WEB面接(オンライン面接)は、ツール選びよりも「運用(前後工程)」で失敗しがちです。
このページでは無料で始められるWEB面接ツールの比較に加えて、日程調整・評価・合否連絡まで含めてスムーズに回すコツと、そのまま使えるテンプレ(評価シート/メール文面)をまとめました。
先に結論:ツールは「応募者が迷わず入れる」「録画・共有ができる」「運用が崩れない」軸で選び、運用は「日程調整→リマインド→評価→合否連絡」を型化すると、面接品質とスピードが一気に安定します。
この記事でわかること
※料金・仕様は変更されることがあります。最終判断は各公式ページでご確認ください。
目次
WEB面接の失敗あるある(ツールより運用で差がつく)
「ツールは入れたのに、面接が回らない…」はよく起きます。原因の多くは、面接そのものより前後工程の詰まりです。
失敗①:日程調整が往復しすぎて遅い(候補者体験が悪化)
候補日の出し方が属人化/面接官の空きが見えない/確定連絡が遅い → 辞退リスクが上がります。
失敗②:評価がバラバラで通過/見送りが揉める
「良さそう」「微妙」だけでは次工程が止まる。評価観点と記録フォーマットがあるだけで判断速度が上がります。
失敗③:当日の接続トラブル時に連絡が迷子
連絡手段が一本化されていない/代替手順が共有されていない → 面接が中断し印象ダウンになりやすいです。
失敗④:合否連絡が遅く、候補者が離脱する
「連絡待ち」の時間が長いほど辞退が増えがち。テンプレ+運用ルールで改善しやすい領域です。
まずは、WEB面接そのものの基本(対面との違い)を押さえたい方は、こちらも参考にしてください。
WEB面接と対面面接の違い(メリット・注意点)
無料で使えるWEB面接(オンライン面接)ツール6選【比較表つき】
ここでは「すぐ始めたい」方向けに、無料プランがある/無料で使えるツールを中心に比較します。
比較のコツは3つです。
- 応募者の参加しやすさ:アカウント必要?アプリ必要?URL参加できる?
- 面接品質:画質・音声、録画(可能なら)、画面共有、安定性
- 運用のしやすさ:日程調整の負荷、面接官の評価記録、トラブル時の連絡導線
比較表(まずはここだけ見ればOK)
※無料プランの範囲や機能制限は変更されることがあります。最終確認は各公式でお願いします。
| ツール | 無料で始めやすい | 応募者の参加 | PC/スマホ | 向くケース |
|---|---|---|---|---|
| Skype | 無料(通話/運用条件は要確認) | 企業/応募者ともにアカウント前提になりやすい | PC/スマホ | 既にSkype利用が浸透している/双方が慣れている |
| Google Meet | 基本機能は無料(有料プランあり) | Googleアカウント運用が前提になりやすい | PC/スマホ(スマホはアプリ) | Google系ツール利用が多い/社内の説明コストを下げたい |
| Whereby | 基本機能は無料(有料プランあり) | URL参加が中心(運用条件は要確認) | PC/スマホ(スマホはアプリになりやすい) | 応募者の手間を減らしたい/ブラウザ中心で回したい |
| Zoom | 基本機能は無料(有料プランあり) | URL参加しやすい(スマホはアプリ案内が必要な場合あり) | PC/スマホ | 運用実績が多い/接続の安定を重視したい |
| BIZMEE | 完全無料(運用条件は要確認) | URL共有で参加しやすい | PC/スマホ | とにかく手軽に始めたい/アカウント登録を避けたい |
| Chat&Messenger | 基本機能は無料(有料プランあり) | 構成(オンプレ/クラウド等)で要件が変わる | PC/スマホ | チャット/会議など複数機能をまとめて運用したい |
ツールが決まったら、次は日程調整・評価・合否連絡の「抜け漏れ」を潰すだけで、面接はかなり回りやすくなります。
面接前後の工程まで一元化して運用したい方は、まず無料で試せる範囲から確認してみてください。
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各ツールのざっくり選び分け(迷ったらここ)
- 応募者の参加ハードルを下げたい:URL参加が中心のツールを優先(アカウント/アプリ要否を要確認)
- 社内で標準化したい:社内利用が多いツールに寄せる(説明・サポート工数が減る)
- 面接の品質を重視したい:接続の安定/画質/音声を事前テストし、面接官の機材も最低限揃える
“面接の前後工程”を整える
