OfferBox(オファーボックス)とは|特徴やメリット、承認率などを解説

OfferBox(オファーボックス)は、学生へのダイレクトリクルーティングに特化したサービスです。

企業が「会いたい」と思った学生に直接アプローチできるので、理想的な人材が他社に行く前に、自社に引き込むことができます。
その特徴から、学生・企業の双方から人気を集めている、いま注目のサービスです。

この記事では、OfferBoxの特徴やメリット、採用成功事例など、企業が利用するにあたって知っておきたい情報を網羅的に解説します。

※「ダイレクトリクルーティング」のメリット・デメリットについて詳しく知りたい方はこちら
ダイレクトリクルーティングとは?メリットや費用、はじめる際のポイントを徹底解説!

OfferBox(オファーボックス)とはどんなサービス?

OfferBoxは、企業から学生に直接オファーを送ることのできる、新卒採用専門の媒体です。

仕組みとしては、学生がデータベース上に自分の情報を登録し、企業は自社に合う学生を検索してオファーを送ります。この仕組みにより、企業の知名度にかかわらず学生との接点をつくることが可能です。

【OfferBoxの仕組み】

(出典:OfferBox公式サイト

詳細は後述しますが、OfferBoxには高精度適性検査「eF-1G」が標準搭載されています。自社で活躍している人材の傾向をデータ化して、最適な学生を探すことができます。

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OfferBoxの特徴と強み

OfferBoxのサービスとしての具体的な特徴を紹介します。

ユーザー数が多い

まず挙げられるのがユーザー数の多さ。
2024年卒学生登録数(累積)は、23.7万人にのぼります。

下記は、2021年卒~2024年卒の登録者数をグラフで表したものです。

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(出典:データで見るオファー型採用|OfferBox

ユーザー数が多いだけでなく、その数が年々増加していることが分かります。今後も多くの学生が利用することが期待できそうです。

登録している優良企業が多い

ベンチャー企業から大手企業まで幅広い企業が利用しており、登録企業数は17,227社(2024年4月9日現在)。
業界問わず利用しているので、自社の事業内容にかかわらず活用できそうです。

オファーの質が高い

OfferBoxでは、「企業のオファー送信数」と「学生のオファー受信数」に上限があり、一括送信ではなく1通ずつ送信します。
これにより、企業は1通1通のオファーを大事にする、学生は質の高いオファーを受け取ることができる、という相乗効果が生まれているのです。

OfferBoxの利用がおすすめの企業

さまざまな企業にとって採用の助けとなるOfferBoxですが、次のようなニーズを持つ企業に特におすすめできます。

  • 知名度に関係なく採用活動をしたい企業
  • 「攻めの採用活動」を実施したい企業
  • 採用ノウハウを自社に蓄積させたい企業
  • マッチ度の高い人材を採用したい企業
  • 他の求人媒体で思うような成果が出なかった企業

OfferBoxに登録している学生データ

OfferBoxに登録している学生について「文・理」と「大学群」の視点から紹介します(OfferBox 2020年卒・2021年卒利用実績データより)。

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(出典:データで見るオファー型採用|OfferBox

出身分野に大きな偏りがなく、多様な学生が登録していることが分かります。
「外国語に強い学生がほしい」「機械系を専攻している学生をターゲットにしたい」というように、さまざまなニーズに対応できるサービスだと言えます。

OfferBoxの便利機能

OfferBoxには、下記の便利機能が搭載されています。

機能名 用途
活動量シミュレーション 企業規模・業種・オファー送信時期を入力することで「想定オファー承認率」が表示される。1人採用するための企業の活動量を可視化。
適性検査 高精度適性検査「eF-1G」が標準搭載されており、自社で活躍している人材を分析。その結果を要件として学生検索に活用できる。
計画表 採用活動をどのように進めるかを可視化する「計画表」を作成できる。
学生検索/オファー送信 豊富な検索軸や単語検索により、自社に合う人材を絞り込める。「企業のオファー送信数」と「学生のオファー受信数」に上限があり、オファー開封率の高さにつながっている。
AIアシスト 学生のプロフィール情報や活動履歴をもとに、オファー承認につながる学生が上位表示される。
会いたい/検討中 オファーしたい学生を「検討中リスト」に入れることができる。リストに入れられた学生は、企業に「会いたい通知」を送ることが可能。
かんたん日程調整 オファー承認後に、選考過程やイベントの日程調整ができる。
選考管理リスト 選考の進捗状況を管理できる。
活動分析 過去の採用活動の状況について可視化できる。

