効果的な採用動画を制作する方法|動画制作の相場や自社で作る場合

採用動画イメージ

昨今の人手不足を背景に、各企業は採用を成功させるためにあらゆる手法を取り入れて自社をアピールしています。その中でも最近では「採用動画」を活用している企業が増えています。

そこで今回は、効果的な採用動画を作りたいと考えている企業向けに、制作方法や費用の相場、制作のコツについて紹介していきます。

採用動画を制作する方法

採用動画を自社と外注で制作する違い

  自社 外注
安さ △~◯
動画品質 ×~◯ △~◎
完成期間 遅い 速い
企画力 ×~◯ △~◎
進めやすさ △~◯ ◯~◎

社内外での動画作成における違いとして、主に費用と品質が挙げられます。

ノウハウを持っている会社であれば、目的に沿った質の高い動画が作成できます。

技術のある人は高品質な採用動画を作成できますが、クラウドソーシングなどで個人に依頼する場合はレベルにばらつきがあるため、制作実績をみて、慎重に見極めることが重要です。

また、自社で作成する場合でも求職者の求めている情報を調査し、自社の魅力を伝える採用動画を制作すれば、低コストで高い効果を得ることもあります。

制作会社に依頼した際の料金目安

採用動画の制作料の目安は、20万円~100万円ほどです。

実際に、動画制作を行っている会社のプランで見てみましょう。

■HRdirection株式会社

プラン 料金 特徴
エントリープラン 60万円~ インタビュー
対談、ドキュメンタリー等
汎用型プラン 85万円~ 会社概要映像、
採用PR動画制作
こだわりプラン 130万円~ 企業コンセプトムービー
ドラマ仕立ての動画制作

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■株式会社LOCUS

プラン 料金 特徴
エントリープラン 19万円~30万円 小規模で反響のある映像
汎用型プラン 30万円~50万円 汎用性
リッチコンテンツプラン 50万円~80万円 強いこだわりを形にする
大規模制作プラン 80万円~100万円 CGや密着などの大規模制作
徹底サポートプラン 100万円~ 様々なニーズに応える

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各社サービス内容に応じて料金の違いがありますが、費用がかかるプランは、採用戦略に沿った企画や綿密な打ち合わせなどの手厚いサポートを受けられる点が特徴です。

自社の目的や制作したい内容に応じて、どのプランが最適か制作会社に相談してみましょう。

また、採用動画制作の料金目安は、制作内容に応じて、大きく変わるということも想定しておくと良いでしょう。

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自社で採用動画を制作する5つのコツ

動画は適度な画質にする

動画は、高画質になればなるほど、データ容量が大きくなります。

このデータ容量が、求職者にとって負担となる場合があり、データ使用量を使う動画は、敬遠されることもあります。

また通信環境によっては、通信速度次第でスムーズに動画が流れないこともあります。

自己満足にならないように注意する

求職者が興味を示す動画にするために、求職者にとってメリットがある情報を入れる必要があります。

その際、自社のPRをまとめた動画内容にするのではなく、求職者が何を求めているのか調査した上で、動画の内容を決めることが重要です。

5分を目安に動画を作成する

採用動画は、求人情報を見ている際に、興味を持てば見るものです。

そのため、長すぎる動画より短く端的に伝わる動画が好ましいでしょう。

採用動画の時間は、5分以下で制作し、どんな場所でも手軽に見れる字幕付きの動画制作をオススメします。

YouTubeで公開する

採用動画を自社サイト内で公開するより、YouTubeに公開するのがオススメです。

その理由は、「スマホでも再生しやすい」「YouTube検索でも視聴される可能性がある」「他の媒体にも公開しやすい」というメリットがあります。

例えば、Indeed等の求人サイトに求人を掲載できる「採用係長」でも、作成した求人の中にYouTube投稿した採用動画のURLを記載すれば、求人ページに表示されます。

