- この記事を読むと、Indeedとハローワークの特徴やそれぞれのメリットが理解できます。
- 違いはあれど、どちらも無料で使用できるためIndeedとハローワークの両方に求人掲載したほうが効果的です。
- どちらか片方に掲載するならば、Google検索に強くて利用者数が多いIndeedをメインに採用活動を行うことを推奨します。
「Indeedとハローワークはどっちも無料で求人を出せるけど、何が違ってどっちが効果あるんだろう。」このような疑問を持っている方は多いのではないでしょうか。
求人募集に優れている媒体はIndeed(インディード)ですが、活用の仕方によってはハローワークも優れていると言えます。
この記事では、そんなIndeedとハローワークの違いについて簡潔にご紹介します。
※Indeedについてはこちらで詳しく解説しています。
⇒Indeed(インディード)とは?仕組み・メリット・デメリット・効果を出す方法・成功事例まで徹底解説!
目次
Indeedとハローワークの共通点
- 無料で掲載できる
- 自分で求人原稿を作る必要がある
- ウェブで求人を探せる
Indeedとハローワークは、基本的に無料で求人情報を掲載できる媒体です。
※その他無料で求人広告を出せるサイトはこちらの記事でまとめています。
⇒無料で求人広告を出せる12種類のサイト | 効果の出し方について
どちらのサービスも求人情報を自社で作成する必要があり、求人原稿に記載する内容が決まっているので、作成の手間がかかります。
ですが、一度作成してしまえばIndeedへ無料掲載されますし、ハローワークであれば、運営しているインターネット検索サービスへ登録することも可能です。
では、Indeedとハローワークにどんな違いがあるのでしょうか。
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Indeedとハローワークの違いは9つある
求職者の応募方法
Indeedとハローワークでは、求職者側の応募の手軽さが大きく違うのはご存知でしょうか。
ハローワークでの応募方法
①近くのハローワークで求人を探す or ハローワークインターネットサービスで求人を検索する
↓
②求人票を印刷する
↓
③ハローワークの相談窓口へ持っていく
↓
④ハローワークスタッフが求人を出している会社に連絡する
↓
➄応募書類送付の案内or面接日程の調整
Indeedでの応募方法
①Indeedで求人を探す
↓
②求人詳細ページからウェブ応募、もしくは電話での応募連絡
厳密にいうと、Indeedは掲載元の求人媒体次第で、応募方法が変わるので、ハローワークの求人情報がIndeed上に掲載されている場合、ハローワークと同じ応募手順を踏む必要があります。
ただし、多くは応募ボタンから簡単に応募できるため、ハローワークよりも手軽に応募できます。
※関連記事はこちら
⇒Indeedエントリーとは?活用して応募を促進しよう!
掲載方法の違い
Indeedとハローワークでは求人情報の掲載方法も大きく異なります。
ハローワークに求人を掲載する流れ
①管轄のハローワークに行く
↓
②事業所登録をする(初めての場合)
↓
③求人申込書に記入(2回目以降はウェブからも可能)
↓
④ハローワーク窓口に求人申込書を提出する
↓
➄申し込み翌日から掲載開始
Indeedに求人を掲載する流れ
Indeedに求人を掲載する方法は2種類あり、それぞれに掲載するまでの流れが異なります。
- Indeed内に求人情報を直接作成する
- 求人情報をIndeedに連携するパターンで変わる
Indeedに求人を掲載する方法は以下の記事で解説しています。
⇒ Indeedに求人情報を無料で掲載する方法!画像解説だから誰でも簡単
※関連記事はこちら
⇒インディード(Indeed)に求人を掲載する方法と注意点とは?有料掲載と無料掲載の違いまで徹底解説!
