はたらこねっととは?掲載料金や特徴、メリット、評判を解説

この記事では、求人サイト『はたらこねっと』について、企業側が採用活動で利用する際の基本情報をまとめています。
特徴やメリット、掲載料などを網羅的に解説しており、はたらこねっとを利用する際の「教科書がわり」になる記事です。

はたらこねっとは、正社員やアルバイト・パート、派遣社員と、あらゆる雇用形態の従業員を募集できる、オールマイティなサイト。
年齢が高い層やベテラン層の利用が多い点も特徴です。
掲載されている求人の職種が幅広く、採用に困っている多くの企業におすすめできます。

はたらこねっとが少しでも気になっている人は、ぜひ当記事をお役立てください!

はたらこねっととは?経験豊富なベテランを採用できるサイト

はたらこねっとは、幅広い職種の募集が可能な、総合型求人サイトです。
最近の求人サイトは、特定の雇用形態に限定して求人を掲載している場合も多くありますが、はたらこねっとは正社員・パート・アルバイト・派遣社員の募集が可能です。

運営会社は、人材サービスやDXサービスを軸に事業展開している、ディップ株式会社。
「はたらこねっと」のほかに、「バイトル」や「バイトルNEXT」といった有名求人サイトも運営しています。

はたらこねっとの強み

経験豊富な人材を採用できる

公式サイトによると、ユーザーの約7割が、経験職種と希望職種が合致しています。
つまり、募集職種に関連した業務経験が豊富であるため、即戦力として活躍してくれる可能性が高いのです。

さらに、利用者は40代以降のベテラン層が中心で、かつ全体の8割以上が派遣や社員を経験しています。
採用に成功すれば、リーダーとしてチームを引っ張るような、頼れる存在になるかもしれません。

無料でオリジナル機能が利用できる

独自の機能として挙げられるのが、「キニナル」ボタンです。
求職者が利用できる機能で、ボタンを押すだけで、匿名のまま気軽に企業へアプローチできます。
「キニナル」を受信した企業は、本人のレジュメを確認したうえで、返信・呼び込みなどが可能です。

blank

各求人ページには、こちらの画像のように、企業の情報や職場の雰囲気を伝える「ねこバロメーター」が掲載されています。求職者は企業の雰囲気を一目で把握できるので、ミスマッチを防止できます。

サポート体制が整っている

はたらこねっとでは、どんな企業でも安心して利用できるサポート体制が整っています。

17万社以上との取引実績で蓄積されたノウハウをもとに、専任の採用コンサルタントが1社ごとに担当し、ヒアリングから掲載後のフォローまでを一貫して対応。求人掲載が初めての企業はもちろん、「今まで自社で原稿を作っていたけど効果が出なかった」というケースでも、的確なアドバイスを受けながら進めることができます。

サポート内容は以下のように多岐にわたります。

  • 市況分析をもとにした採用戦略の提案
  • 経験豊富な担当者による原稿作成と無料修正対応
  • 現場の魅力を引き出す取材・写真撮影
  • 掲載中の効果測定と改善提案

はたらこねっとの掲載料について

はたらこねっとの求人掲載料金は、全国版・首都圏エリア版に掲載する場合で「3万5千円~/1週間・1枠」です。
「北関東エリア」「東海エリア」など、いくつかの地域ごとに分けられており、エリアや掲載期間、掲載枠数によって料金は変動します。

求人を全国版に1か月間掲載する場合、目安となる金額は14万円(3万5千円×4か月)です。
大型求人サイトでは、求人掲載料金が4週間で20万~30万円を超える場合が多いので、はたらこねっとの掲載料は、比較的安価だといえます。
予算が限られている企業や飲食店にとっても、利用しやすい求人サイトです。

はたらこねっとの掲載までの流れ

はたらこねっとで求人を掲載するまでの基本的な流れは、下記のとおりです。

1.Webフォームや電話などから問い合わせ
2.担当者との打ち合わせ、および掲載プランの決定
3.取材・求人原稿の作成
4.原稿確認、掲載開始

全体的な流れは、一般的な求人サイトを利用する場合と同じです。
求人を出すエリアの傾向や求職者のニーズに合わせて、はたらこねっとの担当者がサポートしてくれるので、求人サイトの使用に慣れていない場合でも心配いりませんよ!