自社のイメージに合う人を選出する

採用動画に登場する人は、自社のイメージに合う人を選ぶのが理想です。

興味が持ってくれる人であれば、「社風が自分とマッチしてそう」といった良い印象を与えることができます。

採用動画を制作する手順

ここからは、採用動画を作るコツを踏まえて、採用動画の制作手順について触れていきます。

基本的な制作手順は、下記の流れで行います。

1、求職者のペルソナを作る

2、求職者が求めている情報を調べる

3、競合他社と自社の違いを調べる

4、動画内容を企画する

5、実際に採用動画を撮影する

6、撮影後に編集する

7、動画をYouTubeに公開する

求職者のペルソナを決める

どんなコンテンツを作るにも、誰に情報を届けるか決めなければ、内容を決めることができません。

そのため、どんな人を採用したいのかを考え、採用したい人をベースに簡単なペルソナ像を作ります。

できる限り、氏名・年齢・性別・居住地・ライフスタイル、職場に求めていること、ニーズなどを想像した仮想のユーザーを組み立ててください。

求職者が求めている情報を調べる

次にペルソナが求める情報が何かを考え、調査します。

求職者は応募する際に、具体的な仕事内容、職場の雰囲気や成長できるかなど、様々な情報を求めているでしょう。

また、自社の必要な人材を把握するためにも、社員にヒアリングをして、必要な人材を一度整理してみましょう。

整理した情報を踏まえた内容で企画を練り、動画に落とし込んでみましょう。

競合他社と自社の違いを調べる

競合他社より優れているところを求職者に伝えることは重要です。

できる限り、求職者に伝わる言葉に変換するだけでなく、良いと感じてもらえる動画になるように、何を伝えるかを考えましょう。

動画内容を企画する

立てたペルソナ像を参考に、以下のような内容を例に自社でも企画してみましょう。

・実際の業務内容が知りたい場合、業務内容を取り組んでいる人を取り上げて動画にする
・職場の雰囲気が知りたい場合、働いている人の様子を動画にする
・どんな人が活躍しているか知りたい場合、実際に活躍している人のインタビューを動画にする

このように、ユーザーの求める情報を踏まえて、自社でできることを企画として立ち上げます。

今回例に挙げた3つで考えるなら、「活躍している社員が仕事内容を紹介し、実際に働く場所の雰囲気を伝える」動画を考えることができます。

また、自社の良いところだけでなく、現状の課題点を踏まえた内容も伝えることができれば、その課題を解決できる人材が興味を持って応募に繫がるケースもあるでしょう。

実際に採用動画を撮影する

ここから実際の撮影です。

立てた企画の通りに撮影を進めていきますが、最終的に編集で5分程度の動画になることも想定して撮影しましょう。

また、各シーンごとに重要になる箇所は、何度か撮り直してみて、編集時にどの動画シーンを使うか選ぶことができれば、より納得できる動画が出来上がると思います。

撮影後に編集する

撮影した動画に無駄な部分があれば、編集しないと魅力的な動画にならないので、5分を目安に編集していきます。

編集時には、音を出せない環境で見ることも想定して、字幕を入れることが理想です。

動画をYouTubeに公開する

編集が完了したらYouTubeにアップロードして、自社求人サイトや媒体の求人ページに動画を連携します。

YouTubeには「関連動画」という就職活動に関する動画を検索しているユーザーに、関連動画として表示されやすくなります。

採用動画を求人ページに設定する方法

採用動画を求人ページに設定する方法は、掲載媒体や求人ページの種類によって変わります。

求人媒体を使っている場合

基本的に、その媒体に動画掲載の機能がなければ掲載できません。

動画掲載が可能な料金プランで契約をする必要があるといった条件もあるため、問い合わせいただく必要があります。

自社求人サイトを使っている場合

自社求人サイトに動画を公開する場合、YouTube動画を埋め込むために、HTMLコードの修正が必要になります。

ホームページの修正と同じく工数がかかるため、自社でホームページを修正できる人がいない場合、制作会社などに依頼する必要があります。

採用管理システムを使っている場合

採用管理システムには「採用係長」のように、自社求人サイトとして簡単に求人ページを作成できるものがあります。

採用管理システムで動画を掲載する方法はサービスごとに異なりますが、「採用係長」であればYouTubeと連携しているため、YouTube動画のURLを編集画面に入力するだけで簡単に表示できます。

まとめ

採用動画を制作するのは、手間や費用がかかりますが、文章では出せない情報や雰囲気を伝えることができるため、うまく活用できれば応募率が上がったり、内定辞退率の減少などにもつながります。

特に、競合他社が採用動画を活用していない場合、そういった企業よりも印象に残りやすくなります。

また、競合他社が採用動画を活用している場合でも、他社に負けないために採用動画を活用することで、今までより効果を発揮することもあります。

求職者に魅力が伝わる動画でなければ意味がないので、求職者の求める情報が入っており、自社の雰囲気がわかる動画を制作し、魅力を伝えることで応募増につなげてください。

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