企業が自社の魅力を伝えるのに効果的なのが「採用動画」の活用です。
採用動画を準備すれば、自社のリアルな雰囲気を温度感を持って伝えられるため、入社後の具体的なイメージを持ってもらうことが可能です。
また、最近はYouTubeをはじめとした動画コンテンツが人気なので、「あれ、この企業面白そう」と感じてもらえれば、転職潜在層も引き込めます。
一方で、「動画を作るのって難しそう……」「具体的にどんなメリットがあるんだろう……」と悩む方もいるでしょう。
そこで今回は、採用動画を作る際のポイントや具体的なメリットなど、動画活用にあたって知っておきたい内容を網羅的に解説します。
目次
参考にしたい採用動画の成功事例10選
まずは採用動画のイメージをつかむために、実際に公開されている採用動画を紹介します。
「インタビュー動画」「オフィス紹介・会社紹介」「面白い・ユニークなコンセプト動画」「企業説明会動画」の4つのパターンに分けて取り挙げます。
インタビュー動画
インタビュー動画とは、社長や従業員に質問をしながら、企業の魅力を伝える形式の動画です。質問と回答が明確なので内容が分かりやすく、従業員の本音を伝えるのに適しています。
座ったまま質問に答えていく形式や、仕事をしている場面に音源を重ねる形式など、さまざまな見せ方があります。
【ポイント】
- 自社のビジョンやミッションをよく理解している従業員を選ぶ
- 従業員の本音を語ってもらう
- 働く様子が見える動画構成にする
豊友工業
日々の仕事現場やコミュニケーションの様子を流しながら、女性従業員がインタビューに答える構成になっています。
仕事のやりがいや職場の様子、求職者へのメッセージなどを端的に届けており、動画時間も約2分と短めなので、企業の魅力が分かりやすく伝わってきます。
KDDIエボルバ
アルバイトのオペレーターとして働いている女性従業員が、「仕事とプライベートの両立」を軸にインタビューに答える採用動画です。
インタビュイー(インタビューの受け手)は実際に育児休業を取得しており、実体験をもとに働きやすさについて語っています。ワークライフバランスを大切にしたい求職者に届く内容です。
株式会社ネットオン
セールスセクションのリーダーが、仕事への想いを語っており、「無理な営業は行わない」「お客様の採用課題に合った提案をする」といった大切にしていることが伝わります。
また、打ち合わせや商談などの働く様子、オフィス環境が目に見えることで、「入社後の自分」をイメージしやすい動画となっています。
オフィス紹介・会社紹介
オフィス紹介・会社紹介は、自社の基本的な情報や職場環境について分かりやすく伝えるための動画です。
企業説明会で活用したり、自社ホームページやYouTubeに流したりして使うことが一般的です。
【ポイント】
- 長くなりすぎないようにする
- 視聴者を飽きさせない構成にする
- 従業員の顔が見える演出を考える
兼松エレクトロニクス
ドローンが社内を旋回する、という臨場感のある演出が特徴的です。
字幕を最小限に抑え、実際に働いている従業員がドローンに向かって手を振る構成になっています。
オフィス環境について視覚的に理解できますし、一人ひとりの笑顔が求職者の応募意欲を向上させそうです。
富士通Japan
社内の様子を伝える動画に、BGMとスライドが組み合わされています。
企業としての使命や事業領域、働き方などが簡潔に伝えられており、自社についての理解を深めるとともに、入社後に「自分がどのように働けるのか」までイメージできる採用動画です。
株式会社アイケア
1分間の動画の中で代表や所長、副所長とさまざまな役職の職員から会社の特徴が話されていて、見た人は説得力や信頼を感じます。また、社員同士が談笑する様子が映されており、「アットホーム」という言葉があらわす社内の良い雰囲気が動画を通して伝わる構成です。
面白い・ユニークなコンセプト動画
独自性を重視する場合、「面白さ」や「ユニークさ」に特化した採用動画を作るのもおすすめです。求職者の記憶に残りやすく、企業のイメージを印象づけることに長けています。
構成や見せ方の難易度は上がるため、企画力に自信のある企業に特におすすめです。
【ポイント】
- 企画を練ったうえで制作に取り掛かる
- 他社にはない仕掛けや構成を考える
- SNSやYouTubeなどのソーシャルメディアとうまく連携する
