Indeedの「労働市場分析」機能とは?採用効果アップに役立つのか?(活用事例付き)

3行でわかる!この記事の要約
  1. この記事を読むと、Indeedの分析機能である”労働市場分析”の概要を知ることができます。
  2. 労働市場分析における9つの指標を活用することで、閲覧数・応募数の増加に繋げることができます。
  3. まずは労働市場分析のデータを活用して、効果アップを図ってみましょう。データ収集・分析業務で課題がある方は、代理店へ運用依頼のご検討を。

Indeedには、採用活動を行う企業担当者のみなさんに役立つ便利な機能があることはご存知でしょうか?

それは「労働市場分析」と呼ばれる、Indeed独自の分析機能です。求人市場動向に関する情報のほか、検索されやすい求人票作成に欠かせない検索キーワードランキングもあり、採用の成功に向けた効果アップのヒントを得られる便利な機能です。

今回は、労働市場分析で得られる情報とキーワードランキングの活用方法について紹介します。

※Indeedについてはこちらで詳しく解説しています。
Indeed(インディード)とは?仕組み・メリット・デメリット・効果を出す方法・成功事例まで徹底解説!

Indeedの「労働市場分析」とは

労働市場分析とは、Indeedに搭載されている分析機能です。採用を行う企業と求職者の利用状況から、募集職種とエリア(都道府県)における市場動向や採用難易度などを把握することができ、Indeedを効果的に活用するための分析に役立ちます。

労働市場分析は、Indeedでの求人掲載数や有料(スポンサー)求人にかける広告費など一定の基準を満たす企業が利用できるほか、Indeedの一部の代理店にも提供されている機能です。

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Indeedの労働市場分析で確認できる9つの指標

労働市場分析では、求人市場(募集職種と勤務地)を選択すると、分析日の前月における当該求人市場に関するレポートを確認することができます。公開される情報は以下の9項目です。

項目名 意味 活用方法
競争率 選択した求人市場(募集職種と勤務地)と、他の求人市場を比較したもの。競争率の高さは、採用難易度の高さといえる ・求人市場の理解
・クリック単価の調整(有料広告を利用している場合)
求人 選択した求人市場に該当する求人票の数(クリックされた求人票のみ)
求職者 選択した求人市場に該当する求人票をクリックした求職者の数
求人あたりの求職者数 選択した求人市場に該当する、求人票1件に対する求職者数の平均値
求職者のデバイス 選択した求人市場におけるモバイルデバイス経由でのクリックの割合
採用企業数 選択した求人市場に該当する求人票を掲載し、分析日の前月にクリックされた企業の総数
平均給与 選択した求人市場に該当する求人の平均給与。Indeed上の求人票をはじめ、最大過去36ヵ月間の各種データをもとに算出 採用条件(待遇)の見直し
キーワードランキング 求職者が検索したキーワードのうち、選択した求人市場に該当する求人票においてクリックにつながった上位10個の人気検索キーワード。「採用中」「求人」などの一般的なキーワードはこのランキングが除外されている場合がある 検索されやすい求人票作成
人気採用企業ランキング 選択した求人市場に該当する求人票において、クリック数が多い10社 ・人気企業の分析
・採用の仕組みや社内体制の改善

介護スタッフの労働市場分析

ここでは一例として、大阪府における介護スタッフの労働市場分析(2019年11月時点)の結果を見てみましょう。9つの指標の結果は、以下のように表示されます。

indeedの労働市場分析

大阪府における介護スタッフの求人市場は、競争率が高い(=競争が激しい)ことが分かりますね。一方で求職者数は多いため、しっかりと戦略を立てればIndeedでの採用成功が見込めそうです。平均給与は、待遇面を決める際の参考にしましょう。

※関連記事はこちら
介護職員の求人方法は?集め方と成功ポイントを解説

介護スタッフの検索キーワードと人気企業ランキング

indeedの検索キーワードと人気企業ランキング

ランキングでは、求職者の傾向を読み取ることができます。求人票作成はもちろん、採用活動全体にこれらの情報を役立てましょう。

ランキング結果をIndeedの効果アップに役立てる方法

「人気検索キーワード」と「人気採用企業」の各ランキングは、求人票作成に役立てることが可能です。ランキングを活用して効果アップを図るための具体的な方法を紹介します。

※関連記事はこちら
Indeed検索でヒットしやすいキーワードの見つけ方とは?

