、依頼する業者によって異なります。
依頼する運用代行サービスを間違わないために、選定する際に重要な2つのポイントを紹介します。
1:具体的な業務内容の確認
どの業務をどの程度代行してくれるのか、事前に詳細を確認しましょう。
例えば、料金が安い分、定期的なレポート報告を実施していない代行サービスもあるので、予算と業務範囲の両面から利用を検討する必要があります。
クリック単価が代行サービスによって自動的に設定される場合、事前に確認していないと、応募が増えていないのにコストだけがかさむ可能性もあります。
2:運用実績の下調べ
運用代行サービスの信頼性を確認するためには、実績を確認することも大切です。
実績は運用代行サービスの公式サイトに掲載されている場合が多いので、これまでの支援数や利用した企業の声、採用成功事例など、複数の要素を確認しましょう。
また、信頼できる運用代行サービスかどうかを見極めるには、「認定パートナー」の有無やパートナーランクをチェックすることもポイントです。
認定パートナーとは、Indeed運用に関する専門的な知識・スキルや実績を持つ代理店に付与されるもので、「シルバー」「シルバー+」「ゴールド」「プレミアム」の4ランクに分かれています。
依頼する運用代行サービスに悩んだ場合は、「認定パートナー」について確認すれば安心です。
※関連記事はこちら
⇒Indeed認定パートナーとは?相談するメリットは?パートナーの一覧とあわせて紹介
Indeedの運用代行を上手に活用するためのポイント
Indeedの運用代行は、うまく利用することで大きなメリットを採用活動にもたらしてくれますが、「とりあえず利用する」だけではそのメリットを引き出せません。
ここでは、Indeedの採用代行を効果的にかつ徹底的に活用するための3つのポイントをご紹介します。
- Indeedの運用代行を利用する目的を明確にしておく
- 自社業務と委託業務の分担を明確化する
- Indeedの運用ノウハウを自社に蓄積できるように委託業務を管理する
Indeedの運用代行を利用する目的を明確にしておく
運用代行業者がいくらIndeed運用のプロであったとしても、まず現状課題と目標が明確にならなければ適切な運用と対策の提案をしてもらうのは困難です。
漠然と「Indeed広告を始めた方がいい気がする」「とりあえず改善できるように相談してみた」というのではなく、「なぜIndeed運用を検討しているのか?」「改善したい採用課題は何か?」「面接にリソースをかけるにはどのくらいの業務範囲を委託すべきか?」と自社がIndeed運用の代行を使う目的を明確にするように心がけましょう。
また、本当に何から始めたらいいかわからずに悩んでいるとしても、最低限の準備として現状把握はしておきましょう。
そうすることで、下記のように運用代行業者に対する具体的な依頼事項が見えてくるはずです。
- Indeedを使ったことがないので、まずどんな準備が必要か知りたい。準備が不十分な場合は、何から始めればいいか教えて欲しい
- Indeedを手探りで施策立案し運用しているが、妥当性がわからないので、一度話を聞いてもらった上でアドバイスが欲しい
- Indeedで求人情報を掲載しても応募が集まらない。何が足りないのか知りたい
- 目標設定の方法がわからない
自社が抱える悩みや課題を相談することで、もしかするとIndeed運用だけが直近の課題ではなく、その前にやるべきことを気づくかもしれません。
運用代行業者とのやり取りをスムーズに進めるためにも、「相談したい内容」「自社の課題」「今まで試してきた施策とその結果」などを整理して、事前準備をある程度行ってからIndeedの運用代行に依頼することをおすすめします。
自社業務と委託業務の分担を明確化する
Indeedの運用代行に限った話ではありませんが、業務委託を依頼する場合は、業務全体を完全委託する場合を除いて、事前に「運用代行業者に委託する業務」と「自社で行う業務」の分担を明確にしておく必要があります。
業者を選ぶ際は、「委託業務の種類や範囲」「業者が持つサービスの実績」「期待できる費用対効果」「自社の進め方との相性」などを見て決定するとよいでしょう。
この際、委託すべき業務を事前にしっかりと見極めておかないと、自社でも手間のかからない容易な業務がサービスに含まれていたり、逆に委託の必要性が高い業務がその業者のサービスに入っていなかったり、といったトラブルが起こりかねません。
契約する前に、依頼する業務範囲を決定し、自社と代行業者の双方で確認を取っておきましょう。
Indeedの運用ノウハウを自社に蓄積できるように委託業務を管理する
とりあえず代行をお願いして 「ひとまず結果を待つだけ」と、業務委託に任せっきりにしてしまうと、いつまでも自社にIndeedの運用ノウハウが身につきません。
「業者が何をやって、どんな結果が得られたか」という業務委託の進捗管理や状況把握は、進めていきましょう。
また運用代行業者と円滑に連携を取るためにも「進捗管理や情報共有をどのように行うか」をあらかじめ双方で決めておくと良いでしょう。
まとめ
今回は「Indeedの採用代行サービスを利用するメリット」と「そのメリットを上手く活用するためのポイント」についてお伝えしました。
Indeedは、利用コストが比較的安く手軽に始められる一方で、ただ利用するだけでは効果を実感することはなかなか難しいです。
効果的に活用するには、自社の採用課題とIndeedの特性を十分に理解して適切な運用を続ける必要があります。
Indeedの運用代行を利用する際には、「採用課題を運用代行業者が提供するサービスで解決できるか」に着眼点を置き、高い費用対効果が得られるように、運用代行のメリットを引き出せるような使い方をしましょう。
当サイトを運営するネットオンも、Indeed運用による応募数集客をサポートするIndeed代理店(シルバーパートナー)です。採用の課題から企業様と向き合い、不安な部分や対策の仕方がわからないことについても、お気軽にご相談いただけます。
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