川邊組
「レッツ!ドボクサイズ」というタイトルが付けられた、インパクトが大きい採用動画です。
仕事の魅力について体を動かしながら表現しており、川邊組の明るくエネルギッシュな雰囲気が、そのまま採用動画に反映されています。見ていてつい笑ってしまうような、ワクワクする演出が特徴です。
ランドネット
冒頭から「成功に必要なのは」というインパクトのある言葉が映り、「学歴でも 才能でもない」と、言葉が続いていきます。
企業が求職者に伝えたいことが約20秒の中に凝縮されていて、見た人の記憶に残る採用動画です。
企業説明会動画
企業説明会で流すことを想定した動画です。
理念や事業、制度など、自社の基本的な情報について紹介し、求職者の理解を深めることを目的とします。
【ポイント】
- 繰り返し活用する前提で制作する
- その動画を見れば企業の基本的なことを理解できるようにする
- 動画やアニメーションを入れるなど単調にならないよう工夫する
トヨタカローラ高崎株式会社
前半は企業としての思いやメッセージを中心に、スライド形式で構成されています。仕事中の様子だけでなく、レジャーや飲み会などの写真も盛り込まれていることが特徴です。
後半は少し構成が変わり、従業員に焦点を当てた短い動画が流れます。社内の良い雰囲気が伝わる採用動画です。
株式会社プレシャスパートナーズ
従業員構成や企業のミッション・ビジョン・バリュー、事業内容といった要素が2分の動画に簡潔にまとめられています。
文字の装飾やアニメーションが工夫されており、「これからの未来を、共に創る」という思いが動画の端々から感じられる構成です。
採用動画需要が高まっている背景
採用動画の需要が高まっている背景としては、「視覚的なコンテンツの重要性が増していること」が挙げられます。
採用活動で応募を増やすために重要なのは、企業の文化や雰囲気、仕事の内容などを応募者に伝えることです。しかし、これらの情報をテキストや画像だけで伝えるのには限界があります。
採用動画は映像と音声を組み合わせることで、よりリアルで鮮明な情報伝達が可能です。視覚的な要素が加わり、応募者は企業の魅力をより具体的に理解しやすくなります。
「ソーシャルメディアの普及」も、需要が高まっている理由の一つです。
採用動画はYouTubeやInstagramなどのソーシャルメディアで簡単にシェアできるため、不特定多数の人に届けることができます。
特に若い世代の応募者は、動画を通じて情報を収集しながら、企業に対する興味を持つ傾向です。
採用動画はスクロールする中で目に留まりやすく、短い時間で多くの情報を伝えることができるため、ソーシャルメディアでの効果的なアピールに適しています。
採用動画の種類
採用動画の種類としては大きく分けると「採用ブランディング動画」「会社紹介動画」「インタビュー動画」の3つがあります。それぞれどのような特徴があるのか、メリットを踏まえて解説します。
採用ブランディング動画
採用ブランディングとは、採用活動において戦略的に自社をブランド化することです。
動画を用いて視覚的に伝えることで、「自社=●●」というイメージ付けを効果的に進めることができます。
【メリット】
- 母集団形成の強化につながる
- 他社との差別化を図りやすい
- 自社ならではの魅力を視覚的に伝えることができる
※採用ブランディングについて詳しく知りたい方はこちらから
採用ブランディングとは? 目的、必要性、進め方やメリット、大切な4つのポイントを解説
会社紹介動画
会社のビジョンや事業内容、今後の展望などについて紹介する動画です。
テキストだけで伝えるよりも企業に対してのイメージが沸きやすいので、求職者が「入社後にどんなキャリアを築きたいか」をイメージしやすくなります。
【メリット】
- 自社の特徴について効率的に伝えることができる
- 一度作成すれば顧客や取引先向けにも活用できる
- 福利厚生や社内の雰囲気などテキストだけでは伝えにくい要素も伝えられる
インタビュー動画
従業員に対して動画内でインタビューをするものです。
仕事内容ややりがい、社内の雰囲気などを温度感をもって伝えることができます。自社のバリューを体現している従業員や活躍している従業員をインタビュー対象として選ぶと良いでしょう。
【メリット】
- 現場の生の声を届けることで説得力が増す
- 従業員の熱量が伝わりやすい
