ジョブカフェとは?ハローワークとの違いや企業が活用するメリット

ジョブカフェ

ジョブカフェは若年者の能力向上・就職促進のための支援施設です。当記事では以下の項目について解説いたします。

  • ジョブカフェとは何なのか?
  • ハローワークや他の施設との違いは?
  • 企業がジョブカフェを利用するメリット
  • 各都道府県のジョブカフェ一覧
  • まとめ

企業として、若い人材を確保するためにも有用です。ジョブカフェを利用して新しい人材を探している方はぜひ、参考にしてください。

ジョブカフェとは?

ジョブカフェは、都道府県が主体となって設置している支援施設で、若年者(原則として15歳から34歳まで)の能力向上・就職促進を目的とし、職場体験や職業紹介などの雇用関連のサービスを提供しています。

2004年に15地域の各都道府県に設置され、正式名称を「若年者のためのワンストップサービスセンター」といいます。
若年層が働くためのワンストップの支援を行い、若年者が自分の求めている仕事と出会えるようにサポートをする施設です。
また、都道府県ごとに特徴があり、ハローワークと併設している施設もあります。

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ハローワークや他の施設との違いは?

ジョブカフェと同様の施設として、ジョブサロン、ジョブステーション、わかものハローワーク、地域若者サポートステーションなどがあります。
それぞれ、サポート内容や、対象者が異なるので、適したものを選んで利用しましょう。

ジョブサロン

ジョブサロンは、35歳以上の方を対象にした就職支援施設です。

  • 就職相談
  • 業界・企業情報の提供
  • スキル習得期間
  • 講習の紹介

など、転職や再就職に向けたキャリアプランを考えるところから、実現に向けての活動までをトータルでサポートします。
ジョブカフェは若年者を対象とした施設であるので、対象となる年齢層が異なります。

ジョブステーション

ジョブステーションは、就職を目指している学生・若年者から子育て中の女性、高齢者まで年齢制限はなく、幅広い方を対象に支援しています。
世代やレベルに合わせて、さまざまな相談や、キャリアカウンセリングを行っているのが特徴です。
具体的には、就職までの一貫的なサポートを行っています。

  • 各種アドバイス
  • 臨床心理士によるカウンセリング
  • スキルアップのためのセミナーの紹介
  • ハローワーク相談員による職業紹介

ジョブカフェのように若年者に特化しているわけではなく、幅広い年齢にアプローチできます。

兵庫県尼崎市の「あまJOBステーション」では事業者に対してのアドバイスページがあるなど地域によってジョブステーションの特色があります。

東京ジョブステーションの場合は、正式名称を「東京ホームレス就業支援事業推進協議会」といい、失業もしくは不安定な就業状態により住まいが確保できない方を対象としております。

わかものハローワーク

わかものハローワークは、厚生労働省が運営する就職支援施設です。
おおむね35歳未満の正社員を目指す若者が対象となります。

  • 初回利用時のプレ相談の実施
  • 担当者制によるマンツーマンでの個別支援
  • 正社員就職に向けた就職プランの作成
  • セミナー、グループワークの実施
  • 就職後の定着支援の実施

きめ細かな支援やサービスを無料で行っているので、お金を用意することなく、就職までをしっかりサポートしています。

地域若者サポートステーション

地域若者サポートステーション(サポステ)は、厚生労働省が委託したNPO法人等が実施している就職支援機関です。
働きたいという思いを持ちながらも、悩みを抱えてなかなか一歩が踏み出せない15~49歳までの若者を対象としています。

  • キャリアコンサルタントなどの専門家による相談
  • コミュニケーション訓練などによる、自身のステップアップ
  • 協力企業への就労体験

以上のようなサポートを通じて就職の成功までを応援しています。
地域の支援機関や民間企業と連携が行われているのも大きな特徴です。
ジョブカフェよりも年齢層の幅が少し広く、厚生労働省が運営しています。

ハローワーク

ハローワークは、国によって運営されており、正式には「公共職業安定所」と呼ばれています。年齢制限はなく、何歳の方でも利用可能です。
人材を探している企業に対して、仕事を探している求職者を紹介することが主なサービスです。
就職困難者への支援を行っており、求職者・人材を求めるも企業側も無料で利用できます。

就職の支援の他、雇用保険制度の窓口としての機能もあるため、雇用保険の資格変更手続きや、失業給付や助成金の支給に関する手続きも対応しています。

ジョブカフェやわかものハローワークと異なり、年齢の制限はなく、さらに就職支援以外の機能も持っています。

企業がジョブカフェを活用するメリット

ジョブカフェは、企業の人材確保に関する支援を行っています。求人の掲載から必要としている人材とのマッチングまでを無料でサポートしてもらえるので、今まで企業自身の力だけで採用活動を行っていた場合、一度利用してみてはいかがでしょうか。

