Indeedで応募数を最大限に増やすコツ【運用ノウハウ特集③】

3行でわかる!この記事の要約
  1. この記事を読むと、Indeedで応募数を最大限に増やすコツを知ることができます。
  2. Indeedで応募数を最大限に増やすコツは、バナー広告を利用して、再び自社の求人情報を見に来てもらうことです。
  3. また、バナー広告だけでなく、様々な求人媒体での運用も応募率を最大化させるオススメします。

非常に多くの求職者が利用している求人専用の検索エンジンであるIndeed(インディード)は、認知度の向上もあり、求人情報を出す企業が徐々に増えてきています。

ただ、求人情報の数が増えてくると求職者にとっては有益な情報を得られる反面、採用したい企業にとってはライバルが増えることになります。

こんな状況の中、応募数を最大限に増やすコツは、再び自社の求人情報を見に来てもらうことです。

そして再訪問してもらうために必要なのが、「バナー広告(追尾型広告)のリマーケティング広告(Google)、リターゲティング広告(Yahoo!)を利用すること」です。

※Indeedについてはこちらで詳しく解説しています。
Indeed(インディード)とは?仕組み・メリット・デメリット・効果を出す方法・成功事例まで徹底解説!

なぜバナー広告を利用すると応募数が増やせるのか?

それは、再訪問者の応募率が高いからです。

Indeedは、求人情報を求職者に見てもらえる数がほかの求人媒体と比べると圧倒的に多いです。しかし、応募率はほかの求人媒体よりも少ない傾向にあります。

ただほかの求人媒体よりも劣っていると伝えたいわけではなく、他の求人媒体よりも安く多くの人に見てもらえる求人媒体なので、コストパフォーマンスは高いです。

そしてバナー広告を利用することで、一度でも求人情報をみてくれた求職者に、ブログや別のWEBサイトに求人情報を見せるためのページにリンクさせるバナーを表示することができます。

そして、バナーをクリックした求職者に求人情報を再度見てもらえるようになるので、バナー広告が効果的なのです。

バナー広告は人により、「リマケ」「リタゲ」「追尾型広告」「追っかけてくる広告」などの呼び方があり、統一されておりませんのでここでは「バナー広告」という名称でこの先も読んでいきたいと思います。

再訪問をうながすバナー広告の仕組み

そもそもバナー広告は、キャッシュを利用して一度求人ページに訪問した人に対して広告を配信することができます。

キャッシュとは?
キャッシュというのは”一時保存”のことです。
インターネットで何か検索をしてWEBサイトを表示させる場合、画像や文字などのデータを端末側に運んできて表示をしています。
ただ、このデータのやり取り量が多かったり通信速度が遅いと、WEBサイトの表示が遅くなります。
キャッシュはこういったWEBサイトの表示が遅くなることを回避するために、そのWEBサイトのデータを断片的に一時保存して、次回表示させるときの速度が早めるために役立っています。

だからこそ、バナー広告は、該当する求人情報ページのキャッシュが残っているユーザーに対してのみ、表示をすることができます。

バナー広告の仕組み図解

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バナー広告の種類

先ほど簡単にお伝えしましたが、バナー広告はいくつかの種類があります。代表的な3種類を紹介します。

  • リマーケティング広告
  • リターゲティング広告
  • レコメンド広告

リマーケティング広告は、Googleの検索エンジンを利用しているときに表示されるPPC広告のことです。そして、リターゲティング広告は、Yahoo!の検索エンジンを利用しているときに表示されるPPC広告のことです。

どちらも、一般的なリスティング広告と比べてもクリック単価が安いので、非常に効率よく求人情報に再訪問させることが可能となります。

レコメンド広告はクリテオが代表的ですが、主に機械学習を利用して、ユーザーが興味を持ちそうな求人情報をいくつか並べて、ブログなどに表示されるものです。

ユーザーの興味関心に対して機械学習が効果を発揮し、その人に合わせて最適な求人情報の組み合わせを表示させることができるので、求人情報を豊富に持っている派遣会社や求人広告会社でよく利用されています。

ただし、クリテオは多くの求人情報を扱っている企業でない限り、機械学習のメリットを得ることができず、更には一定数以上の広告クリック数がなければデータが少ないために効果的な広告配信ができません。

そういった意味では、求人情報の数が少ない場合や広告費用をあまりかけられない場合はGoogleかYahoo!のバナー広告の利用がおすすめです。

求人応募数を増やすためのバナー広告のメリットとデメリット

メリット

Indeedを種まきに利用して、バナー広告で刈り取りをするという戦略が組めるようになるのが、最も大きなメリットです。

ただ、広告なのでコストがかかりますが、リスティング広告よりも圧倒的にクリック単価を安くすることができるので、コストパフォーマンスが高いです。

デメリット

広告なので数字を見ながら常に運用をしなければならないので、その分の手間とコストはかかります。

具体的な運用内容は、反応の良いバナーに変更することや、追っかける頻度の調整、入札単価の調整、データの分析などです。

特に、適切に追いかける頻度の調整をしなければ、無駄に予算が増えたり、イメージが悪くなることもあります。

注意!バナー広告を出せば応募が増えるわけではない

実は、Indeedを最大限活用している会社の多くは、再訪問をさせるためにバナー広告を出しています。

しかし、バナーを出しているだけでは応募数は増えません。

上記のデメリットでもお伝えしているように、しっかりとした運用をしなければ、応募も来ず広告費を無駄に垂れ流すことになりかねません。

ただ、しっかりとバナー広告を運用し、Indeed広告も運用し、求人情報ページの内容の分析を行っている会社は、成果が出ています。

本当にバナー広告で応募数が増えるのか?