OfferBoxの利用メリット

OfferBoxの強みについて深堀りします。特に注目したい強みは、下記の4つです。

逆求人サービスNo.1の実績を誇る

求職者が企業から声がかかるのを待つサービスを「逆求人サービス」と言います。
OfferBoxは、この逆求人サービスの中で最も利用されており、2018〜2022年に5年連続1位を獲得しています(調査はHR総研とProFuture株式会社が実施)。
その知名度・信頼度の高さは、企業にとって安心材料となりますね。

オファーの開封率・承認率が高く、多くの学生と出会える

OfferBoxのオファー開封率はなんと89%。しかも承認率も27%と高いことが特徴です(個別コメントを添えた場合)。
一般的なサービスでは「オファーしてもメッセージを読んでもらえず労力だけがかかった」というケースは珍しくないため、この開封率の高さは魅力的です。知名度が課題となり得る中小企業やベンチャー企業にもおすすめのサービスだと言えます。

よりマッチ度の高いユーザーを見つけることが可能

高精度の適性検査「eF-1G」が標準搭載されており、自社で活躍している人材の傾向をデータ化できます。
そのデータを生かして要件定義を設定すれば、自社にとってベストな学生を探すことが可能です。

選考状況を管理できる

OfferBoxには、選考状況を管理する「選考管理リスト」や、選考の日程調整を自動的に行える「日程調整」といった機能が搭載されています。
採用活動では、選考状況の管理が煩雑化しやすく、担当者にとって悩みの種になりがちです。OfferBox内で進捗管理すれば採用活動が効率化して、内定までをスムーズに進めることができるでしょう。

OfferBoxの利用デメリット

魅力の多いOfferBoxですが、デメリットとなりうる要素もあります。
特に注意したい3点について紹介します。

スカウトを配信するのに時間がかかる

自社が気になる人材をスカウトするためには、その人材のプロフィールを読み込んだうえで、興味を持ってもらうための文面を考える必要があります。そのため、スカウトを配信するのには時間と労力がかかる場合が多いのです。

ただしこれは、ダイレクトリクルーティングを成功させるために欠かせない要素でもあります。OfferBox独自のデメリットというより、ダイレクトリクルーティング全体に共通する要素として認識しておくと良いでしょう。

文面以外での訴求が難しい

OfferBoxは企業主体のサービスなので、求人サイトのように求職者側が応募先を探す機能はありません。
そのため、スカウトの文面が応募に直結します。企業によっては、この点がハードルの高さになるでしょう。

業界・職種の希望が明確な志望者が少ないことがある

学生がオファーを待っているということは、希望する業界や職種が明確でないためオファーを待っている、と考えることもできます。そのため、オファーした学生が自社の業界・職種に本当に興味を持っているとは限りません。
逆にいうと、「自社独自の魅力」をいかに伝えられるかが、選考につながるカギとなるでしょう。

OfferBoxの料金プラン・価格相場

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(出典:OfferBox公式サイト

OfferBoxの料金プランは、上の画像のように、決まった料金が発生する「早期定額型プラン(赤)」と採用成功時に料金が発生する「成功報酬型プラン(青)」に分かれています。
具体的な料金は下記のとおりです。

早期定額型プラン
採用予定数 3名 5名 10名
料金 75万円 125万円 250万円
オファー上限枠 120枠 200枠 400枠
オファー送信可能機関 最大24か月

(料金は税別)

成功報酬型プラン
料金 38万円/1名
オファー上限枠 40枠
オファー送信可能機関 最大13か月

(料金は税別)

【オファーの仕組みについて】

OfferBoxでは、オファー送信数を「通数」ではなく「枠数」で管理しています。学生がオファーを承認した段階で1枠が消化され、辞退するとその枠が復活する仕組みです。

