スキマバイトサービスのメルカリ ハロは、2025年12月18日でサービス提供を終了しました。運営元の株式会社メルカリが2025年10月14日に発表したもので、2024年3月の提供開始から1年9か月での終了です。
この記事では、公式発表にもとづく終了の経緯と、求人を掲載していた企業に案内された移行先、いま企業が選べるスポットワークサービスを整理します。メルカリ ハロがどんなサービスだったのかも、記録として残しておきます。
目次
メルカリ ハロは2025年12月18日にサービス終了
メルカリは2025年10月14日、スキマバイトサービスのメルカリ ハロについて、2025年12月18日をもってサービス提供を終了すると発表しました。
終了の理由について、メルカリは公式リリースで次のように説明しています。「だれでも、すぐに、かんたんに」スキマバイトができるサービスとして2024年3月に提供を開始したものの、市場環境の変化やサービスの利用状況などから総合的に判断した、とのことです。
→「メルカリ ハロ」のサービス提供終了について(株式会社メルカリ)
サービスサイト(hallo.mercari.com)は、2026年7月時点でアクセスできなくなっています。求人の掲載や応募の受け付けはできません。
求人を掲載していた企業に案内された移行先
メルカリは終了の発表とあわせて、介護や医療関連の求人を探す利用者に向けて、求人連携の提携先である株式会社ベネッセキャリオスが提供するキャリオス1DAYの利用を案内しました。求人を掲載していたパートナー企業に対しても、キャリオス1DAYを利用できるよう移行のサポートをするとメルカリは書いています。
キャリオス1DAYは介護と医療の業界に特化したスポットワークのマッチングサービスで、メルカリ ハロとの求人連携は2025年7月25日に始まっていました。
ただし、この案内は介護や医療関連が前提です。飲食や小売など、それ以外の業種で募集していた企業について、公式リリースに個別の移行先の案内はありません。移行の条件や費用も、パートナー向けのお知らせページが現在は参照できないため、この記事では触れずにおきます。
いま企業が使えるスポットワークの選択肢
メルカリ ハロが終わったあとも、単発や短時間の募集に対応したサービスは複数あります。手数料や掲載の流れはサービスごとに違うので、それぞれ別の記事で整理しています。
メルカリ ハロとはどんなサービスだったのか
メルカリ ハロは、空き時間を使ってすぐに働ける空き時間おしごとサービスでした。2024年3月6日に1都3県で開始し、1か月後の4月16日から全国展開しました。
ドミノピザをはじめとした全国チェーンのほか、ローカル企業の登録も多く、2024年4月時点で登録企業数は約5万店舗でした。
メルカリのアカウントを持っていればすぐに始められることが特徴で、アカウントがない場合も簡単に登録できました。
なお、メルカリ ハロでは求職者側のユーザーをクルーと呼んでいました。メルカリで使用しているクルーのアイコンやニックネームが、メルカリ ハロの勤務先に公開されることはありませんでした。
登録者数は開始1か月で250万人を超えていた
メルカリ ハロの登録者数は、サービス開始からわずか1か月で250万人に達しました。
登録者の年代は10代から60代までさまざまでした。スポットワークは若い人が利用するというイメージを持たれやすい傾向でしたが、メルカリ ハロは幅広い世代に使われていました。
成長の背景にあった利用の気軽さ
メルカリ ハロが短期間で登録者を集めた大きな理由が、利用の気軽さです。空き時間を活用するスポットワークは人気を集めており、特化型のサービスも次々と生まれていました。
一方で、新しい働き方であることから、使ってみたいけれど不安だとハードルを感じる求職者は少なくありません。メルカリ ハロはこの点をカバーする仕組みを持っており、興味を持った求職者が気軽に利用できました。
地方の人手不足という課題
メルカリ ハロは、だれでも、すぐに、かんたんにという強みを活かし、地方の人手不足の解決に取り組むことを掲げていました。
日本は少子高齢化が進んでおり、2050年には人口の約4割が65歳以上になると見込まれています。特に地方の人手不足は顕著で、同じく2050年、現在の居住地域の2割が無居住化することが予測されているほどです。
自分のスキルや経験を活かして柔軟に働ける仕組みへのニーズは、メルカリ ハロが終わったあとも残っています。
メルカリ ハロの特徴
メルカリ ハロがどのような特徴を持っていたのかを振り返ります。数値はいずれも、メルカリが全国展開時(2024年4月16日)に公表したものです。
初めてでも始めやすかった
2024年3月にメルカリ ハロで勤務したクルーへのアンケートでは、62%がスポットワーク自体初体験でした(回答者数330人)。スポットワークが初めての人でも使いやすいサービスだったと言えます。

