【2023年最新】SNSが求人の強い味方に?ソーシャルリクルーティングとは

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近年、若年層のSNS利用者の増加を背景に、「ソーシャルリクルーティング」と呼ばれるSNSを活用した求人活動に取り組む企業が増えています。

今、注目度が高いソーシャルリクルーティングですが、どのように企業はSNSを活用して求人活動を行っているのでしょうか?

今回は、SNSを活用した求人活動の方法と、メリット・デメリットをお伝えします。

ソーシャルリクルーティングとは

そもそも、ソーシャルリクルーティングとは、SNSを利用した求人・採用活動のことです。

具体的には、ソーシャルリクルーティングを行っている企業はFacebook、Twitter、InstagramなどのSNSを活用して求人活動を行っています

それぞれのSNSには特徴があり、利用しているユーザーにも違いがあります。

例えば、Facebookは30代から50代を中心に登録者数の多いSNSで、TwitterやInstagramは10代から20代前半までの利用者が多いSNSです。

そのため、ターゲットの年齢層を意識して、適切なSNSを活用することが重要です。

また、実際のソーシャルリクルーティングには、その方法にいくつかのパターンがあります。

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SNSを活用した3パターンの求人方法

SNSを活用した求人方法は、大きく分けると3つあります。

  1. 企業を知ってもらう情報発信ツールとしての活用
  2. 採用特設メディアとしての活用
  3. 他アプリとSNS連携での活用

それぞれについて見ていきましょう。

企業を知ってもらう情報発信ツールとしての活用 

企業の活動を知ってもらう手段として、求職者への情報発信のためSNSを活用する方法があります。

これは、企業のTwitterやFacebookの公式アカウントを活用してソーシャルリクルーティングを行います。

日常的にアップしているイベント情報や商品紹介、お役立ち情報など企業関連のトピックに加えて新入社員の働いている様子の紹介やインターン研修生のインタビューの掲載など、就活生向けの内容も発信し、興味を持ってもらいます。

また、採用活動を行う際に、募集をSNS上で呼びかけたり、採用サイトで募集している広告を載せることで、SNS上で求職者を集めます。

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採用専用メディアとしての活用

次に、企業の公式アカウントとは別に、採用専用のアカウントを作成し運用する方法をご紹介します。

内容は「企業がそのアカウントで何を達成したいか」によって変わりますが、一般的な企業情報よりも、より採用につながりやすい情報の提供を行っています。

ある企業では、採用フローに特化した運用方法で、採用試験の実施日時や合否を送付した旨などを伝える際にアカウントを使用しています。

また、違う企業ではランチの情報や会社独自の福利厚生の紹介、社内の様子など、会社の魅力を広く知ってもらい、より多くの求職者に興味を持ってもらうことを目標にしている企業もあります。

採用専用メディアは、企業が達成したい目的別で内容は異なりますが、SNSでの採用活動にかなり力を入れている会社が運用しています。

他アプリとSNSの連携活用

近年、求人アプリのリリースが加速しており、その中でもSNSと連携して活用するアプリが注目を集めています。

その一例として、「Wantedly(ウォンテッドリー)」という求人アプリが人気を集めており、求職者はFacebookと連携させると、アプリ上でアカウントをつくる必要がなく求人に応募できます。

一方、企業側は求職者側のFacebookに掲載されている情報も加味しながら求人活動を行い、より豊富な情報から求職者の人柄を確認できます。

こちらの手法は、SNS上のみで完結するのではなく、SNSを一部活用したソーシャルリクルーティングです。

また、一部活用したソーシャルリクルーティングの他の例には、SNS広告として求人広告を有料掲載し、採用ページへ集客する方法もあります。

SNSで求人活動を行う4つのメリット

それでは、これらの求人方法でSNSを活用するメリットは何でしょうか?

SNSを活用して求人活動を行うメリットは4つあります。

求職者・募集企業である相互理解が深まる

通常の求人活動では、履歴書の確認から面接まで企業が応募者とコミュニケーションをとることは、決められた状況下で数回と限られています。

しかし、SNS上でつながった場合、求職者は企業情報を細めに確認することで理解を深めることができ、企業側も応募者の日常的な投稿内容から人柄を把握できます。

また、SNS上のチャット機能を利用することで気軽にコミュニケーションをとることができ、短期間の採用フローではわからなかった情報を把握した上でお互いにアプローチを図ることができます。

ミスマッチを減らし、内定辞退を減らせる

SNSは、基本的に細めに情報をアップするツールであり、気取らない内容でありのままの情報を求職者は手軽に入手できます。

そのため、入社しなければわからない会社の雰囲気や実際に活躍している社員の紹介など、SNS上で知る機会が増えるので入社後のミスマッチによる内定辞退を減らすことが期待できます。

より求める人材を確保できる

SNS上では、求職者の投稿から本人の興味、関心、性格、考えを知ることができます。それにより、企業が求める必須スキルや推奨スキルを知ること以外にもより求める人物像に近い人材を確保できる可能性が上がるでしょう。

無料または低コストで求人活動ができる

SNSは無料で使用できます。

そのため、自社のアカウントを作ってフォロワーと交流したり、求人募集を行うのに費用はかかりません。

また、アプリと連携して使用するサービスについては他の求人サイトへ記載するよりも比較的安価で利用でき、応募単価の安さで定評があります。

上手にSNSを活用して、効率的に応募者を集めることができれば、採用コストの削減に役立つでしょう。

SNSで求人活動を行う2つのデメリット

一方で、SNSでの求人活動を行うのにデメリットもあります。

SNSでの求人活動を行うデメリットを2つ紹介します。

計画・情報発信に手間がかかる

SNSで求人活動を行うには、こまめに情報発信することが必要です。

また、採用専用アカウントを運用する場合はコンセプトや運用方針も自社で計画を立てる必要があるでしょう。

SNSを運用することの手間や、運用担当者を確保しなければならない点がデメリットといえます。

フォロワーが確保できなければ効果が少ない

さらに、企業側のSNSを活用する場合は、一定のフォロワー数を確保していなければ、情報発信をしても効果がありません。

フォロワー数を確保するには、大手企業でなければ時間がかかるので、まだSNSをはじめたての企業が「すぐにソーシャルリクルーティングをはじめたい」と意気込んでも、なかなか成果が出るまでに時間が必要でしょう。

SNSと採用ページをうまく活用して求人活動を成功させよう

これからますます働き手となる世代のSNS利用は増えていくことが予想されます。

SNSを活用した求人活動は、両者がコミュニケーションを密にとることができ、従来の採用フローではできなかった相互理解を促進するメリットがあります。

ただし、注意が必要なのは、SNSツールを単体で行ってもうまくいきません。

SNSは、瞬間的に情報を共有するには向いているツールですが、時が経つにつれて情報が陳腐化するため、応募要項の詳細や企業理念などの共有には向いていません。

そのため、SNSと自社の採用ページ両方を活用して求人活動を行うのがおすすめです。

自社採用ページには、陳腐化させたくない情報を掲載しておき、SNSを使って採用ページの宣伝をするなど相互に活用すると効率的でしょう。

今後もますます、SNSを活用したソーシャルリクルーティングの広がりが予想されますが、従来からの採用ページの拡充も並行して行い求人活動を成功させましょう。

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