WEB面接は「面接そのもの」よりも、日程調整・評価・合否連絡で詰まりがちです。ここを型化すると、面接のスピード・候補者体験・採用判断が一気に安定します。
面接運用全体の設計(質問・評価・面接官の動きまで)も合わせて整えたい方は、こちらも参考にしてください。
面接(採用面接)の進め方・ノウハウ(質問例/評価/流れ)
1)日程調整:往復を減らす“候補日3つルール”
- 候補日は同日内の複数枠を混ぜて3つ提示(例:火10:00/火18:00/木12:00)
- 面接URLは「確定後に送る」より、確定メールで必ずセットにする
- 当日トラブルに備えて、連絡先(電話/メール)と代替手順をメール末尾に固定
2)リマインド:前日+当日で不参加/遅刻を減らす
- 前日:参加URL・開始時刻・所要時間・準備物(イヤホン推奨)を再送
- 当日:開始10分前に「接続できない場合の連絡先」を短く再掲
3)評価:評価シートがあるだけで“判断”が速くなる
評価のブレは、面接官の能力差というより記録フォーマットの不在で起きやすいです。次の章にテンプレを用意しています(コピペで使えます)。
評価項目の作り方や、職種別に項目を増減したい場合は、こちらのテンプレ解説も参考にしてください。
面接評価シート(採用面接の評価表)テンプレ
4)合否連絡:返信が遅いほど辞退されやすい
- 面接当日〜翌営業日までに「次の連絡予定」を送る(不安を減らす)
- 見送りでもテンプレ化して、連絡遅延を無くす(候補者体験の底上げ)
ここがポイント
WEB面接の“詰まり”は、ツール単体では解決しきれないことがあります。
日程調整・候補者情報・面接評価・ステータス・連絡履歴がバラバラだと、抜け漏れと属人化が起きやすいです。
「ATSって何?」から押さえたい方は:ATS(採用管理システム)とは?できることと導入の考え方
面接の前後工程までまとめて効率化したい場合は、まず無料で試せる範囲から確認するのが安心です。
採用係長(公式サイト)で無料で試す
評価シートテンプレ(コピペOK)
面接官の主観を減らし、合否判断を早くするためのテンプレです。職種や等級に合わせて項目を増減してください。
| 評価項目 | スコア(1〜5) | メモ(根拠/事実) |
|---|---|---|
| コミュニケーション(結論→理由→具体例) | ||
| 業務理解/経験の再現性 | ||
| 課題解決力(状況把握→打ち手→結果) | ||
| 志望動機/動機の一貫性 | ||
| カルチャーフィット(価値観/働き方) | ||
| 総合評価(通過/保留/見送り) | 判断理由(事実ベース): |
運用のコツ:「スコア」だけでなく、根拠(事実)を必ず1行入れるルールにすると、面接官間の認識合わせが速くなります。
メールテンプレ(確定/リマインド/トラブル)
WEB面接は連絡の抜け漏れが起きやすいので、テンプレ化が効果的です(社名・署名・日時・URLだけ差し替えればOK)。
用途別のテンプレを追加したい場合は、こちらも参考にしてください。
採用メールテンプレ(面接案内/合否連絡など)
① 面接日程 確定メール(WEB面接)
件名:【WEB面接のご案内】◯月◯日(◯)◯◯:◯◯〜/◯◯(社名) ◯◯様 この度はご応募ありがとうございます。下記日程でWEB面接を実施いたします。 【日時】◯月◯日(◯)◯◯:◯◯〜(所要:◯◯分) 【参加URL】(ここにURL) 【当日のお願い】可能であればイヤホンのご使用を推奨します ※接続できない場合は、お手数ですが下記までご連絡ください。 (電話)◯◯-◯◯◯◯-◯◯◯◯ (メール)◯◯◯◯@◯◯.co.jp それでは当日、どうぞよろしくお願いいたします。 署名
② 前日リマインド
件名:【リマインド】明日のWEB面接のご案内(◯月◯日 ◯◯:◯◯〜) ◯◯様 明日のWEB面接についてリマインドです。 【日時】◯月◯日(◯)◯◯:◯◯〜 【参加URL】(ここにURL) 接続に不安がある場合は、開始前に一度アクセスしてご確認ください。 当日もし接続が難しい場合は、下記までご連絡ください。 (電話)◯◯-◯◯◯◯-◯◯◯◯ どうぞよろしくお願いいたします。 署名
③ 当日トラブル時(代替案提示)
件名:【WEB面接】接続不良のため代替のご案内 ◯◯様 お世話になっております。現在、接続不良が発生しているため、下記いずれかで実施いたします。 ① 5分後に同URLへ再接続 ② 可能であれば、別デバイス(PC/スマホ)で再接続 ③ 難しい場合は、お電話で実施(◯◯-◯◯◯◯-◯◯◯◯) ご都合の良い方法をお知らせください。 よろしくお願いいたします。 署名
よくある質問(FAQ)
