Indeed PLUS(インディードプラス)とは?メリットや費用、掲載方法を解説

Indeed PLUS(インディードプラス)とは、「多様な人材と多様な仕事の出会いをより促進すること」を目的に、Indeedが新たに導入する求人配信プラットフォームです。

Indeed(インディード)自体をご存知の方は多いと思います。Indeedは、Web上に公開されたさまざまな求人情報にリーチができる、世界No1*の求人サイトです。

そんなIndeedによって開発され、2024年から展開されている新たな機能が「Indeed PLUS」です。
今回はIndeed PLUSについて、メリットや料金の仕組み、掲載方法などを解説します。

*出典:Comscore,総訪問数,2023年6月

Indeed PLUS(インディードプラス)の特徴やメリット

多くの人材にアプローチできる

Indeed PLUSを利用すると、「タウンワーク」や「リクナビNEXT」をはじめとしたIndeed PLUS連携求人メディアネットワークと連携されます。Indeed PLUSは求人内容を踏まえて、最適なサイトに求人を自動連携するため*、企業からするとシンプルにより多くの求職者にリーチできるようになるのです。

*当該連携求人サイトのうち、求人の内容・特性や閲覧・応募状況等に照らしてIndeedが最も当該求人に相応しいと判断した連携求人サイトへ自動掲載します。

Indeed PLUS連携求人サイトと連携して求める人材に出会える

下記は、Indeed PLUSの仕組みのイメージ図です。

このように、Indeed単体で求人掲載した場合よりも、さまざまな求職者に求人が見られる可能性が高まります。連携先は、現時点ではリクルート社の求人サイトのみですが、その他のサイトとの連携も予定されています。

なお、Indeed PLUSを使うことで、国内主要サイト利用者の最大7割にリーチ可能です*。自社の求人条件に適合する人材と出会える可能性が広がりますね。

*Indeed PLUSは配信最適化の結果、複数ではなく単一の連携求人サイトにのみ掲載される場合があります。掲載対象となる連携求人サイトは予告なく変更されることがあります。

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応募者の管理が簡単になり採用活動を効率化できる

Indeed PLUSでは、求人票と求職者からの応募書類が共通のフォーマットで統一されているうえに、プラットフォーム上で一元管理できます。
そのため、応募者情報を簡単に比較することが可能です。

応募者情報の管理方法を誤ると、情報漏えいや採用のミスマッチが生じる可能性があります。管理が効率化することで、採用プロセスの健全化と理想的な人材の確保につながるでしょう。

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担当者間の情報共有がしやすい

Indeed PLUSと連携する求人媒体のデータは、すべてIndeedの管理画面で確認でき、各媒体にアクセスする必要はありません。そのため、ひとつの画面上で担当者間の情報共有がスムーズに進みます。

例えば「この求人の応募数が少ないから改善したい」というときに、担当者がそれぞれのデバイスで同じ管理画面を開き、話し合いを進めることが可能です。

Indeed PLUS(インディードプラス)の費用は?

Indeed PLUSの利用にあたっては、有料オプションである「スポンサー求人」の利用が必須です。
有料オプションを利用するとIndeed PLUS連携求人サイトに表示される可能性があります。

Indeed PLUSを経由した求人は、全ての連携求人サイトでクリック課金型が適用されますが、連携求人サイトへの掲載自体には費用がかかりません。

さらに、各求人サイトで個別に予算設定する必要はなく、従来のとおり、Indeed上で予算設定をすれば問題ありません。

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Indeed PLUS(インディードプラス)のスポンサー求人の料金

前述したとおり、Indeed PLUSは「クリック課金型」の料金体系を採用しています。
どのように料金が決まるのかについて、具体的に解説します。

クリック課金型とは?

クリック課金型とは、「求人がクリックされるごと」に料金が発生する仕組みです。

クリックごとの料金は「クリック単価」と呼ばれます。
Indeed PLUSでは、掲載企業の予算や業界・職種などに応じて、AIが自動的にクリック単価を設定します。
企業はあらかじめ上限予算を設定できるので、「想定外の費用が発生してしまった」という状況になる心配はありません。

クリック課金型の計算方法と決まり方

クリック課金型のスポンサー広告は、下記の計算式で料金が決まります。

料金=クリック単価×クリック数

例:クリック単価:50円、クリック数200の場合

料金=50円×200クリック=10,000円

なお、Indeed PLUSは初期費用や採用成功費用などはないため、クリック課金以外の料金が発生することはありません。

※下記の記事では、業界別にIndeedのクリック単価相場を紹介しています
Indeedの業界別クリック単価相場について

Indeed PLUS(インディードプラス)を使うと手間が増えるのでは?