(出典:メルカリ、空き時間おしごとサービス「メルカリ ハロ」 の全国展開を開始)
リピーターが多かった
メルカリ ハロで働いた人のうち、45%が2回以上勤務していました(2024年4月6日時点)。企業からすると、一度働いてくれた人にまた来てもらうほうが、自社の仕事について分かっている分、負担が少なくなります。

(出典:メルカリ、空き時間おしごとサービス「メルカリ ハロ」 の全国展開を開始)
登録の手順が簡単だった
メルカリ ハロは、登録して働くまでのステップが簡単でした。メルカリが実施した調査では、働いた理由として38.5%が元々メルカリユーザーで登録がかんたんだったためを挙げています(回答者数122人・あてはまるものを上位3つ選ぶ設問)。最も多かった回答はキャンペーンでメルカリポイントがもらえるため(62.3%)でした。

(出典:メルカリ、空き時間おしごとサービス「メルカリ ハロ」 の全国展開を開始)
幅広い年代に利用されていた
10代から50代以上まで、さまざまな年代から使われていたことも特徴です。また、アルバイトと聞くと学生や主婦(主夫)をイメージする人が多いと思いますが、メルカリ ハロの登録者は3割以上が会社員・団体職員でした。副業として活用する社会人も多かったことが分かります。
応募書類や面接が不要だった
メルカリ ハロには、書類選考や面接といったステップがありませんでした。クルーが求人を見て応募資格や持ち物を確認し、応募後にマッチングが成立したら、あとは勤務先にいくだけでした。企業にとっても、求人を掲載したらマッチングを待つだけでした。なお、雇用契約の締結日は就業当日でした。
最短1時間から募集できた
最短で1時間勤務から募集できるという特徴もありました。店が混む1時間だけスタッフを増員したい、繁忙期なので一日手伝ってほしいといったニーズに応じて使えました。
企業がメルカリ ハロで人を集めていた流れ
参考として、企業がメルカリ ハロで人材を集めていたときの流れを残しておきます。
仕事を募集する
メルカリ ハロ上の求人の新規作成から、仕事内容や勤務先などの情報を入力します。入力後に応募期間や募集人数を設定して、掲載を始めます。
仕事の応募を受ける
求人に応募があるとマッチングの通知が届きます。応募があったクルーの情報は、事業者管理画面の募集管理で確認できます。
業務を開始してもらう
面接や書類選考はなく、マッチング後に勤務先に来てもらい、そのまま業務開始です。業務の開始前と終了後には、時間記録用のQRコードをクルーに提示します。
スポットワークだけに頼らない募集の土台をつくる
メルカリ ハロのように、外部のサービスは運営側の判断で終了することがあります。募集の経路を外部だけに預けていると、サービスが終わるたびに人を集める手段を作り直すことになります。
自社の採用ページを持っておくと、募集の起点を自社側に残せます。採用業務クラウドの採用係長は、サイト作成から面接まで、採用に必要な機能を備えています。複数のテンプレートから好みのデザインを選ぶだけで、最短2分でオリジナルの採用サイトを作れます。
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気になる媒体の仕組みが分かったら、自社の求人ページも用意しておくと、応募が来たときの対応までまとめて進められます。
自動で有料プランに移行することはありません。
まとめ
メルカリ ハロは2025年12月18日にサービス提供を終了しました。メルカリは終了の理由を、市場環境の変化やサービスの利用状況などから総合的に判断したと説明しています。
介護や医療関連の求人については、提携先のキャリオス1DAYへの移行が案内されました。それ以外の業種で単発や短時間の募集を続けるなら、タイミーやシェアフルなど別のサービスを検討することになります。
スポットワークは繁忙期の人手をすぐ確保できる一方で、サービスそのものが終われば募集の手段がひとつ消えます。自社の採用ページを持っておくと、こうした変化の影響を受けにくくなります。採用業務クラウドの採用係長なら、求人ページの作成から応募者管理まで無料で始められます。
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