バナー広告で本当に応募数が増えるのか、実際の数字で見ていきましょう。

今回は一例として某飲食チェーン店での1ヶ月の成果をみていきましょう。

Indeedだけの場合

Indeed広告費:15万円
応募数:7件
応募単価:21,429円

GoogleとYahooのバナー広告を導入した場合

総広告予算:23万9027円

Indeedスポンサー 150,000円
Googleリマケ 44,585円
Yahooリタゲ 44,442円

<広告の成果をグラフにしてみました>
3社の成果グラフ

  Indeed Google Yahoo
広告費 ¥150,000 ¥44,585 ¥44,442
応募数 7件 14件 4件
応募単価 ¥21,429 ¥3,184 ¥11,111

結論からいうと、Indeedで広告費15万円利用していますが、多く応募件数が取れているのは広告費の少ないGoogleのリマーケティング広告です。

またGoogleとYahoo共に、応募単価がIndeedの半分程度となっております。

ただこれは、Indeedで広告費を15万円利用していたから、GoogleやYahooのバナー広告での成果がでているともいえます。

Indeedは多くの人に見てもらうために利用し、バナー広告ではIndeedでは応募日至らなかった求職者に再度アプローチすることで成果を出しています。

また、こういった戦略はある一定の採用費を常に捻出できる企業に限られると思いがちですが、短期間であっても割合をしっかりと決めて、Indeedとバナー広告の両方を運用すれば成果が出る可能性があります。

応募数を増やすためのバナー広告の運用のコツ

バナー広告で応募数を増やすには、下記のことを行う必要があります。

  • ちゃんと応募率をみてダメな入札は減らしていく運用
  • 実際に見に来る応募者のことを考えて、求人情報を考える
  • バナーはスタッフや人の顔を載せる
  • 採用ページと印象を合わせる
  • 一番言葉にしたいものをキャッチコピーにする
  • 追いかける頻度の調整をして、印象をよくする

数にしてみるとそうでもないですが、これだけのことをシッカリと行うと結構な時間がかかります。そのため、軌道に乗るまでは定期的に見る時間を設けて、常に反応率の良い広告を見極めて改善サイクルを回していく必要があります

バナー広告のおすすめの出し方

バナー広告は、Google広告とYahoo!広告を選んで広告を出稿することが出来ます。
ですが、できることならGoogle広告とYahoo!広告の両方でバナー広告を出稿した方がより高い効果を見込めます。 狙っているターゲットがどの検索ブラウザを利用しているのか、試してみて数字を見なければ判断しづらいからです。

ただ、バナー広告を運用するにはアカウントの登録からバナー作成や設定、広告費の設定などやることが多く結構な時間がかかります。 手間をできる限りかけず広告費を抑えたいのであれば、Googleが最も利用者の多い検索エンジンなので、一度Google広告だけで試用してみましょう。

バナー広告の想定コスト

バナー広告はクリック課金型ですが、リスティング広告よりも遥かに低コストで運用することが可能です。

実際どのくらいのコストの想定でいけるかというと、Indeedのスポンサー広告に15万円かけるなら、バナー広告は1万ぐらいが理想です。

バナー広告の事例では、4万円ほどの広告費をかけていましたが、まず成果を見るといった目的で考えるとなると、このぐらいでいいのではないかと思います。

割合でいうと、Indeed広告予算の5%~10%をバナー広告で利用するといったイメージです。

スポンサー広告への掲載の方法がもしわからない方は下記をご覧ください。

⇒ Indeedのスポンサー広告への掲載方法

バナー広告はIndeed公式採用ページではできないので注意

そもそもバナー広告出す場合、「自社サイトの求人ページ」か「採用係長のような採用管理ツールを利用した採用ページ」を利用する必要があります。

なぜなら、広告を出すためにアクセスされたかどうかを感知するタグをその求人情報ページに埋め込む必要があり、Indeed公式内の求人情報ページには独自のタグを埋め込むことができないので、自社サイトの求人ページか採用係長の利用が必要になります。

まとめ

最後に簡単にお伝えしたことをまとめましょう!

応募率を最大化するには、求職者に再訪問してもらうことが必要でしたね。

その理由は、再訪問した求職者の応募率が高い傾向にあるからです。

そして再訪問させるための方法はバナー広告を出すことで、できればGoogleとYahoo!両方で始めるのが理想であり、予算配分はIndeed広告予算の5~10%でした。

ただ、バナー広告を出せばいいだけでなく、最大化するには様々な求人媒体での運用も大切ということをお伝えさせていただきました。

全くやったことがない!という方は最初は難しいかもしれませんが、ぜひ、応募数を上げるために、バナー広告の運用を検討してみてください!

バナー広告の運用および、さまざまな求人媒体を利用して採用効果を高めていきたい!だから運用会社に任せようという方は、Indeed代理店のネットオンにもご相談くださいね。

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※採用係長についてさらに詳しく知りたい方はこちら。
採用係長とは? 採用係長でできることを詳しく解説。導入事例や評判も紹介します

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この記事を書いた人
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採用Webマラボ編集部

採用に関するお悩みならお任せ!採用業界に精通しており、Indeedや求人ボックスなどの求人検索エンジンから、リスティング・ディスプレイ広告などまで幅広い知識を持った、採用Webマーケティングのコンサルタントなどが記事を執筆していますm(_ _)m

監修者
監修者
辻 惠次郎

ネットオン創業期に入社後、現在は取締役CTOとしてマーケティングからプロダクトまでを統括。
通算約200社のデジタルマーケティングコンサルタントを経験。特に難しいとされる、飲食や介護の正社員の応募単価を5万円台から1万円台に下げる実績を作り出した。
Indeedはもちろん、インターネット広告やDSP広告を組み合わせた効率的な集客や、Google Analytics等の解析ツールを利用した効果分析、サイト改善を強みとしている。

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