- 既存従業員が自分の在り方を見直す機会となりモチベーションアップにつながる
採用動画を活用するメリット
では、採用動画を活用することで、具体的にどのようなメリットを得られるのでしょうか。
ここでは、企業が特に知っておきたい7つのメリットを紹介します。
知名度が向上する
メリットのひとつは、企業の知名度向上につながることです。
動画は視覚的かつ情報密度の高いコンテンツであり、SNSやWebサイトを通じて簡単に拡散されます。
動画を見て「面白いな」「魅力的だな」と思ってもらえばもらうほど、次々と拡散されるので、多くの人々に企業名やブランドを知ってもらえるでしょう。
動画を偶然目にした人が自社に興味を持つこともあります。
そのため、「良い企業との出会いがあったら転職したい」というような、転職潜在層に対するアプローチとしても最適です。
イメージアップが期待できる
企業のイメージアップにつながることも、採用動画のメリットのひとつです。
求職者が応募を決めるうえで、「その企業にどれだけ好印象を持てるか」が重要な要素になります。テキストや画像だけでは伝えられない魅力を、動画を用いて十分に伝えましょう。
また、従業員の声や職場の雰囲気を映像で見せることで、応募者に対して温度感をもって魅力を伝えられます。そのため、数秒あるいは数分の採用動画を見ただけでも、「この企業で働いてみたいかも」と良い印象を持ってもらうことが可能です。
企業への不安を払拭し、心理的ハードルを下げることができる
求職者にとって、転職は自分の人生を変えるかもしれない機会。そのため、求人への応募には勇気がいるものです。
採用動画は、「こういう人たちが働いているんだ」「こんな雰囲気で仕事しているんだ」とリアルな情報を伝えられるので、企業への不安が解消されます。結果として、応募者の心理的ハードルを下げ、「応募しよう」と前向きになってもらえるのです。
場合によっては、心理的ハードルを下げるどころか、「この企業で働きたい」と応募意欲を大きく高めることもできるでしょう。
ミスマッチを防止し採用コストを削減できる
採用動画を通じて、応募者は企業のカルチャーや仕事内容をより正確に理解できます。
これにより、「自分とその企業が合うかどうか」を応募前に判断できるため、ミスマッチの防止につながるのです。
ミスマッチの防止は、採用活動の効率化や離職率の低下につながり、結果的に採用コストが削減されます。
労働人口が減少し、人材を一人確保するだけでも難しい近年。ミスマッチの防止は、採用活動の生産性を高めるために欠かせない要素です。
わかりやすく情報を伝えられる
採用動画は、テキストだけでは伝えづらい情報をわかりやすく伝えられる媒体です。
自社のビジョンやミッション、社内の雰囲気、製品やサービスの特徴などを映像で具体的に示すことで、応募者は情報を迅速かつ深く理解できます。
例えば「風通しの良いフラットな人間関係」と文章だけで記載されていても、働く様子をイメージできない人は多いでしょう。
採用動画であれば、従業員が実際にコミュニケーションを取る場面を伝えられ、具体的な様子を知ることができます。
特に、「文章で魅力を伝えられるか心配」「自社の細かい様子まで伝えたい」と考えている企業には、採用動画が最適です。
母集団形成がしやすい
採用動画を見た求職者が「この企業の理念に共感できる」「この事業に興味がある」と関心を抱いてくれることで、母集団形成がしやすくなります。
通常、自社にマッチする人材を見つけることは簡単ではありません。採用動画によって共通の価値観を持つ人々が集まり、企業に適した人材が見つかりやすくなることは、採用を成功させたい企業にとって嬉しいメリットです。
最近の求職者は、インターネット上で情報収集することが多くなっています。そういった意味でも、採用動画は、母集団形成を効率的に進めるうえで効果的なのです。
説明のクオリティを同一にできる
採用説明会や面談では、自社について説明する機会があります。それを自社従業員が担当する場合、担当者のスキルによって、求職者への伝わり方が左右されます。
しかし、採用動画であれば、複数の応募者に対して情報を均一に伝えることが可能です。
また、説明のクオリティを一定に保つことができるうえに、採用担当者の負担を減らします。これにより、公平かつ効率的な採用プロセスを構築することができるでしょう。
採用動画の最新トレンドは?