求人情報の露出のしやすさ
ハローワーク | Indeed | |
露出度 | ◯ | ◎ |
露出対策 | △ | ◎ |
ハローワーク
ハローワークはインターネット上で求人情報を見ることができるとは言っても、ネット検索で上位表示している求人媒体などに比べると、ウェブ上で露出している数は少ないです。
また、求人媒体として広告機能がないので、急募の求人の場合でも効果的にアピールするのは難しいです。
Indeedは求人数世界No,1の実績があり、SEO対策もできているので、GoogleやYahoo!で「職種+地域」などと検索した際に、上位表示されることが多いです。
そのため、多くの求職者が求人情報を見てくれる可能性も高いと言えます。
また、Indeedにはスポンサー広告を使って、1クリック〇〇円といったクリック課金型で求人情報を目立つ位置に表示させることができるため、多くの求職者に自社の求人情報を見てもらえるチャンスを作ることが可能です。
求人原稿のPRできる内容の違い
ハローワーク | Indeed | |
写真 | × | ◎ |
雰囲気 | △ | ◎ |
PR文 | 文字数制限有り | 自由に作れる |
基本的にハローワークやIndeedでは会社の特徴を伝えるために、自社PR文を入れる場所は用意されています。
しかし、会社の特徴や雰囲気を正しく伝え、アピールできる自社PR文を作れるIndeedの方がより内容の自由度は高いです。
ハローワークは、自社PR文に文字数の制限があったり、自社の雰囲気を伝える写真を入れる場所もありません。
求人原稿のデザイン
ハローワーク | Indeed | |
シンプルさ | ◎ | ◎ |
デザイン性 | × | ◯ |
ハローワーク
書かれている項目は多いですが、基本的には必要最低限の内容しか書かれていないシンプルデザインの求人情報です。
Indeed
必要最低限のシンプルな求人情報もあれば、デザインにこだわって作られた魅力的な求人情報など幅広く掲載されています。
作成する求人票によっては画像を見せることができるので、写真で雰囲気を伝えたり、コーポレートカルチャーが伝わるようなデザインを使用することも可能です。
求人掲載期間
ハローワーク | Indeed | |
期間 | 約3ヶ月間 | 自由 |
ハローワーク
ハローワークの求人掲載期間は、申込月を含む翌々月末までです。
申込月が月末であれば約2ヶ月間となり、月初であれば約3ヶ月間となるので、出すのであれば早い方が良いです。
Indeed
基本的に自分で掲載期間を決めることができます。
ただし、Indeedは求人情報が常に最新の情報であるかを大切にしているので放置していれば、掲載順位は著しく下がってしまい、求職者の目に留まるのが難しくなります。
求人原稿内容の修正のしやすさ
ハローワーク | Indeed | |
修正反映 | ハローワークへ行った翌日 | リアルタイム |
修正方法 | ハローワークへ行く | ウェブ上で操作 |
ハローワークとIndeedでは、求人情報の修正方法にも違いがあります。
ハローワークでは申込書を再度提出(再度仮登録後に出向)する動きが必要になり、どうしてもひと手間が増えてしまいます。
その点、Indeedはウェブ上で修正すればある程度、リアルタイムで求人情報の内容が書き換わるので、簡単に修正できます。
応募がこない時の対策のしやすさ
ハローワーク | Indeed | |
応募増加対策 | 求人原稿の修正 | スポンサー広告掲載 求人原稿の修正 |
ハローワークは求人を目立たせるなどの対策を取ることができないので、応募がこない時の対策は求人原稿の見直しのみとなります。
その点、Indeedはスポンサー広告を利用すれば、求人を目立たせることができるので、多くの求職者の目に触れます。
また、どのぐらい求人を見られているか、クリックに繋がっているかなどの応募に関するデータも取れるので、求人原稿が良いのか悪いのか分析ができ、改善を行えます。
※関連記事はこちら
⇒【応募増】Indeedの応募が来ない時に確認すべきこと、求人票の書き方や露出の増やし方について解説
応募者管理のしやすさ
ハローワーク | Indeed | |
応募者管理機能 | × | 〇 |
求人を出した際に、どういった求職者から何名の応募があったのかデータを管理することで、次回求人原稿の内容を決める貴重な情報になり、応募者への対応状況やフローの社内共有ができます。
そこで応募者管理機能が役立ちますが、ハローワークにはこの機能がついていません。
しかし、Indeedには応募者管理機能があり、応募者リストから対応状況の確認、対応メールをワンクリックで送信できる機能も付いているため、応募後の対応までしやすいです。※テンプレートはご自身で設定する必要があります。
※関連記事はこちら
⇒【Indeed】応募者管理機能の特徴と使い方|無料で使えて高機能って本当?