Q. 無料ツールでも採用面接は十分できますか?
A. 可能です。ただし、無料プランは機能制限(時間制限・録画・同時接続など)がある場合があります。「応募者が迷わず参加できるか」と「運用が崩れないか」を優先して選び、事前テストをおすすめします。
Q. WEB面接で評価がブレます。どうしたらいい?
A. 面接官の感覚差より、評価観点と記録の型がないことが原因になりやすいです。本記事の評価シートテンプレのように「スコア+根拠(事実)」で記録すると、合否判断が速くなります。
Q. WEB面接の録画はしてもいいですか?(同意の取り方)
A. 録画は便利ですが、まずは事前に目的(評価共有/欠席時の確認など)と保管期間を明確にし、候補者の同意を得た上で実施するのが安心です。ツール側の録画設定だけでなく、確定メールや案内文で「録画の有無」を明記しておくとトラブルを防ぎやすくなります。
Q. 面接評価を関係者に共有するときの注意点は?
A. 共有のコツは、「スコア」だけでなく「根拠(事実)」をセットにして、関係者が同じ情報で判断できる状態にすることです。誰が見ても分かる形で残すために、評価シートの項目を揃え、共有範囲(閲覧できる人)もルール化しておくと、合否判断が揉めにくくなります。
Q. 当日の接続トラブルが心配です。
A. 連絡導線を決めておくのが最優先です。確定メールに「連絡先」と「代替手順(再接続/電話)」を固定して入れ、前日リマインドでも再掲すると落ち着いて対応できます。
Q. ツールを選んだ後、次に整えるべきは?
A. 「日程調整→評価→合否連絡」をまず型化するのが近道です。候補者情報・評価・ステータス・連絡履歴がバラバラなら、ATS(採用管理システム)の考え方で一元化すると、抜け漏れが減りやすくなります。
無料で試すときに確認したいポイント
- 面接URLの発行〜共有が迷わずできるか
- 評価の記録・共有(関係者の閲覧)まで運用できるか
- 合否連絡やステータス管理の“抜け漏れ”が減るか
まず無料で試せる範囲から確認したい方はこちら:採用係長(公式サイト)
まとめ:ツール比較で終わらせず、“運用”まで整えると成果が出やすい
WEB面接は、ツールを入れるだけでは成果に直結しにくい一方で、日程調整・評価・合否連絡を型化するだけで、面接のスピードと品質が安定しやすい手法です。
まずは比較表でツールを絞り、次にテンプレ(評価シート・メール)で運用の抜け漏れを減らしてみてください。
面接前後の工程までまとめて効率化したい場合は、無料で試せる範囲から確認するのが安心です。
採用係長(公式サイト)で無料で試す
次にやること(おすすめ)
- 比較表でツールを決める(応募者の参加しやすさ優先)
- 評価シートテンプレを導入して、記録を統一する
- 確定/リマインド/トラブルのメールテンプレを固定化する
関連:WEB面接と対面面接の違い/ATS(採用管理システム)とは/面接評価シートテンプレ/面接ノウハウ/採用メールテンプレ
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