無料で求人を掲載できる

ジョブカフェでは、求人の掲載が無料です。
ジョブカフェのスタッフが企業まで訪問した上で、求人票を作成してくれるので、限られた時間を使って不慣れな求人票の作成を行う必要がありません。

また、求職者とのマッチング後にジョブカフェからの連絡があり、面接へと進むのが一般的です。求人を出していてもうまく求職者と出会えていない企業は、ジョブカフェのスタッフと相談して、求人の内容を見直し、より細かい情報を載せるように改めて話し合うこともできます。
採用成功までのアドバイスを受けられるので、是非協力してもらうと良いでしょう。

若手人材との交流ができる

応募者が確保できても、求めている人材とマッチしないことも、採用時の悩みとしてよくあるのではないでしょうか。
ミスマッチを未然に防ぐために、採用活動前に求職者と出会える交流イベントや合同企業説明会を開催しているジョブカフェもあります。

  • 業界別に求職者と出会える交流会
  • 求職者の特性に合った企業とのマッチングを図る合同説明会
  • 数社によるワークショップ形式で行う交流会

など、さまざまな交流会を活用することで、顔を合わせた上でマッチする人材にアプローチできます。
また、高校生とのネットワーク構築を目的とした交流会もあります。若い人材を確保したい場合は積極的に利用してみてはいかがでしょうか。

各都道府県のジョブカフェ一覧

ジョブカフェは全国46か所に展開されています。より詳しく知りたい方は各ジョブカフェのページをご覧ください。

北海道 ジョブカフェ北海道(北海道若年者就職支援センター)
青森県 ジョブカフェあおもり(青森県若年者就職支援センター)
岩手県 ジョブカフェいわて
宮城県 みやぎジョブカフェ(みやぎ若年者就職支援センター)
秋田県 秋田就職活動支援センター
山形県 山形県若者就職支援センター
福島県 ふるさと福島就職情報センター
茨城県 ジョブカフェいばらき(いばらき就職支援センター)
栃木県 とちぎジョブモール
群馬県 ジョブカフェぐんま(群馬県若者就職支援センター)
埼玉県 ヤングキャリアセンター埼玉
千葉県

ジョブカフェちば(ちば若者キャリアセンター)

東京都 東京しごとセンター
神奈川県 かながわ若者就職支援センター
新潟県 若者しごと館
富山県 ヤングジョブとやま(富山県若者就業支援センター)
石川県 ジョブカフェ石川
福井県 ふくいジョブカフェ
山梨県 ネットジョブカフェやまなし
長野県 ジョブカフェ信州
岐阜県 岐阜県人材チャレンジセンター(ジンチャレ!)
静岡県 しずおかジョブステーション
愛知県 ヤング・ジョブ・あいち
三重県 おしごと広場みえ

滋賀県

ヤングジョブセンター滋賀
京都府 ジョブカフェ京都(京都ジョブパーク 若年層コーナー)
大阪府 OSAKAしごとフィールド
兵庫県 若者しごと倶楽部(ジョブカフェひょうご)
奈良県 ならジョブカフェ
和歌山県 ジョブカフェわかやま(和歌山県若年者就職支援センター)
鳥取県 鳥取県立ハローワーク
島根県 ジョブカフェしまね
岡山県 おかやま若者就職支援センター
広島県 わーくわくネット広島
山口県 YYジョブサロン(山口県若者就職支援センター)
徳島県 徳島県若年者就職サポートセンター(ジョブカフェとくしま)
愛媛県 ジョブカフェ愛work(愛媛県若年者就職支援センター)
高知県 ジョブカフェこうち(高知県就職支援相談センター)
福岡県 福岡県若年者しごとサポートセンター
佐賀県 ジョブカフェSAGA
長崎県 フレッシュワーク長崎
熊本県 ジョブカフェくまもと
大分県 ジョブカフェおおいた
宮崎県 ヤングJOBサポートみやざき
鹿児島県 キャッチワークかごしま(鹿児島県若者就職サポートセンター)
沖縄県 沖縄県キャリアセンター

出典:https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/koyou/jakunen/jobcafe.html

まとめ

ジョブカフェは若年者の就職支援をおこない、企業との橋渡しを行っています。
求人票の出稿から、採用、その他求職者との交流会まで無料で利用可能です。
主に若年者とのマッチングを考えている企業の方は是非利用してみてはいかがでしょうか。

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この記事を書いた人
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採用Webマラボ編集部

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監修者
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辻 惠次郎

ネットオン創業期に入社後、現在は取締役CTOとしてマーケティングからプロダクトまでを統括。
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