Indeedとハローワークのどちらに求人を出すと効果的か
ハローワークとIndeedの違いから、”Indeedの方が優れた媒体”と言えるかと思います。
しかし、どちらに求人を出すと効果的かという点においては「どちらにも掲載したほうが効果的」です。
なぜなら、Indeedとハローワークの両方に掲載してみたところ、ハローワークから応募が来てすぐ採用につながったという例があるからです。
ただ、あくまでも求人情報を見る媒体としての利用者数は、圧倒的にIndeedの方が多いため、Indeedの方がより効果的な運用を行うことができるでしょう。
そのため、メインはIndeedで採用活動を行うことを推奨します。
※関連記事はこちら
⇒インディード(Indeed)を活用した成功事例をご紹介!有料求人広告で効果を出す方法についてもご紹介!
実はハローワークに掲載すればIndeedにも掲載される!ただし得策ではない
ハローワークは掲載依頼があった求人のみを掲載する求人媒体であるのに対し、Indeedは世の中にある求人情報を集めている求人サイトなので、Indeedがハローワークに掲載されている求人情報を見つけた場合は、Indeed上にも掲載される可能性があります。
しかし、必ず掲載されると確約されているわけではなく、掲載されたとしても求職者からの応募フローはハローワークと全く同じなので、求職者の手間がかかるのは変わりません。
だからこそ、ハローワークだけでいいだろうという考え方は得策ではありません。
効果的に採用を進めるのであれば、「Indeedに直接掲載」「採用支援システムで作成した求人情報をIndeedに連携」のどちらかの方法でIndeedに掲載することで、応募数の増加および応募者管理がしやすくなります。
採用管理システムとは、自社求人ページを同時に作成でき、さまざまな求人検索エンジンと連携しているサービスのことです。
→ 採用管理システム「採用係長」への登録はこちら(登録無料)
採用係長は応募数を高める工夫ができる
ハローワークよりIndeedの方が、応募がこない時などの対策を取りやすいとお伝えしましたが、その理由の一つに「採用係長」のような採用管理システムの存在があります。
なぜなら、Indeedに直接求人情報を作成した場合は、シンプルかつ無機質な求人情報ページができますが、採用係長を利用することで、デザイン性のある画像付きの自社PRが適切にできる求人情報ページを作成できるからです。
■採用係長の求人情報イメージです。
シンプルな求人ページより、このように画像で会社の雰囲気などがわかる求人情報の方が求職者の目に留まりやすく、応募数も増加しやすいので、同じIndeedに掲載するのであれば、採用係長などの採用管理システムを利用して掲載するのがオススメです。
ちなみに、画像を変えることで興味を持ってくれるユーザー層が変わることもあるので、求人票の改善もしやすいです。
また興味のある方は、下記ページもご覧ください。
→ 魅力的な求人原稿の作り方はこちら
Indeedとハローワークの違いまとめ
ハローワーク | Indeed | |
料金 | 無料 | 無料~ |
求人デザイン | △ | △~◎ |
広告機能 | 無 | 有 |
修正のしやすさ | △ | ◎ |
写真 | × | ◎ |
PR文 | 文字数制限有り | 自由 |
求人掲載期間 | 約3ヶ月 | 自由 |
応募者管理機能 | 無 | 有 |
このように、ハローワークとIndeedを比べるとさまざまな点で違いがありますが、より効率よく求人を掲載するのであれば、Indeedの方が良いと判断できるかと思います。
しかし、Indeedにただ掲載すればよいというわけではなく、採用管理システムを上手く活用して、Indeedに連携することで、より応募数を増やす対策を練っていくことが大切です。
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