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「適性検査」は必要?導入するメリットや検査の種類をご紹介

[公開日]2020.08.11
[更新日]2020.08.11
適性検査

多くの企業で採用選考プロセスに導入されている「適性検査」。応募書類や複数回の面接では把握しきれない応募者の性格や仕事への適性を見極めるための手段として活用されていますが、どのようなメリットや効果があるのでしょうか。

今回は、「適性検査」を導入する前に知っておきたいメリットや注意点、検査の種類をまとめてご紹介します。

適性検査とは?

「適性検査」とは、人材の基礎能力や性格・思考パターンを分析し、職務や組織への適性を判定するためのテストです。採用選考のほかにも、社員のストレス耐性やメンタルチェックに活用するケースも増えています。

検査の種類を大きく分けると、「能力」と「性格」の2つに分類されますが、「学力試験」「職業適性」「知能」「体力」「運転能力」「心理テスト」など、さまざまなテストがあります。

適性検査を導入するメリット

適性検査を活用することで、採用担当者の業務負担を軽減し、採用のミスマッチを防げます。時間の限られた面接では見えない応募者の「性格・適性」や「能力」を知ることで、第一印象や学歴にとらわれず、テスト結果に基づいて公平な評価を行えます。

  1. 性格・適性を測定できる
    応募者の人間性や価値観などのパーソナリティな部分を定量的に測定できます。
  2. 学力・能力を測定できる
    応募者の思考力や論理性、数値能力などの基礎的な能力を定量的に測定できます。
  3. 客観的な評価・選考が可能になる
    複数の面接官による評価のばらつきをなくし、共通のフレーム・基準に基づいた人物評価を行えます。

適性検査の実施方法

適性検査の実施には3つの方法がありますが、それぞれメリット・デメリットがあるため、自社に最も適した方法で行いましょう。

紙受験(マークシート受検)

<メリット>

  • 企業が試験会場や日程を自由に設定できる
  • 会場で行うため、身代わり受験などの不正リスクが少ない

<デメリット>

  • 応募者の移動負担が発生する
  • 検査の採点や集計に手間と時間がかかる
  • 会場費用などのコスト負担が大きい

Web受験(パソコン受検)

<メリット>

  • 場所や時間を問わず受験できるため、応募者の受験ハードルが低い
  • 試験会場の設置や日程の設定が不要
  • 会場費などのコスト負担を削減できる

<デメリット>

  • 身代わり受験などの不正リスクが発生する可能性がある

テストセンター受験

<メリット>

  • 適性検査の運営をすべて委託できる
  • 会場に監督者が配置されているため、不正のリスクが少ない

<デメリット>

  • 応募者の移動負担や委託コストの負担が大きい

適性検査の導入で注意したいポイント

適性検査を導入する際は、その検査が信頼できるものかどうか、自社の採用選考に適した検査内容であるかどうかを確認しましょう。検査結果の内容が不十分なものや、信頼性を確認できないものであれば導入のメリットはありません。適性検査を選ぶ際は次の4点をチェックすると良いでしょう。

利用者数

適性検査の結果は、分析対象となる受検人数が多ければ多いほど検査結果の信頼性が高いとされています。受検人数についても確認しておきましょう。

導入実績

利用企業数や年間受検者数などの導入実績は確認しましょう。一定の実績や歴史があれば信頼性も高いと言えるでしょう。また、自社の採用活動に近い活用方法や目的で導入した企業の事例を探してみましょう。

必要な評価ができる

自社が求める評価基準や結果を得られる適性検査を選ぶことが重要です。どのような評価結果を出せるかなど確認しましょう。

採用後も参考にできる

適性検査を導入するのであれば、採用時だけでなく、さまざまなシーンで検査結果を活用できるものを選びたいものです。採用後の評価や人材配置・育成の場面でも参考にできる検査結果が得られるかどうかを確認しましょう。

おすすめの適性検査7選

おすすめの7つの適性検査の特徴をまとめてご紹介します。自社に最適な適性検査が見つかるように、上述した注意すべきポイントを参考にぜひ比較検討の参考にしてください。

40年以上の実績と蓄積データを保有。リクルートの適性検査「SPI3」

SPI3
画像出典:SPI3公式サイトリクルートの適性検査

<テスト形態>
Web・マークシート

<測定内容>

  • 性格特長
  • 能力
  • 組織適応性
  • 面接チェックポイント

<特徴>

  • 40年以上の実績で蓄積したデータをもとに、さまざまな角度から応募者の”人となり”を知れる
  • 面接で確認した方が良いことを報告書に表示される
  • 問題のメンテナンスや追加など、毎年内容を見直している
  • 利用企業の約7割が従業員数300人未満の中小企業