「Indeed PLUSを使うと採用担当者の負担が増すのでは……」と不安を抱く人もいるかと思います。

Indeed PLUSは、Indeed上に有料掲載するタイミングで最適な求人サイトに掲載される仕組みです*。そのため、従来のIndeedへの求人掲載と大きな変更点はありません。

さらに、全ての連携サイト経由の応募者をIndeedで一括管理できますし、Indeed PLUSがどのような成果を出しているのかについても、Indeed管理画面に自動表示されます。
求人運用や応募者管理の面で採用企業側にとって大きな変更点はなく、利用しやすい仕組みになっています。

*Indeed PLUSは配信最適化の結果、複数ではなく単一の連携求人サイトにのみ掲載される場合があります。掲載対象となる連携求人サイトは予告なく変更されることがあります。当該連携求人サイトのうち、求人の内容・特性や閲覧・応募状況等に照らしてIndeedが最も当該求人に相応しいと判断した連携求人サイトへ自動掲載します。

下記は、従来のIndeedとIndeed PLUSの、求人掲載における変更点がまとめられた画像です。大きな違いはないことが分かります。

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なお、分析したい指標について、期間を設定してダウンロードすることも可能なので、客観的データに基づいて戦略を立てたり、求人内容を改善しやすくなります。

Indeed PLUS(インディードプラス)を使う方法

Indeed PLUSを使う方法は、下記2つのうちいずれかになります。

  1. Indeedに直接求人投稿を行う
  2. Indeed PLUS連携ATSを使って求人票を作成する

自社の採用戦略やリソースなどに応じて、最適な方法を選択すると良いでしょう。

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直接投稿の場合

直接投稿の場合、通常の流れで求人掲載を進めたうえで、Indeed上の有料広告(スポンサー求人)を選択します。
具体的なステップは下記のとおりです。

  1. Indeedのサイト内で「求人を掲載」をクリックしてアカウント作成画面に進む
  2. 自社情報を入力してアカウントを作成する
  3. 画面上の案内に沿って求人情報を入力する
  4. スポンサー求人の利用を選択して予算設定をする

Indeed PLUS連携ATSを使う場合

Indeed PLUS連携ATSから始める場合も、全体的な流れは同じです。

  1. Indeed PLUS連携ATSの管理画面で求人を投稿する
  2. 作成ガイドに沿って企業情報と求人情報を入力する
  3. 予算設定後、求人の有料掲載を始める

Indeed PLUS連携ATSを使う場合、ATSの運用会社がIndeedの代理店であれば、運用をサポートしてくれることがあります。

自社だけでIndeed PLUSを使うのが不安な場合や、より高い効果を出したい場合は、ATSの運営会社に相談してみると良いでしょう。

※そもそも「ATS」とは何かについて知りたい場合は、下記記事をご覧ください
ATS(採用管理システム)とは?機能とメリット・デメリット、導入費用まで解説

Indeed PLUS(インディードプラス)の効果を高めるには

Indeed PLUSを利用するだけでも無料版より効果が出ますが、さらに効果を高めるために、下記の2点を押さえておきましょう。

1原稿には1職種で掲載する

ひとつの原稿で募集するのは、1職種にしましょう。

例を挙げると、ひとつの求人票に「総務スタッフ 経理スタッフ」と2つの職種を記載するのはNGで、「総務スタッフ」と「経理スタッフ」に分けて2つの求人を掲載します。

求人内に2職種以上の情報を盛り込むと、求職者側が「この情報はなんの職種についてだろう?」と考えなければならず、負担をかけます。

そもそも、Indeedのコミュニティ規約には、1つの求人情報につき、「1職種、1勤務地」が原則であると記載されています。ペナルティを避ける意味でも、しっかりとルールを守りましょう。

職種名をシンプルにする

求職者は、一度に多くの求人を比較しています。
そのため、目にとまりやすいよう、職種名はできるだけシンプルにしましょう。

例えば「事務スタッフ」を募集するとします。職種名の欄に「主な仕事は各種書類作成や備品管理、伝票処理です!」というように複数の情報が書かれていると、一目では情報を把握しにくいでしょう。「仕事が大変そう……」という印象も与えてしまうかもしれません。

詳細は求人票内に書けば問題ないので、職種名は端的に記載します。

まとめ

Indeed PLUSは、より多くの人材にリーチできる求人配信プラットフォームです。(Indeed PLUS)連携求人サイト経由の応募者情報は従来のIndeed画面で一括管理できるため、採用企業側の手間を増やさずに、国内主要サイト利用者の最大7割*にリーチできます。
今後もさらなる強化が予定されているため、気になる方は利用を検討してみてはいかがでしょうか。

*1.株式会社ヴァリューズ シェア調査 2023年6月(日本国内の主要求人サイトを1年に2日以上利用しているユーザーのうち、Indeed・タウンワーク・リクナビNEXTを利用しているユーザーの割合)

なお、自社の採用活動を強化したい場合、Indeedのシルバーパートナーである株式会社ネットオンにご相談ください。

電話やメールなど、お客様のニーズに応じてサポートしますので、まずはお気軽にご連絡ください。
株式会社ネットオンへのお問い合わせはこちらから

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この記事を書いた人
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コンノ

公務員として4年間、人事労務の実務経験あり。 これまで100名以上の事業者をインタビューしており、「企業や個人事業主が本当に悩んでいること」を解決できる記事を執筆します。

監修者
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辻 惠次郎

ネットオン創業期に入社後、現在は取締役CTOとしてマーケティングからプロダクトまでを統括。
通算約200社のデジタルマーケティングコンサルタントを経験。特に難しいとされる、飲食や介護の正社員の応募単価を5万円台から1万円台に下げる実績を作り出した。
Indeedはもちろん、インターネット広告やDSP広告を組み合わせた効率的な集客や、Google Analytics等の解析ツールを利用した効果分析、サイト改善を強みとしている。