最近は、下記の工夫がなされた採用動画が注目を集めています。
- ドローンを活用した紹介動画
- インタラクティブ動画
- 会社の本音をさらけ出したリアリティのある動画
これらのトレンドを取り入れることで、視覚的な魅力や情報の深化を図りつつ、応募者とのつながりを強化できます。結果として、優秀な人材を引き寄せることができるでしょう。
では、各トレンドについて、概要やメリットなどを解説します。
ドローンを活用した紹介動画
ここ数年で人気を高めているのが、ドローンを活用した採用動画です。
ドローンは、空撮による視点の変化を実現し、企業の外装や内装、職場環境を臨場感ある映像で紹介するのに最適です。
大規模なオフィスビルや工場、美しいキャンパスなどを空中から捉え、応募者に圧倒的な印象を与えることができます。
視覚的なインパクトを追求する企業にとって、ドローンを活用した動画は魅力的な選択肢となるでしょう。
インタラクティブ動画
近年の採用動画のトレンドとして、インタラクティブ動画が浮上しています。
インタラクティブ動画とは、「触れる動画」のことで、クリックやタップによる仕掛けが盛り込まれた動画です。
従来の動画に比べて、インタラクティブ動画は視聴者がコンテンツに対話的に関与できる特徴を持っています。
例えば、応募者が好きなシナリオを選択することで動画の展開が変わる動画や、仮想現実(VR)や拡張現実(AR)を活用して身近に感じることができる動画などがあります。
これにより、応募者は楽しみながら企業の雰囲気や文化を理解でき、興味を持ちやすくなります。
会社の本音をさらけ出したリアリティのある動画
採用動画の最新トレンドのひとつが、会社の本音をさらけ出したリアリティのある動画です。従業員の声や日常の様子、業務の裏側など、リアルな映像を通じて企業の魅力を伝えるアプローチが増えています。
会社の本音をさらけ出すうえで大切なのが、ネガティブな内容も伝えることです。
完璧なイメージよりも、悩みや困難を乗り越える様子を共有することで、共感を深める効果があります。
リアリティのある動画は、企業の透明性や信頼性を高め、応募者との良好な関係を築く一助となるでしょう。
社員の一日を撮影
リアリティのある動画の具体例として、社員の一日を撮影するアプローチが注目されています。日常業務や職場の雰囲気をリアルに伝え、「入社したらこんな日々を過ごすんだ」とイメージしてもらうことが可能です。
一般的な業務から始まり、ミーティングやチームコラボレーション、休憩の時間、帰宅後のアクティビティなど、社員の一日の流れを撮影することで、企業の魅力や職場文化を直感的に理解しやすくします。
また、個々の社員の活動を通じて、多様性やチームワークなど、企業の強みや文化が具体的に伝わることが期待されます。
社員同士の座談会を開催
従業員同士が自由な雰囲気で語り合う「座談会」も、日常の様子や職場の雰囲気を伝えるのに適しています。
異なるポジションやバックグラウンドを持つ従業員同士が、仕事の楽しさややりがい、チームワークの大切さなどについて語る姿は、企業の魅力やカルチャーを生き生きと伝える手段となります。
応募者は、従業員同士の率直なトークから、企業の価値観や風土をより具体的に理解できるでしょう。
採用動画の作り方とポイント
採用動画を制作する際には、目的やターゲット、活用シーンなどを考慮しつつ、自社の魅力やリアルな一面を魅力的に伝えることが重要です。
これらのポイントを押さえることで効果的な採用動画を制作でき、優秀な人材を引き寄せます。
では、具体的にどのようなポイントを意識すべきなのかを解説します。
動画制作の目的を明確にする
採用動画を制作する前段階として大事なのが、明確な目的を持つことです。
動画の目的は、企業の魅力を伝えること、仕事内容や職場環境を理解してもらうこと、企業文化を示すことなど様々です。
目的が明確になるほど、制作の方針やメッセージが定まり、「応募者の心に刺さる」動画を制作することができます。
ターゲットを明確に設定する
採用動画のターゲット層を明確に設定することも大切です。
どのような人材を採用したいのか、その人材に求めるスキルや特徴は何かを考え、それに合わせて動画の内容やスタイルを決定します。
ターゲットに合わせた情報を提供することで、興味を引きつけることができます。
採用動画の活用シーンを決めておく
採用動画は、様々な場面で活用できます。
企業のWebサイトや求人ページ、ソーシャルメディア、採用イベントなど、どのシーンでどのように活用するかを事前に決めておくことが重要です。
例えば、ソーシャルメディアでの活用を想定している場合、長い動画は好まれない可能性が高くなります。