ネガティブチェックや「人物モデル」合致者の抽出が可能「Compass」

Compass
画像出典:適性検査Compass|ストレス耐性や職務適性が測れる適性検査の料金・特徴や結果シート見本のご紹介

<テスト形態>
WEB・紙

<測定内容>

  • 基礎能力
  • 職業適性
  • ストレス耐性
  • 対人関係スタイル

<特徴>

  • 個人の先天的な資質、欲求、思考タイプなどに根ざした測定ができる
  • 即座に検査結果が出る
  • 採用管理システム「SONAR」と連携により、受検者の登録や受験結果の反映が完全自動化される
  • 採用判定レポート、パーソナリティレポート、フィードバックレポートの3つの判定レポートが出る

業種・業態・社員規模を問わず利用「CUBIC」

CUBIC画像出典:適性検査CUBIC

<テスト形態>
Web・紙・マークシート

<測定内容>

  • 職種適性
  • 知的能力
  • 性格特性
  • カルチャーフィット
  • ストレス
  • モチベーション
  • 相性
  • 面談アドバイス

<特徴>

  • 採用から配置、育成までを幅広く網羅
  • Webや紙での対応が可能。最短30分で結果閲覧が可能
  • 受験者の心の顔をイラストで表現。人物像を視覚的に捉えられる

「知的能力」と「パーソナリティ」の両面から測定する「玉手箱Ⅲ」

玉手箱Ⅲ
画像出典:玉手箱

<テスト形態>
Webテスト・マークシート・テスト・タレントセントラル・その他

<測定内容>

  • 知的能力(言語理解・計数理解・英語理解)
  • パーソナリティ
  • チームワーク
  • ヴァイタリティ
  • 将来のマネジメント適性

<特徴>

  • 母集団形成や初期選考に活用するために作られた検査
  • パーソナリティ診断において、実施時間が短く受験人数の制限がない
  • 診断結果は紙ベースのIMAGES検査6尺度のフォーマット、入社時に見ておくべき「ヴァイタリティ」「チームワーク」などの9特性のフォーマットで報告される

メンタルヘルスと持ち味を把握する「V-CAT」

V-CAT
画像出典:メンタルヘルスと持ち味を把握する適性検査<V-CAT> | アセスメント | JMAM 日本能率協会マネジメントセンター

<テスト形態>
マークシート

<測定内容>

  • ストレス耐性
  • 持ち味

<特徴>

  • 50年以上にわたり、延べ1000万人を超える臨床データをもとに、経験が豊かな専門家の目による独自の解析。コンピュータ解析では実現できないきめ細かな検査を行う
  • 面接や能力テストではとらえにくい潜在的な特性を把握できる
  • 作業検査法と経験が豊かな専門家によって受検者の作為が困難
  • 採用選考から管理職昇格・教育まで幅広く、入社後の指導育成にも活用できる (メンタルヘルスの変化、管理者適性を把握することも可能)

企業に必要な人材か否かを報告「HCi-AS」

HCi-AS
画像出典:職務適性・ストレス/メンタル診断・検査・テストHCi-AS

<テスト形態>
Web・紙

<測定内容>

  • 対人力
  • 主体性
  • 目標追求力

<特徴>

  • 適性検査の専門企業として34年の実績をもつ
  • 検査時間10分、診断結果提出15分。わかりやすい記述式の報告書で採用の合否まで明記
  • メンタルヘルスチェックに対応。ストレス耐性の詳細を診断
  • 対象者がストレスに対してもろいのか、強いのか、注意が必要なケースでは記述文で説明される
  • 採用後の適切な配置予測として、6つの職務領域が表示される
  • 8カ国語(日本語・英語・タイ語・インドネシア語・中国語(簡体字)・ベトナム語・台湾語・ミャンマー語)に対応

人材で失敗したくない企業のために「不適性検査スカウター」

不適性検査スカウター
画像出典:不適性検査スカウター: 人材採用で失敗しないための適性検査

<テスト形態> WEB・紙・マークシート <測定内容>

  • 基礎学力
  • 潜在的な資質
  • 不満やストレス
  • 問題行動やトラブルの原因になる性質

<特徴>

  • 業界唯一の不適性検査で、定着しない・成長しない・頑張らない人材に共通する不適性傾向を予測する
  • 導入社数は 12,000社以上
  • 初期費用、固定費も無料。能力検査だけなら完全無料で利用できる
  • 受検後、リアルタイムに検査結果が出る
  • 8カ国語(日本語・英語・中文(簡体)・中文(繁体)・タイ語・インドネシア語・ベトナム語・ハングル語)に対応

まとめ

今では「適性検査」を導入する企業は、新卒一括採用をおこなう大企業ばかりでなく、中小企業の採用選考や社員配属・教育などキャリア形成支援の一助としても広く活用されています。

自社に適した人材を採用するために、採用選考のプロセスに「適性検査」の導入を検討してみてはいかがでしょうか。

この記事を書いた人

K.Okamoto

K.Okamoto

ネットオン(採用係長)広報。採用係長のお知らせから採用に役立つ情報までお届けします。

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