Careerjet(キャリアジェット)はIndeed(インディード)と同じ求人情報検索エンジンです。
しかし、機能まで全くと同じわけではありません。
今回は、Careerjetについてのこと、Indeed(インディード)との違いなどを詳しくご紹介したいと思います。
目次
Careerjetとは?
Careerjetは、2003年6月にイギリスのロンドンで発足したCareerjet Limitedが運営している求人情報検索エンジンです。
知名度からするとIndeed(インディード)よりも劣りますが、GoogleやYahoo等の検索エンジンで良く出ているため、求職者と求人応募企業は少なからずいます。
よって、様々な求人検索エンジンに求人情報を載せている企業にとって、ライバル企業が出していない可能性のある求人検索エンジンとして効果的な運用が期待できるかもしれません。
Careerjetでの求人情報掲載は有料広告のみ
この下に記載しているのは、Careerjetのホームページに記載されている言葉です。
キャリアジェットの本質は、これらの求人掲載元にトラフィックの送信を行なっております。
引用元:Careerjetの会社概要ページ
この言葉通りCareerjetは、直接求人情報を掲載する媒体として活動しているわけではありません。よって、直接求人情報を掲載したり、Indeed(インディード)でいうところの無料掲載はできません。
ただ、求人情報を見ていると無料掲載されている求人情報があります。これは、Careerjetが独自で選んで出しているだけです。
Careerjetの利用方法は有料広告(スポンサーみたいなもの)のみと考えていただければよいでしょう。
なおCareerjetの有料広告に関しては、最低出稿金額に指定はありません。
61ヶ国の求人情報をすぐに検索できる
Careerjetは61ヶ国の求人情報をすぐに検索できるようになっています。
ただ日本語で検索できるわけではなく、その国の言葉で検索する必要があります。
留学や海外で仕事をしたい求職者にとっては非常に嬉しい機能といえるでしょう。
試しにアメリカの求人情報を検索してみた
まず「世界のキャリアジェット」をクリックして、「北アメリカのアメリカ合衆国」をクリックしてみるとこのような画面になりました。
次に、実際に職種と地名を入れて検索してみました。
全て英語で表示されていることが分かります。
日本にいながら世界の求人情報をひとつのサイトでできるというのは非常に珍しいサービスですね。
CareerjetとIndeedの違い
先ほど少しお伝えした内容にIndeed(インディード)との違いも出しておりますが、もう一度、CareerjetとIndeed(インディード)との違い分かりやすくシンプルに説明します。
Careerjet | Indeed | |
---|---|---|
利用求職者数 | 少ない | 多い |
利用企業数 | 少ない | 多い |
無料掲載 | 不可 | 可能 |
有料広告 | 可能 | 可能 |
最低出稿価格 | 設定なし | 設定なし |
競合性 | 低い | 高い |
比較内容を表にしてみてみると、違いがすぐにわかります。
ここからは大きな違いがあるところをまとめて、少しだけご説明させていただきます。
利用ユーザー数が少なく最低出稿価格の兼ね合いからCareerjetは応募単価を下げられる可能性がある
Careerjetは利用者が少ない代わりに競合性も低く、低予算で求人広告を出せる可能性があり、Indeed(インディード)に関しては利用者も多くライバルも多いため広告予算はある程度必要になってくることが予想されます。
ただ、多くの求職者にリーチするのはIndeed(インディード)の方なので、とにかく多くの求職者に見てほしいという方はIndeed(インディード)に求人情報を出すのが望ましいです。
ただ、応募単価を下げやすいのは競合の少ないCareerjetです。少ない費用で求人広告を出すのであれば、Careerjetを選ぶのも良いかもしれませんね。
Careerjetは無料掲載ができないがIndeedは求人情報の無料掲載がある
最初の方でもお伝えしたように、Careerjetには無料掲載されている求人情報もありますが、基本的には無料掲載をする機能がありません。
※今無料で掲載されている求人情報はCareerjetが選んで出しているだけになります。
しかし、Indeed(インディード)は無料掲載が可能ですが、無料掲載を依頼したからといって、必ず無料で表示されると言い切れるわけではないのが現状です。
かなり競合の少ない求人情報であれば、Indeed(インディード)の見られやすい位置に表示される可能性もありますが、過度な期待はしないことをおすすめします。
それでも無料掲載したいと思う方は、Indeed(インディード)の無料掲載方法をご紹介しておりますのでご覧ください。
⇒ Indeed(インディード)に求人情報を無料掲載する方法
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Careerjetの運用事例
ここで少し、Creerjetに掲載した際のデータと、Indeed(インディード)のデータで比べてみようと思います。
Careerjet | Indeed | |
---|---|---|
広告費 | 37,640円 | 739,095円 |
クリック数 | 138 | 4688 |
成果数 | 3 | 38 |
平均クリック単価 | 272.8円 | 165円 |
成果率 | 2.17% | 0.66% |
獲得単価 | 12,547円 | 15,019円 |
効率的に運用するために、広告費の割合が全く違いますが、見ていただきたいのは成果率と、獲得単価の2つです。
もちろん、Indeed(インディード)も数値が悪いわけではないのですが、少額運用でIndeed(インディード)を上回る成果を出せています。
成果率に関しては「3.29倍」、獲得単価に関しては「約17%減」となっています。
どうしてもIndeed(インディード)だけに絞ると、求職者の数により逆に成果が悪くなる場合もあるので、Indeed(インディード)を利用していない層を獲得するという意味ではCareerjetは最適な求人検索エンジンともいえます。
ぜひご参考にしていただければと思います。
まとめ
Careerjetは、Indeed(インディード)と同じ求人情報検索サービスでも、日本での認知度がまだまだ低いこともあり、まだまだユーザー数が増える可能性を秘めた求人情報検索サービスとはいえます。
そうはいっても今すぐ求人情報を出すのであれば、多くの人に見てもらえるIndeed(インディード)に出す方のほうが圧倒的に多いでしょう。
しかし、Indeed(インディード)で使う予算の少しでもCareerjetにまわしてみることで、応募数を増やせる可能性は十分にあります。
ただ、CareerjetもIndeed(インディード)も運用が大切です。ただ求人情報を出したからといって、求職者から応募が来るとは限りません。しっかりとデータを見ながら文章の見直しをしたり、場合によってはガイドラインを理解することも重要になってきます。
また自社で運用できる時間がない場合が代理店などに運用代行を依頼するのも視野に入れてもいいかもしれませんね。