げんきワークとはどんなサービス?特徴やメリット、他の求人サイトとの違いを解説

求人サイト「げんきワーク」は、掲載開始から採用成功まで完全無料で利用でき、求職者と企業の双方から人気を集めています。

実績を見ても、導入している企業は2万社以上。
中小企業が抱えやすいリソース不足の解決をテーマの一つとしており、実際に中小企業の利用が中心です。

今回は、求人掲載を考えている方向けに、げんきワークの概要や利用するメリット、他のサイトとの違いなどを紹介します。

げんきワークとは?

「げんきワーク」は、日本国内の中小企業をはじめ、ベンチャー企業、地域密着型の企業を中心に利用されている求人情報サイトです。

全国の求人情報が掲載されており、掲載数は1,515,464件(2024年5月18日現在)。
正社員からパート・アルバイト、契約社員、業務委託とさまざまな雇用形態を取り扱っており、職種の幅も広いので、多くの企業と求職者が利用しています。

げんきワークのサービス内容

げんきワークは「求人掲載」に特化したサービスで、できることは「求人掲載のみ」です。応募者管理や効果測定といった機能は備えていません。
以前まではサイト内で求職者へのスカウトが可能でしたが、2022年に終了しています。

なお、げんきワークで求人を掲載するまでの流れは、下記のとおりです。

  1. げんきワーク内の「今すぐ掲載」から自分たちで求人を掲載する
  2. 応募者からの連絡を待つ
  3. 面接・採用

自分たちでの運用が前提なので、ステップはたったこれだけです。第三者を介さずに応募者と直接やり取りすることができます。

げんきワークの機能

げんきワークの機能は至ってシンプルで、下記のとおりです。

  • 仕事内容や募集要項などの掲載
  • 写真の掲載
  • 求人の修正

大きく分けると「求人掲載」「求人修正」のみです。
求職者がげんきワークで見た求人に応募したい場合は、求人に掲載された連絡先に直接連絡します。

げんきワークの主な特徴やメリット

独自性が強い「げんきワーク」ですが、特に注目しておきたい強みを4つ紹介します。

求人掲載から採用成功まで完全無料で利用できる

げんきワークの大きな特徴の一つが、求人情報の掲載が無料であることです。

求人応募時や採用成功時に料金が発生する「成果報酬型」のサイトはありますが、完全無料のサイトは珍しいと言えます。中小企業や零細企業、ベンチャー企業にとって、コストを抑えながらも効果的に求人活動を行えることは大きなメリットです。

無料掲載が実現している理由は、次の画像のように、サイト内に広告(CM)を出したい企業から収入を得ているからです。

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(出典:げんきワーク公式サイト

なお、5件までは求人掲載が無料ですが、6件以上掲載する場合は料金が発生します。

企業登録が必要ない

求人掲載にあたって企業登録が必要ないことも特徴です。
一般的なサイトであれば、最初に企業情報を登録したうえでサイト側の審査を受けるステップがありますが、げんきワークにはこれがありません。
掲載したい求人情報を登録するだけでいいので、なんと「5~10分」で募集をスタートできます。

自分たちで自由に操作できる

げんきワークの利用にあたっては、基本的にすべての作業を自分たちで行います。
求人の編集や削除などが好きなタイミングでできるので、求人活動がスムーズに進むでしょう。

一方で、専門スタッフによる求人作成・運用のサポートはないため注意が必要です。

全国掲載ができる

げんきワークは全国規模での求人掲載が可能です。
地方の中小企業でも広範囲にわたって人材を募集することができますし、全国からの応募が期待できるため、自社に最適な人材を見つけやすくなります。

他の求人掲載サイトとの違い

採用競争が激しい近年、各企業が求人掲載サイトを活用しながら理想的な人材を採用するために尽力しています。
そこでここからは、次の人気求人掲載サイトについて、げんきワークとの違いを紹介します。

Indeedとの違い

【特徴】
Indeedは、インターネット上の求人情報が集約されたサイトです。
求人量・求職者数ともに日本最大級で、なんと月間2,700万人のユーザー(求職者)がいます。

サイト自体の知名度の高さに加えてSEOに強いことも特徴で、GoogleやYahoo!で「職種+地域」などと検索すると、上位表示されることが多くあります。

【料金形態】
Indeedの掲載には「無料掲載」と「有料掲載(スポンサー求人)」の2種類があります。
有料掲載は「クリック課金型」が採用されていますが、これは、求人がクリックされるたびに料金が発生する仕組みです。クリック単価は職種や予算などに応じてAIが自動調整します。

【メリット】
・求職者の数が圧倒的
・費用をコントロールできる
・掲載期間が決まっていない

【げんきワークとの違い】
掲載方法は「直接掲載」のほかに、自分たちで作成した求人を連携する「クローリング」「データフィード」があります。サイト内で直接投稿する以外の方法があることが、げんきワークとの大きな違いです。

※Indeedのメリット・デメリットや求人掲載の仕組みについて知りたい方は、こちらの記事をご覧ください
Indeed(インディード)とは?仕組み・メリット・デメリット・効果を出す方法・成功事例まで徹底解説!

