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インナーブランディングとは?目的やメリットから施策案まで徹底解説!

[公開日]2020.09.14
[更新日]2020.09.11
インナーブランディング

事業の促進をするために行われる「ブランディング」は、ブランドイメージの向上や顧客にとっての価値を高めるために非常に重要であり、「ブランディング」に力を入れる企業はどんどん増えてきています。

その中でも「ブランディング」には「アウターブランディング」と「インナーブランディング」の2つがあることはご存じでしょうか。一般的に行われることが多いのは、企業や顧客にブランドをアピールを行うことを目的とした「アウターブランディング」ですが、昨今では一方の「インナーブランディング」も注目されています。

今回は、「インナーブランディング」を行う目的やメリット、施策案をお伝えしていきます。

インナーブランディングとは?

インナーブランディングとは、「インターナルブランディング」とも呼ばれ、自社の従業員や株主に対して行うブランディングを指します。

インナーブランディングの目的

インナーブランディングは、会社のブランド価値やサービス、企業理念や経営方針をより深く知ってもらい、従業員の仕事への向き合い方の一貫性や共感を浸透させることを目的として行われます。

アウターブランディングとの違い

アウターブランディングは、顧客や企業に向けて商品価値やブランド価値を伝えるブランディングを指します。インナーブランディングを行うことにより従業員のエンゲージメントが向上しサービスの向上にもつながります。そうすることで、必然的にアウターブランディングの効果も高めることができるため、行う施策は違ってもアウターブランディングにつなげられるのです。

インナーブランディングのメリット

従業員満足度・モチベーションの向上

自社の目標や価値観を共有し、浸透・共感させることができれば従業員の会社に対する好感度が上がり、働く際のモチベーションの向上につながります。仕事の品質向上も期待でき、企業にとっては大きなメリットです。また、自社のブランドに対する愛着や誇りを持ってもらうことにより、ブランド価値を身の回りの知人などに情報発信してくれることも期待でき、ブランド価値の向上に貢献してくれる存在となるでしょう。

従業員同士の連帯感の向上

従業員一人一人が会社の一員であるという意識付けを行うことで連帯感がうまれ、お互いに助けあい、全従業員が一丸となり業務を行えるようになります。自発的に発言、行動をできるようになることで以下の効果が期待できます。

  • 業務の生産性の向上
  • 業務の効率化
  • 業務改善の促進

定着率の向上

離職率の高さに悩む企業は多いですが、インナーブランディングを行い従業員のエンゲージメントが向上することで明確な仕事に対する「目標」ができたり、「この会社で働く理由」が生まれやすくなります。その結果、離職率は軽減され、定着率の向上につながり安定した人材の確保が可能になります。

働きがいのある企業として採用に有利となる

上記のメリットから働きがいのある企業になることができ、自然とビジョンや価値観に共感を持った人材を惹きつけることができます。共感を持った人材を採用することで、離職率も軽減され、採用コストも削減できるのもインナーブランディングのメリットです。

インナーブランディングのデメリット

コストがかかる

従業員全員へ情報の発信、共有を無料で行うには難しく、こうした活動には従業員の研修なども含め各種のリソースが必要になってきます。どれくらいのコストがかかるのかを事前に把握しておくことも大切です。

時間がかかる

インナーブランディングの目的と内容を検討のうえ活動の計画を行うことや、発信した内容がどのくらい従業員に浸透しているのかを定期的にアンケートなどを行い、測定した結果に基づき修正・実行を繰り返し行っていき効果を高めていく必要があります。根気強く施策を行っていくことが大切です。

目標が不明瞭であれば逆効果になる

インナーブランディングを行うにあたり目標や方針が定まっていなかったり、共有する内容に実現性がなかったりすると従業員からの共感を得ることができず、目標を達成できないまま終了してしまう可能性があります。そのため、情報を発信する前の共有内容や活動計画を綿密に練ることが非常に重要になってきます。

インナーブランディングの施策案

会議をする様子
では実際に、インナーブランディングを行うためにどういった施策があるのか。効果的な施策案を紹介いたします。

従業員向けサイト

従業員向けに企業理念やビジョンなど企業情報を共有できる方法です。理念のほかにも社内でのイベントやお知らせ、従業員に役立つ情報など従業員が関心を持ちやすい内容を載せることも飽きさせないための大事なポイントになります。また、社内インタビューなどを行い他部署の従業員の情報などを共有したり、お客様からの声を紹介することも一つの手です。

ポスター

自社のオリジナルポスターを作り、貼る方法もインナーブランディングに有効な方法の一つで、経費もそれほどかからずに取りかかることができます。人気のキャラクターや漫画の主人公などを載せて、従業員の関心を高めている企業も多いです。

採用動画

採用動画もインナーブランディングに有効です。採用動画を制作することで自社のビジョンや価値観などを再確認でき、短い時間の中で全従業員に会社の事を知ってもらうことが可能です。また、求職者に対しても会社の思いが伝わりやすくなり理念に共感を持った人材を確保しやすくなります。

採用動画を活用するメリットについては以下の記事で解説しています。
採用動画を活用する4つのメリット【2020年版】実際にある採用動画で効果を解説

ワークショップ

インナーブランディングを強化するための施策としてワークショップの実施があります。従業員同士が向き合い考え、意見を交換することで共通の認識を持ちやすくなります。また、ワークショップのような場を設けることにより現場の温度感も理解できるので、会社からの一方通行ではなく自然な形で会社の理念などを浸透させることができます。ワークショップは、双方の理解度を高めることができる効果的な方法です。

インナーブランディングの事例

スターバックス コーヒー ジャパン 株式会社様

2020年3月末現在、国内に1,553店舗を展開し抜群の知名度と人気を誇るスターバックス コーヒージャパン株式会社様。6つの行動方針の内1つには「お互いに尊敬と威厳をもって接し、働きやすい環境をつくる」という方針が掲げられていることからも従業員満足度を重視されていることが分かります。

(参照元:https://www.starbucks.com/

株式会社 オリエンタルランド様

株式会社 オリエンタルランド様は夢の国で知られる東京ディズニーリゾートを運営している会社です。キャストのホスピタリティ力が高くニュースやSNSに取り上げられることもあり、インナーブランディングの成功企業としても有名な会社です。パーク運営にあたり基本理念の中には「ゲストにハピネス(幸福感)を提供する」という記載があり、理念に従いキャストが自発的に行動できる体制が整えられています。

(参照元:http://www.olc.co.jp/ja/company.html

株式会社セールスフォース・ドットコム様

クラウドアプリケーションおよびクラウドプラットフォームの提供を行う株式会社セールスフォース・ドットコム様。2019年と2020年の働きがいのある会社ランキングで2年連続で1位に選ばれています。セールスフォース・ドットコムには「Ohana」文化というものがあり、「Ohana」文化に強い意思を持つことで、信頼の文化を築いているそうです。Ohanaの意味には、お客様、従業員、パートナー、コミュニティが含まれ「私たちは、互いを大切に思い、共に楽しみ、世界をより良い場所にするために協力し合います。」とあります。このことから、従業員を家族のように大切にしていることが分かります。

(参照元:https://www.salesforce.com/jp/company/careers/culture/

まとめ

今回はインナーブランディングの目的や施策案について紹介いたしましたが、いかがでしょうか。インナーブランディングは年々注目されつつあるブランディングの方法の一つですので自社に適しているのかどうかを検討のうえ、ぜひ参考にしていただければと思います。

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この記事を書いた人

あかほし

あかほし

カスタマーサクセスチームに所属し主にお客様のサポートを行っております。趣味はボルダリングです。

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