はたらこねっと掲載にあたっての「よくある質問事項」

特に初めて求人サイトを利用する場合、はたらこねっとを利用する中でさまざまな疑問が生じるかと思います。
そこでここからは、よくある疑問と回答をいくつか紹介します。

求人掲載までにどのくらいの期間が必要ですか?

新規掲載の場合は、掲載準備に1営業日以上かかるため、最短でも2日以上が必要です。
2回目以降の掲載であれば、最短で即日掲載ができます。

一度掲載した求人は更新できませんか?

求人は、一度掲載した後でも、24時間365日好きなときに書き換えできます。
何度でも書き換えられるうえに、求人情報は1時間に1回更新されるので、最新の情報を求職者に届けることが可能です。

募集状況の分析はできますか?

年齢・属性といった基本情報から、アクセス数・クリック数などの案件情報まで幅広く分析できます。
分析結果をノウハウとして蓄積し、今後の採用活動に落とし込むことも可能です。

はたらこねっとの採用成功事例

希望通りの人材の採用に成功

株式会社そごう・西渋谷店様

【課題】
販売・接客スタッフを、短時間勤務でも長期間働き続けられる契約社員として採用したいが、既存のアルバイト向け求人媒体では長期志向を持つ人材が集まりにくかった。

【取り組み】
ディップの営業担当が業界知識を共有し、原稿改善を迅速かつ正確に行う体制を提供。特に「大手直雇用」「未経験・ブランク対応可」「福利厚生の充実」などを前面に打ち出した訴求を追加。

【成果】
複数名の契約社員採用に成功。主婦(夫)やブランク明けの層からの応募も獲得。原稿修正のスピード・柔軟性が高評価を受け、採用運用のパートナーとして継続利用している。
また、応募者との定着率向上も課題として挙げ、今後は入社後フォロー強化に向けた提案も進行中。

他社サービスと比較して5倍の応募を獲得

株式会社KOSMO様

【課題】
派遣・紹介会社として、登録者母数を広げたい。特に年齢や経験を問わない候補者層も含めたい。

【取り組み】
はたらこねっと導入により、幅広い年齢・経験層への露出を図る。特に「逆提案」型のマッチングを強め、希望職種から外れる可能性も含めた提案が可能な体制を構築。

【成果】
はたらこねっと経由の応募数は、他求人媒体と比較して単月で5倍に達した例も。母数が増えたことにより、就業決定数自体も増加。年齢・経験を問わずマッチングの幅が広がった。
加えて、応募者側では55 歳女性が管理者として活躍した例などもあり、年齢層の拡張にも成功。

はたらこねっとを利用した企業の口コミ・評判

ここでは、はたらこねっとに掲載されている求人に対する「求職者からの口コミ・評判」を紹介します。

実際にサービスを利用するうえでは、企業側の目線だけでなく、「求職者がサイトをどう見ているか」も非常に重要な判断材料になります。応募数や定着率にも影響するため、サイトの印象や機能に対する求職者の反応を把握しておくことは、効果的な採用活動につながります。

※以下で紹介する口コミは、実際に求人を探す側(求職者)からの声をもとに構成しています。

【良いポイント】

  • 求人数が豊富、選択肢が多い
  • 検索機能・絞り込み条件が詳細で使いやすい
  • サイトがシンプルで見やすい(軽快な操作性)
  • スカウト・キニナル機能が好評、応募以外の接点が取れる点
  • コラムやコンテンツが充実しており、派遣や雇用形態に関する知識を得られる
  • 単発・短期派遣求人にも対応しているという声

【改善してほしいポイント】

  • 釣り求人や掲載期間終了済の求人が残っているケースがある
  • 応募しても派遣会社から紹介されず、登録だけで終わることがある
  • 応募後、企業・派遣会社からの連絡が遅い、反応がないことがある
  • 正社員・アルバイト求人の比率は低め、全体の求人の多くは派遣案件
  • 地方では求人数が少ないとの指摘もある

最近出てきた求人ボックスやIndeedとの比較

最近は、「アグリゲーションサイト」が高い人気を集めています。
アグリゲーションサイトとは、インターネット上に掲載されている求人を集約したサイトで、代表例が「Indeed」や「求人ボックス」「スタンバイ」です。