スタンバイとの違い

【特徴】
スタンバイは「求人特化型の検索エンジン」で、2015年のリリース以降、ユーザーが増え続けています。
運営会社の株式会社スタンバイは、ヤフー株式会社やLINE株式会社などの有名企業を子会社とする「Zホールディングス株式会社」と、人材大手「株式会社ビズリーチ」の合弁会社です。

他の求人検索エンジンにはない特徴として、スタンバイはスマートフォンとパソコンで広告の露出度を調整できます。

【料金形態】
スタンバイの料金形態は「クリック課金型」で、掲載求人がクリックされた分だけ料金が発生します。クリック単価は、20円~1,000円の範囲で自分たちで設定するので、予算に応じた運用が可能です。

【メリット】
・多くのYahoo!ユーザーが使用している
・ユーザー側の検索軸が充実しているのでマッチ度を高めやすい
・日本人向けのシンプルなデザインなので使いやすい

【げんきワークとの違い】
スタンバイ内で求人を直接投稿することはできません。求人掲載する場合は、「クローリング」か「データフィード」のみとなります。

※スタンバイについてより詳しく知りたい方はこちらから
スタンバイとは?特徴や仕組み、メリット、掲載料金、導入方法などを解説

Wantedlyとの違い

【特徴】
Wantedlyは「共感」をベースにマッチングする採用サービスです。
企業はWantedly内に事業への思いやビジョンなどを掲載し、共感してくれた求職者とマッチングしてから条件面を擦り合わせ、両者が合致したうえで採用となります。

「ストーリー」という機能を使えば、自社に関する情報をブログ形式で載せられるので、採用広報のように活用することができます。

【料金形態】
無料での利用が可能で、有料プランは月4.5万円~20万円です。上位プランになるほど、管理画面に入れる人数や送付できるダイレクトスカウト数が増えます。

【メリット】
・内面のマッチ度が高い人材と出会うことができる
・求職者と企業がカジュアルに接点をつくることができる
・20~30代のミレニアル世代の求職者が多い

【げんきワークとの違い】
Wantedly最大の特徴は、「共感」でマッチするという独自性の高さ。これがげんきワークとの最大の違いとなります。なお、Wantedlyは給与条件の記載がNGなので注意が必要です。

※Wantedlyの機能や使い方、メリットについて知りたい方はこちらから
Wantedly(ウォンテッドリー)とは?機能や使い方、導入メリット、料金を解説

ジモティーとの違い

【特徴】
ジモティーは、不用となった物を個人間で売買や譲り渡し、譲り受けするための情報掲示板サービスです。
モノの取り扱いが中心ですが、正社員やアルバイトの求人を無料で掲載することも可能で、実際に求人を出す企業は少なくありません。
人材専門のサービスではないので採用の専門家によるサポートはありませんが、費用を一切かけずに求人を掲載できます。

【料金形態】
無料

【メリット】
・採用まで完全無料で利用できる
・求職者と直接やり取りできる
・気軽に始められる

【げんきワークとの違い】
有料オプションとして「PR枠」「リフレッシュ機能」「ハイライト機能」という3つの機能があり、求人の露出度を高めることが可能です。例えば「リフレッシュ機能」を使うと、日数が経過して求人の掲載位置が下がったときに、新着投稿として再表示させることができます。

※ジモティーで求人掲載する方法について、詳しく知りたい方はこちら
【5分でわかる】ジモティーへの求人掲載の方法を解説!料金やトラブル対策も紹介

ハローワークとの違い

【特徴】
ハローワークは「公共職業安定所」とも呼ばれ、求職者や企業に対してさまざまな無償サービスを提供しています。代表的なサービスが、企業から求人票を受付したうえで、マッチする求職者に紹介するものです。

ハローワークは厚生労働省によって運営されており、全国500か所以上に設置されているので、求人掲載にあたって「まずはハローワークを使おう」という企業も少なくありません。