OfferBox利用時のポイント・注意点

OfferBoxで効果を出すには、いくつかのポイントを押さえておく必要があります。特に下記の点について意識してみましょう。

ターゲットが集まる時期に合わせて配信をする

新卒学生がOfferBoxで活動する時期は、3年時の4月~5月に集中しやすい傾向にあります。また、自社がターゲットとする人材によっても、アクティブに活動する時期は異なるはずです。
活動が盛んになる時期を見極めてオファーを送ることで、より多くの学生と出会えるでしょう。

オファー配信をしっかり行う

「オファーが開封されなかったらどうしよう」と、文面を作りこむあまり送信に踏み切れないケースもあります。しかし、その間にも他の企業がオファーを送り、理想的な人材が採用されてしまうかもしれません。

大事なのは、上限枠を使い切る意識でまずはオファーを送ること。その中でトライアンドエラーを繰り返すことで、より魅力的な文面に磨かれていくはずです。

ホームページや採用ページも強化しておく

オファーを受けた学生がその企業に興味を持ったら、多くは自社のホームページや採用ページを確認します。そのため、応募を後押しするためには、そういった自社ページの強化も必要です。

「社員のインタビュー動画を掲載する」「仕事の様子を画像で伝える」など、学生がその企業で働く姿をイメージできるような工夫を施しましょう。

OfferBoxを利用した企業様の声

【株式会社アプレ様】従業員数:100名未満

初めての新卒採用だったためノウハウがなく、就活終盤に「攻め」の採用活動をするために、システムが使いやすそうだったOfferBoxを導入しました。

文章作成では「学生のどこに興味を持ったのか」を中心に記載。面接では「対等に包み隠さず伝えること」を重視することで、学生の「素」を引き出しました。
導入1年目に内定出し後の承諾率100%、7名採用という結果を出しました。

【株式会社田中工務店】従業員数:100名未満

創業140年の歴史において、初の新卒採用。何から始めたらいいのか分からない中、知人からの紹介でOfferBoxを導入しました。

一人ひとりの学生のプロフィールを読み込むところからスタート。そのうえで、適性検査の結果を踏まえて、理想像と合致した学生1名に対して「オンリーワンの文章」を送信し、その学生の採用に成功しました。

※OfferBox公式サイトでは、さまざまな企業の導入事例を確認できます
OfferBoxを活用したダイレクトリクルーティング事例|OfferBox公式

求人掲載なら採用係長

OfferBoxで興味を持った学生を応募に向けて後押しするには、「自社採用サイトの充実」がポイントです。

そこでおすすめなのが、採用マーケティングツール「採用係長」です。
採用係長を使えば、複数のテンプレートから好みのデザインを選ぶだけで、「最短2分」でオリジナルの採用サイトを作ることが可能。
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当社ネットオンは、2004年の創業以来、採用Webマーケティングの分野で事業を展開し、零細企業や中小企業から大企業、さらには官公庁まで支援してきました。

電話やメールなど、お客様のニーズに応じて採用課題をサポートしますので、まずはお気軽にご連絡ください!
採用係長に関するお問い合わせはこちらから

まとめ

OfferBoxは、企業が学生に直接オファーを送ることのできる、新卒採用専門のサイト。逆求人サービスの中で国内トップの人気を誇っており、オファー開封率の高さも特徴的です。「攻めの採用活動」で新卒採用を成功させたい企業は、ぜひ一度利用を検討してみてはいかがでしょうか。

なお、「自社採用サイトを作って採用を強化したい」と考えている場合は、採用管理ツール「採用係長」がおすすめです。経験豊富な専門スタッフがそろっていて、皆さまの採用成功をサポートしますので、気になる方はぜひお問い合わせください。
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この記事を書いた人
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コンノ

公務員として4年間、人事労務の実務経験あり。 これまで100名以上の事業者をインタビューしており、「企業や個人事業主が本当に悩んでいること」を解決できる記事を執筆します。

監修者
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辻 惠次郎

ネットオン創業期に入社後、現在は取締役CTOとしてマーケティングからプロダクトまでを統括。
通算約200社のデジタルマーケティングコンサルタントを経験。特に難しいとされる、飲食や介護の正社員の応募単価を5万円台から1万円台に下げる実績を作り出した。
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