はたらこねっとへの求人掲載を検討している人の中には、これらのアグリゲーションサイトを利用しようか悩んでいる人もいるでしょう。
そこで、それぞれの優れている点を紹介します。

はたらこねっとが優れている点

・求人掲載数がアグリゲーションサイトほど多くないので、競合が限られる点
・サイト独自の機能や特集により、短期間で採用力を高められる点
・求人運用を代行してもらえるので、自社の求人サイトを作る必要がない点

はたらこねっとは、求人サイト単位で見ると豊富な求人が掲載されていますが、ネット上の情報が集約されたアグリゲーションサイトほど多くはありません。
その分、競合が限られるので、自社の求人が埋もれる可能性が低くなります。

はたらこねっとで「キニナルボタン」や「ねこバロメーター」が利用できるように、求人サイトごとに独自の機能や特徴があります。
上手に活用すれば、短期間で採用力がアップし、優秀な人材を早期に獲得できるでしょう。

また、求人の作成や運用を代行してもらえるので、自分たちで採用サイトを用意する必要がありません。
自社に採用ノウハウがない企業や飲食店でも安心して利用できますし、求人掲載期間に得た知見は、利用後に自社での採用活動に生かせます。

Indeedや求人ボックス、スタンバイのようなアグリゲーションサイトのほうが優れている点

・基本的に無料で掲載でき、必要に応じて有料掲載(クリック課金)で露出を増やせる点
・求人掲載数が圧倒的に多く、その分求職者が集まりやすい点
・正社員やアルバイト、契約社員などあらゆる雇用形態の求人が集まっている点

アグリゲーションサイトは基本的に無料で利用できるので、採用コストを抑えたい企業・飲食店にはもってこいです。
求人数が多い分競争は激しくなりますが、必要に応じて露出を増やすための「有料オプション」も利用できます。

ユーザーが多いので、自社の求人が目に留まる可能性が高いことも魅力的です。
さらに、転職サイトはターゲットを特定の雇用形態に絞っている場合が多いものの、アグリゲーションサイトは雇用形態が限定されません。
1つのサイトを活用するだけで、あらゆる雇用形態の採用に対応できます。

下記の記事では、indeedの特徴について解説しています。
Indeed(インディード)とは?仕組み・メリット・デメリット・効果を出す方法・成功事例まで徹底解説!

下記の記事では、求人ボックスの特徴について解説しています。
求人ボックスとは?特徴や掲載方法、料金や活用事例を解説!

下記の記事では、スタンバイの特徴について解説しています。
スタンバイとは?特徴や仕組み、メリット、掲載料金、導入方法などを解説

まとめ

はたらこねっとは、経験豊富な40代以降のベテラン層の採用に強みを持ちます。
幅広い職種の求人があり、正社員やパート・アルバイト、派遣社員と、多様な人材を募集できるため、企業のニーズに合わせた活用が可能です。

掲載料も相場と比べて安価なので、予算が少ない企業や飲食店でも、利用しやすいでしょう。
求人掲載までの基本的な流れは、「問い合わせ→打ち合わせ→取材・原稿作成→公開」で、担当者によるサポートもあります。
はたらこねっとへの求人掲載が気になる人は、気軽に問い合わせてみてはいかがでしょうか。

※下記のページからはたらこねっとにお問い合わせできます
はたらこねっとのご利用に関するお問い合わせ

同じカテゴリ内の人気記事

この記事を書いた人
blank
コンノ

公務員として4年間、人事労務の実務経験あり。 これまで100名以上の事業者をインタビューしており、「企業や個人事業主が本当に悩んでいること」を解決できる記事を執筆します。

監修者
監修者
辻 惠次郎

ネットオン創業期に入社後、現在は取締役CTOとしてマーケティングからプロダクトまでを統括。
通算約200社のデジタルマーケティングコンサルタントを経験。特に難しいとされる、飲食や介護の正社員の応募単価を5万円台から1万円台に下げる実績を作り出した。
Indeedはもちろん、インターネット広告やDSP広告を組み合わせた効率的な集客や、Google Analytics等の解析ツールを利用した効果分析、サイト改善を強みとしている。