【料金形態】
公共のサービスであり、完全無料で利用できます。

【メリット】
・採用成功まで費用が発生しない
・地域密着型の人材を採用しやすい
・掲載延長の手続きが簡単にできる

【げんきワークとの違い】
ハローワークの紹介により採用につなげるので、イメージとしては人材紹介会社の仕組みに近いと言えるでしょう。
なお、ハローワークを通じて人材を採用すると、助成金を受け取れるケースがあります。

※ハローワークでの求人掲載に興味がある方はこちらから
ハローワークとは?求人掲載の出し方は?流れと記入のコツを解説

怪しい求人情報に対するげんきワークの取り組み

求人情報を入力するだけですぐに掲載できる「げんきワーク」。
その手軽さから、詐欺情報をはじめとした怪しい情報が掲載されやすくなっています。
そこでげんきワークは、下記のような対策を行っています。

  • 求人情報の登録に固定電話の番号入力が必須(詐欺会社の多くが固定電話を持っていないため)
  • スタッフによる目視確認で怪しい求人情報を削除
  • サイトを閲覧するユーザー向けに「不正な求人の通報システム」を設置

サイトの健全化を積極的に行っていることは、利用する企業や求職者にとって安心材料となりますね。

げんきワークの今後の展望

げんきワークの展望は、アクセス数をさらに増加させ、マッチング率を高めること。
現時点で1日のアクセス数平均は8,000~10,000人ですから、国内トップクラスの規模になることが期待できます。

また、2021年に出されたプレスリリースでは、今後の展望について下記のように記載されています。

日本中の中小企業の皆様が、人材採用のためによけいにコストをかけなくて済むようにすることが目標です。

(引用:利用企業数が2万社を突破。掲載から採用まですべて無料の求人サイト「げんきワーク」|げんきワーク公式

中小企業に寄り添っているげんきワークが、今後どのような取り組みを始めるのか。楽しみですね。

求人広告の掲載なら採用係長

採用成功のためには、げんきワークのような求人サイトも効果的ですが、自社独自の採用サイトをつくることもおすすめです。
気になる求人を見つけた多くの求職者は、その企業の採用サイトやホームページで、さらに詳しい情報を得ようとするためです。

そこで知っていただきたいのが、採用マーケティングツール「採用係長」。
採用係長を使えば、複数のテンプレートから好みのデザインを選ぶだけで、「最短2分」でオリジナルの採用サイトを作ることが可能。

さらに、下記のように複数のメリットがあります。

  • 穴埋めするだけでで求人票が作れる
  • 『スタンバイ』や『求人ボックス』など最大5つの求人検索エンジンとワンクリック連携
  • 応募者管理や面接サポートなど、採用活動における便利な機能が多数搭載
  • 月額9,800円~/月で利用可能
  • 中小企業がオススメする採用サイト作成ツールNo1に選ばれたことも!

当社ネットオンは、2004年の創業以来、採用Webマーケティングの分野で事業を展開し、零細企業や中小企業から大企業、さらには官公庁まで支援してきました。

電話やメールなど、お客様のニーズに応じて採用課題をサポートしますので、まずはお気軽にご連絡ください!
採用係長に関するお問い合わせはこちらから

まとめ

げんきワークは、求人情報を入力するだけで完全無料で利用できる求人サイトです。
5~10分という短時間で求人を掲載できるので、気になる方は一度使用してみてはいかがでしょうか。

なお、「自社採用サイトを作って採用を強化したい」と考えている場合は、採用業務クラウド「採用係長」もおすすめです。経験豊富な専門スタッフがそろっていて、皆さまの採用成功をサポートしますので、気になる方はぜひお問い合わせください。
「採用係長」に関するお問い合わせはこちらから

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この記事を書いた人
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コンノ

公務員として4年間、人事労務の実務経験あり。 これまで100名以上の事業者をインタビューしており、「企業や個人事業主が本当に悩んでいること」を解決できる記事を執筆します。

監修者
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辻 惠次郎

ネットオン創業期に入社後、現在は取締役CTOとしてマーケティングからプロダクトまでを統括。
通算約200社のデジタルマーケティングコンサルタントを経験。特に難しいとされる、飲食や介護の正社員の応募単価を5万円台から1万円台に下げる実績を作り出した。
Indeedはもちろん、インターネット広告やDSP広告を組み合わせた効率的な集客や、Google Analytics等の解析ツールを利用した効果分析、サイト改善を強みとしている。

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