欲しい人材からの応募が来ない!アンマッチな応募者が多い原因とその解決策とは?

近年、採用市場は売り手状態が続き、業界・業種による採用格差や中小企業の採用難はますます深刻化しています。同時に、求人募集をおこなってもアンマッチな応募者が多く、採用できずに悩んでいる経営者や採用担当者も多いのではないでしょうか?

本記事では、売り手市場でも欲しい人材を採用するために、アンマッチな応募者が多い原因やその解決策をご紹介します。

「売り手市場」での採用は難しい!

大卒求人倍率調査

上記グラフは、直近30年間の大卒採用求人倍率の推移を表したものです。1993年以降は求人倍率が低下の一途をたどり、いわゆる就職氷河期と呼ばれる時代に入ります。2008年に求人倍率が2倍を超えますが、2010年以降に再び雇用の冷え込みが始まります。リーマンショックの影響を受け、2011年~2014年の間は求人倍率が約1.2倍を記録しています。その後、求人倍率は右肩上がりに変化し、現在も学生が企業を選べる「売り手市場」が続いています。

また、現在の売り手市場は新卒採用に限りません。2019年4月時点のパーソルキャリアの調査(※)によると、転職者の求人倍率は2.66倍を記録しています。
(※)https://www.persol-career.co.jp/pressroom/news/research/2019/20190513_01/

今や新卒採用に限らず中途採用でも採用に苦戦する状況ですが、中小企業においてはさらに厳しい採用市場といえるでしょう。

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中小企業も応募者に「選ばれる企業」を目指す

「売り手市場」では、全業界において知名度の高い大手企業や有名企業が優位に立つ傾向にあるものの、働き方改革の推進や意識の変化によって中小企業(ベンチャー・スタートアップ企業)を選ぶ求職者も増えています。

中小企業が大手企業との採用格差や採用競争に勝つためには、自社の魅力や働くメリットを洗い出し、採用ターゲットを見極め、勝てる市場で「選ばれる企業」になることです。常に求人を募集しているにもかかわらず応募が少なく、応募があってもアンマッチな人材ばかりなら、今こそ自社の採用を見直しましょう。

次はアンマッチな応募者が多い原因とその対策について解説します。

アンマッチな応募者が多い原因と解決策

アンマッチな応募者が多い原因は企業によってさまざまですが、主に4つの原因が考えられます。解決策を参考に原因を解消しましょう。

求人の情報量が少なく自社の魅力が伝わっていない

求人の情報量が極端に少ない場合は、自社の魅力が伝わらずミスマッチが生じる可能性が高くなります。特に、仕事内容について情報が少ない場合は応募者が働くイメージを描けず応募意欲が低下してしまいます。

<対策>自社の強みを洗い出し「求人票」を見直す

求人票を見て働くイメージを描けるように、仕事内容だけでなくアピールすべき自社の魅力を箇条書きにするなど、具体的に記載しましょう。求人票に記載するアピールポイントに悩んだときは、自社の商品やサービスにどんな魅力やメリットがあるのか、働く上でのメリット(雇用条件・給与など)を洗い出しましょう。

自社の強みやメリットは、競合他社と比較することで見えてきます。商品やサービスは、競合他社より優れているのか、サービス力・営業力・価格・素材へのこだわりなど競合となる企業へのリサーチも必要です。

また、既存顧客に満足度調査としてアンケートを実施するなど、顧客の声をヒアリングすることもおすすめします。また、働く環境や雇用条件についてもメリットを洗い出しましょう。応募者にとって働く環境はなによりも重要です。下記のように、アピールしたいことを箇条書きにすると伝わりやすいでしょう。

  • 仕事の裁量が大きい
  • 若いうちから新規事業の立ち上げを経験できる
  • 個々の家庭での事情に最適化された働き方を認める(在宅ワーク可、スーパーフレックス制度など)
  • 服装は個人の自由(スーツの着用を強制しない)
  • 飲み会や会社イベントへの参加は自由

求める人物像が明確になっていない

「求める人物像」が明確になっていない場合も、応募者の見極めが困難です。求める人物像が曖昧だと、面接官の評価にバラつきが出てしまい誰を採用すべきか分からなくなってしまいます。また、求人情報も曖昧になってしまいがちです。

<対策>採用ターゲットを明確にするため「ペルソナ」を設定する

売り手市場では意思決定の遅れが機会損失になりかねないため、明確なペルソナを設計しましょう。

「ペルソナ」についてはこちらの記事をご覧ください
応募が来ない時に試すことはペルソナ設定!求人票の書き方のコツをご紹介

求人媒体のミスマッチ

求人票やペルソナ設定に問題がない場合、掲載している求人媒体が最適ではない可能性があります。求人媒体ごとに求人情報の特徴(業種・職種・地域・雇用形態)や利用者の年齢や性別などの属性が異なるため、採用ターゲットによって使い分ける必要があります。

<対策>採用ターゲットが多い求人媒体を選定し直す

現在利用している求人媒体の特徴やメリットを見直し、必要であれば他の求人媒体を検討しましょう。

市場とのミスマッチ(条件面で競合他社に負けている)

近年は最低賃金が上昇するなど給与の相場も大きく変動しています。しかし企業の知識不足によって、市場価値が高いスキルに対しても低い報酬を設定している場合、そのズレによって求職者が現れず採用できないことが考えられます。たとえ採用できた場合でも報酬に満足できず、雇用条件のミスマッチによって離職する可能性があります。

<対策>条件面を見直す(市場とズレていないか、競合他社に負けていないか)

雇用条件のミスマッチを回避するためには、求めるスキルとその市場価値について正しく把握する必要があります。市場価値を正しく報酬に反映させることで、雇用条件(給与面)のミスマッチを回避できるでしょう。さらに競合他社の雇用条件と大きなズレがないように設定しましょう。

採用管理システムを導入して「採用力」を向上しよう

募集から採用に至るまでには多くの採用プロセスがあります。応募への返信や求人票の掲載など煩雑な業務も多く、募集するたびに同じことを繰り返せば、工数やコスト面でのデメリットだけでなく採用担当者の業務負担も計り知れません。採用業務の負担や採用コストを軽減し、人材の見極めに集中するためには「採用管理システム」の導入をおすすめします。

採用管理システムを導入することで応募から採用までの業務プロセスを一元管理できるようになるため、採用業務の工数削減や優秀な人材獲得につながります。

採用管理のおすすめは「採用係長」!

採用係長は、一連の採用業務をシステム上で管理できるシステムです。簡単な質問に答えるだけで求人票や企業のPR文を作成でき、最大6つの求人検索エンジンに自動掲載できます。さらに、無制限で利用できるWeb面接機能が備わり、求人票の作成から採用に至るまでをワンストップでサポートしてくれます。

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まとめ

今回は、アンマッチな応募者が多い原因やその解決策をご紹介しました。 売り手市場が続くなか、企業間の採用競争は今後ますます激化すると予測されます。しかし、働き方改革や求職者の意識も変化しつつあるからこそ、仕事の裁量が大きく学ぶチャンスが多い中小企業に魅力やメリットを感じる応募者も増えていくのではないでしょうか。「選ばれる企業」になるためには、自社の魅力を伝えるための的確なアプローチが重要です。

本記事を参考に自社の魅力を再発見し、今後の採用活動に役立ててもらえれば幸いです。

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