キーワードを職種名に入れる

Indeedでは、求職者がキーワードを入力して求人票を検索します。求人票内にキーワードが多ければ、求職者と関連性の高い求人票と判断されて検索結果に表示されやすくなることから、求人票内のキーワードはとても重要です。
中でも職種名は、求職者がもっとも多く検索するといわれるキーワード。ランキングで表示されているキーワードから職種名を作成するようにしましょう。

求人票内にキーワードを盛り込む

人気検索キーワードランキングからは、求職者のニーズを垣間見ることができます。
例えば、先ほど紹介した介護スタッフの人気検索キーワードランキングには、「デイサービス」や「グループホーム」「週1夜勤専属介護スタッフ」がありました。

大阪府での介護スタッフのキーワードランキング

このキーワードからは、職場の施設形態や希望の仕事内容(働き方)に合う求人を探している求職者が多いことが読み取れます。このようにキーワードからニーズを汲み取ることができれば、検索されやすく、求職者にとって魅力的な求人票を作成することが可能です。該当するキーワードがある場合は、積極的に求人票内に盛り込むようにしましょう。

キーワードを見つける方法や応募数アップのための求人票作成のコツは、「Indeedの応募数アップの秘訣は、キーワード!検索されやすい求人票を作る方法」で詳しく紹介しているので、そちらを参考にしてください。

人気採用企業を参考にする

求職者から人気の高い企業には、それなりの理由があるはずです。人気採用企業のランキングでは社名が公開されているため、当該企業を分析してみましょう。Indeedで掲載中の求人票の書き方はもちろん、待遇面や社内制度などを自社と比較することで、採用成功のヒントが見つかるかもしれません。
また求人市場の客観的なデータや採用競合企業の情報を提示すれば、採用方法や受け入れ体制、職場環境の改善に向けた社内提案も信ぴょう性が増して通りやすくなるのではないしょうか。

ランキングの活用は、代理店への相談が近道

冒頭で説明した通り、労働市場分析はすべての企業が利用できる機能ではありません。Indeedが定める基準(求人数や広告費など)を満たす企業にのみ提供されているため、有料掲載を行っている企業でもこのレポートを見られない場合があります。

ただ、この機能はIndeedの一部の代理店にも提供されているので、Indeedが定める基準を満たした企業の広告運用を行っている代理店であれば、そこを介して情報を得ることが可能です。

代理店へ任せる方法なら、ランキング情報をふまえた上での広告成果アップの提案も期待できます。
これからIndeedでの掲載を始める企業はもちろん、すでに有料掲載を行っている企業でも効果アップを目指したい方は、採用成功をサポートする代理店への相談をおすすめします。

※関連記事はこちら
Indeed広告の代理店の選び方と代理店の種類

まとめ

今回は求人市場の動向が分かるIndeedの労働市場分析についてご紹介しました。一定の基準を満たす企業のみが利用できる機能ですが、代理店へ運用を委託をしている企業なら、分析結果について代理店を通じて把握する方法もあります。

当サイトを運営するネットオンは、Indeed正規代理店として、今回紹介した労働市場分析をはじめ、さまざまなデータ収集と分析に長けております。介護業界や各業界でのIndeed広告運用実績も豊富なのでご興味をお持ちの方は気軽にお問い合わせください。

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採用係長とは? 採用係長でできることを詳しく解説。導入事例や評判も紹介します

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