活用シーンに合わせて制作することで、完成した採用動画を効果的に発信できます。
自社の魅力をリストアップする
採用動画には、「他社にはない自社の魅力」を盛り込むことが重要です。
そのために、魅力的なポイントや強みをリストアップしたうえで、特に知ってほしい魅力を抜粋しましょう。
それらを具体的なエピソードや事例として映像化できるよう企画を練ることで、訴求力を持つメッセージを届けられます。
求職者の視点に立つ
採用動画を制作する際には、応募者の視点に立つことが大切です。
キャリアチェンジを考えている人々に対して、自社で働くことで、どのような魅力やメリットがあるのかを伝えます。自分たちが思う魅力を一方的に伝えるだけの、自己満足のような動画にならないよう注意しましょう。
従業員インタビューや成功事例を取り入れ、リアルな声を届けることが効果的です。
現場の”リアル”も伝える
採用動画は、企業の”リアル”な一面を伝えるチャンスです。
オフィスや現場の雰囲気、仕事の様子やチームワークなど、実際の働く様子を映像として捉えることで、応募者に直感的に伝わる情報を提供できます。
リアルな情報を通じて、応募者は自分がどのような環境で働くことになるのかをイメージしやすくなります。
採用動画の制作にかかる費用の相場
採用動画の制作を業者に依頼する場合、費用の相場目安は下記のとおりです。
動画の種類 | 料金相場 |
インタビュー動画 | 50~100万円 |
企業・事業紹介動画 | 100~200万円 |
コンセプトムービー | 100~300万円 |
座談会動画 | 50~100万円 |
採用動画のコストは幅が広く、具体的な料金は業者によって異なります。
また、動画の長さやどのような構成にするかなどでも料金が変わるので、上記はあくまで目安としながら、詳細は問い合わせてみるとよいでしょう。
一部は自社で制作する
制作費を抑えるための重要なコツは、一部の要素を自社で制作することです。
専門的な機材やスタッフを外部から手配する必要がなくなるため、制作費を抑えることができます。
例えば、企業の歴史やビジョンに関する部分、従業員のインタビュー、オフィスや施設の風景など、企業内で容易に撮影できる場合は、自社制作でも問題ないかもしれません。
自社制作の要素と外部制作の要素を組み合わせ、予算を効果的に活用できます。
動画の尺を調整する
動画の尺を適切に調整することも予算抑制のポイントです。
尺が長い動画は制作コストが高くなりやすいうえに、本当に伝えたいことが曖昧になってしまう可能性があります。
視聴者の関心を維持するには、適度な尺の動画が効果的です。
企業の魅力やメッセージを簡潔かつ効果的に伝えるために、冗長な部分を省き、必要な情報を的確に盛り込みましょう。
視聴者の注意を引きつけるストーリーや魅力的なビジュアルを活用することで、短時間でも印象的な動画を制作できます。
自社のスタッフが出演する
採用動画に登場するキャストを自社のスタッフに限定することも効果的です。
外部のプロフェッショナルに依頼する場合は、報酬や交通費、宿泊費などがかかることがあります。自社のスタッフを登場させれば、それらのコストを削減することが可能です。
自社スタッフが登場することで、よりリアルな雰囲気や職場の魅力を伝える効果もあります。応募者にとって、実際に働いている従業員の様子を見て、親しみやすさを感じることも嬉しいポイントです。
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採用動画の作成をどこに依頼するか迷っている場合、ぜひ一度、当社ネットオンにお問い合わせください。
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- インタビュー撮影
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まとめ
近年の採用活動では、いかにして「自社を知ってもらうか」「自社の魅力を伝えられるか」がカギとなっています。
採用動画の制作には、コストや人的リソースがかかるため、「制作せずに採用を成功させたい……」と考える企業も少なくないでしょう。
しかし、母集団形成や応募数の増加、ミスマッチの防止など数多くのメリットがあるため、自社ならではの採用動画を制作することを検討してみてはいかがでしょうか。
なお、安価で魅力的な採用動画を制作したい場合、ぜひ一度、当社ネットオンにお問い合わせください。
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